河川の決壊か、オアシスの枯渇か。 
ウザい広告が出やがったので、適当に書く(挨拶。
◆切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog: ようやく目当てのものが買えて国内で勝負ができるな
という感じで、今回のアメリカ発の金融危機について、結構「資本システムのルール自体が変わる」的な見方というか、あるいは「新しい経済学」が必要になるかも知れない、みたいな話は見聞きするんだけれど、自分の中で本当にそうなのかどうか、微妙に判然とし難いものがある。
要するに、今回の現象を譬える場合に「河川の洪水で、河川に沿って栄えた文化が被害を被る」と見立てるべきなのか、「暫くの間定住していた砂漠の中のオアシスから水利を得ていたが、遂にオアシスが枯渇した」と見立てるべきなのか、みたいな辺りの判断に迷うからである。前者であれば、恐らくは世の中ってのは実際そんなには変わらない。基本的に、古代のエジプト人が洪水で一切合切流されても、洪水を理由にナイルを去ることはなかった。それと同じなのだろう。そして、洪水の後処理を終えて、堆積した土砂を元手にまたやり直すこととなる。後者であれば、最早オアシスにいくら居着いても水は出て来ることはない。家財道具と牛馬を引き連れてひたすら水のある地に目指し、そこに先客がいたら戦ってでも奪い取るリスクを取ることとなるだろう。
個人的には、金融危機によって収縮する「信用」ってのは、使い切ったらなくなるタイプのものではなく、ある程度波動的に収縮と拡張を繰り返すものなのかな、というイメージがある。その意味では、川の流れのように、ある程度水害の起こったあとでも、それが消え去ることはなく、バランスが整えばまた水利を生かせる、というようなものではないのか、って気はしなくもない。
ただ、虚心で考えると、やっぱりこの「空気」の中で世界の世間ってのは「大きな変化」を志向してしまうんではないか、みたいな気はする。
う〜ん、どっちなんだろうねぇ。

コメント一覧
おかー(挨拶)。
個人的にはもう二年くらい早くカタストロフィが来ると思ってたんだけど意外と粘りましたなって感じ。特に根拠はないけどこんな砂上の楼閣がいつまでも続くわけないじゃんと。
競馬者としてはこれで世界の馬の値段がハイパーデフレになるのはほぼ間違いないので、それに対して日本の馬主がどう動くのかっていう興味はありますね。「冗談みたいな種馬から出た世界最強牝馬がアークの覇者」というのは世相を反映しているといえばしているのかも。
ババ抜き大会
サブプライムというのは、ポーカーにたとえられますが、日本人としては世界規模のババ抜きに思えます。結局、サブプライム(最上の下)とはいうものの、実態は年収200万ぐらいの人に1億以上貸しているのを証券化しているので、実態はジャンク債のようなもので、それを世界中にばら撒いたというもので、そんなババが世界中に出回っていて、元の債務者が数年たって利率が跳ね上がったら払えなくなったらババがオープンして、大騒ぎという感じでしょうか…。1980年代にMichael Milkenというジャンクボンドの帝王といわれた人物が、ドレクセル・バーナムという弱小証券会社をウォール街1の証券会社に引き上げたことがありますが、ジャンクボンド市場が崩壊して、その会社も1989年に破綻してます。どんなに策を弄してごまかしても、リスク自体をゼロにできるわけではないので、結局、誰にババを引かせるかという問題に過ぎないような…。今回でさらに問題は、ババのリスクを引き受ける保険を販売しちゃったAIGみたいな会社もあって、さらに面倒なことになってしまいました。まあ、レバレッジという借金を梃子にして勝負するというのは、借金してギャンブルすればどうなるかということと同じで、ポケットマネーのうちでやってれば投資した分以上は損をしないので、今回みたいな馬鹿げた事にはならないとは思うのですが・・・。