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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

今週の身辺雑記。 

 ウィークデイに筆が進まなかったので、まとめて週末にモード(挨拶。

◆秋天予想。
 微妙に進みそうで進まない。
 しかし、個人的には一番「獲れそうなレース」なだけに一番タニノウォッカ的に「コケやすそうな」レースなのかな、みたいな思いはある。昨年はある程度展開がこの馬の能力を引き出すパターンに嵌っていたわけだが、果たして今年のコスモバルクが逃げるとしてどういう走りをするか、というかむしろあの馬が単騎で逃げるのが最悪で、他が付いてかない実質スローみたいなレースになると免税店の二の舞になるように思われる。逆に誰も行かなければ引っ掛かるだろうし。
 ただ、そうした中で実績勢と言えるドリームジャーニーは府中苦手、オウケンブルースリはタニノ以上に展開向かなさそうという見切りがあり、そういう中で消去法的に人気が伸びるのは、牝馬にして秋天連覇でルドルフ・オペ・ディープに並ばんとするレースとして、運が向いたと見るか寂しいと見るか、ともあれシンゲンが無駄に穴人気を伸ばしたわけだけど、レフティーという意味ではタニノと被る馬で、単までは行けないと思うがどうか。一方カンパニーが2番の利く馬ならとうにG1の一つ二つ勝っててもおかしくはなく、買いの呼吸ではない。
 まぁそういう感じの流れで、休み明けの両グラスが目に付くのだけれど(個人的には割と休み明けでも行けるんでね?的な思いはあり)、これのアトサキ難しいなぁ。
 個人的には、一応タニノ買うけれど、かなりカオスっぽい悪寒がする。もう一度調教見て、あとは当日の馬場まで見ないと、納得のいく「買い目」までは見えづらいかなと。

◆ふぃぎゃすけ。
 個人的には安藤がすげー久しぶりにピンを取ったことに喜んではいるけれど、まぁ世間的には浅田の不振ではあろうか。ただ、芸スポまとめ辺りのまとめブログ見ると案外冷静な意見多いなぁという辺りで、そこはファンも育ってきたのか否か。つか、「キムがヴァンクーヴァーで金獲ったら普通に引退するだろうけど、浅田が勝ったらキムも浅田も引退しないから、ああいう荒れた雰囲気がソチまで続くと思うと、キム勝った方が良くね?」的な思いが微妙にあるのはどうしたことか(苦笑。
 安藤については、割とプログラムがキャラの空気を読めてるのが浅田と対照的だなぁと思われ、一方で背伸びした印象のプロな浅田はちょい背伸びしすぎでは的なのが、微妙に4年前の安藤と被る辺り。去年ブラウニングなんかが浅田のマスカレード批判してたのも、そういう文脈の上だったのかなぁとも思われたし。
 で、今週のネタバレ的には、浅田以外は順調に、という本朝フィギャスケ陣。あっこさん117出せるんだ、的な。ただ織田はちょっと今の段階でライサに勝っても的な部分はありで、今日も3Aが片方決まってない辺りはうーむな。やっぱし、ヴァンクーヴァー含めて日本人最先着は高橋になりそうな気がするようなしないような。

◆クローズアップレンズ試し中。
 DMC-G1向けおもちゃとして揃えてみた。ブツ的にはこれ
 何となく静物を寄って撮るときに寄りすぎてダルくなることがあったので、どの程度のモノか的な意味で買ってみた。実際にはNo2かNo3くらいの方が、背景入れてボカシ強調しつつ撮るには良いのだろうけれど、何か割と自分は思いっきりギリアップとかが好きなので、No5とかで。
 普通のズームレンズでテレマクロ気味に使うのも良いのだろうけれど、さしあたり家の中で手っ取り早く試せるパンケーキとの組み合わせでぬこと静物一つずつ。

マクロ猫
マクロ猫 posted by (C)有芝まはる殿下。
 ぬこ。
 丁度機嫌が良い頃合いがあったので、寄ってみた。ちょっとふんわりした印象、かな?

天使(クローズアップ5+MF)
天使(クローズアップ5+MF) posted by (C)有芝まはる殿下。
 MFの練習を兼ねつつ、目元の辺りにピン寄せて、大体コンデジ接写の要領で10cmちょいくらいのギリ寄りで。なかなかに雰囲気出たようにも思われ。因みに全体はこんな感じの、本当は庭とかに花とかと一緒に飾っとくようなオブジェを、何故か普段はテレビ台の辺りに固定して飾ってるのだ。
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テーマ: 雑記

ジャンル: その他

よしなしごと  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

Modopocket買った。 

 秋葉原の淀橋百貨店三脚コーナーでは、何かうるさいオッサン(いや、普通にその道のエロい人だと思うけど)が三脚の説明を大仰にやってるビデオが普段流れているが、結構暑苦しい代物な割に、目をとめて真面目に見入っちゃう人が多いのは面白い。ああ言うのを、釣りの才能と言うべきか(挨拶。

Modopocket
Modopocket posted by (C)有芝まはる殿下。

 いわゆるスタビライザ的なもの。
 ビデオカメラ買ったときに一緒に揃えてた三脚が過日曲がる事故があったので、安物の三脚を物色する序に購入。因みに三脚の方はSLIKの一眼載せられる三脚で一番短くて軽いやつ。
 色々ジカ置きでカメラ据え付けて撮りたいという場面があるときに、単にジカ置きだと剛性の弱いカメラ(パナとかパナとかパナとか)だと底にスリ傷付きそうだし、仰角調整も出来ないけれど、これがあれば安心、という一品。荷重がMax500グラムなので、一眼レフ相手だとキツいけれども、DMC-G1の標準ズームだったら何とか乗った。試しに45-200付けて載せたら、当然のようにお辞儀したけどな!(いやあれ、レンズだけで300グラム超えるだろ。
 ともあれ、コンデジ向きにはちょっと高めだけれど、一眼だとショボいという意味では、マイクロフォーサーズにうってつけのアクセサリなんじゃないかなぁとは思われ。特に、夜景撮りなんかで三脚置けないようなシチュでは最適かな。ゴリラポッドだと、水平取るのがちょい面倒なので。まぁそのゴリラポッドみたいに、コンデジに雲台つけっぱにするほど頻用する気はしないけれども(実際つけっぱにするとバッテリーの扉と若干干渉するし、手持ちしたときに自分的には余りこういうのが引っ掛かって欲しくないってのはあるし)、ちょくちょくカメラを据え置きたいときに便利なアイテムかな。

