06« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»08

殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

没落エリート雑感 

没落エリートの出現―ビジネス社会から疎外される高学歴就職難民たち@女。京大生の日記

 根本的な部分として、京大だから東大だからSFCだからという問題でなく、少子化の中でそれらの大学の枠が大幅に減った訳でもなく、要するに相対的なエリートの価値が就職市場において下がってるのではないかな、みたいな辺りの問題点はあるかも。実際のところ、エリートなんてある程度「絶対数」の文脈で必要ではあると思うんだけれど、ただ新卒採用という形で世代に縛りを入れて市場に供給された場合、やはりその辺の「ありがたみ」問題は結構採る側からは意識されてしまうんではないかな、なんてことも。
 つか、それ以前にもともと真の「エリート」ってのは、日本の一流大学の定員の総和よりは本来少ないんではないかな、みたいなことも考える。例えば、エリート教育と言えばフランスのグランドゼコールなんかがあるけど、一流グランドゼコールの定員の対人口比と本朝のトップクラスの国立大のそれを比較したら、やっぱり後者の方が全然多いんではないの?と。詰まるところ、東大や京大に入っても「エリート」として遇されるには入学してから相応に選抜された存在にならんといけないかと思われるのだが、余り社会や予備校がその辺りの現実を教えてはくれないことも多くて、大学入ってある程度その「選抜」からドロップアウトした人は本来「非エリート」的な競争にシフトしないといけないんだけれど、そこのシフトが巧く行かないことはあるのかなぁ、なんてことは思う。つか、少なくとも東大の文系においては、公務員(ないしはそれに準ずる公的な職業)にもならず大学院にも行かないってのは、ある種のドロップアウトじゃないかなぁみたいなことは前々から思っていたことで、そのドロップアウトの代償を支払うのはある程度致し方ない部分もあり、逆に言えばアタマのいい子どもが東大に行きたいと言ったときに、親はそういう部分のリスクをちゃんと伝えて、覚悟を決めさせないといけないようには思われ。
 そういう意味では、言及される没落エリートってのは基本的に「エリート内競争を選び(ないしは、選ばされ)、それに敗れた者」の中の部分集合だろうな、という気が。勿論エリートになるために京大入った訳ではないと強弁する人も多いだろうけど、まぁ。で、それなりにそこから「平凡な人生」へシフトチェンジできる人はもはや没落エリートではなく、程度差はあれ「ただの人」として適応するだけなので、本件の考慮からはオミットできよう。一方、ある種エリート内競争に参入できる程度の知的能力を持ちながら、社会的に「平凡な」人生にシフトチェンジするのが難しい人が一定数いて(それが「なくなる」なんてことは、まずないだろうと思われる)、それが没落エリートってことになろうか。
 で、恐らく、こういう人の受け皿みたいなのって、こういう人に無理繰りに「平凡な人生」を送れる環境を作ってあげることでも、無理繰りに社会に適応できるような「適切な教育」を提供することでもないんじゃねぇの?みたいな気はしている。既にある程度以上の知的能力っていう「モノ」が存在してるのだから、それを何がしか弄って出力するような方向で、社会において余人を以って替え難く、かつ非正規な職能に従事させることこそが、真の適材適所である気がしている。恐らく、社会がある程度創造的な感性を維持しているなら、そういう職能を色々思いつくものだとは思うんだけれど、何となく「効率性」みたいな方向ばかりに話が向いてくとなかなか活動の場が無くて、現状は後者に近いのかなぁ、とも。ただ、それを打開するのは社会的なグランドデザインってよりは、ある意味企業人的な創造性なんじゃないかって気がしていて、その意味では「経営者」の立場にあるものこそ、そういう「非正規」な部分から価値を見出すような没落エリート的知性を活用すべきだし、そこから利益までいかなくとも某かのアウトプットを得ることを矜持とすることがある種の社会的合意になればいいのだけれど、というお話ではある。余談なれど、その意味ではdankogai氏とかはある種「小金持ち」的な感性で、自身のプログラマーとしての創造性ほどには企業人としての創造性はないんだろうなぁみたいなことを、今回のエントリでも感じた次第。その辺りが氏の「マッチョ」としての限界なんだとは思った。
 ただ、問題として、没落エリートな人って、企業的な「利益」の文脈に自分が組み込まれること自体をある種の敗北というか拒絶するような面もあったりするんですよねぇ。困ったもんだ、ルサンチマン。
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テーマ: 就職・転職・仕事・求職・アルバイト・パートのNo1最新情報

ジャンル: 就職・お仕事

国内雑感  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

ニコマスに嵌りすぎると、どうしても最新の曲には疎くなり。 

 おっさん臭いエントリをたまには上げてみたりする訳だ(挨拶。

 で、巷ではアンサーソングみたいなのが流行ってるらしく、なのだが、最近 Princess Princess の「M」のアンサーソングとして出てる「M~もうひとつのラブストーリー」とかいう曲を時々そこらで聞いたりして、ちと気になった。自分的にはアンサーソングってのは例えば「勝手にしやがれ」に対する「プレイバックPart2」みたいな感じで(←実におっさんな譬え)、要するにある作詞の世界観の中で異なるキャラクタとか並行したIfを想定した歌詞の曲(別にメロディは全然違っててもいい)、みたいなイメージがあったけれど、この曲の場合は半ばカバーというかマッシュアップっぽくはあるのかなという感じで、メロディを自分用に置き換えたみたいな曲。デキとしては割といけてるんじゃねくらいの印象だったけれど、調べてみたらなかなかに不評w。ウィキペにしても
『Lifetime Respect』のアンサーソングで成功した事もあり、2008年「M~もうひとつのラブストーリー~」を発表したが、これがプリンセス・プリンセスのファンの怒りを買い、大バッシングを受ける事となる。

