砂漠のおてんば姫 
tanabeebanat氏の日記でふと見たニュースが、こんなのだった。
◆銀メダルはアラブの王女様 アジア大会空手のUAE
女子組手60キロ超級の銀メダリスト、マクトム(26)はアラブ首長国連邦(UAE)の王女様だ。父マクトム氏はドバイ首長国首長でUAEの首相。マクトムは「アラブの国々にとって励みになる勝利」と喜んだ。
マクトムは180センチの長身。長い手足でしなやかに攻め、前回の釜山大会に続く2回目の挑戦で銀メダルに届いた。
空手を始めたのは00年だ。「何か人と違うことをしてみたい」という気持ちからだった。寸止めとはいえ、一歩間違えれば大けがをしそうな種目。だが、両親が空手の選手で、特に父は黒帯の腕前。この日も観戦に訪れ、「ベストを尽くせ」と応援した。
次の目標は次のアジア大会での金メダル。空手の母国である日本にも「世界選手権が開かれるので参加したい」と語った。
「マクトム」って誰やねん!!!
と、思わずツッコんでしまうかどうかで、競馬ファンかどうかのリトマス試験となりますな。という訳で、肩書きからも分かるとおり、父のマクトム氏はシャイフ・ムハンマド・ビン・ラーシド・アル・マクトゥームことモハメド殿下。世界最大の馬主として知られる、湾岸の豪傑でござります。なにしろ、「俺をJRAの馬主として認めねぇと、石油の輸出止めるぞコラ」とか本朝にせっついたという、趣味と産業とどっちが大事なのだと恐らくツッコんではいけないのではないかと思われる噂話などもあるくらいの豪快な趣味人でござります。近頃はリヴァプールFCをお買い上げという噂も浮かぶ一方で、スポーツイベントやF1のチーム広告などでよく見られる Fly Emirates というのは、殿下が主に運営するエミレーツ航空のことでもあり、ともかくスポーツ投資が凄い人、ということで。
しかし、単なる道楽や酔狂ではなく、石油資源の枯渇に備えて、今のうちにスポーツや観光資源を集めるという一環で競馬にも乗り出し、なおかつドバイに巨大免税店とリゾートを築き上げて湾岸の未来都市に変貌させるという戦略も持っている、という人でもあり。過日有芝が実家に帰ったときに、丁度その日の午前にドバイの番組を見て感動した母は、「ドバイなんてあんなアラブの砂漠と思ってたら凄いんだねぇ。
いや、モハメド君はアタマがいい!!」
と、色々その番組について語りだしたのだけれど、俺は世界有数の大富豪相手に「モハメド君」の一言でそれ誰やねん状態の笑い死に直前であり、余り詳しい話は覚えていなかったのである。まぁ、大概自分の知ってる範囲ではあったと思われるが。
それにしても、身長180cmというのは、父親見る限りではそんなデカい風貌という感じではないだけに、誰に似たのやらみたいな感じではあるのですが、確かにそれだけガタイがあるならば、格闘とかも似合うのかも知れず、でも普通に写真見る感じではカッコいい辺りは流石と言うべきか。この手の格闘系姫様というとどうしてもドラクエIVのアリーナなどを思い出すのだけれど、あのモハメド殿下の娘がそんなおてんば姫ってのは面白いといえば面白いかな。しかし、残念ながらというか、一人娘とかではないんだよねぇ。そういう女性があのゴドルフィンを継承したら面白いなぁってのもあったんだけど、まぁアラブの大富豪なので子沢山なのは致し方なし、ってところで、因みにモハメド殿下の子供は Wikipedia によると、男9人女7人の合計16人とか。まだ少ないほうだよなぁ(笑)。
ところで、殿下本人が空手の黒帯ってどこか別のところで聞いたことがあるのだが、どこだったかが重い打線。ともあれ、この「アラブの姫様」、なかなか現代的な世界の人だったりするんですよねぇという、微妙に tanabeebanat 氏の夢を壊すようなマクトゥーム入門でした、というお話。

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