04« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»06

殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

オークス2題。 

◆内国産中心の割には、種牡馬のバリエーション広し。
6月3日デュッセルドルフ7R 17:05発走 芝2200m
ドイツ牝馬ダービー・第149回ヘンケル・ディアナ賞(G1)
総賞金350000EUR サラ3歳牝 定量(58kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
14Avanti Polonia  GER 牝3 58 シュタルケ 31 --421 シールゲン   Polish Precedent
211Chantra      GER 牝3 58 オニール  51 42休17 ラウ      ランド
312Dominante     GER 牝3 58 ドワイヤー 31 -5休31 ヴェーラー   MONSUN
42Highness     GER 牝3 58 カルバーリョ21 ---71 バルトロマイ  SAMUM
510Loa Loa      GER 牝3 58 ペドロサ  31 -18休4 ヴェーラー   Anabaa Blue
61Majounes Song   GB  牝3 58 ギャンベール61 16休53 ジョンストンGB シングスピール
77Meridia      GER 牝3 58 マニング  41 16休23 ヒルシュバーガ MONSUN
814Miramare     GER 牝3 58 ヘリアー  11 ----1 ヒルシュバーガ Rainbow Quest
810Mystic Lips    GER 牝3 58 ヘルフェンバ50 22休32 レーヴェ    ジェネラス
108Naomia      GER 牝3 58 モンギル  52 17休31 ラウ      MONSUN
113Nouvelle Europe  GER 牝3 58 ベスト   41 32休61 ラウ      Spectrum
125Palace Princess  GER 牝3 58 リヒター  30 -42休6 オストマン   タイガーヒル
136Scoubidou     GER 牝3 57 ヨハンション52 21休12 ブルーメ    Johan Cruyff
1413Zuckerpuppe    GER 牝3 57 シューレポフ41 7休314 メーダーたん  シアトルダンサー

 シュヴァルツゴルトの勝ち馬 Scatina が抜けて、やや混戦ムード。ただ、そこの2着~4着は出ていて、なおかつ Meridia が微妙にモノサシ馬っぽい働きをしてはいる。一方で問題は最先着した Scoubidou であり、父が香港の活躍馬 Johan Cruyff で、母が Dashing Blade 産駒となると、メンバー的な意味では若干距離が長いかなと思われないでもない。まぁ Dashing Blade なんて内包してる血はそこそこ重いし、そっから後ろはオーソドックスなSラインの良血ではあるが。ならばここは僻地DDRの牝系から(っても、祖母は最後の東ドイツ大賞勝ち馬ですが)ドイツ一の金持ち馬主のもとに転向してきたシンデレラガールこと Meridia にチャンスが巡ってきてもおかしくはないだろう。……ってまぁ、この馬も母父 Zilzal ですが(笑)、まぁ応援したいツボとしてはその辺り。で、そうなって来るとやはりもう1頭の2勝馬で、母はオークス・ディタリアを制した Nagoya という良血のレットゲン馬 Naomia が一番手強いライバルなのかもなぁ、なんてことは考えたり。相手なりに走って未勝利ながら1000ギニー2着の Mystic Lips は、流石にそう何度も着を拾いきれないか。あとはシュタルケで Avanti Polonia がどこまで。

◆そして、何か謎のドイツ産馬とかいるし……。
6月1日エプソム5R 16:05発走 芝12F10yd
マルフク・オークスS(G1)
総賞金£550000 3歳牝 定量(9st)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
16All My Loving   IRE 牝3 126スミヨン  21 ---12 オブライエンIR Sadler's Wells
27Cherry Hinton   GB  牝3 126ヘファナン 20 ---32 オブライエンIR Green Desert
34Dalvina      GB  牝3 126ペリエ   22 --1休1 ダンロップ   Grand Lodge
410Dance of Light  USA 牝3 126マカヴォイ 21 --5休1 Sir.スタウト  Sadler's Wells
53Darrfonah     IRE 牝3 126アーン   91 2休7716 ブリテン    シングスピール
613Four Sins     GER 牝3 126キネーン  52 118休21 オックスIRE   Sinndar
712Kayah       GB  牝3 126サンダース 22 --1休1 ベケット    Kahyasi
811Light Shift    USA 牝3 126ダーカン  53 31休11 セシル     Kingmambo
914Measured Tempo  GB  牝3 126デットーリ 22 --1休1 サイードUAE   Sadler's Wells
102Nell Gwyn     IRE 牝3 126カラン   61 712休102 オブライエンIR デインヒル
118Passage of Time  GB  牝3 126ヒューズ  54 111休1 セシル     Dansili
129Peeping Fawn   USA 牝3 126ドワイヤー 51 33213 オブライエンIR デインヒル
135Simply Perfect  GB  牝3 126ムルタ   83 711休3 ノセダ     デインヒル
141Sues Surprise   IRE 牝3 126M.ヒルズ  30 -42休3 B.W.ヒルズ   モンジュー