なんて感じだった訳ですが。
 個人的に不思議だなぁ、と思ったのは、要するにこういうマッシュアップ的な楽曲ってのは普通によくあり、一方で丸カバーみたいなのも悪くは無いが一時期のカバーブームとかみたいにそればっかりだと微妙に後ろ向きな印象もあるので、こういう作りは嫌いではないし、大体からしてニコニコとかではIKZOみたいなのがアフォみたいに流行って本人が公認までしちゃう訳で、そういう「引用」「二次創作」の市民権が無駄に向上してる昨今においてそんなバッシングしてる人はどういう石頭なんじゃろうか、って辺り。いや、煽っても仕方ないか。嫌なもんはイヤだろうし。申し訳ない。
 ただ、こういう書き方してるとアレだが、自分も元曲には少なからぬ思い入れはある方だし、高校のとき放送部でレコード会社行って発売前の「Diamonds」のCD借りて初めて聴いたときには「何この超絶神曲?」と思ったものであるが、自分はある意味そういう二次創作の文脈として、このアンサーソングを否定すべきものとは思わなかったんだけどな、と。その上で、パクリやパロディ曲とは違って、富田さんや奥居さんのクレジットが入るという意味では、ちゃんと一次創作者にも益している部分もあるし(その辺りでの大きなトラブルについても、富田さん自身のエントリを見る限りは存在しない)。
 その上で、自分がある程度ニコニコみたいな場でマッシュアップ的なものに慣れすぎてるのかなぁ(まぁそれ以前からマッシュ好きな人は多かったろうけど、ニコニコでそういうのに触れた人も多いんではないかと)、みたいなことを思いつつ、或いはそういうのとは無縁な人が叩いてたりするのかななんてことを推測するに、自分の感覚のほうが問題なのかもというか、こういう部分の感性に関する「こちら側」と「あちら側」の断絶みたいなのも結構大きいのだろうな、なんてことも。強いて言えば、最近のJ-POPとかで作ったニコマスの方が原曲信者に叩かれやすいイメージはあったんで、おっさんの方が全体としてこの手合いに寛容なのかなぁ的イメージはあったのですが、それは詰まるところニコニコみたいな場所において、なんだかんだ言っておっさんの数が少ないから、みたいなのはあるのかもね(作り手はおっさん多いんだろうがw)。考えてみれば、「過去の思い出が美しい」みたいな感覚はおっさんの方が強い訳で、そういう意味では「元曲への思い入れ」ってのは本質的にはおっさんの方が拘りがちなポイントではあるし、「今風」にされることはある種の思い出への侵犯ではあるとも言えるのか。
 ただそれでもどーかなぁと思うのは、詰まるところ、こういうアレンジが加わることで、元曲に対してまた違った角度から記憶が刺激されるんだろうな、みたいな辺り。つまり、「思い出」に対して再び光を当てる効果的な手段として成立するかもみたいな辺りに意義を求められるんではないかなぁ、と。実際富田さんも、
今、子育てにすっかりはまって、自分のこと考える時間とか、恋とか、かけ離れた毎日を送っているけど、もう、何十年もあってない、たぶんもう一生会えないままのMくんが、もしかしたら聞きなれた"M"じゃない"M"を聞いて、「元気かな」って、ほんの一瞬でも考えるんじゃないかなぁ・・なんて、少し心にキュンとしたものを感じたりね。

なんてことを書かれてて、自分はこの辺りに結構共感してしまった部分はあった訳ですが。

◆ところで。
 原曲レイプという意味では、「Fire」CMの爆風スランプカバーがある意味最強過ぎる訳だが(つかメカ千早の Self Control みたいなキワモノと比べても、原曲を崩した度合いとしては「Fire」に軍配が上がるだろw)、往時の爆風スランプのコアなファンとか、アレ聴いてどう思ったんだろ?つか、当時あの曲、嫌いな人はメチャクチャ嫌がってた記憶があるんだけれど、そういう人が大泉洋のアレを聴いた感想とかが知りたい。
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テーマ: 懐かしい歌謡曲

ジャンル: 音楽

趣味  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

競馬オタが非オタの彼女に競馬世界を軽く紹介するための10頭 

 まあ、どのくらいの数の競馬オタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らない競馬の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、競馬のことを紹介するために紹介するべき10頭を選んでみたいのだけれど。
(要は「CLUB KEIBA」の正反対版だな。彼女に競馬を布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として)

 あくまで「入口」なので、時間的に過大な負担を伴う海外の名馬は避けたい。できれば国内のG1馬、長くてもキャリア30戦にとどめたい。あと、いくら競馬的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。競馬好きが『トキノミノル』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。そういう感じ。

 彼女の設定は
  競馬知識はいわゆる「ハルウララ」的なものを除けば、有馬記念程度は見ている
  サブカル度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。

 まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

オグリキャップ(*ダンシングキャップ×ホワイトナルビー)

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「オグリ以前」を濃縮しきっていて、「オグリ以後」を決定づけたという点では
外せないんだよなあ。稼動期も実質2シーズンだし。
ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この情報過多な競走馬について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に
伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

ウオッカ(タニノギムレット×タニノシスター)
ダイワスカーレット(アグネスタキオン×スカーレットブーケ)
アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうな競走馬(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには
一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「競馬オタとしてはこの二頭は“牝馬”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

シーキングザパール[USA](Seeking the Gold×*ページプルーフ)

ある種の競馬スポーツオタが持ってる海外への憧憬と、JAIR 監修のオタ的なローテへのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも谷口悟朗な
「童貞的なださカッコよさ」を体現するササショー
「童貞的に好みな女」を体現するウエナカ
の二人をはじめとして、オタ好きのするキャラを周囲にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

メジロマックイーン(メジロティターン×メジロオーロラ)

たぶんこれを見た彼女は「3代連続制覇なのね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の競走馬がその後続いていないこと、ステイヤーは英国では大人気なこと、
英国なら実質障害種牡馬になって、産駒が日本に輸入されてもおかしくはなさそうなのに、
日本国内でこういうのが種牡馬として厚遇されないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

ミホノブルボン(*マグニテュード×カツミエコー)

「やっぱり競馬はオヤジのためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「ライスシャワー」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この名馬にかける戸山の思いが好きだから。
断腸の思いで(スタミナを)削りに削ってそれでも3分5秒、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、
その「三冠」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
菊花賞の長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれが
岡部や藤澤だったらきっちりマイラーにしてしまうだろうとも思う。
なのに、坂路に首下げて追い切りかけて3分5秒を作ってしまう、というあたり、どうしても
「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ戸山がそういうキャラでなかったとしても、
親近感を禁じ得ない。競走馬自体の高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

シービークロス(*フォルティノ×ズイショウ)

