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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

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ジャパンC回顧。 

 敢えて言おう、自分が投票するなら、最優秀短距離馬はローレルゲレイロだ!(挨拶。

GI7度目の凱旋
GI7度目の凱旋 posted by (C)有芝まはる殿下。

◆ラップ:12.7-10.5-12.0-12.0-11.8-12.2-12.1-12.0-12.0-11.4-11.4-12.3

 ある意味、これほどタニノウォッカにとって理想的な展開は無かったのではないか。
 ある程度平均早めで引いた馬が、比較的詰まった馬群をリードし、その中で前目に折り合うという展開。こういうラップと展開で2400を走るのが、恐らくこの牝馬の能力を最大限発揮するレースであり、その意味では遂に、能力を最大限披露するレースとなった、と言えるのかな、とも。22秒台前半の時計というのも、そうしたタニノの能力が十全に示された証左だったように見える。
 その上で、2cmのハナ差にオウケンブルースリが食い込んできた。余談だが、オウケンは首がやや伸びきってなかった一方、脚が鼻面とほぼ同じくらい、かなり前まで伸びてて、「もしアレで脚がウォッカのハナより前来てたら面白かったな」などとヨタを競馬場で話してたわけだが(笑)。

 これを、オウケンブルースリが「完全なるタニノウォッカと互角程度に強かった」と見るべきか、或いは「完全なるタニノウォッカは詰まるところオウケンブルースリよりちょっと強い程度だった」と見るべきかは、やや議論が分れるかも知れない。実際、この牝馬のインパクトとしては、マイルにおける1度目の安田やヴィク狸、或いは2000におけるダイワスカーレットとの死闘辺りと比して、やや弱いものになったかも知れない。
 これがやや惜しまれるな、と思うのは、この牝馬はある意味「距離をこなす、アホみたいに強いマイラー」と言うよりは、「どの距離にも万能な、クラシカルな競走馬」であろうとしたと思われること、そして、ダービーを制したことで、現実にそれを何よりもファンに期待されていたことにある。その意味で、今日の結果を以てするなら、そこに対する「フルの回答」になっただろうか、という辺り。
 無論、GIを7つも勝ち、中距離以上で牡馬混合を3つも勝ってるのだから、とてつもないには違いないが、ややギミックとして細々と修整された上で着地した場所、とも思われた。その上で、この牝馬はダイワスカーレットとセットで、2000年代のトウショウボーイとテンポイント、但しテンポイントがやたら頑健でダービーも勝ってた、的な図式に落着するのだろうなぁ、なんてことも思いつつ、テンポイントにおける「悲劇」を演じなかったことの中にこそ、この牝馬の偉大さはある、なんてことも。

 ……なんてことを競馬終わってから考えてたのだけれど、一方でこのレースでタニノウォッカは鼻出血を発症してたわけだ。それが、競走の場においてどの程度の影響を与えたかは分からない。しかし、自分の中ではちょっとだけ、「或いは、結局これだけ全てお膳立てされた中でも、この牝馬の『完全』は実現しなかったのかな」という感慨も残った。
 そう感じさせる、奥行き。
 かつて、途方も無い頑健さを見せた牝馬に「モナリザの微笑み」と称した調教師がいたが、それと似た魔性は、確実にウオッカという馬にはあったのだろう。

 さて、その上でブルースリをどう位置づけるかだが、時計も含めて、自分としては「JCで*アルカセット錦糸町に負けた時のハーツクライ」という辺りに落着させたい。やりようによっては、機会に恵まれたらディープインパクトをやっつけちゃうかも知れないし、キングジョージ3着しちゃうかも知れない、しかしそこに至るまでにはまだ細かいフィックスが必要である、くらいの位置づけで。ハーツクライほどには器用ではないからね。
 一方、スクリーンヒーローは故障でも起こしたかのように止まってしまった。寄られたときに脆さを出した、とのことだが、そういう意味では、ブリンカー外してしまったことは陣営として悔やまれるか。直線向いた手応えでは勝ち負けもおかしくないように見えたが、内面で敗れたとなると致し方ない。
 レッドディザイアは、パドックの雰囲気で「うーん、こりゃ御免なさいかな」と思った。抜群って訳でもないけれど、反動は感じられず。結果3着で、*コンデュイットに先着したのは立派の一言。これで3歳全体のレート押し上げ効果にもなろう。4着でレースレートを押し上げてくれた*コンデュイットはハンデキャッパー的には見事なGJであったが、これはスタウト師の日本慣れ、と言うべきか。アランとフランケルが鬼籍に入った今、JRAとしては最も重要な海外調教師ではあろう。そうは言っても、連戦の疲れはあり、惜しかったな、と。エアシェイディはこれくらいはやれる馬で、これ以上やれる馬ではない。
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テーマ: 競馬

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タグ: 競馬  レース回顧  ジャパンC 
レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 5  /  △top

ジャパンCである。 

 出走表書こうとしたが、元気ないのでやめ(挨拶。

清澄庭園 涼亭ライトアップ
清澄庭園 涼亭ライトアップ posted by (C)有芝まはる殿下。

 まぁタニノウォッカが一番人気なのは当然として、そうは言っても秋天で最先着したのはスクリーンヒーローであり、去年のJCでもタニノを押さえて勝利しているのもスクリーンヒーローなのである。その意味では、まず「スクリーンヒーローの連覇があるか」が焦点なのかな、と、今年のジャパンCに関しては考えている。
 一つ強調すべき材料としては、馬体重があろうか。
 本馬は昨夏の支笏湖特別で休み明けの際に馬体重を+18増やし、以後一貫して480kg台で有馬まで走り抜けた。そして、今年の秋天では、休み明けでやはりフタケタの+12増で、デビュー以来最高の490kg、結果としてはまずは好走であった。
 無論、単に宝塚の段階でやや馬体が減ってただけであり、JCや有馬では既に488だった訳で、成長分という点では、さほどドラスティックな数字ではない。ただ、*グラスワンダーの仔としては皮肉な話だが、この馬は「ガサがある方が信頼できる」ような気持ちはある。前走の休み明けの反動含め、馬体重はメルクマールになるのかなぁ、と。
 その上で、調教後体重が494と、余り大きく出ていないのは気になる。無論関東馬なので輸送負荷は低い訳だが、恐らくプラス馬体重になる確率は低いのかなとも予想され。そうなると、微妙に体重としては強調しづらい雰囲気ではあり。ただ、元々帰厩時に相当馬体増やしてから絞ってるだけに、休み明けから走れる状態で、それを維持してると考えればまぁこんなものかな、ってのはあるか。

 個人的には、タニノウォッカの弱さとは「挑戦者になれない」辺りにあった、と思う。
 スクリーンヒーローみたいなのが相手になると、ましてこの「挑戦者になれない」ことが負のファクターとして上がりがちかなという点が、まずは不安なところ。その意味では、何故ユタカがこの馬であれだけ苦労するかというと、恐らくは乗り役が「挑戦者」という立場に向いてない、ってのがあったのではないか。そういう点では、乗り替りは間違いなくプラスというか、別にカタカナ騎手でなくとも、「新たな面を探して乗る」ことになる方が、「受け身な騎乗」になりづらいってのはあろう。
 ただ、その上で「去年の秋天の2400m版」的なレースにはなりそうにない辺りで、今年のジャパンCもこの牝馬にとってベストな条件なのだろうか、的な思いはある。リーチザクラウンがある程度早いペースを引くならば単騎になってしまうかこの馬自身がある程度後方過ぎる位置取りになりそうな予感もあるし、逆にある程度ペースが落ち着くなら、そういう流れの2400でこの馬が古馬相手で勝ったことがないのが気に掛かる。