 セシル厩舎のオークス、という趣で、連勝馬2頭がいかんせん目立つ。まぁ普通に Passage of Time が圧倒的に人気、になるかな。しかし、Dansili はこれを勝たせれば結構*デインヒルの正統後継者として一歩抜けてくる局面ではあるか。何かこういう名繁殖の仔って意外と種牡馬として苦労するイメージがあるが、その辺りサンデーにおけるダンスインザダーク的なものを感じなくもない。
 で、あとは2戦2勝組もそこそこ人気していて、例えば日本産でタタソ金杯を制した Shiva の下の Light Shift は名前こそナメてるものの、やはり Kingmambo でこの良血ならいかにも走りそうではある。ただ、何といっても有芝の目を惹くのは Four Sins。ドイツのシュタウフェンベルク伯が生産した牝馬をアガ・カーン殿下が購入してアイルランドでデビューさせた。ドイツだと結構デビュー前に名前付けちゃうので、珍しいこの馬主の英語馬名である。ただ、この馬の祖母は旅役者 Running Stag(好きな馬だった)を出した Fräulein Tobin であり、そこから更に辿ると古き良きブサック→アガ・カーンの名牝系*ダラマ(本朝にあってはノアノハコブネを忘れ得まい)に行き着く。そこに Sinndar×Darshaan なのだから、まぁ殿下としては半ば自家配合に近い印象もあったのだろう。特筆すべきは*ダラマの母 Pretty Lady を持つ Arbar の5×4をとって牝馬クロスをきっちりX染色体経路で作っていること(しかも Mill Reef との組み合わせも入る!)。この血統表を見て購買したのならば、流石アガ・カーンとしか言いようがない。これは応援したい馬ではある。人気は5番手だが、何とかレベル高い上位に肉薄して欲しい。
スポンサーサイト
タグ: 競馬  レース展望  ドイツ  イギリス  オークス  血統 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

ダービー回顧延長戦……血統読みの「頑固」 

 この並びはツボった(挨拶。
* 2007年05月30日 Southend ブログ, これはこれでアリかも, 君が決めるんだ “勇気がなくて、あとアホを相手にする根気がなくて”その結果としてコメント欄も開放していない、ということであれば、スタンスとしては理解できます。トラバやメール攻撃もやめといたらいいのに、とは思いますが。
* 2007年05月30日 lookeast 水上氏の5月28日付のエントリ見たらこんな事は書けません。まあ、以前は好意的だった水上氏に対して、殿下や南さんが批判した途端に態度を反転したトロ様ですから、この文章も何も調べず考えず書いたんでしょうけど。
* 2007年05月30日 Body みっともない, 逃げ, 何様ですか 「分かる人は分かってくれる」とのことだが、読んでてよく分かりますよ。toroneiさんが批判から逃げまくるみっともない人だってことは。批判的なコメントは「アホ」とレッテル張りしておけばいいんだから楽ですね。
 実にまぁ、きれいに3人きっちり並んだもので。
 有芝はこの御三方を「トロ様親衛隊」と呼んでおります。転校生のヒロインが活躍する学園少女マンガの王道テンプレで、ツンデレ生徒会長に金魚の糞のように3人で付き従ってるアレ。しかしあれは何故にいつも3人と相場が決まってるか不思議なのですが、確かに2人では何か寂しいし、4人いたら多すぎてウザいですよね。因みに「ハヤテのごとく!」における泉・美希・理沙は忠実にそのテンプレを踏襲したキャラクターですが、その割にそういう奴らを実に毒のないキャラに仕立てあげるハートフルさはハヤテの美点だよね、みたいな話を同居人と語り合っていた有芝家のダービーデーの朝だったのです。ダービーデーにはマイネルダビデを思い出すのも恒例。
 因みに、別にこう書いた所で皆様をネタにしてはいるけどDISってるつもりはなく、まぁサイバー世界においては敵対とは相互依存の別名ですよね、というお話。

 で、マクラはこれくらいとして、その辺りの話題でも少し。

歴史的な日本ダービー@南センセイ

 基本的には、血統読みとしてはタニノウォッカを血統字面でマイラーと見るのは余り妥当ではないと思います。
#まぁ、そう書いた瞬間に脳内で「3号族や~」という名古屋弁が響いたわけだが(^^;;
とは言え、勿論字面がどうであれ、例えば長距離血統のスプリンターなんてのは間々出てくるものではあるし、実馬を見て血統の字面の中で発現した/しないを検証するのも大事だし、その結果字面と違う結論を出すのもありだと有芝は認識しております(I理論の使徒たる南センセイはこの限りではないでしょうが)。また実際タニノの配合はスタミナ一辺倒なものでもなく、まぁ短い距離でも走れるマヤノトップガン、但し長距離でのマックスはマヤノより下くらいの見立てではあるので、「マイラーに出た」と言いたくなる気持ちは分かるかなと。シスタートウショウだけでマイラーって言われたらそれはそれでアレですが、流石にそうではないだろうと思うので。