今の若年層でシービークロス見たことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
タマモよりも前の段階で、*フォルティノの哲学とか芦毛技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの名馬がJRAでこの時代に走っていたんだよ、というのは、
別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく競馬好きとしては不思議に誇らしいし、
いわゆる Cozzene 芦毛でしか*フォルティノを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

ナイスネイチャ(*ナイスダンサー×ウラカワミユキ)

競走馬の「目」あるいは「勝負根性」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらないブロコレを毎日生きる」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそステイゴールド最終レースは香港ヴァーズ以外ではあり得なかったとも思う。
「イマイチ化した日常を生きる」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の
源はナイスネイチャにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、
単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

サイレンススズカ(*サンデーサイレンス×*ワキア)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味の馬をこういうかたちで生涯を送らせて、それが非オタに受け入れられるか
気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

ディープインパクト(*サンデーサイレンス×*ウインドインハーヘア)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にディープを選んだ。
オグリから始まってディープで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、YouTube以降の競馬時代の先駆けと
なった名馬でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい馬がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10頭目はこんなのどうよ、というのがあったら
教えてください。


「駄目だこの有芝は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。



◆以下解説。
 この界隈だと元ネタを知らない人もいると思うので挙げておくと、これです。既に誰か作ってそうな気がするけど、最近の当方の競馬アンテナの低さでは捕捉し切れなかったので、さしあたり無いならってことで、自分で作ってみることにした。結果として、元ネタが分からないと余り面白くないものになったかもしれないですが、まぁ。
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テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

国内競馬  /  tb: 0  /  cm: 16  /  △top

国際色豊かな、ツフトレネン。 

 でも、単に増えただけならともかく、結構勝つんだよねぇ(挨拶。
7月27日ミュンヘン7R 17:00発走 芝2000m
バイエリッシェス・ツフトレネン(G1)
総賞金155000EUR 3歳上 定量(3歳54.5kg、4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
19Axxos       GER 牡4 60 シュタルケ 113 2休186 シールゲン   MONSUN
28Egerton      GER 牡7 60 ムンドリー 295 6休721 ラウ      グルームダンサー
33Linngari     IRE 牡5 60 ムーア   2510 休141410 Sir.スタウトGB Indian Ridge
46Pressing     IRE 牡5 60 スボリッチ 276 1休244 ジャーヴィスGB ソヴィエトスター
52Santiago     GER 牡6 60 カルバーリョ177 31休22 オストマン   Highest Honor
67Shrek       GER 牡4 60 ペドロサ  104 1休493 ヴェーラー   Pelder
75Tempeltanzer   GER 牡4 60 ハインド  -- 休1423 クボビコヴァSV Devil River Peek
81Wiesenpfad    FR  牡5 60 デフリース 148 34休11 ヒクスト    Waky Nao
94Fair Breeze    GER 牝5 58 ヘルフェンバ217 21休11 ホファー    SILVANO
 ある意味、好調馬と格上馬のバランスが良く、それだけでも十分に見所があるだろう。Axxos は Monsun 産駒らしくここんところ微妙に失速気味ではあるが、果たしてどの程度復調なるか。個人的には Santiago 辺りが調子を上げてきてたら結構イケそうではあるかなと思いつつ、重賞連勝の Wiesenpfad、Fair Breeze がG1制覇のチャンスをここで果たすのでは的な見立てもある。しかし、フランスの牝馬重賞を連覇から古馬G1ってのはどうかなと思いつつ、でも血統的にはこっちのが萌えるよなぁとか色々考えてしまったり。で、そんなところに海外から3頭も来て、ある意味テンションの高い一戦。まぁ流石に Linngari がこの距離でいきなり来るとは余り思われないんだけれど、Pressing はレプッブリカでも*サデックスの2着だし、まぁ普通に人気しそう。でも、せいぜいローマ賞クラスとなると、ホームならば倒せないといけない馬ではあるんだろうなぁというクラスではあるんですけれど。まぁ Egerton がまた相手なりに走ってくれれば何とかなると思っておこう(笑)。
 で、あとの Tempeltänzer ってなんやねん、な訳ですが、この馬以前に見たなぁと思ったら中欧ブリーダーズCとかだった(笑)。そのレースは1着入線ながら降着で涙を呑み、悪いことが重なったかその後1年半も休養して今年の4月に復活。この時がスロヴァキア最強馬 Ryan を1800のレコードタイムで破るレースで、勢いを勝ってハンガリー伝統のミレニアム賞(中欧G1、1800m)に出るも4着。国内に戻ってスロヴァキア古馬最高峰のスロヴァキア大賞(中欧G3、2400m。因みに同日には同賞金で農務省賞典(中欧G3)という1200mのレースがあり、そっちは例の Overdose が楽勝したっぽい)で再び Ryan に挑み、今度はクビ差惜敗。次走はプラハで2400mの中欧リステッドに出てこれもまた惜敗の3着、らしい。勿論、こんな微妙な戦績の馬がパート1国で勝負になるかっていったら、ねぇよなぁとしかなんではあるけど、Darsalam のような血統的にも規格外の存在や、Overdose のような世紀の名馬でない、この馬みたいなのが遠征してくる方が「いいぞ、もっとやれ~」的な気分になるのは間違いないですな(笑)。

◆ところで。
 恐らく、チェコ・スロヴァキア・マジャール・エスターライヒ辺りは中欧グレード的な独自のグレード制をしいてると思うのですが、これの表記が(Gd.1)とかで、ちゃんとパート1国の(Gr.1)と区別はされてるんだけれど、JPN-1なんかよりは余程洗練された表現なのかなって気はしなくもない。
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テーマ: 競馬

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タグ: 競馬  レース展望  ドイツ 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