 てな訳で、軽く文京シビックセンター辺りで夜景を試してみたり。天気悪かったので、そんなに何枚も撮ってないのと、ちょっと夜景を眩しく撮りすぎるのもどうかな的に絞り気味露出下げ気味で撮ったら、やはり休日の夜は余り見映え的に微妙になってしまったのだけれど。
 ↓画像クリックしたら、Largeに飛ぶよ。

後楽園の見える夜景
後楽園の見える夜景 posted by (C)有芝まはる殿下。
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テーマ: ★カメラ&レンズ・機材

ジャンル: 写真

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菊花賞をさらっと回顧。 

 明日の診断前で、めし喰えないなう(挨拶。

大輪の菊@柴又山本亭
大輪の菊@柴又山本亭 posted by (C)有芝まはる殿下。

 てな訳で、南センセイおめでたう、な菊花賞を。

◆ラップ:12.9-11.5-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-12.6-12.5-13.4-12.9-11.7-11.4-12.2-12.2

 ラップについては、既にamericanboss氏が言及済みで、実際にアドマイヤメインと殆ど変わらないラップであった、ということ。ただ、確かに逃げて粘り込んだとは言え、道中の突っ張った走りっぷりを見ているととてもじゃないけれど勝てるとは一瞬たりとも思われなかったし、実際「必然的な敗戦」としか言いようのない負け方であったとも。いくら高速馬場な昨今と雖も、長距離で力を抜かずに走って勝てるようには、競馬は出来ていないのであろう。
 ただ、あれだけ距離向きませんを絵に描いたような競馬をしながらあんだけ粘り込めるのなら、適当な場を得られれば何処かで化ける可能性は秘めているとは思うし、間違いなく3000がベストとは思われないが、シーザリオ辺り含めてもスペシャルウィークのこれまでの産駒の中ではポテンシャルは最右翼に属するのだろう。ただ、それこそサイレンスズスカみたいな馬が上村→河内→ユタカと踏んで得たプロセスを、既にユタカを得ているリーチは踏めないわけで、その恨みがどのように出るか、か。
 因みに、もうちょっと補足すると、アドマイヤメインの敗因は坂の下りから1周4角辺りに相当する3F目辺りのオーバースピードで、ここを折り合えなければ京都3000は乗り切れないというポイントで行き過ぎてしまったことなのに対し、リーチは全体的に息が入らない7~9F辺りのラップに敗因が見出せるということで、同じラップでも若干負け方のコンテンツは異なるとは思われ。

 で、勝ち馬であるが、最内を回ったとは言え、先行馬が軒並み36秒以上掛かる中で、上がりトップタイムから0.4遅れの35.2で、まずは出色のスタミナを見せたという印象。流石は7号族という競馬。2着馬とはハナ差であったが、それこそ一回完全にソラ使ったからであって、着差よりは完勝と言えるだろう。それにしても、「ターフビジョン見てたらソラ使った」って、それは馬じゃなくて騎手が意識したんじゃないのか?とか思ってしまうのだが、長距離戦であんなロスあって勝てるのも菊花賞としてどうかみたいな部分を考えつつ、まぁたまにはありかも知れんな、と。
 アコニットロマンと言えばスリーローマン以上にオペラハットのイメージが強いのだが、*ブレイヴェストローマンもさりながら、その後ろの*ネプテユーヌスがパワー面で機能していて、まぁこれを芝馬にしてしまうサンデーの血も大したものだなぁと思いつつ、走らなかったサンデーブライアンが、Nijinsky とか*ネプテユーヌスを媒介にしてパワー寄りに解釈した中で、芝の長距離を得て結果を出したってのは、面白いっちゃ面白い現象、か。距離の汎用性はあまり無さそうだけれど、ダンス産駒が苦にする春天を超えられるかどうかは興味深いところではあり。

 で、勝ち馬がソラ使ったときに「これは勝ったな」という絶好の位置で伸びてたのが、セイウンワンダー。自分的には事前に○に推してたし、それなりに期する馬ではあったが、どうもジリ的な感じで、立て直した瞬間同じ脚色になってしまい、上がりタイムも勝ち馬と全く同じ。距離適性というよりは相手なりに走って一杯一杯という印象だったのかも知れない。基本的にリアクションな競馬をするタイプなので、そこのリアクションの部分で能力を使っちゃうのかなぁとも思いつつ、デカい所で何とか2着まで食らい付いたらそこそこ配当が獲れそうで、買い続けてしまいたくなるタイプか。逆に、今後も人気が先行しそうで基本買わない言い訳を差がしたくなるタイプがフォゲッタブルか。でも、何か阪神大賞典とかで無駄に強い勝ち方をしそうで、その辺りだけ狙ってみようか的な。
 ◎はアンライバルドだったけれど、これはパドックの段階で微妙にスケールを欠いた印象で、今日はこの馬の日ではなかったとしか言いようのない出来。ただ、この馬もリアクションなタイプに見え、今後結構勝ち拾うのに苦労するかな、みたいな思いもあり。イコピコはドンジリ強襲に近いような競馬で、何かトライアンフマーチみたいなレースという印象。で、そのマー君は、距離だよなぁ。
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テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  菊花賞 
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日経必死過ぎというか。 