 オウケンブルースリを余り「G1馬」というイメージでは見ていけない、とは思っている。ディープスカイよりもちょっとずつ弱い4歳馬、と見ねばなるまい。そう思って警戒すると買い目をいたずらに増やすだけではという思いで、無印にしたくなる馬ではある。ただ、京都大賞典の勝ち馬であるし、昨年と違って3000からの臨戦過程ではない、というのが、この馬のポイントであろう。3000からの臨戦で昨年なお5着でタニノウォッカとも差がない、まして……となると、日本馬2番人気は妥当ではあろう。
 一方で、やはり府中はどうも向かないんじゃないかってのと、あとは、母父 Silver Deputy に対するちょっとした不信感はあるか。牝系の Gold Digger 自体は Nashua 産駒で決して軽い馬ではなく、だからこそ*チーフベアハートも出すしこの馬も出す訳で、その Gold Digger クロスをポジティヴに評価すればいいのかなとは思うけれど、やはり「一枚割引」はある。タニノよりは上かもだが、このレースで本命に推したくはない、的なバランス。

 この日本馬上位3頭では、まずはスクリン→オウケン→タニノの順番。
 そこに対して穴的な所であるが、やたら人気上がってる3歳馬では、レッドディザイアは前走でかなり一杯一杯だったと思われ、今回調教後馬体重見ても更にあそこから馬体減らしそうな勢いでは、買いづらい。リーチザクラウンは、ほぼ前走を見るにユタカのチューニングのメドは立ったと見るが、果たして菊花賞の後でどうだろうか。最後の1つのシルシくらいは進呈したい気はするが、父の3歳JC出走時に思ったのと似た文脈で、「まだ早い」感は強いな、と。
 穴として挙げるなら、マイネルキッツであろう。
 オウケンブルースリをG1馬として余り見ない方がいい、と書いたが、逆にこの馬の場合、「G1馬であることが余りにも忘れられてる」と思われる10番人気。天皇賞で3.14.4で勝った馬であるなら、京都大賞典から秋天目もくれず調整に当てたローテは警戒すべきではないかと思う。個人的には対抗まで評価したい。ある程度瞬発力勝負になっても、上がり33秒台勝負にならなければ何とか、くらいの思いで。一方で、ヤマニンキングリー、アサクサキングス辺りは、やや臨戦ベースでのコンディションに微妙に難ありとみて、軽視する。その他の高齢馬は狙いづらい。

 さて、あとはここに外国馬のピースを嵌める作業である。
 因みに今年有芝、先週先々週と続けてカク外買ってたり。意外と本気でカク外に期待するの珍しいかもなんだけれど(苦笑。
 自分の中では、*ジャストアズウェルは調子がそこそこ、*シンティロは展開向きそうだが、この両者は配合的にちと足りないかな、という思いはある。*マーシュサイドは色々考えたが、やはり馬場が渋ったときの要員かな、くらいで落ち着いている。明日の天気を見ると、どうやらレースまでは持つ風味なので、ここは見送りか。*インターパテイションは府中が旧馬場だったら案外大勝負したくなるが、残念ながら今はそういう馬場ではない。ただ、持ってる時計よりはかなり走るんじゃないか、的な意味で、3連系の馬券を買うならヒモとして遊ぶことを推奨したい。
 詰まるところ、今年はやはり、ベタであるが、*コンデュイットの取捨であろう。
 正直迷うタイプだが、同じ勝負服の*ピルサドスキーを「来させた」ことに敬意を表したい、という意味で、買おうかと思う。能力期待値を出せるつもりならばオウケンよりは上、くらいの呼吸となろうか。スクリーンより上にするか。してもいい。しかし、思い入れ的にシルシを入れると、これか。

◎スクリーンヒーロー
○マイネルキッツ
▲コンデュイット
△オウケンブルースリ
△タニノウォッカ
×インターパテイション
×リーチザクラウン

 連覇を期待する。
 スクリーンヒーローは、確かに前走で実力をある程度認められはしたが、未だ「チャンピオン」としての格式には至っていない。しかし、「チャンピオンになっていい馬」なんではと思い始めている。その上で、そのステージに這い上がるには、案外このジャパンCが最後のチャンスというか、「初の連覇」というインパクトがそこの扉をこじ開ける隘路のカギなのかと思う。
 そこへの投資という意味で、◎を。
 父が「ここで負けたら」という所で決して負けなかったように、彼が隘路を開けるかを、注目したい。
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今日からライトアップもあるでよ@六義園。 

 夜景は撮る予定ないですが(挨拶。

 取り敢えず、25日に休みとってて、六義園とか行ってた。
 本当はその脚で浦和記念でも行こうかと思ってたが、デジカメのバッテリーが切れたのと、あとその他家の都合等で断念。結構ピーカンだったし、モロ順光な浦和だと写真日和だったと思うと惜しまれるが。
 いつものDMC-G1に、レンズは、標準・パンケーキ・Noktonと3本揃えて、適当にとっかえひっかえ。まぁTwitterでも更新通知してるものではあるけれど、取り敢えずそれぞれのレンズでそこそこ自分的に印象に残った作例をログ程度にこちらにサラしておこう。

◆標準ズームレンズ。
六義園 秋色の重なり
六義園 秋色の重なり posted by (C)有芝まはる殿下。
 やはり遠景含めてきっちり解像してくれる感はあり。主に電車撮りとかに活躍するブツではあるが、たまにはこういうじっくり撮る場面でも使って良いかもしれない。

◆パンケーキレンズ。
六義園 陰影から
六義園 陰影から posted by (C)有芝まはる殿下。
 開放で撮ってるけれど、被写体自体はぱきぱきと捉えてくれる。何となく、光の落ち気味な場所から明暗のバリエーションがあるような所には向いてる、かも知れない。

◆NoktonでMF撮り。
六義園 紅葉裏の虹
六義園 紅葉裏の虹 posted by (C)有芝まはる殿下。
 とにかく開放にするとフニャフニャに後ボケしてくれるので、それをどうコントロールするか、ってのもあるか。これはそれなりに適度な光の玉を出しつつ、何か虹みたいなのも映り込んだ不思議な写真。

 あとは、適当にアルバムリンクも貼っておこう。

posted by (C)有芝まはる殿下。
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ジャパンC外国馬配合解説、その2。 

 つか、今年はそんなにヴァーズに大量登録されとるんか(挨拶。

サンシャイン水族館 AquaFantasia 入口
サンシャイン水族館 AquaFantasia 入口 posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、後半の部。

マーシュサイド(USA)
Gone West×Colonial Play(Pleasant Colony)×Meteor Stage(Stage Door Johnny)×Northern Meteor[F23-b]

 母馬の血統を見ると、この馬の意外なジャパンC適性が浮かんでこよう。
 すなわち、23号族にして Cornish Prince→Northern Dancer→Stage Door Johnny→Pleasant Colony という累代。これは、Bold Ruler 産駒の Bold Hour→Northern Dancer という累代に、Pleasant Colony×Stage Door Johnny のジャパンC馬にかなり近い配合である。つか、母馬の血統見て「何処の*タップダンスシチーだよ」と真っ先に思ってしまうというか。
 まぁそうは言っても一致するのは半分だけな訳で、そこに父 Gone West となるとどうか、ではあるが、潜在的には日本の馬場向きタイプかなぁというようには思われるし、また世界の合田が指摘するとおり、「一発屋」的な血統であり、G1未勝利(1着入線はあるが)の今年なんかは、それこそ不気味であるとは言えようか。大陸間遠征の経験も、去年の来日と今年の島倉で十分経験済みであるのは特筆すべき。
 配合としてはまぁタップ的な母の配合を累進させた感はあり、それなりに基礎値は高いという所ではあるが、逆にアメリカの Gone West らしいちょっとB級を交えたゴテゴテ感に今ひとつ欠ける感はあり、字面に比して一発のインパクトは弱いかも知れない、とも思われ、まぁその辺りがアメリカの成績にも表れているのかなぁとも。馬場的には持ち時計よりは向いてそうではあるので、押さえで一考かなとは思うが。