キングジョージ直前である。 

 その前に、ちょっと話の枕的に。
 はてブの競馬話で例によってid:umatoneko2さんがBloodhorseの記事を紹介していらっしゃるのだが、要するにアメリカ競馬で「アイアンホース」がいなくなりつつある、みたいなお話。で、それに対するid:kazyama氏のコメントが
米国では、今の馬の生涯出走回数が、約30年前の馬のおよそ半分になっているという話。だと思う。読んで思ったのは、昔よりも馬のレベルが全体に高いため、1レースで消耗する体力が昔の倍になったのかな、ということ。
 レベルの問題もあると思うのですが、要するにこの辺りってもうちょっと汎用的に起こってる問題として、昔は「実戦」がある意味「練習」の役割を兼ねている部分が現在よりも大きかったと思われるのですよね、どんなスポーツでも。それこそオーストラリアなんかは今でも長距離馬は短いところから順番にレース出して調教代わりに使うってのは当たり前ですが、かってはスポーツって結構取り敢えず試合出て鍛えるっぽい面はあったんではと。一方で、昨今はスポーツ自体のバリューが上がったことで、そういう使い方がしづらくなってる面はあるように思われるのですよね。それと、これもスポーツの汎用的な問題として、分業化がある程度進んだので、レースも選ぶような流れになってきた、と。
 ただ、そういう流れを踏まえた上で、日本の競走馬が最近やたらとタフになってるのは、ぶくまでも書いたけれど一つ不思議な流れとしてはあるよなぁ、みたいなことは考えたりします。別にそれが正解と言うつもりはまるっきり無いけど、案外ディープインパクトなんかももう1年走らせた方が面白かったかも知れない。

 で、本題。
7月26日アスコット5R 16:20発走 芝12F
ジョージVI世国王およびエリザベス王妃S(G1)
総賞金£750000 3歳上 定量(3歳8st9lb、4上9st7lb、牝3lb減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     配当 父
13Ask        GB  牡5 133ムーア   114 12休15 Sir.スタウト  14/1 Sadler's Wells
24Duke of Marmalade IRE 牡4 133ムルタ   124 3休111 オブライエンIR 8/11 デインヒル
37Lucarno      USA 牡4 133フォーチュン115 1休1161 ゴスデン     9/1 Dynaformer
46Macarthur     GB 牡4 133ヘファナン 93 休7131 オブライエンIR 12/1 モンジュー
58Papal Bull    GB  牡5 133ペリエ   176 37休42 Sir.スタウト  12/1 モンジュー
62Petara Bay    IRE 牡4 133クロウリー 112 133683 ミルズ     80/1 パントレセレブル
75Red Rock Canyon  IRE 牡4 133C.オドノヒュ120 23休311 オブライエンIR  150 ロックオブジブラルタル
81Youmzain     IRE 牡5 133ヒューズ  196 2休521 チャノン    11/4 Sinndar
 Duke of Marmalade の今年の躍進は、何となくテイエムオペラオーの2000年的なものを感じる。世代で必ずしも抜けた存在ではなく、昨年の秋にはトップレベルにいたものの、そこでは Dylan Thomas や Ramonti のごとき世代のトップを相手にきっちり負けてきて「バトンを渡された」印象がないままに終わった馬が、気がついたら翌年の古馬戦線の文句なしのリーダーとなってる、みたいな。その意味で、彼が真のチャンピオンとして何処まで価値があるかについて、なかなか測りづらい中で、「如何に勝つか」的な部分も問われる、みたいな面はあるだろうか。名脇役 Youmzain は、 Duke が受け損なった「世代のバトン」を持ってる存在ではあるんだけれど、これにあっさり負けるようだとかなり戦前と戦後で評価が変わっちゃうし、ある程度ショボい勝ち方になると、あぁやっぱりねくらいで Dylan Thomas 辺りに比べて軽視されるおそれも。Youmzain も強いんだけど、基本的に Soldier of Fortune とどっこいなら、この辺りみんな似た程度かなって感じにもなりそうで。つか、こういう馬でなおかつそれこそ父的に Dylan と被る中で、クールモアにとっての種牡馬価値としてはどうなんだろっつーか「厄介なのが勝ち上がっちまったな」みたいな思いはあるんでしょうか(笑)。自分としては、Macarthur や*ペイパルブルといった*モンジュー勢が何処まで肉薄出来るかを注目。
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テーマ: 競馬

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タグ: 競馬  レース展望  イギリス 
欧州競馬  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

賞金が低くとも、メンツは揃えつつ。 

 結構長いことこんな感じで出走表書いてるけど、多分カタカナ種牡馬が半分超えたのってこれがはじめてじゃないかって気がしなくはない(少なくともG1では記憶にない)。JCに出たような馬が種牡馬でメドだったりとか、シャトルその他で種牡馬の行き来が増えたってことなのかなぁみたいなことを思う。前者はJCの地位向上を象徴するものだろうし、後者は本朝が「種牡馬の墓場」ではなくなってきてるみたいな意味で、いずれにせよポジティヴに解釈出来るものかな、ってことにしておこうか。
7月20日デュッセルドルフ7R 17:30発走 芝2400m
ドイチェラント賞(G1)
総賞金 155000EUR 3歳上 定量(3歳53.5kg、4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Adlerflug     GER 牡4 60 ヨハンション83 12休73 J.ヒルシュバー In the Wings
26Anton Chekhov   GB  牡4 60 デフリース 92 36休76 ヒクスト    モンジュー
31Egerton      GER 牡7 60 ムンドリー 295 6休721 ラウ      グルームダンサー
48It's Gino     GER 牡5 60 マカヴォイ 76 1休112 フォフチェンコ ペルジノ
55Prince Flori   GER 牡4 60 グレーヴェ 135 74休15 スミルチェク  ランド
64Prinz       GER 牡4 60 ペドロサ  71 262休8 ヴェーラー   ランド
72Quijano      GER せ6 60 シュタルケ 2213 休5451 シールゲン   ACATENANGO
83Little Fighter  GER 牡3 535カルバーリョ40 4休322 ブルーメ    モンジュー
 メンバーは、相応に揃った、というかハンザ賞のメンバーが殆どスライドした上で、国外から Quijano が戻ってきただけなんだけれど、ともあれG1のフォーマットを保つ程度には現在のドイツの顔役は揃ったんじゃないか、という気はする。味なのは、前走のハンザ賞で1~3着を占めた Egerton、It's Gino、Adlerflug の着差が3/4馬身-1馬身だったのだけど、斤量は上から順に58,59,60であり、今回これが定量になることによって、フリーハンデ的にはほぼ3頭が鼻面を揃える格好になる、ということ。その意味では激戦が予想される面白い展開ではある。無論、格的には一歩リードするのは Quijano ではあるのだけれど、同馬もフル回転でアジアを遠征していただけに、G1を勝ってきたあとのここは8分っぽい印象もあること。それも含めて実にオープンでなおかつレベルも相応に、というマッチアップが用意されている。まぁ俺的には Prince Flori の復活に注目なんですけれどもね。
 あとは最後に、3歳の Little Fighter はウニオンで Liang Kay の2着からここに挑戦。相手なりに走るという意味では3歳でバーデン大賞の2着を未勝利で飾って以来、ドイツを代表するオープン馬として息の長い活躍と変わらない相手なりの走りを身上とする Egerton の良い後継者となるかも、なんてことも思ってみたり。図らずも大先輩とともに走ることで、バトンを受け取ることが出来るかも地味に気にしてみる。
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テーマ: 競馬