 何か、散歩から帰って郵便受け見たら(挨拶。

必死すぎというか
必死すぎというか posted by (C)有芝まはる殿下。

 つか、大変なんだな、と。
 でもどうせ土下座にするんだったら、やはり正社員自らお出ましして、何か会議室とかで土下座してるような絵を出してくれんものか、みたいなことを思ったり。
 で、久しく新聞なんかとってないんだけれど、冷静に考えたら結構置き場所に苦労するよな、と。というか、それが理由で本を買うのも結構躊躇われてるくらいなんだけれども、子供が育ってきておもちゃとか家の調度とか色々増えたりすると、本を置く場所がなかなか。ただでさえ引っ越しでちょい狭い家に移ってるというのに、結構本棚的な形で使ってるクローゼットはなかなか空きが無い状態。もうちょっと本棚とか入れ替えて工夫して入れれば入りそうな気がするけれど、微妙にモノグサで。
 そんなわけで、新聞なんかとっちまったら古新聞に場所を取られる上、そんなのなかなか捨てられないことはほぼ明白なので(実家とかでも最近それで苦労してるらしい)、新聞買えんよなぁ。
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欧米の3歳引退文化と、馬齢重量の問題。 

 今日は特に脈絡無く犬写真(挨拶。

ぺろり
ぺろり posted by (C)有芝まはる殿下。

 で、Sea the Stars 陣営の「アンフェア」発言が物議を醸してる件、ばにい氏が色々訳して下さってる。
 個人的に「うーん」と感じたのは、この部分。

SEA THE STARS の引退こそがアンフェア by BH@ばにい氏翻訳
この声明を聞いて首を横に振る者は他にいないのか?Sea The Stars が全く健康なうちに3歳で引退させるという部分に関しては気には止めなくてよい。「彼に続けさせることがアンフェア」というコメントがお笑いなんだ。
 いや、逆じゃね?と。
 アンフェアってのは、軽口には違いないけれど、出ても仕方ない軽口だと思うのね。
 要するに、クールモアやアガ・カーンの馬がBC日和って引退しても、誰もBC出せとか煩くは言わない気がする。逆に、Hurricane Run みたいな馬が現役続けることにも特に異論を出したような話もないし。それに比べたら、幾らクールモアの有象無象なカルチェ賞級と比較してスーパーな存在であるとは言え、自分たちだけ現役引っ張らされるのかよ的な思いが陣営にあるのも、無論「カネだよな」とは思いつつも、分からなくは無い。
 むしろ、「全く健康なうちに3歳で引退させるという部分に関しては気には止めなくてよい」って方に、「何で気にとめないんだろ」と、非常にプリミティヴな部分で疑問を持ってしまったのだ。
 というか、それはそれで文化なのは分かる。そんなん、70年前の Nereide の頃からの当然のごとく続いている「習慣」なんだし。
 一方で、あいつらって自分らの設定してるところの「馬齢重量」を何だと思ってるんだろ、みたいなのが引っ掛かる。この辺りが、自分の海外競馬の知識が半可通な辺りなのだけれど。

 要するに、だ。
 3歳は基本的に古馬と対戦するとき、馬齢重量においてエージアローワンスを貰う。が、要するに、エージアローワンスを貰ってると言うことは、暗黙のうちに
「3歳馬は古馬よりも未熟である」
と言うことを前提としているように思われるのだ。で、あるならば、エージアローワンスを貰った上で3歳で勝利することによって、その競走馬の「全て」が証明されたことにはならないのではないか?と思うのである。無論、Tristan 相手に St.Simon がアスコット金杯で23ポンド貰って20馬身千切ったように、斤量優位をカバーして余りある能力差を示した例もあるが、例えば3歳時に Youmzain に3.5kg貰って2馬身という微妙な着差で勝っている Zarkava や Sea the Stars が、4歳として同じ斤量背負ってどうだったか、ってのは、ある意味検証余地のあるものではないかと思われる。

 確かに、欧州の競馬番組において、競走馬の物語は3歳で一段落すると思う。
 実際に*モンジューや Hurricane Run の凱旋門連覇チャレンジにそこまでwktkしたかというと、若干微妙な部分もあったかも知れない。
 ただ、そういう番組体系と馬齢重量によるアローワンスは齟齬を示すもののように思われる。ガチで古馬と1シーズンでやり合うならば、アローワンスが不要になる地点で決戦するのがスジな気はするし、逆に1シーズンでヒラの斤量が無理というならば、秋の古馬混合戦のウェイト自体を減らすのがスジなのかな、と。
 無論、そうした合理性を余り追求してもアメスポになってしまうんだけれど、こういう話になるたびに、引っ掛かる面はあるかなぁ、と。

 ……と、厨房みたいなことを書いてみたので、ツッコミは歓迎な方向で(笑)。
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テーマ: 競馬

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欧州競馬  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

秋華賞をショートに回顧。 

 多分3連単で5から3と12のウラオモ持ってて、「降着しろ!降着しろ!」とか言ってた人が一番の勝ち組なんだと思いました(挨拶。いや、それだったらそれでワンカラットの下になる恐怖はあったかも知れんけど。
 てな訳で、競馬場が阿鼻叫喚だったかはサテオキ。

絶叫の山
絶叫の山 posted by (C)有芝まはる殿下。

◆ラップ:12.3-10.3-11.4-11.9-12.1-12.8-12.2-12.0-11.6-11.6

 前半58秒通過で「早いな」的感覚はあった一方で、結構前が伸びた辺りを追っかける時間が中盤に出た結果、実質平均かちょいスロくらいの感じなラップにはなっている。その上で、ある程度後ろが勝てた辺りは詰まるところ「力の違い」的なものはやはりあって、大体秋華賞ってのは抜けた上位以外は古馬1600レベル的なイメージで見れば良いレースだと思うんだけれど、そういう意味では1600万レベルのクーデグレイスを喰えた馬が3頭居た辺りで、十分なレベルを披露できた競馬ではあったのかな、と。