コンデュイット(IRE)
Dalakhani×Well Head(Sadler's Wells)×River Dancer(Irish River)×Dancing Shadow[F1-l]

 4代母 Sunny Valley と言えばまず*バレークイーンであり、アンライヴァルドからブルーコンコルド、カンパニーに至るまで、今年は何かと本朝の競馬のBuzzの中にこの牝系が見え隠れした感があるが、そのツテで行くとアドマイヤフジ辺りが有馬で穴開けたりするのかしらん。欧州でも名ステイヤーの Millenary や愛オークスの Petrushka、チャンピオンSの Spectrum など活躍馬は出ており、本馬もその列に入る。
 さて、一方で今のところは Dalakhani の代表産駒的な位置づけの同馬であるが、Dalakhani の種牡馬としての滑り出しは、*モンジューや Galileo といったちょっと上の世代の活躍馬に較べると、ボチボチ的な微妙さではある。ただ、そこそこ出てるG2、G3クラス含めた重賞馬の配合などを見てると、比較的ニックスをシンプルに狙えば結果が出るようにも見受けられ、例えば愛オークスの Moonstone なんかは Buckpasser と Princequillo の両取り的になる Caerleon を入れてきっちり結果を出した格好。一方で、本馬のように Sadler's Wells を絡める選択もあるはずで、伸び白は期待できるようにも思うが、或いはアガ・カーン・スタッドが今ひとつ「攻め」の種牡馬稼業をしてない辺りが「地味さ」の原因なんだろうか。
 この馬自身は、母の段階で既に Riverman を使って Sadler's Wells と Never Bend のニックスを得ており、それが機能していたからこそ、ここで Mill Reef≒Riverman でその流れを継続する作りが「当たった」のだとは思われる。反面、サドリーフって欧州での成功例の割には本朝で殆ど見ない(まぁサドラーズ自体そんな走らんけど)辺りで、適性をどう見るか、であるか。
 冒頭にも書いたような「Buzz」の要素を考えると、手を出してみたくなる欧州馬、ではあるんだけれど、人気もしちゃいそうだし、うーん。
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テーマ: 競馬

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ジャパンC外国馬配合解説、その1。 

 お散歩写真的にはコンデジも便利だし、平置き出来る場所を探しながら夜景撮影も悪くはない(挨拶。

夜の西郷さん
夜の西郷さん posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、人気薄い方を3頭ざざっと。

インターパテイション(USA)
Langfuhr×Idealistic Cause(*ハビトニー)×Special Idea(Cresta Rider)×Incredible Idea[F10-c]

 母父*ハビトニーってナイスネイチャだよなと思いつつ、ウラカワミユキの仔以外で母父*ハビトニーの馬が全然思い出せなかった件(苦笑。日本で殆どインパクトを残さず、それでも何故か再輸出の口があって「90年代の*ラヴァマン」として名高き(逆か?)西のヒキコモリ去勢馬 Best Pal を輩出した成功に、「失敗した種牡馬は積極的に返してあげた方がいいよね~」という議論のネタとなった。
 はサテオキ、本馬であるが、曾祖母の Incredible Idea はYouth 経由で Fast Turn≒Sir Gaylord という4分の3同血を持ち、産駒は結構下級ながら勝ち数の多い頑健なタイプが目立つ。その血脈に、Sir Gaylord 系の*ハビトニーを入れて安上がりな系統繁殖的に仕上げた母の Idealistic Cause もやはり頑健タイプとして相応の活躍を収めた。間にも Blue Prince が入る血脈は Princequillo が強いと見受けられるが、そこに Round Table を内包した Langfuhr を入れて、「Princequillo で支える Northern Dancerクロス」という非常に古典的なNDインブリード成功例を見せる辺り、いかにも母父*ハビトニーという古めかしさではある。4回目のターフ・クラシックで遂に満願叶ったのは牝系の頑健さ故か。乱ペースで3着くらいまでは来るかもな*ストラテジックチョイス臭はある。

ジャストアズウェル(USA)
A.P.Indy×No Matter What(Nureyev)×Words of War(Lord at War)×Right Word[F17-b]

 母はデルマー・オークスと、微妙ながらG1馬で、G1馬だからこそA.P.Indyなんかがつく機会もあり。曾祖母 Right Word はNasrullah-Princequillo-Count Fleet と3枚揃えの相似配合で、繁殖としては好材料。そこに、Ribot や Prince Chevalier で地力強化な Lord at War もまぁまぁ。そんなんで、近親にもBCクラシックの Raven's Pass が居るわけで、字面としては良血馬には違いないだろう。ただ、A.P.Indy との配合は、ナスキロの過剰気味な継続の割には Count Fleet が足りない一方で、この馬の牝系側の血に Buckpasser とかを活かすスジが余りなく、そうした意味ではこの牝系は Raven's Pass のように素直にミスプロの方が合うんじゃないか、的な感覚はある。
 今季に入っての成長はなかなかのもので、現実に恵まれでのG1勝ちとは言え Quijano に先着してるんだから弱いとは思わないし、相手なりによく走るタイプとは推察されるんだけれど、ワンパンチが足りないかなぁと言う気も。

シンティロ(GB)
*ファンタスティックライト×Danseuse du Soir(Thatching)×Dance by Night(Northfields)×Elvina[F21-a]

 何とな~く、伊グラン・クリテリウムを制してクラシックに乗ってた頃は憶えていたけれど、そっから脱落した後に何故かザントバーンなど走ってたとは知らなんだ。むしろ字面の成績だけ見てると、ウィンター・ダービー勝ったところでアメリカでも転厩すればよかったのにとか適当なことを考えたり。そうは言っても、シャンティ大賞勝ってキングジョージまで駒進めたんだから、馬主孝行ではあるか。
 本馬も、*ジャストアズウェル同様、母はG1を制していて、つか仏1000ギニーにフォレ賞だから明らかに格上。マロワでも*ヘクタープロテクターの3着とか。昔はへクターが日本競馬におけるミスプロの旗手となるとかまことしやかに囁かれていたものだよ。気がついたら格下と思ってた Kingmanbo とエラい差が付いたが、まぁ*タイキシャトルと Cape Cross みたいなもんか(ぇ。
 祖母が地力ある累代にちょっと珍しい全姉妹クロスで繁殖として成功したというパターンではあるが、本馬の配合として見ると、Thatching と Key to the Mint という、如何にも地力を持て余すタイプの種牡馬の字面が何というか味わい深く目立つ。やたら Hyperion が強くて、それがマイラーの母から中距離馬を産んだ感があるが、どうもジリ風味というか。堅い馬場が得意というよりは、ハイペースに強いというタイプに見える。
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狸CS回顧。 

 今日は、今更 THIS IS IT などを観に行く(挨拶。
 ギリシャ系の美人ギタリストのシーンとか観ながら、「この映像がネット流出した暁には、是非MMDで唯ちゃんモデリングして該当キャラ差し替えたMADを観たいものだ」とか思ってしまう客は、多分そんなに多くないとは思うが、実際流出したらやる人のいる確率は低くないだろう。