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出遅れ気味なれど、上期アイマスMAD20選。 

 卓球Pのところでやられている、アレ。それにしても20選やってる人の多さも壮観。ともかく、頑張って書いたので一応トラバ、ってことで。長いので暇な方はどぞーという追記ありで。
 一応、公開マイリツコも作っておいた。候補止めの作品も入ってるのでやや混沌ですが。
P名       題名                              投稿日
----------------------------------------------------------------------------------------
rumbaP     「チャルダッシュ」(演奏:ロビー・ラカトシュ)          01/08 
カイザートP  野猿「Fish Fight!」                        01/18 
akasabiP    MAD○アイドルマスター こんにちぱ あまみぱるか          01/19 
わかむらP   真 Royal Chocolate Flush PV風                   01/28 
狡猾全裸富竹P Mr.Moonlight~真のビッグバンド~【ガチ×ロリ】          01/29 
てぴてP    De De Mouse / east end girl                    01/31 
ぎゃわずP   「ウッーウッーウマウマ(゚∀゚) 」                       02/01 
フールP    It's my life コラボPV Short.ver                  02/09 
RidgerP    Smile(Aice5) Love Power完結編? 雪歩 真 あずさ           03/21 
せりざわP   「借金大王」やよいに債権者が困ってます(ReProduce)        04/05 
慈風P     ロボキッス / ダブルユー                      04/18 
ノリスケP   菊地真のボンバヘッ!                       05/04 
てつろ~P   『幾三 cruising Love』に伊織・やよい・亜美で挑戦してみた IV風 05/08 
ekaoP     THE iDOL M@STER  -  ACM Will Rock You!            05/25 
225P      KAB.『本当は泣きたいクセに』真、あずさ、春香         05/31 
じゃんP    『BOHBO No.5』 春香 真 雪歩                    06/02 
メイP     彼女と私の箒星。 雪歩・真                    06/06 
セバスチャンP 音無小鳥 ある日の風景                       06/08 
くーP     GONG - 覚醒 -                           06/11 
木曜洋画劇場P ニュー・ニコマス・パラダイス 1                  06/14 
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確かに青砥みたいな2層構造の方が美しくはあれど。 

 本業の人相手に素人が口を挟むのもナニですが。

設計の「思想」・・・・「御茶ノ水」駅と「小竹向原」駅@下山眞司氏

 本質的には、副都心線の問題は
「運行が複雑すぎる」
に収束するんだと思っている。例えば例に挙げられている御茶ノ水なんかだと、基本的に中央線の線路に総武線の列車は入らず、その逆もない。朝夜には中央線が総武線の線路で各駅停車の運用に入るが、この場合は総武線の黄色い電車は御茶ノ水で折り返すルールになっていて、ラッシュ時に秋葉原から来た列車が特快に化けて高尾まで行ったり、神田から来た列車が水道橋に止まる運用は無いわけで。一方で、副都心線はほぼ全時間帯において、上下両側ともほぼランダムにお互いの路線に乗り入れ、干渉し合うのである。恐らく御茶ノ水で同じような運用をしても、やはり相応の混乱は出るのではないかと。
 その上で、副都心線において痛恨だったのは、池袋の副都心線駅を、有楽町線のそれと遥かに離れたところにしか設置出来なかったことかな、なんてことも思う。そうすれば、京成における青砥~高砂の間のようにある程度スペースを置いた形で列車の割り振りが出来たのではないかとは思うが、いかんせん合流点の一方である池袋駅においてまともに乗り換えがしづらいような距離があると、この方式はとれなかったのであろう。

 ただ、いずれにせよ、こんなの小竹向原で折角対面乗り換えが出来るように作ってあるんだから、中央線よろしく東武が全て有楽町線に入り、西武が全て副都心線に入ればかなりシンプルにはなるはずであろうし、今回発生してる問題もかなり減免されたであろう。大体からして、有楽町線はホームドア無しの車掌付き運用で、副都心線はホームドアでワンマン運転と、運転形態までかなり異なっていることを思うならば、副都心線と有楽町線はある程度疎結合で運用されるべきである。また、恐らく小竹向原を設計した段階では、ある程度そういう運行の振り分けを想定していたのではないか。
 では何故、このようなことになったかというと、これはほぼ間違いなく「副都心線を作るのが(有楽町線と比較して)遅れすぎた」のが原因なのだろう。要するに、既存の客の流れが完全に有楽町線を通じた状態で出来上がった状態で上記のような運行を実現した場合、それまで有楽町線に通勤していた客にとってインパクトがデカ過ぎたであろうことは容易に想像が付く。それでも、対面乗り換え出来るならいいじゃねぇかと個人的には思うんだけれど、やはり今まで当たり前のように享受してきたものを失うのは、客の側からすれば許せないには違いなかろう。要するに、そうしたデマンドサイドへの配慮が、ある程度大きく積もりすぎた結果が現状の混乱なのでは、とは思う。
 詰まるところ、小竹向原から新桜台を先行開業させず、新線池袋開業と同時に練馬~新線池袋を西武のみでの運用で開始し、副都心線の開業に合わせて池袋線と連絡するような形態にしておけばよかったのかもな、なんてことも考えたりしつつ、要するに乗り入れにおける各社の思惑や綱引きによるボタンの掛け違いが、最終的にソフト的な部分に対して弊害をもたらしたと見るべきであり、ハードの設計に責任を負わせるのは、折角対面乗り換えに設計した当時の設計者に気の毒かな、という気がした。大体、この手の乗り入れの設計ミスなんて今に始まったことじゃなく、古き良き昭和の時代にも常磐線のような黒歴史があるわけで(ぇ。
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ニコ動的コメント世界での、適応の文脈。 