 で、問題の4角なんだけれど、レッドディザイアがバテたパールシャドウをかわす場面で、その後ろを主張するつもりでアンカツが並びかけたところ、藤田にぶつかって……という局面。まぁ確かにアンカツ的には自然に取ったコースではあり、それをファウルと言われても……ではあるんだけれど、それこそあれを「自然に」取らせて貰える人気馬ってのも甘いっちゃ甘いよな、みたいな部分はあって。ただ、藤田もアレ主張するならもうちょっと早く入れよ、とは思わなくはないですが、もしかしたら「前にいる馬」が加害馬になりがちって辺りまで計算してるとすれば、特別模範男、恐るべし、ではあり(苦笑。で、欧州だったら、ブエナもブロードももうギリギリまで我慢して両方イン伸びからレッド差すんでねぇの?くらいな印象。

 実際、アンカツ自身あそこで藤田が引いた時点で「自分が加害馬になった」程度の意識はあったとは思われ、だからこそクーデグレイスのインを掬う形ではなく外から差す結果になったのかな、なんてことも。その上で、インから来たブエナビスタに勝てたか、的なことを思うとレッドディザイアの陣営も「勝てた」的な感覚はやや半ばするところがあって、そういう意味で「複雑な勝利」になってしまった感はあったかも。そうは言っても、幹夫師のバンザイ姿とそれを苦笑しながら受け入れる松田博師の絵は悪くはなかったので、まぁそれはそれで、とも思うのは幹夫ファンの欲目。
 しかし、河合とかに「凄い名勝負でしたねぇ」とか言われて、上位入線馬が加害馬にいそうなケースなのに、フトシとか岡部とかどう対応したものか、みたいなのはあったかも知れんなぁと、みんなのケイバ見てて思った。いや、検量でのアンカツの表情が既に無念を通り越したものになってた段階で、普通に加害馬である可能性には気付く、かも知れんけど。
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聖徳太子の「本来の」名前とは 

 富士急ハイランドのトーマスランドは、未就学児向け遊園地としてかなり良くできてる(挨拶。

富士吉田駅からの富士山
富士吉田駅からの富士山 posted by (C)有芝まはる殿下。

 zyesuta氏が歴史系エントリを色々ぶくまして下さってて、何となくお蔵入りエントリを思い出したので、折角だから埋め草的に載せておこうというお話で。何か最近は「厩戸王」って表記するのが流行だけれど、それってどうよ、って話題。

 基本的に、この時期の皇族の「生前に使われていた名前」ってのは、それ自体が現代的な本名、或いは忌み名であるとは思わないほうがいい。要するに、ある種のニックネームである。ただ、大方においてそれらの「生前名」というのは、生地ないしは養育地の名前をさすのが一般的である。
 例えば天武天皇の「大海人」は恐らく海人部というか海部の養育者の存在を推定すればいいし、同時期でも推古は「額田部皇女」という生前名を「幼名」として書紀に残している。
 さて、この観点から見ると、恐らく聖徳太子と呼ばれる皇子の「本来の」呼び名として、史書に残る範囲で最も近いのは、生地を冠した「上宮皇子」になるのかな、という気がする。「上宮聖徳法王帝説」は、後世の成立ながらかなり古い史料を利用していると評価されるが、そこまでの執念を持ってこの書をまとめたほどに聖徳太子ヲタクな著作者の目からすれば、「本来の呼び名」として「上宮」が相応しいと判断したのだろう。
 また、やや後世の資料でもそういった史観はオーサライズされている。
 平安時代の律法解説書である「令集解」において、天皇諡の定義として
謂。諡者。累生時之行迹。為死後之称號。……一云。上宮太子称聖徳王之類。
として、はっきりと聖徳太子というのは後世の諡であり、この皇子は本来の名を「上宮」と看做している訳だ。

 一方で、本来記紀に残る通り、この皇子の「生前の呼び名」が「厩戸豊聡耳」ならば、それ自体かなり特殊な部類に入るのだろう。要するに、事績からのニックネームがそのまま「生前の呼び名」として通用している、ということになる。
 このようなある程度キャラクター志向な呼び名がより広く流通する例と言えば、皇極/斉明の「宝皇女」くらいしか思いつかないが、こちらは王位に即位していて、しかも退位したまま生存してた時期が少なからず存在する特殊例である。その意味では、この皇子の「生前の呼び名」が「厩戸豊聡耳」ならば、ある程度以上尊崇の度が生前から高かったために、そのような美称が流通した、ということになるのだろう。
 つまり、「聖徳太子」の生前名称として「厩戸」とか「豊聡耳」が使われてる=この皇子は他の皇族から見てもかなり特殊な存在、とされるってことになってしまうんだよな、と。
 非存在論というか、この皇子に対する「幻想」を排する方向性のアプローチをする立場とは、この呼び名は実は本来矛盾するという側面があって、この「厩戸王」って表現は何か微妙にスジの悪い呼称を採用しちゃってるなぁ、なんてことを考える。それならば「上宮皇子」でいいじゃん、みたいな。この辺りの表記って、誰が流通させたのか、ちょっと不思議だったり。

 しかし、そもそも論として、淡海三船が漢風諡号を撰進した天皇については全て「聖徳太子」と同様な「後付け」の名前なのだけれど、教科書においては当たり前に流通していて、わざわざ上代の天皇を例えば「天豊財重日足姫」のような冗長な和風諡号で表記しない、なんてことは便宜的に当然のごとくなされているのである。
 それを皇族レベルに敷衍するならば、聖徳太子もまた別段無理に「厩戸王」のような表記にするのは不自然なことであろう、というか基準として不整合である。また「王」という表記も、実際天皇号が採用されているか曖昧な天智や天武を「中大兄皇子」だとか「大海人皇子」と表記してることを考えれば、不整合。
 で、そこまで「正確性を期する」覚悟があるならば、全ての教科書や副読本で上代の天皇や大王については、より近い代に採用され、日本書紀でもオーサライズされているところの和風諡号を用いるべきであろう。きっと、字面的には物凄くウヨク臭のする教科書が出来上がりそうな気がしてならんのですけれどもね(苦笑)。
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テーマ: 歴史雑学