まあ、東京証券取引所の暴落は、実体経済の反映というよりも、とにかく現金がほしいファンドが比較的売りやすい優良株から処分している、むしろお金になるからこそ売っているだけなんでしょうけど…。お金が余っていれば、もう少し先ぐらいは絶好の買い時なんでしょうけど、先立つものがありません・・・。殿下の水の例でいえば、信用がひくいところは流されて、残ったところは再編され、このようなことに対応できるような器(制度)を整えつつ通常の状態に戻ると思われます。20世紀の大恐慌の後はアメリカで証券取引法が整備され始じめました。今回も制度も整備はあるでしょうが、金本位制度じゃなくなるみたいな変化ではないのではないとは思います。今回も歴史上何度かあるバブル経済がはじけた一例に過ぎないとは思うのですが、問題は、通常営業にどれぐらいで復帰できるかなんでしょうけど…。
補足
「絶好の買い時」といいましたが、あくまで潰れそうにないところに限ります。なんでもかんでも買えというのではありません。まあ、ルールが変わったというより潮の流れというか状況が変化しただけで、ルール自体は変わらないということです。商売の基本的ルールは、良いものを安い時に買って高いときに売るということであって、そのルール自体は普遍でしょう。あと、自分の理解の範囲を超えたときは手を引くというのも必要なことだと思います。
わむ>
2年前というと、ホリエモン逮捕の辺りで「あぁ、また日本一人負けかな」くらいは思ったけれど、周りが付き合ってくれた感じというか。信用ってのはある種の空気なので、まぁ空気で行動するのは日本人だけじゃないのかな、なんてことも。
世界の馬相場については、結局馬産って結構資本の回転が遅いカテゴリなので、数年くらい遅れて影響が出るってことなのでしょうな。2015年くらいにカオスりそうな悪寒。
夏神さま>
AIGに関しては今年の冬くらいに中の人が「何か兆単位で損失出てるんですけど(笑)」みたいなことを話してた記憶があるので、まぁそれで無事でいられたら逆に凄いよなぁと当時から思ってはいたものの。
「実体経済の反映というよりも、とにかく現金がほしいファンドが比較的売りやすい優良株から処分している」という見方は興味深かったです。
自分の理解の範囲を超えたとこの事態に至って思わない、ある種の蛮勇を持ってる人が勝ち組になるのかなぁ、なんてことも。
9日に会ったFP
彼女は豪ドルでだいぶやられたらしいが
>「実体経済の反映というよりも、とにかく現金がほしいファンドが比較的売りやすい優良株から処分している」
まるっきり同じセリフを吐いてました。
「底を買ってリベンジ」
中年女は強かです。
今日、金融のど真ん中で働いている友人とドイツ酒場で飲んでたので、
「ナイル川」か「オアシス」か大雑把に言ってどっち?と訊いてみたところ、
基本的には「ナイル川」で変わりはないと言ってました。
但し、氾濫後の岸辺に戻ってくるのが同じプレイヤーである
保証は全くないとのこと。
ま、私はよくわからんのですが聞きかじったので…。
potooooooooさま>
打たれ強さってのはある種の経験ってよりは性格の問題かも知れませんな。
多分、打たれ弱い人はどれだけ修羅場をくぐってもやっぱり打たれ弱いかもw
芝さん>
お調べ頂き、ありがとうございました。
言うなれば、人の入れ替わりはあれど、例えば小島を拠点とする海賊や山に住むサンカの類が主流になる、なんてことはないのかな、みたいな感覚はあるかもですね。
超亀なんですが、「トヨタあたりは井戸水の枯渇なんじゃないかなー」とこのエントリを見た時のなんとなくの所感だったのですが、最近の情勢を見ているうちに「うん、やっぱ井戸の枯渇じゃね?」と強く思うようになってきました。
サブプライムの煽りくらったのは確かですが、カイゼンがすでにどん詰まりなんじゃなかろうかと。
NOBIEさま>
こちらも超亀ではあるんですが、トヨタの件に関しては、あれ余程何かの深謀遠慮があるのか単に経営層が合成の誤謬にヘグったかみたいな部分があって、井戸の枯渇ともちょい違う印象を持ってます。