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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

凱旋門賞である。 

 何か、89という数字を打ちながら、案外100回は近いのか、と思いつつ(挨拶。

参道の薄暮
参道の薄暮 posted by (C)有芝まはる殿下。
DMC-G1 Lumix G 20mm/F1.7 ASPH. F1.8 1/100s ISO-100

10月3日ロンシャン6R 16:05発走 芝2400m
第89回カタール凱旋門賞(G1)
総賞金4000000EUR 3歳上 定量(3歳56kg,4上59.5kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
112Youmzain     IRE 牡7 595ヒューズ  316 休8423 チャノンGB   Sinndar
217Marinous     FR 牡4 595ボニーヤ  164 41休31 F.ヘッド    Numerous
31Fame and Glory  GB 牡4 595ムルタ   149 31111 オブライエンIR モンジュー
42Pouvoir Absolu  GB 牡5 595ファルジェア165 11358 ルルーシュ   Sadler's Wells
56Wiener Walzer   GER 牡4 595キアリー  104 休3526 ヒルシュバーGE Dynaformer
64Cavalryman    GB 牡4 595デットーリ 144 551243 サイードUAE   Halling
710Nakayama Festa  JPN 牡4 595蛯名正義  115 13休112 二ノ宮敬宇JPN ステイゴールド
814Timos       GER 牡5 595ファロン  114 休1523 ドゥーメン   Sholokhov
916Duncan      GB 牡5 595ビュイック 144 休2241 ゴスデンGB   Dalakhani
1020Liang Kay     GER 牡5 595パスキエ  206 休3443 オストマン   Dai Jin
1119Tullamore     USA 牡5 595ブロンデル 164 休116休 コプリクSVK   Theatrical
1215Plumania     GB 牝4 58 ペリエ   143 休4112 ファーブル   Anabaa
138Workforce     GB 牡3 56 ムーア   42 1休215 Sir.スタウトGB King's Best
149Behkabad     FR 牡3 56 ルメール  86 31411 ルージェ    Cape Cross
1511Cape Blanco    IRE 牡3 56 スミヨン  86 110121 オブライエンIR Galileo
167Planteur     IRE 牡3 56 クラステュス73 休1222 ルルーシュ   Danehill Dancer
1713Lope de Vega   IRE 牡3 56 ギヨン   84 31185 ファーブル   Shamardal
1818Midas Touch    GB 牡3 56 ヘファナン 82 15222 オブライエンIR Galileo
195Victoire Pisa   JPN 牡3 56 武豊    85 113休4 角居勝彦JPN   ネオユニヴァース
203Sarafina     FR 牝3 545モッセ   43 -1113 de.R-デュプレ Refuse to Bend

 抜けた馬がいるかというと微妙だけど、別に低レベルとも思われない多頭数で、イメージ的には*タップダンスシチーが North Light と先行争った*バゴの凱旋門と似てるかな、的な雰囲気。因みに、「彼我の差」的なものを比較的大きく感じたレースとして自分の中であの年の凱旋門は記憶されており(あの展開で5着になってみせた North Light にダービー・ステークスの底力を見せつけられた、的な意味で)、反面タップ的な方向性で彼我の差を埋めるのが王道ではないかという思いも残すレースだったモノだが、当面の方向性として真正面からトライアルを使い、そこでの課題を持ち越した上で凱旋門に臨むという「最も手堅い」パターンで今年の2頭が挑むのは、直前輸送的なアプローチのタップ遠征とはある意味対照的ではあろう。

 そういう意味で、自分の中では「中間報告」的なレースとして眺めている感もあるのだけれど(ぶっちゃけ、仮にいずれかが勝ち負けしたとしても、それは「何かの中間」にすぎぬものでは、と。)、さしあたりは比較的内目を引いたヴィクトワールピサ武豊がどうやって前回鈍かった道中の脚色を維持させて直線に向かうかの戦術選択、また前回先行したナカヤマフェスタが悉く左右を有力馬に囲まれながら、いかに「自分のポジション」を確保して他の有力馬を攪乱しうる位置に来るかという、対枠順的な意味での「レースの作り方」にむしろ注目したいな、なんてことは考えている。

 個人的にはアガ・カーン好きな割には Behkabad を、というか、ルージェ×ルメールという陣営をそこまで全幅で信頼してる訳ではなく、その辺りにこの人気馬の隙があると考え、じゃぁどれかというと、まずは Fame and Glory 辺りの別路線的な不気味さを挙げようかと思ったが、有力馬が比較的中枠に集まる中でこいつだけが最内というのは流石にちょい苦しげか。
 馬場の重さなんてのも或いはファクターとして入ってくるかもだが、そうなると比較的時計早い組では Workforce 辺りが微妙になるかと思いつつ、この馬ピンロクな傾向があるだけなのかもなんで、早め先頭に立てればそこそこイケるのかもなんてことを思いつつ、素直に Galileo 産駒で母父に*アーテイアスなんて入ってる Cape Blanco 辺りをパワー型と信頼して入ればいいのかもな、とは考えつつ。まぁこいつが圧勝すると、今年の欧州競馬果たして何だったんだろ的なカオス感は出て来そうではあるがw。あとは、Planteur の弱点の少なさは警戒すべきかもだが、ルメール以上にクラストゥスを信用する訳にもいかず。穴では牝馬の Plumania なんかが、良牝系 Lady Berry でこの手の欧州的文脈では注目しておきたい存在か。そういや従兄弟の*キンシャサノキセキがスプリンターズでそこそこ人気してるので、これが来たらシンクロニシティ的に俄然注目、ではあるかもなどと。最後に、お約束ではあるが Youmzain をお忘れ無く、というとこでどっとはらい。
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テーマ: 競馬

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