ジャンル: 学問・文化・芸術

日本史  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

羽田は所詮、国内便最適のガラパゴス空港。 

 という釣りタイトルなんだけれど(挨拶。

エコJAL
エコJAL posted by (C)有芝まはる殿下。

 いやまぁ実際、結構羽田ハブ化賛成論者でも、朝メールチェックしてから羽田金浦乗って颯爽と日帰り出張みたいな人もいるかも知れないのだけれど、大概の人って羽田を「国内便として利用している感覚」で羽田を語ってるんじゃないかな、みたいなことは思ったりする。
 で、確かに、国内便に乗るための空港として、羽田ってやたら便利。
 特に今時はチケットレスのチェックインも主体になってるから、ほとんどマイレージカードをSuicaに見立てた鉄道の乗り降りくらいでスムーズに搭乗できるし、動線も比較的シンプル。ただ、そういう利便性って、詰まるところ「国内線ゆえ」だからだし、一方で羽田の「近さ」って詰まるところ、羽田に辿り着くまで以上の利便以上に、空港に辿り着いてからのスムーズさによる心理的効果が大きい気はする。
 つか、京急にしても東モノにしても、割とゴチャゴチャした所を通らされるし、現状だと京急蒲田なんかにデカいボトルネックがあるし、そこまで快適に空港に向かえてるわけでは、必ずしも無いような。

 で、羽田で実際に国際便動かすとなると、詰まるところ方々で指摘されてるような「ターミナル容量の問題」ってのは結構デカくて、ここを抜本改善しないまま本数を増やしても、沖留めの問題が出てくるとは思う。で、沖留めだと、大体ゲートまで5分くらい掛かり、バスの動くまでの待ちで最低5分、1本目を逃すとさらにもう5~10分とか空港内交通で時間が掛かってしまう。この辺りのタイムロスが増えた上で、更に出入国手続きやら税関やらとか加算してくと、羽田の国内便に慣れたまま国際便を使ったときに「あれ、こんなに羽田って不便な空港だっけ」とかならんかしらん、と。

 一方で、本朝の航空がアジアにおいて凋落、みたいな危機感はあるかもだが、旅客については現状それほど酷い状態ではなく、ある程度地方客を仁川に持ってかれても未だに乗客数は成田>仁川な訳で、成田は普通に使われている。
 問題は貨物。
 こっちはというと仁川に際際でかなりやられてるのは事実だし、それが成田-羽田の分断によって不便を強いられてるのも事実。そういう意味では、ある程度拡張性の高い羽田に国際旅客便をある程度振り分けつつ、成田において貨物扱いのトランジットを増やすくらいの連携は必要ではありましょうが、それは「羽田ハブ化」とは全然文脈の異なる問題よねぇ、と。
 ただ、その仁川すら実際の所、中華の航空の発展に伴って中華直通が増えれば長期的にはコケる方向な気がするし、しかもモノ作り的な文脈では今後発展が予想されるのは中華以上に東南アジアだったりするわけで、そうなると今度は貨物ハブという面で香港辺りがやたら地理的に優位を得てしまって、成田も仁川も全然かなわなくなる可能性もあるかもであり、そういう所に投資するのもスジ的にはどうかなぁ、と思わなくもなく。
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テーマ: 政治

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今更Number競馬特集感想。 

 ネタがないときの猫出し(挨拶。

寝ぼけ眼でごあいさつ
寝ぼけ眼でごあいさつ posted by (C)有芝まはる殿下。

 ゆた氏にかなり遅れて。
 で、えーっとさ、最初に言っておくと。

ダンスパートナーは枠に入るだろ。

 いや、同時代の牝馬で*ヒシアマゾンほどには思い入れあるわけではないんだけれど、この辺があっさりスルーされると何か悲しい物がある。少なくとも、アドマイヤグルーヴよりは明らかに入れるべき馬だと思うし、何なら俺の川上姫を除外して頂いても構わないから、これは入れとけよ、的な。
 因みに、ああいうメンバーになったときにトゥザヴィやファビラスみたいな馬をどうダスカがやり過ごせるか、みたいな点では面白いメンバーかも、とは思うが。強い牝馬って、割と手堅い先行馬が多いんですよね。

◆武豊×ウオッカ
 流石にジェベルハッタ大駄乗はスルーか(当然)。しかし、全体としてドバイでは「燃えない」的に写る辺りは面白い。逆にロンシャンみたいな環境に持ってったらどうなるんだろうね、とかは思うけど。角居師の指摘する「右トモを捻って走る癖」ってのは、なるほどと思いつつ、逆に今迄よう故障せんかったなぁ、と。
◆タニノダスカ
 写真判定後の空気みたいな話を宮嶋氏が※してくれたのが印象に残ってるんですが、そういう辺りへの言及がなかったのが惜しい。ややダスカ寄りな記事かなぁと思いつつ、逆に「普通にやれば」まで思ってしまったアンカツの過信が敗戦に結びついた面もあったのかな、みたいなことを思う。「普通にやれば」と思うほど、普通でなくなる罠、みたいな。ところで、この手の僅差の場合、大体騎手的には後ろから来る側が「勝った」と思い込む、みたいな鉄則があるよなぁ、と。最後のノリのカッコつけたコメントが、ある意味ノリらしい。何か西の騎手が言うよりも説得力を感じるのは、どうしたものだろう。
◆ブエナビスタ
 前走勝たないと遠征できない症候群は深刻やね。
◆世界の最強牝馬
 石川ワタル氏が書くとヌルい記事になるのは当然だが、まぁこの紙幅だったら誰が書いてもヌルくなる。
◆幹夫
 写真が素敵すぎる。良いぞ、もっとやれ!割と語り尽くされたイソノルーブル話だけれど、イソノルーブル自体がかなりオールドだから、これは定期的にアップデートすべき物か。*ファビラスラフインのJCが「自分が下手」というのは、後で見返すと何となくそういう気がする。ただ、現役時代よりも調教師としての語りがもうちょっと分厚くても良かったのかも。どうせメジロブライトについてガンスルーするくらいだったら、さ。
◆三番勝負
 どっちかというと、ライターの思い入れが前に出すぎてるのかも知れない、って意味ではゆた氏に同意かな。関係ないけど、牡馬に対する真っ向勝負って意味では、むしろグルーヴの相手レースをJCピルサドかエルコン辺りにして欲しかったが、こういう所で良くも悪しくも堅いのが島田氏だからなぁ。
◆ホーリックス
 この年は、結構当時のJCの中でもメンバーかなり揃ってる部類で、オサリバンも「欧州馬なんてそんな状態良くねぇだろうと思ったけど、凱旋門賞馬が来るとなると流石にびびった」的コメントをしており、そうしたタイトなメンバーって要素があのハイペースが生んだのかなぁとか思いつつ。Bubble に関しては仄かに記憶してたが、あっちのが素質上だったんだ。
◆サンドピアリス
 酒井法子容疑者はセンスねぇよ。サンドピアリスはエリ女だけの馬だったと思われがちだが、京都大賞典では6頭立てながらスーパークリークに差のない3着し、引退レースの京都記念では9番人気ながら2着で最後に一穴咲かせた。タマモストロングも含め、「その後」に魅力のある馬だったので、言及欲しかったかな。
◆早田牧場
 詰まるところ、社台に対抗するという夢を見すぎたし、よりによってサンデー登場前夜という時期に、そういう夢を広げる存在が巡ってきてしまったというのが、ある種運命的としか言いようがない。
◆ディープ仔
 正直言って、本件に関しては、走るか走らないかって辺りでかなりピリピリしてます(苦笑。
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テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

