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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

三冠に寄せて。 

 京都には行ってませんので(挨拶。

Memory of the First Crown
Memory of the First Crown; DMC-G1 Lumix G Vario 100-300mm F4.0-5.6 (300mm) F5.6 1/2000s ISO-400

 で、まずは、ざざっとお約束の菊花賞3分割ラップにて。
菊は3000なので、1000メートルごとに1分フラット+何秒を出したモノが、以下の通り、と。
一応原点としては、京都改修後のナリタブライアンをスタート地点に、過去18年分。

94:ナリタブラ 1.2 1.5 1.4
95:マヤノトッ 0.9 3.4 0.1
96:ダンスイン 1.9 5.1 -1.9
97:マチカネフ 1.8 6.5 -0.6
98:セイウンス -0.4 4.3 -0.7
99:ナリタトッ 4.3 4.6 -1.3
00:エアシャカ 1.5 2.8 0.4
01:マンハッタ 3.0 4.2 0.0
02:ヒシミラク -1.7 6.4 1.2
03:ザッツザプ 0.6 3.7 0.5
04:デルタブル 0.4 3.7 1.6
05:ディープイ 1.2 3.4 0.0
06:ソングオブ -1.3 3.5 0.5
07:アサクサキ 0.7 3.6 0.8
08:オウケンブ -1.2 6.7 0.2
09:スリーロー -0.1 3.2 0.4
10:ビッグウィ 1.0 4.5 0.6
11:オルフェー 0.6 2.1 0.1


 こうして見ると、フレールジャックの刻んだラップはある意味馬鹿ラップ。
 どれだけ馬鹿かって言うと、もう比較対象がスティールキャストしかいなくなるくらいの馬鹿ラップ。そういう意味では福永の体内時計バロス的なお約束コメントがどうしても浮かぶのだけれども、一方でスティールキャストの年と違って、これにみんな付いてきてくれたことで「強い馬が勝つ」的なフォーマットの競馬にはなった、とは言えるだろうか。しかし、その一方でやや異色なメンバーが1秒差以内に突っ込んでいる辺りが、こういうレースを長距離でやるとある種のプロフェッショナルが台頭するのかなぁみたいな辺りでもあり。その人気薄、ハーバーコマンドはマンハッタンカフェに母父Kendor、ゴットマスタングは*コマンダーインチーフの全妹にサドラーズ入れた母、配合字面的にはちょっと重たそうくらいの見立てで、まぁ細かくは見てないけれどこういう馬が台頭すると。
 そうした中で、後方一気に賭けたウインバリアシオンだけれど、まぁこれが届くほどのアホみたいなバテ合いにならなかった辺りは、馬場的にスピード乗せて止まらない的な部分もあったか。ただ、確かにこれで前を止める馬場であれば嵌ったかも知れないけれど、そういう「嵌った」勝ち方を狙うべき存在だったのか、かなり抜けた「2強」だと思われる中で、ちょっと「2強」らしい乗り方にならなかった辺りはやや悔いが残るというか、それならむしろ慘敗してオルフェさん5馬身くらい打っ千切らせてやれ、的な気持ちもあったりなかったり。

 そうは言っても、これだけの力勝負で勝てたことは、やはりレース自体の爽快感には貢献したよな、ということは思う。また、オルフェーヴルもある種の特別な存在として「周囲が自分を負かそうとすることが、結果としてレースの質を『強い馬が勝つ』方向に作用させ、それに乗っかり圧倒的な勝利を見せる」という、過去二度の三冠馬に敵う勝ち方が出来た、という意味では、「三冠らしい三冠」を見せてくれたかな、と。
 ところで、オルフェーヴルについては、ある種の「史上初」として、
「無敗ではないのに、前走で負けなかった初めての三冠馬」
という形での制覇となった。シンザンのようにトライアルでトボけて見せたり、シービーやブライアンのようにヘグったり、セントライトのように無駄に色んなレースを使わず、こういう結果に。まぁこの辺りはまだ菊花賞が結構遅い時期にあったのでその分仕上がりに余裕を残しながら調教する必要とかもあったんだろうけれど、まぁオルフェーヴルという馬の特質としての「成長力」みたいなものが十全に発揮された結果、ではあったなぁという感慨もあり。

 ともかく、三冠馬はこれくらいの世代差で出てくれるくらいが、やはり競馬を見てて楽しいモノで、まぁ出てくれて良かったし、オルフェーヴルの陣営に喝采を送りたい。一方で、池江泰寿師に関しては、余りにも鮮やかな制覇である種このファミリーの継承成功には末恐ろしさを感じたりもする。無論、似たような感じで大店を継いだミスターシービーの調教師がその後15年くらいも経つと素質G1級の宝庫になってしまった経緯などを考えると、競馬の世界は一寸先は闇な訳であるが、前の三冠馬とのリンクも厩舎的な繋がりが出たことが、「父と母父の双方が○父」という、これも歴代三冠馬で初の快挙に、ある種花を添える「競馬の『時間を繋ぐゲーム』としての愉しさ」を演出していたな、とも。
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テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

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