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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

AFC Asienpokal 2011 Finale: Japan-Australien n.V. 1:0 (0:0) 

 めでたい(挨拶。

Return on Urban
Return on Urban posted by (C)有芝まはる殿下。
D7000 AF-S DX Nikkor 16-85mm/1:3.5-5.6G ED VR (25mm) F5.6 1/13s ISO-800

 結構押されていた試合だけれども、前回アジアカップはオージーが10人になって引き籠もりサッカーで崩しきれずPK、そして今回はこちらが押されつつカードを貰わない堅実さで120分で決着を付けた。その意味では、2回続けてアジアで「先輩格」として立ちはだかれたのは良かったのではないかな、みたいなことは思うし、毎度毎度今日みたいに押されてる訳じゃねーぞと。

 その上で今日押されていたのは、2007年大会においてはオシムが仕上げていたところの中盤での「陣形の固さ」があったのだけれど、ザッケローニそんなん作る時間無かったよな、という辺りで中盤がちょっとしたパーツの違いで機能しなくなる辺りの問題はあり、遠藤長谷部の展開力が冴える場面は稀少だった。陣形という意味では、オフサイドもあんまり数取れない感はあったし。ただ全体としてのこの試合では、遠藤長谷部の大会通した際のガス欠問題みたいなのもあって、やっぱあと中村憲剛くらいは欲しい的な代表メンバーってのはあったり。あと、4年前もそうだったけれど、高さではそう簡単に勝てない。これはもう、割り切るしかない相手ではあったか。
 そうした中で川島がMOMという、やや面映ゆい結果も。ある意味川島はこの大会でちょっと珍しい立場というか、「所属チームがボロボロで試合では相手攻撃陣にフルボッコにされてるGKが、代表という場で正GKをやる」というのは案外そうサッカー後進国でも多いケースではないかも知れない。結果として、その辺りのメンタリティのセッティングが、序盤の彼の不振を招いていたのではないだろうか。などと思うと、彼の移籍先での苦労を改めて惜しむところではあったり。

 ただまぁ、そうした中で勝てたのは、詰まるところ「若さ」と「熟成」で前者が勝った、という試合だったということであろう。キューウェルがアホみたいに決定機を外しまくったことは日本代表の運ではないと思う。時折見られたこの伊達男の苦笑いを見つつ「笑ってるのは、膝でもあるよな」という思いはあった。単純に言えば、バテてたと。
 まぁ緊迫感のある試合で、しかもそこそこ日本が守勢に回る時間帯も多かったのもあったけれど、存外オーストラリアの方が先に消耗する展開であったように思われ、ある意味その辺りが韓国戦とは異なる位相だったか。その中で日本は長友と内田の若い両サイドが全体としてアンダーなパフォのチームを鼓舞する光明となっていて、その若さというケーキに乗せるイチゴとして完璧な局面で李をザッケローニが投入し、ゴールとなった。

 余談だが、特にトーナメントに入って「ザッケローニの交代の遅さ」が時折指摘されていた気がするが、基本的にワールドカップなどもそうだけれど、延長戦を考慮に入れないといけないノックアウト一発勝負においては、交代は大体「遅い」のが普通なのではないか。例えば3人替えてからGKが何らかの形で退場とかしたら、PK戦はほぼ自動アウトである。確か日本が準優勝したワールドユース辺りでポルトガルがやらかした記憶があるが、まぁそういうのを勘定に入れると、「90分は実質1枚」な訳で。
 ただ、これルールの方が間違ってるというか、やっぱり延長に入ったら交代枠を積み増すとかした方がいいんじゃないか、という気はしますな。ただでさえ基本的にリーグ戦という「プロの最大のメシの種」的な局面以外のカップ戦や代表戦で出現頻度が高く、そうした場での負荷の高さがリーグ戦に与える悪影響、みたいな部分まで考慮するとなると。

 はサテオキ、目出度く優勝で終わり、一方で一番故障しちゃいけない選手を故障させてしまった非常に残念な大会でもあった訳ですが、今回はとかく「選手の自信レベル」をこれだけ体感できた大会ってのも無かったというに尽きると思う。ヨルダン戦とか或いはシリア・カタール辺りもビハインドを背負う場面が多かった割に、点差に動揺する様子が、ピッチから殆ど感じられなかった。或いは、ボールを「回される」的な感じも無く、ゲームを支配しながら反撃する、支配されててもバタ付かずにゴールを割るための意図や発想を試しつつ攻撃に集中しているという辺りが。
 確かに戦術的に熟成が足りずに空回りで動いてる局面もあったけれど、言うなれば「クリエイティヴな無駄」が多くて、その意味では前田や内田辺りが今ひとつ相手に脅威を与えきれなくても、そこまでイライラすることが少なかったというか。それは、泰然自若と言うよりは、もうちょっと若さに裏打ちされた「ひたむきさ」なのかな、と思ったりする一方で、本田△に代表されるようなある種の「己の技術に対する自負」なのかも知れない。その意味では、岡田時代の「遠藤のチーム」的な組織が徐々に「本田△のチーム」に変容しつつあるのかなという感慨はある一方で、その自信は恐らく「現場の自信」に裏打ちされたものなのかな、という気はする。
 李がブログでスタッフによってモチベーションを高められたことを感謝するエントリを上げていたが、それこそ岡田体制で代表人気が落ちている時も遠藤が「日本は強くなってる」みたいなコメントを出していた、それと似た感覚が代表を取り巻く現場に流れていて、「この若い子達を盛り立てないと」的な意識が周囲にも徹底されていた結果なのかな、とも。

 かくして、我々の代表は「若さ」で、カイザースラウテルン上がりのロートル共に復讐を果たせたのである。
 いやはや、あっぱれ。
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テーマ: アジアカップ

ジャンル: スポーツ

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