ドバイ回顧など。 
◆ダート系。
ある意味、去年のユートピアとかあと以前のトゥザヴィクトリー辺りは比較的幸運な例外であり、なかなか毎年のように巧くはいくものではないってことではあろうか。ただ、UAEダービーに関しては今年の*ビクトリーテツニーは(アタマこそ抜けたレースではあったが)まぁまぁってところで、昨年の*フラムドパシオン辺りを考えると結構まだこの時期は馬場適性でダートに行ってる馬とかが結構やれる余地はあるのかも知れず、この辺は古馬との違いにはなるだろう。フサイチリシャールは*コートマスターピースに破れている辺りを考えるならば、恐らくはダート適性が陣営の想定してるレベルにはなってないというか、或いはキャリアの何処かで芝向きにカスタマイズされてしまった面はあるのではないか。基本的に脚質としてはほぼああいう芝馬はドバイのダートには比較的合うと思っていたので、もうちょっとやれる的な期待はあったものだが、まぁ調子もあったのかなぁ。ヴァーミリアンに関しては乗り方は申し分なかったと思う。その上で、*ブリッシュラックとの着差は芝ダート関係なく、川崎記念馬と安田記念馬の差とも言えるかも知れないと思ってみていた次第。
それにしても昨年のUAEダービーは Invasor が明らかにレースをしておらず、今年は Discreet Cat が完全にレースが出来ていなかったって辺りで、なかなかこの両者は噛み合わない。ただ、これである程度「格」としての差が出来たので、Discreet Cat としては挑戦者に戻って何処まで、って感じにはなるか。ところで、今年はワールドカップ前に新競馬場構想が上がっていたが、或いは欧州・北米へと向かうための準備地としてのナドアルシバの馬場にゴドルフィンが見切りをつけ始めた、ってことなのかあぁとも思われる。元々ホクトベガの年から無理押しで改修続けたけれど、やはりスクラップアンドビルドで新しい環境を作りたい、みたいな。因みに自分は、「リヴァプール買い損ねた金で作った競馬場」という意味で、新競馬場には「アンフィールド」という名前が相応しいと思っています(笑)。
◆芝系。
シーマクラシックのポップロックは、微妙に精細を欠いたレースではあったが、ある程度マーク屋的なレース運びをするタイプなのかなぁと思いながら見ており、その意味で京都記念なんかが勝つべきレースを落とした展開な一方で(まぁ例の「ディープの法則」に嵌った面はあったか)、このレースなどは負けるべくして負けたのかなぁとも思われる。ただ、天皇賞ではある程度メルボルンをトレースするような形で僚馬をマークすることも可能と思われ、まぁ今回はやや水が合わなかったとしていいのかなぁとも思う。反面、この厩舎の馬がある程度出来落ちするときは簡単に戻ってこない印象もあるだけに、やはりシーマ→天皇賞という新たなロー手の形式のノウハウの実験台的な存在として記憶されるべき馬となるのかもと思ったり。一方で、不思議と前が残りそうな展開で残らず、これはデューティフリーのダメジャーなんかもそうであったけれど、微妙にスタミナ要求度が高かったのかも知れない。Quijano なんかはそういう意味ではスタミナでここの2400を連勝したのかも知れないけれども、メンバーの質が一気に上がって息の着く場所が変わった恨みはあったか。その上で、Vengeance of Rain は強いレースをしたと言えるだろう。この距離での香港馬は*インディジェナスなんかもそうであるが、案外レース数が少なく実際瓶でもロクにメンバー集められないことも多い割には、突発的にポテンシャルの高さを発揮する辺りは不思議というか侮れない。その上で、Oracle West が2着であることを考えるとやや状況に恵まれた面があったとは言え(欧州馬も休み明けが多かった)、*インディジェナスのジャパンC2着を超える金字塔を打ち立てたことを率直に評価すべきであり、まずは歴史的な結果であったとは思う。