国内競馬  /  tb: 1  /  cm: 0  /  △top

凱旋門回顧@Egerton曰く、「Youmzainはワシが育てた」。 

 今日の一枚は、海にちなんで(挨拶。
 因みに、Youmzain がイマイチ道を歩み始めたのは、Rail Link に惜敗した後のオイロパで、Egerton の薫陶を受けたからだというのが有芝の電波理論である。いや、Rail Link の年も2着したかも知れんが、もしこの馬が06年凱旋門に出てたら、案外 Pride が飛んで Rail Link→ディープ→Youmzain の入線で、その上でディープ失格で Youmzain が恵まれ2着とかなってたのかも知れん。

新潟港の青空
新潟港の青空 posted by (C)有芝まはる殿下。

 何か宮嶋氏な人からTwitterでリクが。
@Mahal ユームザインはある意味で世界競馬史に名を残したといえるでしょうか。アリダーほどの評価はされないでしょうけど、これに匹敵する馬というと。というわけで、回顧で骨を拾ってくださいませ。
 てな訳で、まぁブコメで Youmzain まで書ききれないのは当然なので、もとよりこちらで取り上げるつもりではありましたが、それにしても、と。
 だけんども、しかし。
 Youmzain の挑戦はまだまだ終わらないのである。チャノン師は「来年もまたここに来る」ときっぱりと、4年連続2着への挑戦……じゃなかった、4度目の正直を狙うことを宣言しており、無事ならばまた彼はロンシャンで Egerton 魂を体現に……もとい、名馬中の名馬に2度も阻まれた悲願のタイトルを獲得しに来るとのことである。更に嬉しいことに、今年はカナディアンからジャパンCと、世界をまたにかけてそのジリ……ゲフゲフン、安定したパフォーマンスを披露してくれるとのこと。てな訳で、府中で*ユームザインとなった Youmzain を万雷の拍手で迎えたいものである。
 にしても、このゴール直前の映像を見ても、首を上げつつのギリギリの勝利……じゃなくて2着。本当に、こういう部分も含めて「持ってる」としか言いようがないよなぁ、とは思う。ところで、クビの上げ下げと言えば、宮嶋氏がTwitterの別便で昨日の判定写真を改めて流通させて下さったが、これ引き延ばしたら、800×600のファイルで本当に1ピクセルしか差がないでやんの。しかも、ビービーは芝の悪いところに映り込んでるので、ひょっとしたら0ピクセルかも知れないとすら思わされる。

 はサテオキ、Sea the Stars は、愛チャンピオンで見せた豪脚を再びフランスでも披露した。ある意味、一安心した、という部分もあり。道中一旦後方に下げられそうになったが、そこでギリギリ9番手の所で持ち堪えたのは、キネーンの技倆であろう。凡百の騎手であれば、あそこでズルズル下がって勝負手にならなかった可能性もある。ただ、その上で、フォルスで Stacelita が早仕掛けに持ち込んだタイミングですーっと同じ番手にいながら馬群の間隔を広げるようにゆっくりと前の馬の仕掛けを待つレースセンスが圧巻。ああいう所で余裕を持てるからこそ、異常加速をした後、最後まで保たせることが出来たのであろう。これは、キネーンばかりではなく、馬の側の才覚だと思われる。
 時計は2.26.3、動画で見る限りは実質逃げの Stacelita がマイル1分38秒台くらいで、そこから11秒台が2回続いて12秒台が2回続くような展開。肉を斬らせにかかったスミヨンの作戦(スミヨンとしても、自身の故障明けを考慮しても、叩き合いよりは出し抜けで我慢する方を選んだのだろう)にある程度他の馬も付き合った結果苦しくなる残り400で、一頭違う脚で Sea the Stars が出た形。その上で、仕掛けが早かった分のバラケの早さが結果として Sea the Stars のイン詰まりを防いだという点ではやや恵まれた面もあるにはあった。ただ、やはりああいう厳しい展開であの脚が使えるのだから、ホンモノには違いない。ああいう「ワープするような」抜き方をされては、相手はグウの音も出ない。その辺りはディープインパクト的な脚であると改めて想う。

