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今更、有馬の入場者数

 ちょっと落穂拾い的に。
 これまでのエントリで触れてなかったのは、単に関心がなかったから、という話題。

 有馬の観客について色々言われてるようですが、現実には、「ディープがメインレースで出た開催日」の中で観客が前年を下回ったのは、この有馬記念だけ。ジャパンCですら観客は前年比で増えていた訳で、これを分析するには「じゃぁJCと有馬の何が違ったのか」が一番重要となるんではないでしょうかと思うのですが、この話題に関してはせいぜい柏木スレ(しかも本スレの方)といくつかのブログや掲示板しか見てないのでアレなのですが、イマイチそういう角度からの議論がなかった模様。芸スポとかまで丹念に追えばあったかも知れませんが、がいしゅつ議論だったらまぁ適当にプギャーm9(^д^)とでも。

 で、JCと有馬の最大の違いは何かというと、まずは「比較対象のレースにディープインパクトが出てたか」ではあるんでしょう。ディープが2回出た唯一のレースは有馬ですから、要するにディープは「自分にしか負けてない」ことになる。ただ問題としては、一昨年の有馬よりも入場者数が減ってること、でしょうか(勿論これは、数字的には昨年との比較ほどの大袈裟な数字にはならない訳ですが、まぁ2万弱程度の減かと)。これに関しては、恐らく大きいのは「昨年のディープが出た中山」の経験なんじゃないのかな、って部分はある。ことしは幸いゆたゆたさまに素晴らしい観戦環境を用意して頂いたが、昨年は自力で単独観戦してて、スタンド2階のいわゆる「ベランダ部分」を確保してたのですが、とにかくレース中が凄かった。もう前から押されて押されて、圧死寸前。普通自分の応援してる差し馬が届きそうに無いときは、「もっとゴールまで時間が掛かってくれ」という気分になるものですが、あの時だけは「さっさとどっちでもいいからゴールしてくれ」と一瞬思ってしまいそうになったものです。そういうトラウマを持っているファンが「またアレと同じかそれ以上の修羅場」を求めるにはそれ相応の勇気が必要だったのかと思われます。とりわけ、ディープで競馬入ったような競馬初心者でピュアなヒトならば。また一方で、昨年の状況と違って、アンチ的には「ディープの大団円」みたいな舞台に足を運びたくないというマイナスのインセンティヴが働く面はあったでしょう(昨年はむしろ「初敗戦ならここ」というのは良いスジな判断だった訳で)。ファンがあればアンチありというのは致し方なく、その辺りもまぁ一定以上貢献した面はあったんかなぁとも。

 その一方で、ジャパンCの方が「意外と入った」側面はあったかも知れません。そしてJCでお腹一杯になった向きが多かったのも有馬での入場を減らしたというのもあったかも。そして、そのJCの入りに貢献したのは、やはりそれが「11ヶ月ぶりの上京」であったからかな、と。古馬になってはじめてのディープのレースであり、しかも前年の有馬で負けたことを加えると、関東のファンはわざわざ競馬のために関西やフランスに出掛けるようなそれこそコアな向きでない限りは、1年半にわたって「生ディープの勝利」を目にすることはなかった訳です。そういう点ではこのレースでは、ディープを見ることのインセンティヴは結構高く働いていて、それがディープの神通力以上に客を呼び寄せた面はあったと思われます(実際、ディープの神通力が下がってたとしたら、凱旋門の直後でしょうから)。その意味では、JCの方が「単純にディープを見たい」というお客は多くて、一方で有馬の方が「ディープを見たい」だけではなくて「ディープが勝つのを見たい」或いは「ディープを勝たせたい」的な思いを強く持ったディープファンが多く押し寄せたのかもしれないな、とも思われたり。

