有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、或いは反逆のドゥ・ロワイユ=デュプレ。
ブリーダーズC、芝だけ。

◆牝馬。

10月27日モンマス6R 13:55発走 芝11F
ブリーダーズCフィリー&メア・ターフ(GI)
総賞金$2000000 3歳上牝 定量(北3歳118lb,南3歳113lb,北4上123lb,南4上122lb)
馬 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1All My Loving   IRE 牝3 118スマレン  91 32293 オブライエンIR15-1 Sadler's Wells
2Honey Ryder    USA 牝6 123J.ヴェラスケ3213 211126 プレッチャー  9-2 Lasting Approval
3Nashoba's Key   USA 牝4 123タラモ   77 11111 ゲインズ    3-1 Silver Hawk
4Passage of Time  GB  牝3 118ドミンゲス 74 1休183 セシルGB    7-2 Dansili
5Wait a While   USA 牝4 123ゴメス   189 15213 プレッチャー  4-1 Maria's Mon
6Lahudood     GB  牝4 123ガルシア  113 休2171 マクローリン 10-1 シングスピール
7Argentina     IRE 牝5 123デザーモ  142 35休25 フランケル  12-1 Sadler's Wells
8Timarwa      IRE 牝3 118キネーン  72 44941 オックスIRE  20-1 Daylami
9Danzon      USA 牝4 123ルパルー  145 13351 パリゼル   12-1 ロイヤルアカデミー
10Arravale     USA 牝4 123ヴァルディJr125 休63105 マクドナルドCA30-1 Arch
11Simply Perfect  GB  牝3 118ムルタ   124 36134 ノセダGB   15-1 デインヒル
12Precious Kitten  USA 牝4 123ベハラノ  176 12112 フランケル  30-1 Catienus

 全体的にモンマスという開催地を嫌ってか、さほど大挙して欧州馬が押し寄せる的な空気が感じられないというか、このレースなんかも Passage of Time がそこそこ人気してるものの、今年のさほど相対的に魅力的とも思われなかったヴェルメイユで3着くらいだとなぁ、みたいなところもあって。そうなると何となく Royal Highness が出てたら普通に勝てそうなメンツに見えなくもない(まして今年はウェットになってしまったし)のだが、そうは言っても Wait a While 辺りを馬鹿にする訳にはいかないし、それと不敗馬もいるみたいな辺りで、そこそこ面白いメンバー構成にはなっているのかも。
 というか、その不敗馬 Nashoba's Key はなんか如何にも日本競馬好みっぽい良血馬。恐らくそれだけの資質があるのならば、日本で競馬してても相当に手強いマル外になってたかもだが、まぁ今時は逆にこれだけコテコテのクラシック距離狙いな馬を普通に競走用で買うみたいな空気にはなりづらい部分もあるのかもね。例えば*ローブデコルテIIなんかでも、オークス勝ったとは言え長距離狙いなタイプではなかったのだし。個人的にはまぁこの馬でいいんでは、みたいなことを思うが、例えば Lost in the Fog みたいにここまでが滅茶苦茶に強くても何となくBCという舞台に騙される的な負け方する馬はいるんで、その辺りがどうかってだけかな。その上で、Wait a While なんかは今年の外国勢ならばチャンスだし、ある程度経験もあるだけに、昨年の轍は踏まないかもしれない。アサヒライジングとの単純比較だけ考えても、ある程度以上強い馬であることは認めざるを得ないし、11Fもさほど苦にはしないだろう。こちらを買うほうが安全と言えば安全か。Lahudood は典型的なヌケヌケの穴タイプで、ここは買いづらい。Honey Ryder は地力はあるんだけれどやはり6歳で前走の着では、春の遠征や頑張りを考慮すると調子落ちを疑う必要があるか。Timarwa は明らかに実績足りないが、アガ・カーンがわざわざ使ってきた意図がありそうで、ちょっとだけ怖く、遠征馬ではこの馬だけが買いのようにも。あとはフランケルでも穴なら妙味って点では比較的安定度のありそうな Argentina 辺りに注目かなってところで。

◆選手権。

10月27日モンマス10R 16:50発走 芝12F
ブリーダーズCターフ(GI)
総賞金$3000000 3歳上 定量(北3歳121lb,南3歳116lb,北4上126lb,南4上125lb、牝3lb減)
馬 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1Fri Guy      USA 牡4 126デザーモ  132 210472 ロマンス   50-1 Theatrical
2Red Rocks     IRE 牡4 126デットーリ 144 休9143 ミーハンGB   7-2 Galileo
3Better Talk Now  USA せ8 126ドミンゲス 4014 休413休 モーション   9-2 Talkin' Man
4Shamdinan     FR  牡3 121ルパルー  82 39155 ペナJr.    20-1 Dr.Fong
5Grand Couturier  GB  牡4 126ボレル   125 休3613 リバウド   10-1 Grand Lodge
6English Channel  USA 牡5 126J.ヴェラスケ2212 122121 プレッチャー  5-2 Smart Strike
7Dylan Thomas   IRE 牡4 126ムルタ   1810 21211 オブライエンIR 7-5 デインヒル
8Transduction gold USA せ4 126グレアム  164 411休41 グレニー   30-1 Formal Gold

 Dylan Thomas についたモーニングラインはなかなか玄妙。実績と相手関係考えたら、明らかに高すぎるオッズではあると思う。しかし、愛チャンピオン・凱旋門・BCターフのトリプルなんていったらそれこそ歴史的な偉業に間違いなく、テイエムオペラオー以前の秋天・JC・有馬くらい遠大な記録に思われるのだが、恐らく当時の本朝のファンが「果たしてオペがその偉業を達成してしまっていいんだろうか?」と疑ったくらいのハテナマークは欧米の競馬ファンのうちに存在するのではないのだろうか。
 客観的に見て、その可能性は高いようには思う。しかし、小回りのモンマス、ウェットでの差し脚の鈍り、ファロンが使えない、そしてアメリカ人にとって*ダンシングブレーヴが飛んだ記憶など、確かに不確定要素は見え隠れする部分はある。果たして、一発があるとすれば、となると、やはり地元馬ではあるだろうか。とするとまぁやはり目立つのは*ベタートークナウには違いないけれど、この馬のある意味ベタすぎる一発屋的な振る舞いがある程度これだけ事前に分かりやすく警戒しやすい流れになると、どうも「なさげ」な印象はなきにしも非ず。そうなるとやはり English Channel が全うに倒すな方がありそう。ウェットでは8戦4勝、今年の国連H含めモンマス2戦2勝、ドバイのあとじっくり休んで無理ないローテで4回使ってオール連対と、臨戦過程や実績では地元馬としてほぼベストのものを揃えている。ただ、それだけ「かっちりして」いるだけに逆にまともにやったら2着に終わりそうにも。やっぱり、何か Shamdinan みたいに明らかに足りない馬がカオスっぽく勝つほうが面白いと言えば面白いレース、ではあるのかなぁ。

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