デューティフリーは、まずはこれだけのメンバーを連れてきて恥ずかしい競馬が出来ない、という状況で、マイラーでは無く中距離で勝ちに行く判断が結果として正しかった、となるのだろう。ダメジャーに関してはやや年齢的な問題でズブくなるお年頃かも知れない。その点で、ペースが字面以上にキツかった面もあるのだろうし、またあの馬場でああいう感じで外外を回されると、かなり余計な距離を走らされた辺りで最後末を失った部分もあったか。昨年終わり頃からやたら冴えていた安藤がこういう競馬をしてしまうと、帰国後にやや不安が残らなくは無いなぁという方向での心配がむしろあるかも知れない。とりわけクラシックに大ゴマを持っている訳だが、これがやや中山がどうだろう的な属性を感じさせるだけに、やや「やられるムード」が強くなりそうで。個人的にはフサイチに素直に勝ってくれた方がダービーで無駄にタニノウォッカが人気しないとか色々計算してしまう部分はあるが。アドマイヤムーンは一方で、前走「負けてもいい」レースで勝てたのは充実の面もあった、という結果の快勝であろう。まぁダメジャーさえ負かされば、あとは普通に充実しても勝てたか、ってのはあるし、その上で最後追い詰められた辺りはやはりスタミナがある程度要求される文脈での粘りの問題はあったと思う(Linngari はここは Kahyasi の粘りであったか。こいつも何か不思議配合だなぁ)。ここから、ともに暮れに Pride に敗れた島倉の勝ち馬との対戦となるが、「不慣れな長距離で激走した Vengeance の距離短縮時の反動」と「ややスタミナに不安を残したムーンの距離伸びての競馬ぶり」のどちらを天秤に、って展開にはなるか。ここに例えばコスモバルクが絡むとして、バルクは例によってそう計算が出来ないだけにまぁ馬券的には面白い女皇盃とはなるのだろう。馬券買えないけど。
◆大阪杯
メイショウサムソンの直線手前の追いっぷりは、何か「おっとり刀とはこういうものだ」ってのを絵に描いたようなおっとり刀っぷりで、微妙にコミカルではあった。あそこに来るまで石橋守はコスモバルクの手応えを信じていたのだろう。そして、「やべ、あいつもう脚ないやん」みたいな感じでバタバタと上がっていき、そんなんだから案の定シャドウゲイトに二の脚使われて「ありゃりゃ〜」と思ってしまったが、あれで勝負根性が戻ったのはまさに怪我の功名。つーか、昨年の秋からある程度リフレッシュは出来たってことかな。天皇賞に向けて、ある程度「並びかける競馬」が出来るかどうかですが、その点では大阪杯を使ったことでスタミナが試される流れに行かなかったのは不安点か。その意味ではスローになったほうがいいかも知れないけど、そうすると前があれよあれよってのは近年の春天で多いだけに、適度なスローが勝ちの条件となりそう。
◆ハヤテ第1回。
ちょwwwwwスポンサーにコンマイwwwwwwwwww
いや、あれはまさに驚天動地。まぁ枠的にそこがスポンサーだったのかも知れませんが、「ときめもファンド」で因縁を売り、なおかつ宿敵セガと連携してムシキングネタを使っていた火田クンのスポンサーによく配分したなぁっつーか何も考えて無さ杉だろうっつーか。
ガンダムとか第三新東京駅とか56な背番号の子がジャイロ発動とか、初号機状態とか、「ウホッ」とか、比較的ヌルいながらも手堅いパロディを積み重ねていた辺りに苦労が偲ばれる。この辺り、スタッフが慣れてきたらもうちょっとはっちゃけるかな?恐らく、今後もサンデーに近い筋のパクリはそこそこありそうな気がして、単行本派の人も時折週刊を読むことをオススメした方が良いのかなぁ、とも。ストーリーの筋自体がずいぶん子供向けっぽいベタなノリになっていたけれど、ここからどういう感じで深みに嵌めていくか的な辺りで今後を見守って行きたいですな。まぁこれ、サンデーの連載なんで、ストーリーが第1回からグイグイ引き込まれるのが無いとしても、ある意味仕様なのですよね。ただ、その割にはそこそこパワーを入れた展開にはなってて、その意味でスタッフは評価できるかなとも思いました。
あぁ、あと声優。これはまぁほぼ全員クオリティは相応にあるな、ってところですが、釘宮さんと若本さんに関してはある意味もう味が付きすぎてる存在なので、そういう意味でストーリーそのものと「釘宮節」や「若本節」と折り合いが付かない人はちょっと違和感を感じるかなぁとは思われ。その辺りでマリアさんの中の人は本当に器用なんだろうと思うけど。

コメント一覧
あっすれ違ってた(笑)。感想読みましたー。
ども。ちと追記したので、よしなに。
>ハヤテ
ああ、見ておられましたか(w
ジャイロ始め、オリジナルな小ネタをはさんできたところは好感がもてます。
多分今後は自分があっさり見落とすくらいのヤツが出てくるでしょうが(w
問題は、自分が毎週日曜日の朝に起きられるかですが(爆
すごくおもしろいブログですね。
もしよかったら相互リンクしませんか?