高砂路傍の花 5
高砂路傍の花 5 posted by (C)有芝まはる殿下。

◆ラップ:12.1-10.9-11.8-12.4-11.5-11.4-11.2-11.9

 何か馬柱を見れば見るほど、こんなんカンパニーと*サプレザとキャプテントゥーレの3頭立てだろ的な本命党マインドがアタマをもたげるようなレースで、結局これの3連複を太めに入れた後に、適当に穴を考えてフィフスペトルに突っ込んだのだが、まぁ穴を1頭探す姿勢は悪くないけどセンスに欠けた、というお話。
 ただ、純粋な結果論として残念な印象だったのはキャプテントゥーレ。ヤマ張って馬場の良いところに持ち出すのはそれはそれで作戦ではあったが、朝日チャレンジCのイメージで行けば、勝負根性をもうちょっと恃んでも良かったかもな場面で、マイネルファルケがある程度ラクに逃げていたことを考えるならば、まずはこれを併せ馬で倒す方に張って欲しい気持ちが、あのレースで相応の好印象を持った自分の中にはあった。マイネルファルケが*ブレイクランアウトよりも大幅に強い馬かというと、微妙にも思われたし、先週のG1見てないわけではなかろうし。
 しかし、和田は乗り替りにしてはなかなか手慣れたペースで、行ききった後の坂の上りにおけるラップの落とし方はお見事。
 一方で、キャプテントゥーレが外に「行ってしまった」のは、やはり自分の馬の素軽さを考慮した、みたいな部分はあったかも知れず、そうした中でカンパニーが敢えてインを衝けたのは、天皇賞で得た自信のレベルではあったか。そういう意味で、馬を信じ切ったという点では、*サプレザのペリエもそうであろう。直線で一回置いてかれ気味になりながらも、きっちり我慢して矯めて、最後にきっちり先行するキャプテントゥーレまでは差してみせた。

 何か回顧として余り語ることもないので、さらっとこの牝馬の配合をおさらいすると、父は余り聞かない Sahm だが、その母はダービー牝馬 Salsabil。自分にとってはかなり初期の「海外の名牝」として意識した懐かしい名前だが、繁殖としては意外と牡馬が出てなく、デルマ見てもこの馬しか名前出て来ないので、恐らくそういう面からも種牡馬入りは必然だったのだろう。Salsabil というと何故か「母父*アーテイアス」というイメージが強い私ですが、本馬は祖母父 Jolie Jo が Round Table 産駒で、ここで Round Table のクロスと Tourbillon の血統が組み合わせクロスする。一方で、Tourbillon はそこの他にも Olden Times と Bold Reason からも Djeddah クロスで濃厚に補給され、Princequillo は Ribot 系の Pleasant Tap から補完されるという辺りで、組み合わせとしてなかなか有機的。
 一方で地力系では Hyperion も Pleasant Tap と Welsh Pageant から来る中で、案外祖父の Mr. Prospector は余りそうしたクロスに絡んでこず、やや異系的。ただ、ミスプロのスピードを残り3頭の祖父母で全面的にサポートした、みたいなシンプルな形式にもなっており、そういうまとまりの良さが父の字面以上の能力を引き出した、配合の勝利を感じさせる好感度は存在しようか。
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書こうと思ったが微妙に眠く。 

 今日も早寝するか(挨拶。

高砂路傍の花 10
高砂路傍の花 10 posted by (C)有芝まはる殿下。

清澄庭園 紅葉ライトアップ
清澄庭園 紅葉ライトアップ posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、今日は朝と夜にカメラ片手にお散歩。まぁ夜の方は家族一緒だったんだけれど。朝は家の周りで小さな被写体を接写で渉猟しつつ、たまにはクローズアップレンズ外して上のような感じで蝶とかも拾えたり。しかし、クローズアップ使うとき、どのレンズに載せるのがいいのかイマイチよく分からん。取り敢えずMFでないと合わせられないので、Nokton使ってみたが。夜は何となくライトアップされた公園を見たくなって手近な所へ。入場者の一眼装備率が異常に多かった。昼紅葉は今度六義園辺りで撮りたいなぁと思いつつ、さて。

 あとは、メモ書き程度に。

◆けいおん!キャラの体重。
 という話が数日前にぶくまであったが

 確かにあの作品って標準体型の良さを愛でる作品であり、その意味ではまぁ50kg台が多いのはサテオキ、ちょい澪の身長160では低いよなぁ、とも。原作では「背が高い」と銘記されてたわけで、160では今時全然高い内には入るまい。かといって、170あったら、容姿とおっぱい考えれば多分中学時代に相当目立ったと思うので、ある程度立場が人を作る的な意味で、澪はああいうキャラにならんかったろうなぁと思うと、165そこそこくらいが妥当と思うんだが。
 あと、体重50という結構女子にとって絶対防衛ラインに届きつつ「食べても太らない」と嘯く唯ちゃんの危機感のなさは異常。因みに有芝は、10代の頃体重40キロ台であることを女子に公言してその度にドンビキされてた。余りドンビキされてる意識が無かったのがタチ悪い。あぁ、若き日の過ち!

◆バルス祭。
 何か金曜に新入り歓迎で呑んだ後に帰宅したらそんな感じだったが、何というかどうも「水戸黄門の印籠」っぽく思われた件。Twitterでは「団塊ジュニアの」と冠したが、冷静に考えればTwitterにいるのなんて割と自分より一回り下が多いっぽく、団塊ジュニアも微妙に語弊あるか。つか、世代的に団塊ジュニアど真ん中だと多分ナウシカの方がインパクトあったんじゃねぇかな、という意味で、今のラピュタ人気ってもうちょっと下の世代のオッサンが支えているのかも知れない。この辺の世代観、考え出すと結構センシティヴかもな。
よしなしごと  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

今更ながら、ZenyattaとRachel Alexandraとか雜考。 

 宝石のような、というか(挨拶。

山本亭 ウィンドウの指輪
山本亭 ウィンドウの指輪 posted by (C)有芝まはる殿下。

 完全にタイミング逸してはいるし、大半はTwitterの書き散らしを拾うだけだが、まぁ。
 この両者に関してもそうであるが、本朝ならばダイワスカーレットとタニノウォッカ、フランスならば Dahlia と Allez France といったような、歴史的というかその国でも史上屈指の名牝がたまたま同じ世代に出る現象はどう説明したらよいものかな、みたいなことは思う(因みに、競馬の本場たる大英帝國にあっては、19世紀のことであるが、クラシック5冠全て牝馬が制した世代とかがある)。アメリカにおいても、実はこうした豊穣ははじめてではなく、恐らくアメリカ最強牝馬の1頭である Busher には、同期にやや晩成でベストの状態で相対したことはないが、これまた最強クラスの Gallorette が控えていた。また、強いダービー馬かはさておき、不敗の Personal Ensign が最後にBCディスタフで叩き合ったのはダービー牝馬 Winning Colors であったことも特筆されよう。

 その上で、Zenyatta と Rachel Alexandra を見てると、何となく、前者は Personal Ensign に近く、後者は Busher に近いのかな、みたいなことを思ったりする。因みに、アメリカ史上最強牝馬は誰がどう冷静にツッコミを入れても多分アメリカ人の中では永遠に Ruffian ということになるらしいので、その意味ではこのいずれかが「史上最強」になるかは微妙っぽくも感じるのですが(偏見)。

 さて、ではその Busher と Personal Ensign 辺りのアトサキがどう見られてるかというと、やや古いもののブラッドホースが2000年辺りにやってた20世紀名馬100選によると、35位の Ruffian についで牝馬2位で Busher が続き、Personal Ensign は45位の Gallorette にも遅れを取る48位。まぁそう言っても、フランスの歴史的牝馬である Dahlia(アメリカに転厩してるので、一応カウントされる)の50位を上回るのだが、という辺り。
 Personal Ensign の配合と繁殖での成功を愛する有芝としてはやや食い足りない順位と受け止めているが、実際のところ、Personal Ensign はそこまで骨っぽい牡馬を倒している訳ではなく、最後のBCディスタフも辛勝であり、また故障で3歳の主要レースを棒に振っている辺りで、聊か濃厚さに欠けるきらいがあると映ったのかも知れない。一方で、Busher はというと、21戦15勝で、長期休養空けで敗れた5歳の1戦をノーカンとしても5回負けており、しかも余りレース体系が整備されてない中なので、現在に分かりやすいタイトルは獲れていないし、クラシックで勝ったわけでもない。しかし、トラックレコードで古馬最強クラス(「20世紀」でも39位に並ぶ)の名去勢馬 Armed を倒しているのが大きく、しかも一度負けた馬は全て次のレース以降でリベンジしてる辺りで、最強クラスの評価を得ている。また、3歳での活躍ってのは、なんだかんだ言ってより評価を得やすいのだろう。

