かんべえ@吉崎達彦氏の「1985年」を読んでみた。タイトルとサイトのあおりから如何にも興味深い年であったという感じだったのですが、期待に違わずなかなか久しぶりにこの年のことを振り返りつつ、なかなか愉しく読める本ではあり、大体1975年以前生まれくらいの人には結構ストライクな事柄も多いのではないかなと思う。
私にとっての1985年というのは、3年ぶりに日本に帰ってきた年、であった。アメリカ南部というなかなかDQNなカルチャーに揉まれつつそれをそこそこ楽しめるようになった辺りでの帰国ということになったろうか。とは言え、そろそろ日本も懐かしくなったくらいの時期だったし、まぁ丁度いいくらいだったのかなとも思う。で、日本に帰ってきて、テレビを買って、最初に見たテレビが「少女に何が起ったか」と「毎度おさわがせします」だったんですな。何か唐突に「やい、この薄汚ねぇシンデレラ」とか言い出したり、ティンティロリン!とか勃起効果音が出たりとかしてて、これを観た我々家族は思った。
日本人って、アフォですか?
と。
いや、何か久しぶりに日本のドラマ見たら、完全にノリが変わってた、みたいな感じに思われたのですわ。確かに、「ダイナスティ」だの「ラヴ・ボート」だの「ナイト・ライダー」だの「特攻野郎Aチーム!」だのが、さほど日本のこの当時のドラマに比べて高尚だったとは思わんのですが、何か知らないけど向こうのドラマにあった「落ち着き」みたいなのが全然無いというか、妙に逝っちゃってる的な部分を感じた、というのはあったりした。暫くして、ドラマだけでなく世相全般としてもそういう雰囲気というのは感じられる一方で、舶来品のそこそこ面白いものはいち早く入ってくるようになった感じもあって、その辺りの「取り込みの貪欲さ」にも驚かされたと言う記憶はある。本書でもハーゲンダッツのことを取り上げてるのだけど、このアイスは84年のはじめ頃、それまでレディボーデンのガロンサイズの不味いアイスばかり喰わされていた我々がスーパーで見つけて「アメリカでもこんな美味いアイスがあるのか」と唸らされたものだったのですよね。それが追っ掛けてくるように日本で見られたのがとても面白かったことは憶えていたり。
言わば、「時代の勢い」みたいなのが非常に感じられる年に、たまたま帰国してしまったことで、ある意味アメリカに初めて行ったとき以上のカルチャーショックを感じたというのが正直なところ。そういう不思議な年の現れる必然性と偶然性みたいなものを、様々なニュースや風俗などの社会現象を通じて切り取ったという意味では、とても面白かったです。ニフティとかもこの時期に始まったんだなぁとか、今まで知らなかった部分での変化なども色々見ることが出来たし。そして、恐らく今後の日本がある程度経済的に良い方向に変わろうともそうでなかろうとも、恐らく今の日本は20年前のアメリカにおいて多分当たり前のように存在した「落ち着き」の空気をある程度持ってしまっていて、1985年みたいな年を経験することがなくなるのかなぁとか思う一方で、いやいや案外日本人ってのは勢いに突っ走れば急にノリ出す無礼講的側面も持っているのだから、ふとした隙にああいう社会の空気をまた醸しだす可能性もあるかも知れない、などとも思いを馳せてみたり。
しかし、この年の日本の歌謡曲は妙に印象に残ってるのが多いんだよなぁ。例のCCBなんかは勿論そうだし、あとは「ふられ気分でロックンロール」だとか「翼の折れたエンジェル」だとか、あとチェッカーズの代表作は何故か自分の中ではこの年の「あの娘とデュランダル」と「俺たちのロカビリー・ナイト」になってしまっている。多分、洋楽ばっかり聴いてたから、日本の歌謡曲に飢えてた、みたいなのはあったんだろうか。しかし、こっちでも最初にとんねるずの「一気!」とかを聴いたときは「あぁ、やっぱ日本人アフォだ」と思ったのは事実(笑)
私にとっての1985年というのは、3年ぶりに日本に帰ってきた年、であった。アメリカ南部というなかなかDQNなカルチャーに揉まれつつそれをそこそこ楽しめるようになった辺りでの帰国ということになったろうか。とは言え、そろそろ日本も懐かしくなったくらいの時期だったし、まぁ丁度いいくらいだったのかなとも思う。で、日本に帰ってきて、テレビを買って、最初に見たテレビが「少女に何が起ったか」と「毎度おさわがせします」だったんですな。何か唐突に「やい、この薄汚ねぇシンデレラ」とか言い出したり、ティンティロリン!とか勃起効果音が出たりとかしてて、これを観た我々家族は思った。
日本人って、アフォですか?
と。
いや、何か久しぶりに日本のドラマ見たら、完全にノリが変わってた、みたいな感じに思われたのですわ。確かに、「ダイナスティ」だの「ラヴ・ボート」だの「ナイト・ライダー」だの「特攻野郎Aチーム!」だのが、さほど日本のこの当時のドラマに比べて高尚だったとは思わんのですが、何か知らないけど向こうのドラマにあった「落ち着き」みたいなのが全然無いというか、妙に逝っちゃってる的な部分を感じた、というのはあったりした。暫くして、ドラマだけでなく世相全般としてもそういう雰囲気というのは感じられる一方で、舶来品のそこそこ面白いものはいち早く入ってくるようになった感じもあって、その辺りの「取り込みの貪欲さ」にも驚かされたと言う記憶はある。本書でもハーゲンダッツのことを取り上げてるのだけど、このアイスは84年のはじめ頃、それまでレディボーデンのガロンサイズの不味いアイスばかり喰わされていた我々がスーパーで見つけて「アメリカでもこんな美味いアイスがあるのか」と唸らされたものだったのですよね。それが追っ掛けてくるように日本で見られたのがとても面白かったことは憶えていたり。
言わば、「時代の勢い」みたいなのが非常に感じられる年に、たまたま帰国してしまったことで、ある意味アメリカに初めて行ったとき以上のカルチャーショックを感じたというのが正直なところ。そういう不思議な年の現れる必然性と偶然性みたいなものを、様々なニュースや風俗などの社会現象を通じて切り取ったという意味では、とても面白かったです。ニフティとかもこの時期に始まったんだなぁとか、今まで知らなかった部分での変化なども色々見ることが出来たし。そして、恐らく今後の日本がある程度経済的に良い方向に変わろうともそうでなかろうとも、恐らく今の日本は20年前のアメリカにおいて多分当たり前のように存在した「落ち着き」の空気をある程度持ってしまっていて、1985年みたいな年を経験することがなくなるのかなぁとか思う一方で、いやいや案外日本人ってのは勢いに突っ走れば急にノリ出す無礼講的側面も持っているのだから、ふとした隙にああいう社会の空気をまた醸しだす可能性もあるかも知れない、などとも思いを馳せてみたり。
しかし、この年の日本の歌謡曲は妙に印象に残ってるのが多いんだよなぁ。例のCCBなんかは勿論そうだし、あとは「ふられ気分でロックンロール」だとか「翼の折れたエンジェル」だとか、あとチェッカーズの代表作は何故か自分の中ではこの年の「あの娘とデュランダル」と「俺たちのロカビリー・ナイト」になってしまっている。多分、洋楽ばっかり聴いてたから、日本の歌謡曲に飢えてた、みたいなのはあったんだろうか。しかし、こっちでも最初にとんねるずの「一気!」とかを聴いたときは「あぁ、やっぱ日本人アフォだ」と思ったのは事実(笑)
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