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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

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ダイワスカーレットと、「安定性」のデフレ。 

 年度代表投票は、今年は1票フェチにはやや受難。
 年度代表馬でスリープレスナイトの健闘はあったものの、基本的にここで票貰うような馬はどっかで賞を貰うか上位を争う訳で、余り面白みは無いんだよなぁ、ってのが。個人的にはディープスカイがJCを制していた場合、ある意味ダスカとの鼎の軽重の問われっぷりはタニノ以上になることが予想され(負けてるんだもんね)、そうした場合の投票の内訳及び最優秀古牝馬投票への影響などは結構いい酒の肴になったかもなとか思った。実態としてはデスカがJC勝ってれば、字面上はダービーとJCを含むGI3勝なんていう、もうどっからも文句が付けようもない実績になってた訳だが、それでも、みたいな部分がどこまであったんだろうか、みたいな。

 ダイワスカーレットは、実は「強さ」のパフォーマンスとしては有馬は必ずしも極端に「凄い」ものではなかった気がする、というか、「マツリダゴッホのいない07有馬」的な時計にも見えなくはなかった。まぁタイムは上げたし逃げたことを考えるとやはり昨年より成長したのは事実ではあるが。ただむしろ、秋天のようなレースをした後に戻してこられたこと、そしてその結果としてタニノウォッカに匹敵する大記録を樹立したことで、彼女の競走馬としてのパッケージの最後のピースを埋めた辺りの感動があった、と思う。その上で、有馬での連対は、*ヒシアマゾンの持つデビュー以来牝馬最多連対に並ぶものとなった。そのアマゾンが超えた相手は、ダービー馬クリフジである、と考えると、彼女なりの「ダービー馬の超え方」であったのかも知れない、なんてことを思う。そして、特別賞を得られなかったことを惜しむ声が多い辺りで、やはり彼女なりにタニノ超えは果たせたんだろうな、とも。
#タニノ派側の言い分もあるはあるだろうけれど。

 一方で、現代の競馬において、コンシステンシーの評価をどうすべきか、については、ちょっと考えてしまう。*ヒシアマゾンの12連続連対はナリタブライアンの2着した有馬で達成されたが、この時のアマゾンは「旧馬齢」の4歳である。今のダスカのレース数を丁度1年早くこなした、という計算。より長いスパンでコンシステンシーを維持したダスカを上と見るか、よりヘヴィなローテで記録を達成したアマゾンを上と見るか、となると、どっちかというと「レース数を多くこなして」なアマゾンを上とみたくなる部分は自分などはある。
 その上で、ちょっと現代の競馬において、コンシステンシー自体がかなり有り触れたものとなってしまっている、みたいな面があるだろう。ダービー馬スペシャルウィークが古馬となって春秋盾を連覇した辺りを皮切りに、テイエムオペラオー、*シンボリクリスエス、ディープインパクト、メイショウサムソン、そしてダスカの兄、ダートではブルーコンコルドやヴァーミリアンと、2年間くらいずっと最強レベルで安定する馬は五指に余る。そういった中で、ややブランクがあったことは、そういう曲がり道を経てなお連対続けたことの驚異であると同時に、ある種のチャンピオンシーにおける軽さという陰も落としたように見える。
 達成したものが互角で対戦成績では上回るものの直近の対決では敗れてる現状で、ダスカがタニノに対して最も勝るものは「安定性」となるが、その安定性が過剰供給され、ややデフレになっている昨今の競馬界の現状が、彼女を特別賞から遠ざけたのかな、なんてことも。

 余談であるが、その「安定性」における大記録が今年は達成された年であった。
 それは、ヴァーミリアンの4シーズン(春秋2年間)連続のGI制覇。
 これだけ「安定性」の敷居が下がった昨今においても、この記録ってのはなかなか簡単に達成できるものではなく、最近でもダメジャーは2006秋~2007秋まで3シーズン続けて引退し、ブルーコンコルドは現役を続けたものの今年の春にフェブかしわ両方惜敗で達成しきれず、メイショウサムソンは3歳2冠で4歳の春秋と盾を制したが3歳秋にケチがつくスペ&オペパターンに嵌り、タニノウォッカも同様、一方3歳では春秋G1を制しているダスカは今年の春が不順でという*シンボリクリスエスの轍を踏んでおり、なかなかどうして難しい。詰まるところ、これを達成できてたのは7冠馬シンボリルドルフとディープインパクトのみだったのである。
 しかし、ヴァーミリアンは遂にここに追い付いた。07春に川崎記念、秋にGIを3つ、今年の春にフェブ、そして秋にJBCクラシック。これに関しては、まさに「安定性の大記録」として、現代にあってももっと褒められるべきものではないかとは思う。確かにドバイから秋までずっと休むというレースの極端な絞りはあるのだけれど、ドバイという過酷な遠征先をまじえつつ、全ての計画に、僅かな隙も許されない中で達成した記録だとは思われるだけに。
 ただ、それを達成した後に、彼の台頭の前に戦線離脱したカネヒキリに立て続けにやられるというのは、少なからず彼の立場を翳らせるものとはなってしまったのが惜しまれる。別にカネヒキリがいたらヴァーミリアンの取ってたレースを全部かっ攫ってた、ってことは無いと思うし、自分の中ではヴァーミリアンの07年JCダートなんて、ダートではかなり歴史的なハイパフォーマンスだと思うので、この馬を「暫定チャンピオン」と遇したくはない面はあるのだけれど、間の悪さ、みたいな部分はどうしても出て来るには違いない。

 いずれにせよ、調教技術の進歩が、ある種記録を翳らせるような側面に目を向けさせられる、2008年の競馬シーンではあったか。
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テーマ: 競馬

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年賀。 

お陰様で、息子もしっかり同人誌を愉しめるまでに成長しました。
#って、一昨年がスライム、昨年がニコニコで、今年がこれかい(笑)

Nenga09

……てな訳で、旧年中は大変お世話になりました。
 また今年も、宜しくお願いいたします。

 何か、余り一年の計とか言えた義理はないのですが、今年はもーちょっとブログ更新できたらいいな、くらいには思っております。去年も相当積み残したエントリが色々あった気がするので、何だかなぁ、的な年ではありましたが。
#取り敢えず、はてブ減らした方がいいのか?
#でも、あれ書かなくてもミテルダケなページは意外と減らんからなぁ……。
 因みに、子どもが読んでるのは「電車でD」の総集編です。個人的には南風ガスタービン編の「普通の2000撮ろうとしたらアンパンマンだった」が無駄にツボに入っていた俺。 で、こんな写真うpしてる割に最新刊とかチェックしてないのですが、どこかで成田新高速向け新AEとバトってくれる場面が出れば嬉しい俺。
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テーマ: 年末年始のご挨拶

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