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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

3歳馬配合メモ……アドマイヤホクト、エミーズスマイル 

 今週分はさくさくやってしまおう。土曜日のオープン勝ち馬より。

アドマイヤホクト
サクラバクシンオー×リドルミー(*カーネギー)×*エニグマ(Ahonoora)×Princess Ru[F8-c]
 サクラバクシンオー記念のようなレースになってしまいましたが、ある意味サンデーが○外を撥ね退けたこと以上に、バクシンオーがこうして○外を撥ね退けたことは特筆すべきなのかも知れませんな。基本的な見立てとしては、累代が Princely Gift→Ahonoora と軽くきたところで*カーネギーで、ここで一旦競走馬としては捨て手を打って、次の代の繁殖として何とかスタミナを最低限確保して種牡馬の選択肢を増やした上で、バクシンオーを入れてみたってところか。で、Princely Gift クロスなども生じるわけですが、むしろ面白いのは曾祖母の Princess Ru の配合。これと本馬の祖父サクラユタカオーに入る Big Game を見比べると、Nasrullah、Big Game、Pharos=Fairway、Blandford という4つの組み合わせを近い代から遠い代に亙って共有していて、ほぼ8分の5くらいまでは同血な関係。このニックスを活用しつつ、サドラーズに関してはお得意の Northern Dancer クロスで料理してみました、って次第。しかし、Nasrullah の奇跡の血量の教科書のようなユタカオーの配合におけるもう一方の美点であるところの Solario と Hurry On の組み合わせのような渋いスタミナ系の仕掛けは配合の中には見出されず、ひたすらスピード部分でコアとなる擬似クロスが前面に出ているだけに、やはりスプリンターに特化した血統パターンには違いないだろう。欧州的な雰囲気が強いので、坂のある中山よりは、淀や中京がよく似合うと思う。

エミーズスマイル
アグネスタキオン×エミスフェール(*ホワイトマズル)×グレイエミネンス(*トニービン)×*グレイキル[F5-g]
 基本的にはサンデートニーの形を受け継いでいて、その意味ではまずは配合としてはひとつのパターンを作っている。その上で牝系を見るとマルゼンスキーなどを出した Quill の系統で、Princequillo×Count Fleet という重厚な仕掛けを持つが、この組み合わせは母において*ホワイトマズルからも供給され、地力は底堅い。しかも、Quill から3代に亙り Hyperion×Son-in-Law の組み合わせクロスが入る配合の執拗さも特筆すべき。そこに*トニービンを配した Hyperion の塊のようなグレイエミネンスはトニー初期の素質馬として印象に残る。字面の割にはこれも繁殖としては今ひとつであった(レミニセンスはそこそこ走ったけど)が、やっと孫の代でオープン馬を出してその字面を証明できた、ってところではあるか。
 本馬においては、配合レベルで興味深いのは*ホワイトマズルとアグネスタキオンの組み合わせで出来る Raja Baba≒Tyrant の擬似クロス。まぁタキオンにおいて Bold Ruler を強調しちゃうのがどの程度巧手かどうかは議論が分かれそうではあるが、やや上述したようにゴテゴテした配合で素質を持て余し気味のこの牝系においてはそれなりに利く手かも知れない。その上で、タキオンとマズルで Alycidon のクロスが出来る辺りも、サンデー系の手筋としては面白いところではあるだろう。良血らしい手数の多さを秘めた見所ある配合ではあると思われ、3強ガチガチな牝馬路線ではあるが、捻り手として考えてもいいかも。
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テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  配合  アドマイヤホクト  エミーズスマイル  サクラバクシンオー  アグネスタキオン 
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