 ま、総合すると「ディープの神通力が下がってた」って見解は半分アタリで半分ハズレくらいでしょうかね。ただ、どっちかというと、今後の競馬ファンとして期待が持てるライトファンは、JCで入ってくれたそれよりも有馬で入ってくれたそれ、ってことになるのかも知れません。たとえ一過性であれ、そのレベルでハマれる人は、潜在的に他の馬にもハマれる人だと思うんで。で、これを論うような議論ってのは微妙に「出席の悪い朝のホームルームで、ちゃんと間に合ってる生徒に向かって『遅刻多いなぁ』と毒づく担任教師」みたいな印象を、有馬観にいったライトなファン側に与えるのかなぁという気もしなくはないですが、まぁ自分自身がライトファンじゃないのでごにょごにょ、という辺りで終了。

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コメント一覧

昨年は前売り19万枚完売で当日券なしで16万人超え、今年は前売り13万枚で当日券ありで12万人弱。前売りが少なすぎたことと、当日券があることを知らなかった(昨年なかったため)という事情もあったのでは。前売りが少なかったにしては来場しているなあという印象です。

  • 2006/12/29
  • むー ◆ -
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自分も関心がありませんでした(挨拶

そもそもの論点からすれば「ディープは自分にしか負けてない」というのは重要でしょうね。
また、むー様の提示されたデータも重要でしょう。他の場所で展開されている「入場者が減った=競馬人気の危機」的な論調は、そこのあたりのデータをちゃんと精査しているのか、非常に疑問なところであります。

  • 2006/12/30
  • NOBIE ◆ aEcLkrJQ
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通りすがりの者ですが…

私は当日現地で観戦しました。昨年の有馬は見に行けなかったのですが3冠レースは全て観戦。その時の人の多さに比べ意外に人が少ないように感じました。
それで所用があり有馬レース後直ぐに帰宅の途についたのですが、この時反対に競馬場に向かう人の多さに驚きました。
これが何を意味するか…。そうです、ディープの引退式のみ見に行った人がいるのです。競馬場への入退場は当然フリーの時間であり、これらの人達は当然来場人数にはカウントされません。引退式まで見ていった友人の話しではかなりの人数が残っていたと言っていましたが、実際はかなりの人数が入れ替わったのではないかと個人的には思っています。確かめようがない事ですがレースを見た人は12万弱かもしれませんがディープを見に競馬場へ足を運んだ人は累計で去年を上回ったかもしれません。あくまで可能性の話しですが。そういった見方もあるかと思います。

  • 2007/01/01
  • いわのん ◆ -
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お返事遅れましたが

むーさま>
当日券に関しては広報が必要だったのでしょうね。
というか、去年の入りすぎは主催者的にも結構セキュリティの問題とか色々考えちゃったのかも。まして今年は引退式を考慮すれば夜に近隣住民に迷惑とかそういうファクターもあったかもですし。

NOBIEさま>
入場者数、80%って数字が一人歩きしちゃった感はありましたな。

いわのんさま>
なるほど、最終が終わって引退式目当てで無料入場する人は結構多そうですよね。実際には引退式時点で残ってた客は5万という報道もありましたが、それにしては随分人がいたなぁと思われたのも、その辺りの貢献でしょうか。

  • 2007/01/06
  • 有芝まはる(ry ◆ LBrjZuRI
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いわのん様>
超遅レスですが。
なるほど、無料で入場できる時間帯がありましたか。それは盲点。
まあ、JRAに対してはなんら貢献していない(=お金を落としていない)わけではありますが、こういう経済経済しない部分での広がり、というのはやはり重要かなとは思いまする。
(『経済経済しない部分』が重要というのは、なにも競馬だけではなく、全ての事柄において当てはまることであると思っております。例えば著作権等の権利関係とか)

  • 2007/01/10
  • NOBIE ◆ aEcLkrJQ
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Author:有芝まはる殿下。
自称ズデーテンラント公兼トールガウ、前メクレンブルク、バート・ドーベランおよびキシュベル方面伯。当然何らの領有権も領しないただの僭主のため、歪んだ根性で血統研究に勤しむ。

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