 例のハゲのおっさん問題について。
 感覚的にしっくり来たのはこの辺りのエントリだったのだけれど、若干補足として自分の思ったところを。

 基本的には、こういう場所で「ハゲ」と言い放つ態度自体がキモいと思うのは正気であろうな、とは思う。そもそも、見ず知らずの人間に「ハゲ」と思ってもそれが分かるように言うことは非常識に決まってるので。その意味では、思ったことにフィルタを掛けないニコニコのカルチャーは、結構通常のコミュニケーションには有り得ないような難しさがあるには違いなかろう。要するに「ニコニコする」には相応に「正気を失った」ところのムラの掟を内面化してなければならない、みたいな。
 しかしそこに違和感を見いだすのは、そのカルチャーの「外部」に身を置いていると意識しているからではあろう。少なくとも、ニコニコ大会議のような場にわざわざ足を運ぶような向きが、自らをそのカルチャーの「外部」に置いていると意識してるなんて考えるのは、余りスジの良い考え方ではない。その上で、ニコニコで歌ってみたやら踊ってみたやらしてる人の大半が顔を隠してることに思いを馳せると、その場でコメントが動画に乗っかっているという状況が分かってる状態で質問に立つことは、何気に結構敷居が高い行為であることは否定出来ない。大概のニコ厨ってのは、そういう顔出しすら嫌がるヘタレなのだから、そのキャズムを超えている時点で、件のハゲ氏を含めてこの場に立った人は相応のマッチョであり、ある意味「か、漢だ……」と思われているからこそ弄る側の敷居が下がってる面は考慮してもいいかもだし、質問した側も見た目について言われたところで実際臆さないタイプの人だった可能性は高げ。

 で、この状況を「いじめ」とするのに激しく同意しづらいのは、d:id:thir氏のエントリのブコメにもあるけど、いじめって「継続的である」という条件があるよね、って辺りで。件のハゲ氏が今後ともニコニコにおいて顔出しをし続けたり、ある種のバイネームを持って振る舞い続ける確度は非常に低いのではないか、と予想するのはさほど大間違いではあるまい。ならば、ここで大概なことを言われたところで、彼が今後ニコニコにおいて継続的に「ハゲ」と蔑まれる場所は、存在しない。彼はそれ以外の場所で今後平然と動画を愉しみコメントを書き、或いは自作の(顔出ししない)動画を上げていても、誰にもあの時のハゲだとは気付かれないのだ。「いじめ」における最大の恐怖は、継続的な攻撃に対する回避の不可能性であるが、本件における回避可能性はどう考えても著しく高い。言わば、匿名であることがセーフガードとして作用している。例の増田がハゲ氏かどうかは自分には検証出来ないが、そうだとするならば、氏は恐らくそういった「匿名の利点」を全く以て正しく理解していたので、弄られても痛くも痒くもなかっただろう、と読んだ。
 確かに、弄った側がそういう「匿名の利点」を正しく理解した上でその安全性の文脈で弄ってたかは正直疑問であるし、そっちの方がむしろ問題ではないかと論じるシンプルな見識には自分も同意するに字義通り吝かではないが(「弄り」が「いじめの種」であることは論を俟たない)、要するにあの空間で「弄られる」ことがそう簡単に「いじめ」という形に固着しないことは、もうちょっと理解されるべきではないかと。
 この辺りの「感性」の違いってのは、詰まるところはてな村のごとき似非匿名社会で、ブログのような非揮発的なメディアに対して日頃コミットしている人たちと、ニコニコというバイネームがほぼ不可能で発言の揮発性が高い空間に日頃コミットしている人たちの差ではあるだろう。(従来の)ネットの揉め事がリアルと比較して沸点の低く粘着的になりがちな背景として、「書き言葉的な特質として、発言がある意味取り消しづらい」という要素はあるわけだが、揮発性の高い、すなわち書き込みが話し言葉の文脈に近いニコニコを中心に暮らしている分には、そういうネット上での対人的フレームの特質をバイパスすることが出来るように思われる。そういう所で、「あちら側」の人たちは、「こちら側」が「ネットの常識」としてある意味ナーバスになるところを軽くスルー出来るセンスを持っているのではないか、なんてことを考えた。その上で、匿名な空間では「何を言ったかで評価される」という要素があり、ハゲ氏としてはそういう点でも「見た目について弄られること」と別のレイヤで「何を言ったかで評価される」ことに楽観的ではなかったのかな、なんてことも。

 個人的には、冒頭にも書いたように「こういう場所で「ハゲ」と言い放つ態度自体がキモいと思うのは正気」であるからには、津田氏の指摘はそれなりに中ってるとは考えている。ただ、何となくこういう風にはてな村その他でフレームアップしてるのを見ると、微妙に「正気を失って」いるように見えるというか、脳内被害者をでっち上げて過剰に自分の的を投影するための道具として利用してるような違和感はある。この辺りは、ブログやブコメとTwitterのコミュニケーション的携帯の差異として面白いと言えば面白いんだけど。とまれ、ある種の「匿名カルチャーの進化形態」としてのニコニコのコメント世界に対して、その世界に内在するある種の柔軟性というか強かさへの慮りを欠いた状態での批判ってのは、自分にはおぐナントカ先生やいけナントカ先生が展開されてる「匿名批判」の同音異曲のようなものを、一段ずらしたレイヤで演じてるだけのようにも見えたのでした。どっとはらい。

◆まぁでも。
 ニコニコでも一旦「作る側」に回ると、「自分の人格」が固定された状態でネット生活しないといけなくなるんで、その辺りはまぁさほど「従来の世界」と大差ないというか、限界はあるような気はしますけどね。
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問題は、北総経由の一般特急かも。 

 成田新高速の運賃設定は、色々面倒くさそうだよね、というお話で。

乗って残そう北総線@一本足の蛸

成田高速鉄道開通後の北総線の運行状況については、京成成田新高速鉄道線 - Wikipediaでは、空港直通運転は全線京成が運行、北総線内のみの運行は従来どおり北総鉄道となっている。裏をとっていないので、この記事が信用できるかどうかはわからないが、仮にそこ書かれているとおりの運行形態になるのなら、北総線内のニュータウンから都内への運賃はそのままで、全線乗り通した時の運賃だけ京成本線経由の運賃に揃えるということも考えられる。