 その上で、Zenyatta と Personal Ensign を比較すれば、まず Zenyatta の方が連勝の長さ、BCクラシックという「内容」、そしてレースぶりの傲岸さも含めて Personal Ensign を上回ることになろう。一方で、Rachel Alexandra は確かに牡馬クラシックの勝利、牝馬相手の有り得ない大差圧勝と圧倒的スピードは赫々たるものがあるが、一方で Busher のように去勢馬を含む牡馬相手で「本当に」強いところとやっていたのか、という辺りで微妙にもにょる部分もある。いや Summer Bird 強いよ!トラヴァースもジョックラ金杯も勝ってるよ!と言えなくはないが、何となく今から阪神の砂でもがく姿を見るであろうと思うとどうも(苦笑。
 ……てな辺りで、過去の比較対象の馬とのアナロジーよりは若干差が詰まる形になり、そういう点でなかなかアトサキの判断が難しくもあろう。しかも、自身らが強くて牡馬を倒してしまうせいで、その負けた牡馬が強いのか弱いのか今ひとつピンと来なくなってしまう面もある。
 そういう意味では、Busher とか Gallorette みたいに、とにかく走って走って地力を色んな所で比較しうる存在としてのライバルである Armed や Stymie のような存在に恵まれていた古き良き時代は幸運だった、ということであろうか。
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北米競馬  /  tb: 1  /  cm: 0  /  △top

エリ女回顧。 

 まぁ、たそがれてしまう部分はあるが(挨拶。

中川の日没
中川の日没 posted by (C)有芝まはる殿下。

 かの高名なプリテイキャストの大逃げの際、向正面で「誰かアイツを止めろ」的なことを横山富雄が叫んだという話を聞いたことがあるが、ノリがカワカミを前進させたときに天国の父を一瞬思い出したりはしたんだろうか、的な感傷もあり。

◆ラップ:
大賞典 12.7-10.9-11.0-12.2-12.3-12.1-12.1-12.0-11.9-12.3-12.8-12.0
エリ女 12.5-11.3-12.2-12.3-12.2-12.2-12.3-11.8-11.7-12.2-12.9

 まぁネットでも散々指摘される、「京都大賞典で先行した2頭が、京都大賞典と(最初の3F目以外)ほぼ同じラップを踏み、結果として京都大賞典よりもラクな時計で逃げ切った」というレースな訳であるが、こうして見たら、バテ方が京都大賞典と大差ないのも味わい深い。ただ、1秒早いペースだったのにバテ方が同じってことは、馬場負荷的には今回の方がややあった、かもだが。それにしても、黄菊賞のタイムが去年と同じという辺りを思うと、去年の13着の時計な訳で、騙されたとしか言い様はないか。主犯、という意味では、やはり4F目から5F目で差がグイグイと広がってるわけで、ここで番手でチンタラを決めたスミヨン、にはなるように思われる。

 その上で、ブエナビスタは上がり3Fで4秒差くらいで上がっているわけだが、これを「どこで」詰めたのかというと、多分残り200を2分3秒くらいで通過してるように見えるので、ここで2秒、あとは1F各1秒くらい、な詰め方なのかな。いずれにせよ、字面の斬れ味よりは、随分早めに仕掛けてはいるように思われ、その意味では「新たな境地を開発するような負け方」をしているように見えるのが皮肉だ。その意味では、クィーンスプマンテがテイエムプリキュアに能力を引き出されたのと同じことが、後ろでブエナビスタがカワカミによって、ということであろうか。
 ただ、その前2Fで本当に見た目ほどに「シャカリキに」上がっていたのかどうか、という問題であろう。もうちょっと言えば、特に5F→4F目は、馬群自体も大して早くないので、上がったと言っても11秒前半の脚を使ってるわけではない。ある程度「坂を登り切ってからの下り」での加速に今ひとつ乗り切れなかった部分はあったのではと思う。
 恐らくこれが、普段の淀における「ゆっくり上ってゆっくり降りる」というセオリーに「縛られる」ような部分であり、イングランディーレなどを含む淀のある程度以上の距離における逃げ切りにおいてはよく起きる部分なんであろう。まぁディープインパクト的な変態性があれば、今日のブエナより1F早く加速を始めて残り1Fで追いつきそうなものではあるが、ああいうレースを仮に牝馬がやろうとしても、ヤネの方に信じろと言ってもなかなか信じてくれんだろうなぁみたいなのもあって(苦笑。

 それにしても、確かにブエナビスタに関して、札幌記念の敗戦から凱旋門を回避する辺りで、イヤな形で「ケチのつく」局面は多かったように思われるが、こういう形でケチが付くとは、であり。これで無理に有馬とか出したら、今度は落馬とかしそうな勢いだとか、縁起でもないことを思う。
 一方で、前日に血統をベタボメした*シャラナヤが4着。絶対能力でちょいブエナとは差があるような展開ではあったが(まぁ馬場適性とか初遠征である程度以上は相対化されよう)、それでもJCに出てくれる程度にはメドが付いてくれたおかげで、まずは府中でもその華奢な馬体を愛でておける機会に恵まれたのは幸甚というべきか。
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レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

エリ女外国馬配合解説:*シャラナヤ 

 40mmは比較的視野に近く、80mmはその半分、と理屈では分かってもなかなかフレーミングは難しい(挨拶。しかし、滲むような光はやはり良いものだ。

道路脇の一輪
道路脇の一輪 posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、レース直前に今更書いてみる、*シャラナヤ血統話。
 何で今更になって書き出したかというと、やたら検索ワーヅで「アガ・カーン殿下」が目についたので、話題を振られてるんだなぁと解したから。

シャラナヤ(IRE)
Lomitas×Shalamantika(Nashwan)×Sharamana(Darshaan)×Sharmeen(Val de Loir)×Nasreen[F9-c*]

 コシナが商標を獲得したドイツの老舗カメラ屋であるフォクトレンダー社のスローガンは"weil das Objektiv so gut ist(なぜならレンズがとてもいいから)"だったそうだが、それに準えれば、この牝馬は"weil das Pedigree so gut ist"であり、それに尽きるような馬である。
 たとえるなら、有芝が「血統の良い馬の例を教えて下さい」と問われたときに、「*シャラナヤみたいな馬が『血統が良い』って言うんだよ」と返したくなるようなタイプ、と言おうか。

 この牝系は先代アガ・カーン殿下の象徴ともいえる Nasrullah や Royal Charger、Mahmoud を輩出し、現代の父系に大いなる影響を与えた Mumtaz Mahal の牝系であるわけだが、当代アガ・カーン殿下においても速やかに繁殖牝馬のラインナップに組み込まれており、曾祖母の代表産駒にはこれまた当代アガ・カーン殿下を語るにおいては欠かすべからざる悲運のダービー馬、Sherger が存在する。他にも、Shaldala、Shamdinan、Choc Ice といった辺りがG1馬として名を連ねる牝系。そうしたブルーチップな牝系は、累代を見渡しても、Dante→Tulyar→Charlottesville→Val de Loir→Darshaan→Nashwanと、主流ではないが相応の影響力を有し血統表に紛れてもキズになる馬が全く入らないような、一片の隙のない構成。そして、そのラインナップにドイツの Lomitas が入るのは、ドイツ競馬ファンとして率直に誇らしい心地になってしまう、そこだけで有芝を陶然とさせるに十分なものである。

