オークス2題。 
◆内国産中心の割には、種牡馬のバリエーション広し。
6月3日デュッセルドルフ7R 17:05発走 芝2200m ドイツ牝馬ダービー・第149回ヘンケル・ディアナ賞(G1) 総賞金350000EUR サラ3歳牝 定量(58kg) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 14Avanti Polonia GER 牝3 58 シュタルケ 31 −−421 シールゲン Polish Precedent 211Chantra GER 牝3 58 オニール 51 42休17 ラウ ランド 312Dominante GER 牝3 58 ドワイヤー 31 −5休31 ヴェーラー MONSUN 42Highness GER 牝3 58 カルバーリョ21 −−−71 バルトロマイ SAMUM 510Loa Loa GER 牝3 58 ペドロサ 31 −18休4 ヴェーラー Anabaa Blue 61Majounes Song GB 牝3 58 ギャンベール61 16休53 ジョンストンGB シングスピール 77Meridia GER 牝3 58 マニング 41 16休23 ヒルシュバーガ MONSUN 814Miramare GER 牝3 58 ヘリアー 11 −−−−1 ヒルシュバーガ Rainbow Quest 810Mystic Lips GER 牝3 58 ヘルフェンバ50 22休32 レーヴェ ジェネラス 108Naomia GER 牝3 58 モンギル 52 17休31 ラウ MONSUN 113Nouvelle Europe GER 牝3 58 ベスト 41 32休61 ラウ Spectrum 125Palace Princess GER 牝3 58 リヒター 30 −42休6 オストマン タイガーヒル 136Scoubidou GER 牝3 57 ヨハンション52 21休12 ブルーメ Johan Cruyff 1413Zuckerpuppe GER 牝3 57 シューレポフ41 7休314 メーダーたん シアトルダンサー
シュヴァルツゴルトの勝ち馬 Scatina が抜けて、やや混戦ムード。ただ、そこの2着〜4着は出ていて、なおかつ Meridia が微妙にモノサシ馬っぽい働きをしてはいる。一方で問題は最先着した Scoubidou であり、父が香港の活躍馬 Johan Cruyff で、母が Dashing Blade 産駒となると、メンバー的な意味では若干距離が長いかなと思われないでもない。まぁ Dashing Blade なんて内包してる血はそこそこ重いし、そっから後ろはオーソドックスなSラインの良血ではあるが。ならばここは僻地DDRの牝系から(っても、祖母は最後の東ドイツ大賞勝ち馬ですが)ドイツ一の金持ち馬主のもとに転向してきたシンデレラガールこと Meridia にチャンスが巡ってきてもおかしくはないだろう。……ってまぁ、この馬も母父 Zilzal ですが(笑)、まぁ応援したいツボとしてはその辺り。で、そうなって来るとやはりもう1頭の2勝馬で、母はオークス・ディタリアを制した Nagoya という良血のレットゲン馬 Naomia が一番手強いライバルなのかもなぁ、なんてことは考えたり。相手なりに走って未勝利ながら1000ギニー2着の Mystic Lips は、流石にそう何度も着を拾いきれないか。あとはシュタルケで Avanti Polonia がどこまで。
◆そして、何か謎のドイツ産馬とかいるし……。
6月1日エプソム5R 16:05発走 芝12F10yd マルフク・オークスS(G1) 総賞金£550000 3歳牝 定量(9st) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 16All My Loving IRE 牝3 126スミヨン 21 −−−12 オブライエンIR Sadler's Wells 27Cherry Hinton GB 牝3 126ヘファナン 20 −−−32 オブライエンIR Green Desert 34Dalvina GB 牝3 126ペリエ 22 −−1休1 ダンロップ Grand Lodge 410Dance of Light USA 牝3 126マカヴォイ 21 −−5休1 Sir.スタウト Sadler's Wells 53Darrfonah IRE 牝3 126アーン 91 2休7716 ブリテン シングスピール 613Four Sins GER 牝3 126キネーン 52 118休21 オックスIRE Sinndar 712Kayah GB 牝3 126サンダース 22 −−1休1 ベケット Kahyasi 811Light Shift USA 牝3 126ダーカン 53 31休11 セシル Kingmambo 914Measured Tempo GB 牝3 126デットーリ 22 −−1休1 サイードUAE Sadler's Wells 102Nell Gwyn IRE 牝3 126カラン 61 712休102 オブライエンIR デインヒル 118Passage of Time GB 牝3 126ヒューズ 54 111休1 セシル Dansili 129Peeping Fawn USA 牝3 126ドワイヤー 51 33213 オブライエンIR デインヒル 135Simply Perfect GB 牝3 126ムルタ 83 711休3 ノセダ デインヒル 141Sues Surprise IRE 牝3 126M.ヒルズ 30 −42休3 B.W.ヒルズ モンジュー
セシル厩舎のオークス、という趣で、連勝馬2頭がいかんせん目立つ。まぁ普通に Passage of Time が圧倒的に人気、になるかな。しかし、Dansili はこれを勝たせれば結構*デインヒルの正統後継者として一歩抜けてくる局面ではあるか。何かこういう名繁殖の仔って意外と種牡馬として苦労するイメージがあるが、その辺りサンデーにおけるダンスインザダーク的なものを感じなくもない。
で、あとは2戦2勝組もそこそこ人気していて、例えば日本産でタタソ金杯を制した Shiva の下の Light Shift は名前こそナメてるものの、やはり Kingmambo でこの良血ならいかにも走りそうではある。ただ、何といっても有芝の目を惹くのは Four Sins。ドイツのシュタウフェンベルク伯が生産した牝馬をアガ・カーン殿下が購入してアイルランドでデビューさせた。ドイツだと結構デビュー前に名前付けちゃうので、珍しいこの馬主の英語馬名である。ただ、この馬の祖母は旅役者 Running Stag(好きな馬だった)を出した Fräulein Tobin であり、そこから更に辿ると古き良きブサック→アガ・カーンの名牝系*ダラマ(本朝にあってはノアノハコブネを忘れ得まい)に行き着く。そこに Sinndar×Darshaan なのだから、まぁ殿下としては半ば自家配合に近い印象もあったのだろう。特筆すべきは*ダラマの母 Pretty Lady を持つ Arbar の5×4をとって牝馬クロスをきっちりX染色体経路で作っていること(しかも Mill Reef との組み合わせも入る!)。この血統表を見て購買したのならば、流石アガ・カーンとしか言いようがない。これは応援したい馬ではある。人気は5番手だが、何とかレベル高い上位に肉薄して欲しい。

コメント一覧
祖母の父がJ O Tobinと言うのがまた良いですね。Sinndarに合いそう。
岸辺さま>
ですよねぇ。
ここら辺の作用に関しては、*ラムタラ産駒で Fraulein Tobin の仔で*イングランドシチーなんかがいて、当方はそこそこ好きでした。いかにもあの父らしいジリを輸入に先んじて体現した馬でしたが(笑)。
で、本馬のオークスは千切れた4着とのことで、残念でしたが、今後も追い掛けたい馬ではあり。