 これそうは言っても、あくまで路線としては北総経由で行くことになるわけで、それで運賃を北総経由で取らないとしたらある程度法的に問題があるような状況にはならないかなぁ、みたいなことは考えたりもします。つか、例えば成田空港から日暮里の定期を北総経由で作っても京成本線と同じ額で、ということになったら、現在の印旛日本医大→日暮里の料金は1070円で空港→日暮里の1000円よりも既に高いわけで、ならば印旛日本医大に在住してる人が京成の空港→日暮里の定期買った方が安い、みたいな話になりかねないかと。或いは、定期は無理としても回数券で京成経由の運賃で北総またげるんだったら、例えば印旛日本医大の住民が無理押しして京成の空港→日暮里の回数券で改札通ろうとして強弁したら果たして北総(や京成)は本当につっぱねられるのかしらん、みたいなのが今ひとつピンと来ないというか。

 一方で、基本的に空港発で本線筋の一般特急を残す、という話ではあるから(まぁ実際なくしたら千葉の京成沿線民にとって不便すぎるし)、恐らく別立て運賃を北総向けに適用するのはちょっと有り得ないかな、みたいなのは思うのですよね。要するに、全く同じ改札から入って全く同じ改札を出る列車に対して、来た電車がたまたま北総経由だったら北総の切符を、たまたま京成経由だったら京成の切符を買えと言われても、少なくとも日本に生まれて初めて降り立ったガイジンとかに説明して分かりようがない(つか、日本人でも分かるまい)、みたいな事情はあるわけで。その意味では、北総経由の一般特急を作る、みたいなのが現状の成田新高速のダイヤにおいては聊か無理筋だなぁと思われる部分はあり。勿論、サービス精神を発揮して、ないしは公的負担を得て北総の運賃を全体的に下げるって言うんであれば別ではあるけれど、確かにこれはそんなに現実的な話でも無い気はするし。

 ただ、恐らく北総経由で時間が一般特急でも短縮されるとなるならば、実際相応のプレミアは支払われてしかるべきだと思うし、例えば京成で空港→日暮里が1000円、AE使ったら1920円とするならば、北総経由で1300円台くらいならば妥当な範囲にはなるであろう。で、実際日医大からプラス2駅で+230円強とかだったら、まぁ現在の北総の運賃ともそう齟齬はなく、一方で速達のプレミアとしては相応かな、って辺り。ただ、上述のような問題から、一般特急で運用するのは混乱の元であるような気がする。
 個人的には、昼間の特急については、現在のAE100形車両を北総特急用に運用すれば良いのではないかな、という気がしている。その上で、先頭2~3両を空港→高砂以遠の乗客向けの定員制にして、成田ニュータウン北以降の客は残りの車両に運賃のみで着席ないしは立席という形にすれば、と。もとより昼間ならばまずクロスシート5両でも満席になることは考えづらいような閑散路線なので、座席が足りないことはないはず。その上で、定員制の車両は「京成経由の運賃+ライナー券」で、北総経由分の差額運賃を徴収するようにすれば、見た目的にはクリアになるだろう。あとは、ノンストップ160km/hの新AEに関しては現状レベルの指定料金取れば、みたいな感じで。
 ただ問題は、北総経由の一般特急を20分に1本とか言ってるんで、現在昼間40分に1本の現AEだけでは編成的に足りねぇかな、って辺り。個人的には、AEを差し引いても現在の倍の一般列車を北総に通すのは明らかにオーバースペックで、それこそ運賃負担に跳ね返りそうなだけに、そもそも一般特急が40分に1本で十分じゃねぇか、みたいなことは思うんですけれどもね。

◆あと。
 朝夕に関しては、そもそも24時間空港でない成田は朝はそんなに本数は要らないし、実際北総の側も都営直通の優等を増やす方が余程大事なので、そもそも北総経由の空港特急自体が入る余地が少ない気がする。その時間帯はAE100をモーニング・イブニングライナーとして使えば宜し、みたいな感じで。

◆一方で。
 北総中心にAE100を運転するならば、北総色のAE100とか作ってくれると、個人的には少なからず萌える(結局それかい。
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ドイツダービーである。 

 80kg台大杉だろ(挨拶。
 つか、去年は Adlerflug が12番から制したんだけれど、あれでも91kgと考えると、やはり90kgくらいの所に壁はありそうなわけで(そいえば、去年は78.5kgの Eiswind 祭なんてのがあったわけだがw)、そうなるとチャンスのある馬ってのは結構絞られてくると言えば絞られたりする……のかな?実際、ポールポジションのGAG自体は去年の Persian Storm から0.5kgしか落ちてないわけで。
 ただ、そうなると、Liang Kay と Kamsin しか買える馬がなくなります><。
7月6日ハンブルク・ホルン最終日9R 17:25発走 芝2400m
第139回ドイチェス・ダービー(G1)
総賞金 535000EUR サラ3歳牡牝 定量(58kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢GAG. 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
12Liang Kay     GER 牡3 955ヘリアー  53 2休131 オストマン   Dai Jin
214Top Lock     GB 牡3 945ドワイヤー 41 -1433 ボールディンGB Nayef
36Walzertraum    USA 牡3 935デットーリ 32 --611 J.ヒルシュバー Rahy
410King Of Rome   IRE 牡3 93 ムルタ   61 11休523 オブライエンIR モンジュー
513Il Divo      GER 牡3 925ペドロサ  31 --122 ヴェーラー   Dashing Blade
612Akiem       IRE 牡3 915スボリッチ 41 -3313 レーヴェ    Kutub
75Kamsin      GER 牡3 90 シュタルケ 42 2休114 シールゲン   SAMUM
84Soum       GER 牡3 895ヴィクトワー31 --521 ファーブルFR  MONSUN
97Solapur      GER 牡3 88 ムンドリー 32 -5休11 ヴェーラー   Ekraar
103Lancetto     FR 牡3 88 ヘルフェンバ40 5休326 ホファー    Dubai Destination
1116Satier      FR 牡3 875マカヴォイ 20 ---22 ホファー    Lord of Men
128Ostland      GER 牡3 86 デフリース 52 休2151 シールゲン   ランド
1317Narcisco     GER 牡3 86 パリク   31 --212 シールゲン   ファンタスティックライト
141Agapanthus    GER 牡3 845ヨハンション31 -1休48 J.ヒルシュバー タイガーヒル
159Adelar      GER 牡3 83 ブフ    41 -1543 バルトロマイ  SAMUM
1615Santero      GER 牡3 81 レルミト  41 16休57 ザウアー    Black Sam Bellamy
1711Secundus     GER 牡3 745カルバーリョ40 5休622 ブルーメ    Daliapour
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ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 7  /  △top