 それを支えるのは、もはや語るまでもなく実績を積み上げ、当然アガ・カーン殿下の成功馬の中にも Kahyasi を見出せる、Nijinsky と Blushing Groom のニックス。これも有芝の大好物である。こうしたシンプルなニックスで5代アウトというのも見映えは良い。また、Lomitas のほか Lavirco なども出したこのフェールホフ牧場の誇るLラインの牝系は、Tourbillon の強クロスを牝系の奥深くに秘めている。それに対して母側で受けとなるのは Darshaan 母方のフランス血統。この両者の存在によって、6代目と遠くはあるが、Amora≒Marilla で Astronomie、Pharos、Tourbillon というマルセル・ブサックの愛した血脈が組み合わせクロスされる辺りは、狙ったものとしか思われない。
 一方で、確かに牝系の累代の中で、「仕掛け」になる部分は希薄である。全体にアウト基調で、ここで思い切ってテコを入れた、みたいな部分が存在せず、それだけに牝系も比較的爆発的な活躍を見せているわけでもない。しかし、アガ・カーンの箱入り娘的に丁重に扱われた天衣無縫さを思えば、そうした仕掛けの欠如すらある種の美点には見えて来るであろう。

 世上、スミヨン対アガ・カーンの角逐の、本朝における延長戦的なギミックも背負っているようではあるが、この馬の個体としての血統の良さは、知られても良いものであるとは思うし、こういう血統の馬をつくってG1を勝てるというのは、生産者としての無上の喜びであろうなぁ、とも。
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配合解説  /  tb: 1  /  cm: 0  /  △top

松井秀喜のFAと、組織への忠誠心。 

 後楽園勤めてた頃は、結構ここで贅沢して昼飯、なんてこともよくあり(挨拶。

Baseball Cafe
Baseball Cafe posted by (C)有芝まはる殿下。

松井代理人、テレム氏が緊急声明 「たとえゴジラがどの球団へ行こうとも…」@産経

 さて、松井秀喜はFAとなり、代理人もここぞとばかりに仕事を頑張り始めている、というお話。
 今シーズンもう始まった頃から、ヤンキースにおいては「今年契約が切れる松井はオフのFA要員」というのは当然のように言われていた。そうした状況での契約最終シーズンでも、逆にそうだからこそでもあったかも知れないが、松井は怪我にじっくり対処しつつ、少ない出番でも集中力を欠かずに臨んで、夏のトレードで放出の憂き目に遭うことを回避すると、そこから調子を上げていって、遂にワールドシリーズでのMVPという望外の結果を得ることが出来た。
 こうした負の状況を克服するための精神力は想像するに余りあるものがあり、ある意味松井秀喜という野球選手の「完成した瞬間」であったかも知れない。WBCのイチロー同様、「どん底を見た」からこその輝きではあり、正直痺れた。
 反面、松井がFA要員とされるであろう周囲の要素は、シーズン中から全く変わっていない。いや、これで同じ外野手で同じ契約最終年のデーモン辺りがドツボってたら、まだロスター1人空いた的なものはあったかもだが、何れにせよ、ヤンキースが松井の守備を不可能と看做していること、そしてヤンキースのフラッグシップと言える中心選手の休養として、DHのポジションは空けておきたいことは、変わっていない。また、松井が完全に故障から解放されてる訳でもなければ、無論松井の年齢が下がることも有り得ないのである。

 そうした中で、松井はヤンキースに恋々とする思いを余り大っぴらには口にしていない。
 上の記事にある代理人の発言は、恐らく松井が潜在的に心に持っているそうした思いを代弁するものではあろうが、それは松井自らが口に出すものではないのであろう。
 この辺りは、何というか、いかにもアメリカ的な「組織への忠誠心」的なものを感じる。
 日本でもアメリカでも、組織への忠誠心というものはある程度以上重視されるものではあろう。その上で、日本において「フォアザチーム」とされることはアメリカにおいて必ずしもそうではない。例えば、ダルビッシュが今年の日本シリーズで故障をおして投げるようなシチュエーションは、日本人的には本能的に「燃える」状況ではある一方で、チームから見てギャンブル、選手から見て酷使として大リーグ的な価値観からは非難されそうではある。逆に、大リーガーの場合、「仮に自分がチームから追い出されるとしても、その契約に從容とすること」は、大きな「フォアザチーム」の一つ、ではなかろうか。
 無論、大リーグでもトレード拒否条項とかはあるが、それは、チームにへばりつくためのものと言うよりは、自身のパフォーマンスが活きない状況での再就職を強制されない権利、のように見える。
 そうした上で、GMやフロントの強化方針をリスペクトし、一方で自身のキャリアにおいて自分の責任で強化方針を考えてチームを選ぶ、ということが「チームのために忠誠心を発揮する」ことの一部である、みたいな姿が、今回の松井の例などからも垣間見えるように思われ。
 そして、松井が故障やチームの迷走といった紆余曲折の中で、これといったビッグタイトルをついぞ初のワールドシリーズまで得ることなくも、適者生存を為し得てきたのは、こうしたアメリカ的な「組織への忠誠」彼が解し得たからだろうなぁ、とも。

 しかしまぁ、こうした「忠誠心」の考え方的な文化ってのは、クソ労働環境とか色々考察というか話を広げるネタにはなりそうであるが、どうも今現在酔っぱらっててそこまで手が回らない。
 とまれ、松井秀喜という非常にクオリティの高い野球選手が、今後とも少しでも長くその輝きを見せられるような身の振り方をして欲しいなぁ、とは思う。カンザスシティ以外の全チームにほぼ同率の優勝チャンスがある中地区なんかは、やりがいのある仕事場であると思うが、果たして。
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野球  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Azeriの配合相手とか考えてみる。 

 何か、祖母父も曾祖母父も母母母母父も輸入種牡馬な*ジェイドハンター産駒がすげー高値で輸入されてきたという報道が物議を醸しているようで(挨拶。

秋の日の馬像
秋の日の馬像 posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、Azeri。
 何というか、このタイミングで年度代表馬となった牝馬が輸出って、ダイワスカーレットとタニノウォッカが競馬場で覇を争うタイミングでエアグルーヴが輸出された的なものではあるのだろうか……と思いつつも、往時のエアグルーヴのような絶対的な地位を築くような繁殖牝馬なんてのも、世の中でそう出てくるものではないから余り良い譬えではないか。
 で、こういう血統背景の土臭い競走牝馬ってのは確かに余り繁殖でピンと来づらい……ってのはあったかも知れないが、それにしても米年度代表馬の本邦輸入では*パーソナリティ、*ファーディナンド、*サンデーサイレンス、*クリミナルタイプ、*カリズマティックに続いて6頭目とは言え、牝馬でってのはちょっと想像しづらいものはあったか。

 一方で、それなりに狙いはあるかな的な印象で配合を見るに、ミスプロと*トライマイベストって何かいたよなぁと思い返すに出て来たのはキングカメハメハ。昨日Twitterで(*グッバイヘイローにおけるキングヘイロー的な意味で)キングアゼリ的な面白配合無いかなぁとか言ってて眠くて思い付かなかったんだけれど、これはネタ的にキングヘイロー的な方向性とはなるだろう。

 はサテオキ、真面目に考え出すと、やはり*ジェイドハンターの所に入る Avena なんて名前が目に付いたりする。Avena と言えば*パーソロンで、確かに Ahonoora もあって Tourbillon もクロスするのは悪くなさそうだけれど、普通にマックやテイオー付けても自身の影響がミスプロに覆い被されるのがオチ的ではあり、そうなるとその Avena の全きょうだいである*プリメロ、となろうか。そうした観点で見ると、いるよ*プリメロ、しかもその全きょうだいクロスを牝系に持ってるスペシャルウィーク、みたいな話になる。
 で、スペシャルウィークの配合を Azeri に重ねてみると、これは、なかなかの字面。
 上述の Avena=Harina=*プリメロもさりながら、*トライマイベストが Buckpasser を含めた La Troienne の強クロスを持っていて、これがマルゼンスキーとのマッチングで生きてくる可能性も見える。ただ、この両者のキャラは結構違ってるので、両取りとなるとやや微妙なきらいはあるか。あと、リーチザクラウンとか、或いは最近だとステラリードなんかも含まれるかもだが、どうもスペ産駒にミスプロ入れると、制御難しいタイプになっちゃうかなぁ的な思いもあって。
 むしろ、このアプローチだったら案外母父マックのドリームジャーニーみたいな馬が仕掛けがいあるのかも知れない。Princely Gift はクロスするが、却って軽快で面白そう。ドリジャニがその位置まで出世するの何時の話だよ、ではあるが。