 その上で、そういう「勝負の付いた」場面からの Youmzain。レースを振り返って
The winner quickened up from furlong out and put the race to bed, we've chased him and he has run another great race.
 というチャノン師のコメントが全てであろう。Youmzain がかくも2着を獲れるのは、こうした「グウの音も出ない」展開でレースが決まっても、諦めない力である。昨年もやはり、Zarkava が抜けた後、最も執拗に「終わった勝負」を終わらせまいと固執した中でこの馬は2着に滑り込んだ。
 ナイスネイチャを手がけた陣営は、ナイスネイチャの「根性」を讃えていたと記憶する。
 シルバーコレクター、ブロンズコレクターと呼ばれる馬は、概ね「根性」を持っているからこそ、強い相手のレースでも諦めず、結果として良い着順を得る。しかし、気で走る面があるからこそ、ウマという草食動物にあって根性が「相手によって引き出される」側面が出がちであり、それが「弱い相手でも2着」となりがちなのではないか。その上で、案外「気で走る」馬は、気が先行する分、見えない不安も多いのかも知れない。チャノン師も今季のこれまでを振り返り「何度か頓挫しつつも本来のレースが出来た。厩舎全体見事な成果だ」とスタッフを讃えている。こうした息の長い馬は、チームワークによって、その魅力を輝かせるのだろう。

 ところで、上にリンクした記事で2着以下のコメントがまとまってるが、面白いのは Stacelita の馬主。「Sea the Stars はウチの馬を抜いたとき、ナンパする余裕があったんじゃないかな。いいカップルになると思うよ。でも来年は現役だね」、ですと。一方で、今回再びその Stacelita に先着した恰好の Dar Re Mi 陣営は、半ば前回の遺恨も込めてか「これで欧州最強牝馬はこの馬だと証明できた」とコメントしてるのが、また味わい深かったり。
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スプリンターズ回顧。 

 こんなん撮ってる割には、生観戦してなかった(挨拶。
 ところで、京成のフルカラーLEDにおける赤表示はどうも赤が深すぎて、ローレルな勝負服の色合いを想起させるのだが、今週この車輌のLED改装がサインというのは、流石に迂遠にも程があるぞ。

京成3700形 フルカラーLED車(特急)
京成3700形 フルカラーLED車(特急) posted by (C)有芝まはる殿下。

◆ラップ:11.9-10.2-10.8-11.2-11.5-11.9

 自分の中でレベル判定としては阪神ジュヴェフィリ(同週の古馬マイルとの比較)と同程度にシンプルな見立てが通用すると思ってるのが、スプリンターズの勝ち馬における前半3ハロンのラップ。ここで、
「勝ちタイム-勝ち馬の上がり3F=勝ち馬のテン3Fが33秒切れば、掛け値なしのA級」
というのが、不動の見立てと考えている。原点としては、サクラバクシンオーの大レコードなんだけれど、それ以降も概ね、勝負の場を冬から秋に移して以降も、中山の馬場は極端なバイアスを示さず、この時計内容で勝たせる馬をなかなか作ってきていない。
 実際、スプリンターズSがGIに昇格して以降、この「前半32秒台で勝ちきる」パフォを見せた馬は上述のバクシンオー以外に*タイキシャトルと*テイクオーバーターゲットという、ある程度歴史的な存在のみであり、*サイレントウィットネスですら達成していない。一方で、ダイタクヤマトが大穴を開けたときは惜しくも丁度33秒フラットであったが、それだけ見て「あぁ、フロックじゃねぇな」と確信したら、その後も普通に一線級で活躍した。

 恐らく、ローレルゲレイロも、詰まるところ「文句なしの名スプリンターであった」という評価になる、ということだろう。ハナ差でありながら、より「難しいことをした馬」が勝った的な痛快さはあった。
 高松宮記念とスプリンターズSは同じ1200でも結構違う適性を試す馬場であり、この両方で勝てるってのはやはりトロットスターやビリーヴがいるものの、その後暫く途絶えていたとおり、そう容易ならざる物ではあっただろう。無論、今回は国内と国外で大方トップクラスの下馬評を持っていた馬が直前回避したことを留保する必要はあるが。

 その上で、ロゲイロは宮記念も結構テンで厳しいレースをした上での勝利であり、詰まるところ「負荷を上げるだけ上げて粘りきる」スタイルが定着した、と見るべきか。勝っても負けても、とにかく「半端であってはいけない」馬なんだろう。そうしたレースぶりを見るに付け、2年前の宮記念のことを軽く思い出す。あの時、フサイチリシャールが早仕掛けでロゲイロを潰しに掛かったレース、ああした経験を超えた先に、テンで行ききった後も更に貪欲に時計を詰めるレースを追求し、それを結実させたGI2勝であったのかな、などと。
 にしても、この馬の傾向的に、一回ボロ負けしたら、そっから一回ではすぐに立ち直れないかな、みたいな見立てはあったし、更に言えばマイルではなく1200ボロ負けってのがなかなか無かっただけに、ちょっとスランプ突入モードを予感してしまったのは良くなかった。当たり外れはあるけれど、この馬は自分が思っている以上に「攻撃的」な馬として生まれ変わっていた、のかも知れない。

 ところで、自分はあの写真判定、テレビで見てると、もっとはっきりロゲイロ前かと思ってた。で、何でアンカツあそこまで余裕で勝ったと思ってて藤田あそこまで余裕で負けてると思ってるんだろうとか不思議でならなかったんだけれど、実態としては自分もアンカツも藤田もハズレで、めちゃギリギリな、明らかに5cm以下と思われるアトサキ。
 それにしても、これくらい僅差になると「どっちかが首を伸ばしきれなかった」的なことが敗因になりがちなんだけれど、このレース、首の上げ下げ的には「どっちも上がってる」ように見える。というか、ビービーの方が首を下げ気味なんだけれど、鼻面を上げ始めたところにゴール板があったという感じで、まぁいずれにせよ、どっちもどっち的。こういう辺りは何というか、ロゲイロ的コミカルさ、ではあるなぁ、なんてことも。

◆ところで。
 誰か、フラワーワシントンの時の判定写真の画像とかって持ってる人いないんだろうか。試しにグーグル先生の画像検索掘ってみたけど、出て来なかった。
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凱旋門賞である。 

 ↓本朝のパチモノ。俗に言う、森元ゲートである(挨拶。
金沢駅東口
金沢駅東口 posted by (C)有芝まはる殿下。

 ……はサテオキ、*モンジューと*エルコンドルパサーが叩き合ってはや10年、もはやそれだけの時が経つと、この両馬の叩き合いの時にデビューしてなかった競走馬の子供が走ってるわけで、競馬というカレンダーもなかなかにドッグイヤーならぬホースイヤーではあり。