リハビリ、なんて時期ではないはずなのだが。 

 どうも、書きたいことは色々あれど、ここんところ豪快に子供に邪魔されたり自分の方がバテたりと、今ひとつ不調にてなかなか書ききらない。宝塚も色々言いたいことのあるレースではあったし、例の血統話なんかも乗ろうと思ってたのだけれど、結局色々まとめる時間もなく。で、ハンザは Egerton が初重賞から2年ぶりの再勝か。やはり、メンバーが強くなれば走るんだよなぁ。あと、Flamingo の血族が気付いたら愛ダービー勝っちまってた、とかも感慨深く。普通に New Approach だろとか豪快にスルーしてたら、取消だったのか。

◆この改変はまずまずでは。
7月4日ハンブルク・ホルン5日7R 19:35発走 芝2200m
ユンクハインリヒ・ガーベルスタプラー大賞(G3)
総賞金 50000EUR 3歳牝 定量(58kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
16Ashantee     GER 牝3 58 ペドロサ  82 33361 ルーレク    AREION
23Auentime     GER 牝3 58 ヘリアー  51 21休44 オストマン   Dashing Blade
37Flure de Leise  IRE 牝3 58 ドノヒュー 51 63148 タイレルIRE   Viking Ruler
42Goathemala    GER 牝3 58 シュタルケ 21 ---13 シールゲン   Black Sam Bellamy
59Lady Marian    GER 牝3 58 ブフ    50 8休256 バルトロマイ  Nayef
610Larella      GER 牝3 58 ムンドリー 51 29休76 ラウ      Anabaa
78Salve Germania  IRE 牝3 58 ハンマーハン11 ----1 ヒクスト    パントレセレブル
84Splash Mountain  IRE 牝3 58 デフリース 30 --462 A.トリブール  パントレセレブル
95Umirage      GER 牝3 58 スボリッチ 11 ----1 ブルーメ    MONSUN
101Yarastar     GB 牝3 58 ヴィクトワー82 8休231 パンタルFR   Cape Cross
 ……いや、そりゃディアナを8月にしちゃったら、ここにトライアルもう一つ入れるしかなくなるんだけどさ。てな訳で、古馬締め出しで限定の定量戦は、新馬勝ち上がりの2頭が気になる存在。Salve Germania はドイツ競馬ファンならピンと来るだろうけれど、Salve Regina の娘。祖母の Rough Shod 全きょうだいクロスを Nureyev で継続した手堅いヌレサド配合で、まぁ母父 Monsun なら定石の良血。ただ、この血統でヒクストってのはどういう経緯だったんだ?もう一方の Umirage はこちらも母の名前が Ungarin と言えばちょっと思い出す人はいるかも知れないが、*ウンガロの全妹の娘。てな訳で、祖母はコテコテのドイツ血統で、それを1代 Goofalik で薄めた上で父に Monsun でドイツ血統を戻す手筋。とは言っても過剰なインブリードをしない、レットゲンの競走馬向き配合で、今後の活躍を期待したいタイプ。前走重賞で健闘した Goathemala や Splash Mountain もいる中で、果たしてどれだけやれるか。

◆マジック・マジャールの襲来。
7月5日ハンブルク・ホルン6日8R 17:30発走 芝1200m
ハンブルク・トロフィー(G3)
総賞金 75000EUR 3歳上
別定(3歳54.5kg、4上58kg、4上前年7月以降G3勝馬1kg、同G2勝馬2kg、同G1勝馬3kg増、
   同12000EUR下1kg減、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Abbadjinn     GER せ4 59 ムンドリー 94 1休251 ラウ      Big Shuffle
28Alaska River   GER 牡4 58 シュタルケ 126 11休17 シールゲン   Anabaa
310Calrissian    GER 牡4 58 ディアス  153 422147 ケルプDEN    Efisio
43Mariol      FR せ5 58 マイヨ   325 55休83 コレFR     Munir
52Adamantinos    GB 牡4 57 ペドロサ  102 65休410 メーダーたん  シアトルダンサー
61Key to Pleasure  GER せ8 57 ヘルフェンバ326 72休95 ホファー    Sharp Prod
74Matrix      GER 牡7 57 ブフ    404 15休544 バルトロマイ  Big Shuffle
89Shinko's Best   IRE せ7 57 デフリース 378 休2283 クラインコレス シンコウフォレスト
95Lady Lily     IRE 牝4 56 ハンマーハン184 休1182 イェンセンDEN  Desert Sun
106Overdose     GB 牡3 545スボリッチ 88 1休111 リバルスキHUN  Starborough
 前走バーデンバーデンの重賞ベナツェット・レネンを制した Abbadjinn のタイムは1.10.03で、着差はクビ。一方で、1日開催日をおいたリステンで8連勝を果たした Overdose はそれを1秒以上上回る1.08.92で、着差は実に9馬身。このウンガルンの傑物は、確実にチェキエンの英雄 Darsalam 以来の中欧の旋風として捉えられているであろう。果たして、グルッペレネンの称号はこの馬にとっての壁となりうるか、という試金石のレース。ドイツ競馬ファンとしてはある程度こういう格下の国の馬にやられるのは忸怩たる部分もないことはないが、そうは言ってもマイナー国の誇りをかけた名馬はターフを盛り上げるには違いなく、本流ではないシュプリントなら存分に暴れ回られるくらいがむしろ愉しい面はある。このまま、勢いを止めずに西欧にまでフン族の旗を掲げるかも含め、注目のレースとはなるだろう。
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