 まぁサンデー系でミスプロ入った馬も少ないだけに、Northern Dancer が深いこの牝馬みたいなのは比較的配合しやすい訳だが(でも、ゼンノロブロイとかはある意味面白そう)、そうした中でマンハッタンカフェみたいな感じで Princequillo とか Ribot 辺りに地力を依存するタイプだと、ちょっと Azeri の側にフックがなく、しかも大体のパターンで Azeri の方が「軽く」なりがちなだけに、今ひとつ配合的にピンと来なくはなるか。*シンボリクリスエスなんかも、そうした意味でちと微妙。一方ディープは Lyphard とかが半端なクロスとなりそうで、これも今ひとつ。
 そうした中で、配合的に妙味を感じる現実的な線では、ネオユニヴァース辺りか。
 母が非ノザダン非ミスプロでアウトブリード基調にはなるが、そこで入るクロスが Match=Reliance の5×5全兄弟。マイナーでかつアウトクロス気味の馬のクロスでアテにはしづらいが、その母方の Relance の米血+Tourbillon のバランスは Azeri に親和性がありそう。
 更に、ネオの母方に入る Barley Corn は、サンデーの好物である Hyperion×Swynford を持つが、これが Azeri の側で Match と配合される Janina に入ってくる辺りで、整合性が良好に見える。母に Mr.Prospector と Ahonoora の入ったロジユニヴァースの方向性を、更にブラッシュアップした感じで、この配合読んだ上で導入したとすれば、社台なかなか奥深いよな、と。

 てな訳で、結構配合相手に困らなさそうで、この価格でこの大物は良いディールだったんでは、と。
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血統雑談  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

レンズ4本目@Voigtländer 

 てな訳で、マウントアダプタを噛ませてみて、フォクトレンダー@こんな名前だが普通に日本製を(挨拶。
#因みにアクセントは「フォ」に置くのが正解、と思われ。

Nokton 40mmを装着
Nokton 40mmを装着 posted by (C)有芝まはる殿下。

 因みに、比較として置いてみたのはパナ20mmパンケーキ。買って良かったな良玉。
 なかなかに、ネオクラシック的で結構かっこいいと思う。何か、唯ちゃんが「かわいいから」って理由でギブソン・レス=ポール買うみたいなことやってるよな>自分。
 レンジファインダーから換算倍のレンズになる辺りで、本来のレンズのあり方的にどうか、なのかも知れないが、敢えて細かいところは気にせずに。初心者でもEVFのおかげで拡大MFで快適に、というお話もあるので。まぁ、流石に動きモノは無理っぽいので、機動力がいらず、ある程度距離を置いて撮れるポートレイトとかには向いてる、のかな。案外赤ちゃんとか、動き少ないから合うかも知れん。別に今赤ちゃんいないからアレだが。個人的には、20mmパンケーキでそこそこ夜景が手持ちで撮れるので、それとちょっと画角と味わい変えた絵が撮れれば色々面白いかなぁなんてことを思って購入してみた次第ではあり。
 ともあれ、これでレンズ的には14-45, 45-200, 20, 40と割と揃った感があり、TZ-7や古FinePix辺りを併せてかなり汎用的に撮りたい需要に対応できたかな、という気も。

 で、まぁこんな雨で外には出られず、普通に家の中で撮ると70cmの間合いって結構あるんで、静物ってもモノ選ぶよなぁと思いつつ、適当に撮り比べ実験だけやってみる、ということで地球儀を、パンケーキと併せてほぼ同じくらいの構図で撮影してみる。まぁ勿論、両方とも単焦点なので、間合い変えると光の当たり方とかも全然変わってしまうわけで、実験としてはどうだかであるが。
#標準ズームだと、比較対象としてちょい暗いからなぁ……。

 クリックしたら、原寸に飛びますよ。
◆Voigtländer Nokton。◆Panasonic Lumix G。
Nokton40mm F1.4 70cm
Nokton40mm F1.4 70cm
Panasonic20mm F1.7 35cm
Panasonic20mm F1.7 35cm
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ブルーコンコルドと、ダート馬種牡馬の問題。 

 だいぶ成犬らしくなってきた、実家犬(挨拶。

抱っこ犬の景色
抱っこ犬の景色 posted by (C)有芝まはる殿下。

 で、例のアレだけど、単純に言えば、G1というタイトルは増えたけれど、実際の所種牡馬需要としてはダート馬ってのはライフタテヤマやダイナレターの時代の需要からさほどは変わってはいない、ということなのであろう。
 その上で、ちょっと思うのは、2006年の最優秀ダートホース。
 あの年はまぁブルーコンコルドかなぁと思ったら、条件戦からの連勝の勢いでJCダート勝っただけのアロンダイトが最優秀ダートホースを持ってったんだけれど、もしあれがブルコンだったら、ちょっとは種牡馬の引き合いあったかなぁという妄想。実際、最優秀ダートホースで今のところ種牡馬外れた馬は居ないし、居たとしたら最初にその座に納まるのはアロンダイトだとは思うんだけれど、その辺りの不運はあったかと思いつつ、でも何かアロンじゃなければカネヒキリな気も今はしている(苦笑。

 しかし、実際ダートの交流重賞とかが始まった頃は、基本的に地方競馬が「機会を得ない種牡馬」が実績を下積みする場としてもうちょっと機能していた感があり、そうした中でダート馬の選抜体系が進化したら、案外芝で実績を残し産駒がダート走らない内国産種牡馬がワリを喰ってダート馬が種牡馬として成功しやすくなるのかなぁと思ったのだけれど、地方競馬の急速な縮退により、上述のような「叩き上げ」的な場として地方競馬が機能しなくなったことで、そうした辺りでの潜在的ダート種牡馬の優位性が相対化されてしまった一方で、芝の方ではサンデー後の輸入種牡馬にキレを欠く時期があったことで、サンデー産駒種牡馬の天下という形で内国産種牡馬の余地が増えたのは、自分の予想の甘さというか。

 ところで、ダート種牡馬に限った話ではないが、ある程度以下の競走能力の種牡馬の場合、概ね「1頭走った馬」が出ればアタリ、みたいな所はあるだろう。メイショウバトラーとかカンパニーとか。そうした「1頭」を待つようなバクチを打つホースマンは多い一方で、こうしたバクチはあくまで自己責任である、ということ。或いは、ブルーコンコルドもある程度以上の確率でそうした「1頭」を出せる種牡馬であるかも知れない反面、バクチが自己責任である以上、バクチを強制することは誰にも出来ないよなぁ、という思いはある。
 また、そうしたバクチを打つことに対する負のインセンティヴが、「功労馬維持の助成」によって皮肉にも作られているように見える、という現状もあろう。実際どこまでそうか、ってのはあるが、しかし分の悪いバクチを打つか打つまいか迷う場合に、「種付けせず世話するだけ」という条件でお金が下りてくるなら、今のご時世悪い話ではないし、馬にとっても或いはその方が良いかも知れない、まであるとは思われ、この辺り「無料でも種付け出来る用意しろ」というのが更にキツい状況ではある。

 ただ、例えば百戦錬磨のハンデキャップホースで種牡馬としてはまるでダメだった Stymie のような馬でも、たまたま母父に巧い具合に潜り込んで*サンデーサイレンスの中に血を残して現在に僅かな記憶の痕跡を残した事実などを思う。同時代に Stymie と並ぶ名ハンデホースとして鳴らした Armed は去勢馬であり、Stymie をやや上回る存在ながら、どうもピンと来ない。
 こうしたことを思うと、ファミリーテーブルのインク程度にしかならないようなダメ種牡馬としてもブルーコンコルドが繁殖に参加し得ないことは、やはり微妙な寂しさではあり、かなぁ。
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ブログ書けん。 

