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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

松井秀喜のFAと、組織への忠誠心。 

 後楽園勤めてた頃は、結構ここで贅沢して昼飯、なんてこともよくあり(挨拶。

Baseball Cafe
Baseball Cafe posted by (C)有芝まはる殿下。

松井代理人、テレム氏が緊急声明 「たとえゴジラがどの球団へ行こうとも…」@産経

 さて、松井秀喜はFAとなり、代理人もここぞとばかりに仕事を頑張り始めている、というお話。
 今シーズンもう始まった頃から、ヤンキースにおいては「今年契約が切れる松井はオフのFA要員」というのは当然のように言われていた。そうした状況での契約最終シーズンでも、逆にそうだからこそでもあったかも知れないが、松井は怪我にじっくり対処しつつ、少ない出番でも集中力を欠かずに臨んで、夏のトレードで放出の憂き目に遭うことを回避すると、そこから調子を上げていって、遂にワールドシリーズでのMVPという望外の結果を得ることが出来た。
 こうした負の状況を克服するための精神力は想像するに余りあるものがあり、ある意味松井秀喜という野球選手の「完成した瞬間」であったかも知れない。WBCのイチロー同様、「どん底を見た」からこその輝きではあり、正直痺れた。
 反面、松井がFA要員とされるであろう周囲の要素は、シーズン中から全く変わっていない。いや、これで同じ外野手で同じ契約最終年のデーモン辺りがドツボってたら、まだロスター1人空いた的なものはあったかもだが、何れにせよ、ヤンキースが松井の守備を不可能と看做していること、そしてヤンキースのフラッグシップと言える中心選手の休養として、DHのポジションは空けておきたいことは、変わっていない。また、松井が完全に故障から解放されてる訳でもなければ、無論松井の年齢が下がることも有り得ないのである。

 そうした中で、松井はヤンキースに恋々とする思いを余り大っぴらには口にしていない。
 上の記事にある代理人の発言は、恐らく松井が潜在的に心に持っているそうした思いを代弁するものではあろうが、それは松井自らが口に出すものではないのであろう。
 この辺りは、何というか、いかにもアメリカ的な「組織への忠誠心」的なものを感じる。
 日本でもアメリカでも、組織への忠誠心というものはある程度以上重視されるものではあろう。その上で、日本において「フォアザチーム」とされることはアメリカにおいて必ずしもそうではない。例えば、ダルビッシュが今年の日本シリーズで故障をおして投げるようなシチュエーションは、日本人的には本能的に「燃える」状況ではある一方で、チームから見てギャンブル、選手から見て酷使として大リーグ的な価値観からは非難されそうではある。逆に、大リーガーの場合、「仮に自分がチームから追い出されるとしても、その契約に從容とすること」は、大きな「フォアザチーム」の一つ、ではなかろうか。
 無論、大リーグでもトレード拒否条項とかはあるが、それは、チームにへばりつくためのものと言うよりは、自身のパフォーマンスが活きない状況での再就職を強制されない権利、のように見える。
 そうした上で、GMやフロントの強化方針をリスペクトし、一方で自身のキャリアにおいて自分の責任で強化方針を考えてチームを選ぶ、ということが「チームのために忠誠心を発揮する」ことの一部である、みたいな姿が、今回の松井の例などからも垣間見えるように思われ。
 そして、松井が故障やチームの迷走といった紆余曲折の中で、これといったビッグタイトルをついぞ初のワールドシリーズまで得ることなくも、適者生存を為し得てきたのは、こうしたアメリカ的な「組織への忠誠」彼が解し得たからだろうなぁ、とも。

 しかしまぁ、こうした「忠誠心」の考え方的な文化ってのは、クソ労働環境とか色々考察というか話を広げるネタにはなりそうであるが、どうも今現在酔っぱらっててそこまで手が回らない。
 とまれ、松井秀喜という非常にクオリティの高い野球選手が、今後とも少しでも長くその輝きを見せられるような身の振り方をして欲しいなぁ、とは思う。カンザスシティ以外の全チームにほぼ同率の優勝チャンスがある中地区なんかは、やりがいのある仕事場であると思うが、果たして。
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