10月4日ロンシャン6R 16:15発走 芝2400m
第88回カタール凱旋門賞(G1)
総賞金4000000EUR 3歳上 定量(3歳56kg,4上59.5kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
11Youmzain     IRE 牡6 595ファロン  256 休4233 チャノンGB   Sinndar
212Conduit      IRE 牡4 595ムーア   126 1休231 Sir.スタウトGB Dalakhani
39Vision d'Etat   FR 牡4 595ペリエ   118 休3112 リボー     チチカステナンゴ
417Magadan      IRE 牡4 595クラステュス83 休1135 ルルーシュ   High Chaparral
518The Bogberry   USA 牝4 595カプーシェフ122 休2555 d.R-デュプレ  Hawk Wing
67Steele Tango   USA 牝4 595ホランド  142 3785休 ティールGB   Okawango
73Getaway      GER 牡6 595パスキエ  199 休2121 ヒルシュバーGE MONSUN
813Tullamore     USA 牡4 595ヤナーチェク132 77522 コプリクSVK   Theatrical
94Hot Six      BRZ 牡4 595ペレイラ  103 休1125 ドゥアルテBRZ Burooj
102Dar Re Mi     GB 牝4 58 フォーチュン135 休2115 ゴスデンGB   シングスピール
1111Tangaspeed    FR 牝4 58 メンディサバ152 34949 ラプランシュ  Vertical Speed
128La Boum      GER 牝6 58 ジャルネ  184 24353 コレ      MONSUN
1315Beheshtam     FR 牡3 56 モッセ   52 11462 d.R-デュプレ  パントレセレブル
1510Fame and Glory  GB 牡3 56 ムルタ   75 11212 オブライエンIR モンジュー
1619Cavalryman    GB 牡3 56 デットーリ 74 42111 ファーブル   Halling
175Grand Ducal    IRE 牡3 56 スマレン  62 43休14 オブライエンIR Danehill Dancer
186Sea the Stars   IRE 牡3 56 キネーン  87 11111 オックスIRE   Cape Cross
1916Stacelita     FR 牝3 545スミヨン  66 11111 ルージェ    MONSUN

 にしても、登録のルールとか替わったから、こんな多頭数になったのだろうか?
 Sea the Stars はもとより、Conduit や Fame and Glory、Youmzain に Vision d'Etat、そして Cavalryman に Stacelita とかなり分厚いメンバーが揃っているのだったら、明らかに勝負にならなさそうな馬は近年の傾向では余り出て来ないイメージが強かったのだが、今年は何かゾロゾロとそうした穴馬が列をなし、果てはブラジルやスロヴァキアからも参戦。つか、Tullamore は普通にオイロパでいいじゃん、みたいな。
 そういう傾向にケチを付けるつもりは全くなく、むしろ Sea the Stars のような名馬にとってある意味相応しい「華やかさ」が多頭数によって実現するならば、その方がむしろ世界の競馬にとって良い話ではないかと考えるが、しつこいけど Tullamore みたいな馬、オイロパに出て欲しかった的な意味合いで忸怩たる物があるだけのドイツ競馬ファンなのである(苦笑。
 てな訳で、1頭ずつの逐次解説などはしない方向で。よろしければ、フランス在住の方のエントリを見つけたので、そちらを参照して下されば。

 そうした中で、枠順だけ見ても Sea the Stars 歓迎ムードというか、どっちかというと「アイルランドから俺たちの大看板を荒らしに来た」というよりは、「どうぞ能力を万全に発揮して下さい」的な空気を感じなくはないというか、Youmzain は内枠は悪くないけれどよりによって最内、逆に Cavalryman と Stacelita は外枠と有力馬でも結構イヤな枠を引きつつ、ある程度勝負付いてる Conduit、Fame and Glory の方が恵まれてる印象。しかし、Fame and Glory は Sea the Stars 以外には一度も先着されてないのに相手が強すぎるお陰でどうも地味で、Conduit はBCターフとキングジョージなんてどんな名馬だよという勝ち鞍の割にはスーパーホースとしての雰囲気に欠ける(Dalakhani産駒だし、密かに肩持ちたい存在ではあるんだけれど)気がするが、果たして「ここで Sea the Stars を倒せるチャンス」を掴めるのかどうか。Stacelita に至っては、ルメールを故障で失う不運まであり、まぁ試練には違いなく。

 で、自分も Sea the Stars を嫌う要素は自分のポジショントーク的な立場においても余りないし、勝ってくれたら嬉しいんだけれど、逆にだからこそビクビクする面はあるというか、愛チャンが結果として「Nijinsky のセントレジャー」になるんではとか色々考えてしまうし、この多頭数を見ると更にそういう不気味さを感じてしまうというか。
 その場合怖いのはやはり地元馬、その上で遠征組の Getaway を含む3頭を擁した Monsun 産駒、ってことで、普段だったら絶対に「これ2番人気にしたら、明らかに人気過剰だろ」的に思ってしまうところの Stacelita が結構「一発」的には一番近いところにあるのかなぁとか考えてみたり。ところで、この両者といえば勿論 Asterblüte と Schwarzgold というシュレンダーハンの名牝な訳ですが、前者が「天」を馬名に頂き(Sea the "Stars"も、それに由来する馬名だといいな、と考える)、後者が「黒い黄金」という、まるで原油のような「地」を馬名に刻む対称性は面白いですよね。まさに、名血は言霊。

◆とか、書いてたら。
 まさかのスミヨン
 いや、怪我をおしてもユタカみたいに全然追えなかったりとかロクなことない気がするんだけれど(大体、もともと4ヶ月って所を4週間以下で戻って来るって、いくらなんでも前倒しにも程があるだろ)、それで勝ったら現代のフレディー・アーチャーであり、現代の女 Bend Or だよなぁ。
 自分がルージェ師だったら、乗れると言われても受けないと思うが、果たして。
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