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お互いのメリットになると思います。
眠かったです
夜型じゃないため、コーヒーを大量摂取して、具合悪くなりながらドュバイ見てました。現場に博打の要素は皆無なんですか?高級車は当るみたいな話はあるんだけど。リシャールはクロフネの子であって、クロフネ本体じゃないからビミョーな感じ。
サムソンは3200mどーなの?ってのが自分の正直な感想。
NOBIEさま>
こういう時に子供がいて早起きできるのは幸運であったかも。
まぁ、寝不足続きなのですがorz
タシロさま>
実はドバイ行ったことがないのでもにょもにょ、ではあったりします(^_^;;
ネット端末とかあってブックメイカーに繋がってたら面白いなぁと思うのですが、それだとイスラム法的には通しなのかどうかとかもよく分かりません。
サムソンは確かに、微妙に距離未知数ですねぇ。
サムソンは中距離消耗戦向き
平均よりやや速いペースを淡々と付いていくイメージ。
「速さ」の無い馬ではあるので、菊花賞のアドマイヤメインのように一気に逃げられたり、神戸新聞杯のようにドリームパスポートに一気に差し切られたり、「一気」が苦手なタイプに思われ。
このタイプが長距離戦で勝ち切るイメージは確かに湧かないですね。
>ホウオー vs ウオッカ
さすがに府中だとホウオー圧倒的有利でせう。
つーか、ホウオーは父親より強いように思います。
ウオッカももちろん強いですが、ホウオーは府中ならディープにもついていける存在ではないかと。
いやそれ以前に、ウオッカダービーに出るのか?(^^;
去年(=サムソン)なら勝ち負けできそうな気もしますが、上の理由で今年はいくらなんでも、とは思いますが、まあ、ダービーはともかく将来的に対戦は避けられないでしょう。 ←ウオッカへの最大級の賛辞のつもり
NOBIEさま>
サムスンの評価に関してはほぼ同意です。タイプはやや違うけれど、*タップダンスシチーが春天出たら案外勝てないんじゃなかったの的な見立てに近いところではあるかも知れませんな。
ホウオーに関しては共同通信がやや案外気味で。
一方で、牝馬のほうはタニノ・ダイワ・トンマの3強が抜けているのが「他の牝馬にロクなのがいない」からなのか「こいつらが異常に強いから」なのかが判然とせず、後者ならば結構やれるかも的な印象はあり。まぁでも、距離未知数なのは減点ですんで、実際出て来て買うかどうかは様子見とはなるでしょうか。
殿下>
>3歳ズ
自分は今年の3歳の評価をかなり固めてしまっていて、それが桜花賞・皐月賞で覆されないか、不安に身を震わせる毎日です(大嘘)。
ホウオーはダービー当確、ウオッカは牝馬の中ではスタミナ上位でオークス当確、あとは紛れのある皐月賞・桜花賞でそれぞれ力を発揮できるかどうか、という感じに思っています。
ただウオッカ、牡馬に混じった上で距離がどうか、という点は確かに微妙ではあると思うので、ダービーに出たとしたら、少なくとも見せ場は作るだろうけど勝ち負けまではギリギリではないかと。
(とは言え、そこまで思わせてくれる牝馬は近年稀どころか、クリフジまで遡るんでは?)
ウオッカに対抗するトンマチャン・ダイワも例年ならクラシック獲れる器だと。
(まあ、アストンマーチャンはスプリンターではありますが。恐らく、近年最強クラスの)
牝馬に関しては、殿下の言葉を借りれば「こいつらが異常に強いから」こその3強だと思います。
(それこそ異常に「強い」のはウオッカですが。異常に「速い」のはトンマで、ダイワは普通に強い、という印象)
ホウオーの共同通信杯は、急仕上げもあったし、あれで勝つなら評価してもいいんではないと思っています。トニービンからの父系は競って強い印象がありますし。
>サムスンとタップ
タップの方が自分でペースを作れるだけまだ勝ち目はありそうですが、やっぱり中距離の消耗戦に持ち込んでこそ、というのは同じなだけに、案外だった可能性も高かったでしょう。
しかし、括弧が多いな(w