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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

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ベビーシッター文化を輸入する前に、今ある仕組み使う手もあるよ。 

 海部氏@Tech Mom from Silicon Valleyのベビーシッター話より。

きわめてミクロな少子化対策
よーし、ベビーシッター普及キャンペーンを張るぞ。

 読んでて思ったのだが、使い勝手とかの問題はさておき「本朝にはファミリーサポートがある」ことをどれくらいの人が知っているのだろうか?たぶん海部氏のように海外生活をされている方にとっては耳慣れない制度ではないかなと思うし、はてブでコメントしてる人でも殆ど気づいてないケースが多いように見受けられたので(元記事ぶくまで言及してたのはid:ochame-cool氏とid:inumash氏くらいか)、軽く書いてみる。

 「ファミリーサポートって何ぞや」というのに関してはまずid:ROYGB氏が貼られたリンクを見ればよいし、ぐぐって頂ければ似たような情報(大概は各役所)が山のように出てくるのでここでは省くが、一言で書けば「登録制のベビーシッターみたいなもの」で、要するに一般の家庭で子ども預かってもいいよ、という人が「提供会員」(ないしは、自分も使う側に回ることもある「両方会員」)としてセンターに登録し、簡単な講習を受けた上で、センターで斡旋を受けて客(こちらも「依頼会員」としてセンターに登録する)を引き受けてバイト代を貰うような仕組み、と考えて頂ければよいかと。基本的には、北米におけるバイトのベビーシッターとやることは大して変わらないが、ベビーシッターが「家に来る」のに対し、こちらがサポートさんの「家に預ける」ってのが最大の違いか。
 ある程度事前に斡旋された提供会員さんと会話して雇い主の心得や細かい実費分担などのアンドを取った上で、どういう範囲で預けるみたいなのを予め明確にする必要があるってのはまぁ同じで、それが制度化されてるってくらいかな。あと、これは北米のベビーシッターなんかもそうだと思うけど、業務でやるってよりは小銭稼ぎ的にやるものなので、サポートさんが別の都合がある日には預けられないってのはある。相場については、これもぐぐれば色々ヒットするけど、時間700円~1000円が相場で、アメリカの平均6ドルよりは気持ち高めも、まぁ役所仕事なんで上下の振れ幅は少ない。で、預かる側に関しては大体は20歳以上ってことになってて、中高生の学生バイトみたいなのは存在せず、実際うちの依頼先も普通に40代のおばちゃんだし、まぁポスト子育て世代と見て間違いないかと(上述の「両方会員」な人は現役ママさんですが)。

 恐らく、日本のような風土で普通にベビーシッターをやる場合には、なかなか細かい部分のトラブルとか管理責任をきっちり洗い出しておく負担はあるかと思うのだけれど、ある程度公共でオーサライズされた機関を通して行うことで、ある程度の安心感みたいなものはあるかなという辺りがメリットにはなろうかと思う。つか、ベビーシッター的なボランティア仕事は日本ではこういう形でしかやれないんだろうな、って気も。実際預ける側も世代が高い方が信用しやすいだろうし。一方で、事前にある程度預けるケースを明確にしないといけないので、かっちり予定を立てて計画する文脈の中で依頼をしないといけないってのは、まぁ詮無いことではあるけれど、北米のベビーシッターと比較すると敷居は高い。斡旋といっても「その場で空いてる人を手配する」なんて訳ではなくて、あくまで面接の上で決まった担当のサポートさんにお願いする形なので、スペアが利かないんですな。あと、結構サポートの用途が限られるというか、どうしても送迎のタイミングが合わない場合とかに限定されることも多い、みたいなのはあるかも。実際サポートもある程度定期的に使わないと子どもにとっては慣らしが利かないとか出てくることもあるだろうけど、つい遠慮してしまう、みたいなことはあるし。因みにうちだと、まぁ麻智さんが会社の集まりとかで遅くなるときに、自分が都合つけても残業とかで早帰りできないケースが多いので予め頼んでおく(大体18:30から2時間くらいのスパンで)、みたいな使い方がメインで、まぁ保育園のプラスアルファ的な、つー感じですな。

 ただ、実際こういうサービスはあるし、自治体のサイトとかを掘ってみる限りでは、普通に利用数も順調に伸びてるようではある(例:京都府兵庫県)。そして、不便な部分もあるけど、使う側にしてもあれば有り難く使えるものではあり。また、恐らく実際に子どもがいて育児をしてる人には、利用してるかしてないかはともかく、幅広く知られてるようにも見える。ただ、こういうサービスの存在って、どうしても「実際に子どもがいて」というケースで無いと、その存在自体にアンテナが行かないケースは多いんではないか、と思う。要するに「潜在的顧客としての独身者」がこういうサービスに気がつかないケースは多いのかなぁ、って気はした。で、その上で「日本はベビーシッターの文化がなくて不便だ」と勝手に勘違いするケースも多いのかなぁ、なんて思ったり、そういう誤解から子供を生むことについてのリスクを勝手に高く見積もったりしてると、ちょっと勿体無い気はした。
 で、こういう制度がイマイチ知られてないことは、行政の広報の怠慢か?というと、それはちと違う気がする。つか、ファミリーサポートに関する似たかよったかな説明は、Google先生引けば飽きるくらい出てくる訳で、むしろネット上見る限りでは冗長ですらあるようにも思われる。むしろ、ネットみたいな場で育児にしても介護とかにしても、ある種の福祉ハック的なものの大枠を集約的にまとめたサイトがあって、薄く広い知識を多くの人が共有できればいいのかなぁ、なんてことは思ってて、その上で役所のサービス説明なんかはそこからリンクされる形でローカルルールを紹介するような形態のほうがいいとは思うんだけど、とにかく日頃そんな関心持ってない人にまで福祉の全体像を知らせるのは難しいよな、みたいな話ではあり。

◆以下余談。
 この手の話になると、ことさら隣の芝が青く見える話が多いんだけれど、恐らく彼我の育児環境の差において本朝が優れている点ってのもあって、それは
「(近くにいれば)母方の親を頼れる」
という要素。これは実は一昔前の団塊世代とかにおいてよりも現在の方が、既に親が上京済だったりすることが多い分有利ですらあるかも知れない。うちは残念ながらこの恩恵にあずかれない側の環境なのだけれど、周りを見ると結構「たまには実家に預けてラクする」パターンは頻繁に目にする(下町だからか?)。翻ってアメリカとかだと、自分が親になるような年になって親のスネかじるのはカコワルイ的なカルチャーは強いだろうし、少々孫が可愛くともなかなか祖母が面倒なんて見てくれんのでは?とも。日本でベビーシッターが余り流行らないのって、この辺の事情も手伝ってる可能性はあるかなとも思われ。
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テーマ: 初めての子育て

ジャンル: 育児

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