キングジョージ直前である。 
その前に、ちょっと話の枕的に。
はてブの競馬話で例によってid:umatoneko2さんがBloodhorseの記事を紹介していらっしゃるのだが、要するにアメリカ競馬で「アイアンホース」がいなくなりつつある、みたいなお話。で、それに対するid:kazyama氏のコメントが
米国では、今の馬の生涯出走回数が、約30年前の馬のおよそ半分になっているという話。だと思う。読んで思ったのは、昔よりも馬のレベルが全体に高いため、1レースで消耗する体力が昔の倍になったのかな、ということ。レベルの問題もあると思うのですが、要するにこの辺りってもうちょっと汎用的に起こってる問題として、昔は「実戦」がある意味「練習」の役割を兼ねている部分が現在よりも大きかったと思われるのですよね、どんなスポーツでも。それこそオーストラリアなんかは今でも長距離馬は短いところから順番にレース出して調教代わりに使うってのは当たり前ですが、かってはスポーツって結構取り敢えず試合出て鍛えるっぽい面はあったんではと。一方で、昨今はスポーツ自体のバリューが上がったことで、そういう使い方がしづらくなってる面はあるように思われるのですよね。それと、これもスポーツの汎用的な問題として、分業化がある程度進んだので、レースも選ぶような流れになってきた、と。
ただ、そういう流れを踏まえた上で、日本の競走馬が最近やたらとタフになってるのは、ぶくまでも書いたけれど一つ不思議な流れとしてはあるよなぁ、みたいなことは考えたりします。別にそれが正解と言うつもりはまるっきり無いけど、案外ディープインパクトなんかももう1年走らせた方が面白かったかも知れない。
で、本題。
7月26日アスコット5R 16:20発走 芝12F ジョージVI世国王およびエリザベス王妃S(G1) 総賞金£750000 3歳上 定量(3歳8st9lb、4上9st7lb、牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 配当 父 13Ask GB 牡5 133ムーア 114 12休15 Sir.スタウト 14/1 Sadler's Wells 24Duke of Marmalade IRE 牡4 133ムルタ 124 3休111 オブライエンIR 8/11 デインヒル 37Lucarno USA 牡4 133フォーチュン115 1休1161 ゴスデン 9/1 Dynaformer 46Macarthur GB 牡4 133ヘファナン 93 休7131 オブライエンIR 12/1 モンジュー 58Papal Bull GB 牡5 133ペリエ 176 37休42 Sir.スタウト 12/1 モンジュー 62Petara Bay IRE 牡4 133クロウリー 112 133683 ミルズ 80/1 パントレセレブル 75Red Rock Canyon IRE 牡4 133C.オドノヒュ120 23休311 オブライエンIR 150 ロックオブジブラルタル 81Youmzain IRE 牡5 133ヒューズ 196 2休521 チャノン 11/4 SinndarDuke of Marmalade の今年の躍進は、何となくテイエムオペラオーの2000年的なものを感じる。世代で必ずしも抜けた存在ではなく、昨年の秋にはトップレベルにいたものの、そこでは Dylan Thomas や Ramonti のごとき世代のトップを相手にきっちり負けてきて「バトンを渡された」印象がないままに終わった馬が、気がついたら翌年の古馬戦線の文句なしのリーダーとなってる、みたいな。その意味で、彼が真のチャンピオンとして何処まで価値があるかについて、なかなか測りづらい中で、「如何に勝つか」的な部分も問われる、みたいな面はあるだろうか。名脇役 Youmzain は、 Duke が受け損なった「世代のバトン」を持ってる存在ではあるんだけれど、これにあっさり負けるようだとかなり戦前と戦後で評価が変わっちゃうし、ある程度ショボい勝ち方になると、あぁやっぱりねくらいで Dylan Thomas 辺りに比べて軽視されるおそれも。Youmzain も強いんだけど、基本的に Soldier of Fortune とどっこいなら、この辺りみんな似た程度かなって感じにもなりそうで。つか、こういう馬でなおかつそれこそ父的に Dylan と被る中で、クールモアにとっての種牡馬価値としてはどうなんだろっつーか「厄介なのが勝ち上がっちまったな」みたいな思いはあるんでしょうか(笑)。自分としては、Macarthur や*ペイパルブルといった*モンジュー勢が何処まで肉薄出来るかを注目。

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