 ので、1週間も寝かせたら生存証明の法則(挨拶。

馬房から睥睨するテイオー
馬房から睥睨するテイオー posted by (C)有芝まはる殿下。

 この1週間くらいで、ヴァーミリアンのGI8勝とか松井のMVPとかブルーコンコルド乗馬問題とか Zenyatta のBC制覇とか、NHK杯うーんどうよな件とか、何か5件くらい書きたいモノが溜ってるのだが、結構ガキにジャマされたりTwitterにうつつを抜かしてたり、そのほか所用でバタバタしたり、無駄に消耗する仕事でアタマがガックリ来てたり爲てたら、全然書けていない件。そもそもネット自体余り見てないので、ぶくまも減り気味な状況で。
 取り敢えず、トウカイテイオーはやや老眼気味に見えたが、未だにカッコ良かったのである。それにしても20分前くらいに来たらほぼ最後尾までがっつり並んでたのはビビった。やはりこれが世代というものか。
 一応、Zenyatta と Rachel Alexandra 辺りは書いておきたいけれど、まぁ適当に後ほど、で。

◆区長選挙とか区議会議員選挙。
 何か土曜日にスピリチュアルな某ファーストレディが金町に来ていたのだけれど、区長選挙は保守分裂ながら普通に自民推薦の新人が30000票の大差つけて当選する辺り、葛飾はやはり自民党の金城湯池なのか?つか、5年程度では地元事情が全然把握できてないので、全く票スジも読めず良く分からん選挙ではあった。ただ、民主の出してるタマも微妙……って所ではあり、まぁ。
 それでも、ボーダーライン上で自民の現職を共産党の新人が落としてる辺り、こうしたご時世で自民退潮な向きも感じられなくはない面も。

◆七五三。
 は、もう先週に済ませてるのだが、今週が正解だったかなぁ的な。つか、自分たちの時はやたら寒かったので。保育園の行事が土曜にあったのだけれど、七五三の格好のまま来てる剛気な向きも2名ほどいたのが面白かった。しかし、何か七五三の後暫く、それ以前よりも妙にしっかりしたなと思われる場面があって、ああいう儀式はそれなりに子供にとっても変わるきっかけなのかな的なトンデモを思ったり。
よしなしごと  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

秋天回顧@「勝たせてもらう」喜び 

 やはりISO640縛りではイマイチ出来が微妙になる季節ではあり(挨拶。
 それにしても、ウィナに戻らないとは計算外にも程があるぜorz

秋天 本馬場入場
秋天 本馬場入場 posted by (C)有芝まはる殿下。

◆ラップ:13.0-11.2-11.4-12.0-12.2-12.0-11.7-10.8-11.3-11.6

 展開見て明らかにスローで、一方有力所はもうちょっと前行くと思われたタニノやシンゲンですら比較的後方に集まっているように見えて、こりゃベタベタに前残りかぁ?と9R同距離のアグネスエナジーのどスロー展開が一瞬脳裏に浮かんだのだけれど、前を行った馬がスクリーンヒーロー以外は割とダラダラと沈んでいく中で、あーこりゃスクリーン行けるかなと思った瞬間外から凄い手応えで1頭、という競馬。
 しかし、残り3Fで10.8という凄いタイムを前が出していて、ちょっとこれ、馬群が意外と早く詰まったから思いっきり加速しすぎたから前がややオーバーペースになったのかなとも思いつつ、10.8に大概の馬が付いて来れてる辺り、結構好調な馬が多かったのかなぁとも。ともあれ、字面よりは前の馬キツかったかなぁみたいなことも思われ、そうなるとマツリダゴッホなんかは若干前半折り合い切れてなかった可能性も考えると、ヤネの後ろ向きなコメントとは裏腹な不気味さは今後あるかも。

 スクリーンヒーローなんかはそうした中でスリップストリームを巧く使いつつ、スロー向きだけどダラダラと脚を使うタイプという微妙な適性にベストマッチしたレースだったかなぁと、後になって考えさせられる。ジャパンCでも急に余程早くならなければオウケンブルースリには勝てそうな気はするけど(2走ボケとかを考慮しなければ、ではあるが)、何かに先着させられる気もしなくはない。とは言え、休み明け走らないと言われた中でこの手応えならば、十分にジャパンC馬としての強さを再度証明したとは言えるか。
 タニノウォッカは自身も3Fならカンパニーと並ぶ32.9。明確な逃げ馬がいない中で敢えて後ろから構えるのは、ユタカがこの馬で幾度となく試行錯誤してきて、未だに試行錯誤しなければならないジレンマではあっただろうか。ラジたんのユタカの「勝った馬に同じ脚を使われた」というコメントは、文脈的には自らの戦略が悪手だったことを認めるようなものを感じる。角居師もまた引退とか後ろ向きなんだけれど(別にこの馬、もう今更何回負けてもいい馬なので、引っ張れるだけ引っ張ればいいと思うんだが……)、ユタカは馬に関してはポジティヴだったんではなかろうか。ただ、それを「勝利」と結びつける難しさを痛感しているまでで。

 タニノウォッカは、騎手が「勝たせる」やり方を見出さないといけない馬、であるように思われる。
 翻って、カンパニーである。
 実際、8歳馬の勝利というのに対して、未だに狐につままれたような気持ちもある。このレースのレート付けするならば、ジャパンCの勝ち馬と今年のセクースアローワンス均して最高レートの馬を2,3着に従えて良馬場で1馬身以上離したのだから(4着以下は更に3馬身離れる)、掛け値のないレースだし、展開も字面ほどは甘くはないレースであったと思う。
 レース直後に、これ掲示板の1着が違う馬だったらこの5頭の組み合わせで全然納得するんだけれどなぁ、という話をしていて、今もそれは余り変わらない。冷静に馬券を検討してて、7歳馬以上が「要る」感覚にはなかなかならなかったし(エアシェイディがもうちょい内引いてれば怖かったかもだが)、その上で展開でオウケンとドリジャニ切れるならまぁタニノ-スクリンは全然買えるというかむしろ本命に近い買い目だったんだけれど、的な。

 そうして考えると、ノリではないが「人間の考える範囲超えられたなぁ」としか言いようが無く。

 自他共に認める地力を秘めながら、騎手が「勝たせる」やり方を見出さないといけない馬がいる一方で、「人間の考える範囲」を超えて勝つ馬がいる。それも競馬であろう。
 その上で、11年前の天皇賞を8歳馬が勝ったことを思い出す。当時は数え馬齢だが、オフサイドトラップ。あの馬の場合は「人間の考える範囲」を超えたというのは競馬においては事前に最も考えたくない不確定要素によるものではあったが、あの時の柴田善臣は堂々と「笑いが止まらない」と言ってのけた。喜びを爆発させ、装鞍所で一度、さらに表彰式でもう一度フライングディスマウントを見せたノリの弾けぶりは、どこか善臣の物議を醸したコメントに通じるものがある。騎手にとって「勝たせる」ことに充実感があるのは当然だが、「勝たせてもらう」喜びもまた、それとは別種の、しかし特上の喜びではあるのだろう。
 アスリートとしては、確かに消極的と言えるのかも知れない。
 仮にも腕で喰っていく人間が、自力より他力を喜ぶとは何事かと。
 しかし、競馬というある種のコラボレーションの競技の中で、そうした「勝たせてもらう」感覚ってのは、ある意味「馬との『繋がり』」的な心理効果が存在するのではないかな、と思う。また、人として、リーダーとして盛り立てられる快感にも近いモノか。そういう風に思うと、11年前の善臣も単に「恵まれ」に笑ったのではなく、オフサイドへの感謝に笑っていたのだろうというように思いたくなる。
 そもそも、ユタカだって、一番笑顔が輝いてたのは、勝手に勝たせてくれるディープインパクトの背の上ではなかったか。
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テーマ: 競馬

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