 一方で、今年のダービーが「短距離馬でも勝てる流れだった」訳ではない気もしています。存外前行った馬がバテてる感じで、この辺の馬が出した34.9とか35.0って数字よりは、スローで行った馬が早く上がれる馬場だったとは思いますんで。やはりヴィクトリーが突いた辺りで途中2Fほど12.1を出してるのはそれなりに負荷であり、スローではあるけれども距離適性が無意味化するようには思われないのですよね。ただ、確かにタニノウォッカはある程度「効率的」な競馬をしてたとは思われましたが、レースとしてはやはり戦前の水上氏の見立て=タニノをマイラーと言い切ったことは、見立て違いだったと証明されたと言えるのでしょう。

 さて、これは完全に自戒なのですが、血統読みとしてはこういう不確定要素の大きい馬相手にこそ、血統評価にかけるウェイトを重めにして馬券を買うべきなのかなぁという反省材料の残ったレースではありました。今回タニノに印を打たなかったのは本当に単純にダービーを勝ちに行くローテが作られてなかったからなんですけれど、そういう「データのない馬」に対して配合でA級であると見極めれば勝負をかける姿勢はあってもよかったかもと。まぁ今年はフサイチが普通に好配合だったために、配合面で抜群という評価はいずれにせよつけづらかったのですが(にしても、オンナ好きな笠雄二郎氏をもってしてタニノ◎がなかった辺りは味わい深い)、南センセイがこの馬の配合に関しては信念を持って評価されてたのだろうと思うにつけ、やはりそういう点で頑固になるべき局面ではあったかもなと。去年もカワカミに関して、もうちょっと押しておけばなぁ的な感慨はあったのですが、なかなか学習できないもので。まぁ逆に、水上氏の側も「頑固に」タニノをマイラーとして評価されていたんだろうと思われるのですが、どっちかというとリスクが低いほうに張ってしまっただけに、外してしまった時に言い訳しづらいのはちょっと気の毒と言えば気の毒だったかも。ブログ上の回顧など読んでても思ったのですが、頑固を貫き通してレベルを論うならば、どうしても「語るに落ちる」的なシロモノしか出て来ないもんではありますし。

◆因みに。
 ある程度「効率」によって勝利をアシストしたという点では、タニノウォッカのダービーは、ブライアンやディープのような効率を度外視するようなレベルのものでなかったのは確かでしょう。あの抜群の末脚は確かにレベルを超越したものではありましたが、ブライアンほどに自らのレースの流れを破壊してもいなければ、ディープほどに不利を引き受けて競馬してたわけでもない。似たレースとしては、余り適切ではないかもだけれど、Pride がディープを差した凱旋門2着辺りが近いイメージ。ある意味、「相手なり」に近いともいえるでしょう。ジュヴェなんかは「自力」ぽかったけれど、それをダービーで牡馬相手にやれる域にはなかったのかも。ただ、この牝馬が受けるに相応しい批判は、そういうレベル、すなわち「超一流」に伍しての比較であり、基本的にはダービー馬としてもあの展開でのあの着差は十分水準級に違いないでしょうな。*ローブデコルテIIの時計はこのメンバーで3着相当で、実際あの辺りにいける牝馬は何頭かいたと思うけど、そこからの差が、結構なレベルで大きい。
 ただ、桜花賞で見せた口向きの悪さのように相手なりと言っても弱点も結構あると思われるので、その辺りの修正は秋までに何とかやって欲しいなぁ。どうも、距離適性で負けるよりは、それ以前での負け方の方が想像がつき易いかも。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース回顧  血統 
レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 12  /  △top

歴史的な優駿。 

 就職活動などにおいて「女子は男子の3倍優秀でないと同じ扱いをしてもらえない」的な話を耳にすることはあるが、斤量2kg差というある種のアファーマティヴ・アクションが設定されている競馬においても、ダービーに向けてのある種の障壁のようなものはある。特に日本においては、牡馬1冠目の皐月賞の距離がダービー牝馬1冠目の桜花賞よりも長く、その辺りで「的を絞って」ダービーに向かわない限りはマイルに桜花賞までアジャストし続けて、一気に800mの距離延長を迎えないといけないという要素はあるだろう。例えば94年の有馬の着差を考えれば*ヒシアマゾンはブライアンのダービーでブライアンがいなければ両ブリンに対して3馬身差をつけてゴールできた可能性はあるだろうが、流石にクリスタルCの直後でそれをやれというのは酷に感じられるだろう。

 そう考えると、タニノウォッカが勝つことまでは想像が付いても、これだけの強さを見せたのはやや想像の埒外ではあった。

 時計を見ると、やはり全体的にはスロー。途中ヴィクトリーが無理押しで上がった直後に馬群全体のペースが2ハロン程度上がっている場所があるが、これは追い上げたり引っ掛かった馬には致命傷ではあったものの、前を行った馬にとってはさほど極端な負荷ではなかったのではないか。また、牡馬3強のうちその乱ペースの煽りを受けなかったが位置取り的に勝ち負けには遠かったアドマイヤオーラとの道中の脚を比較しても、明らかにウオッカが末でも圧倒しているわけで、規格外もいいところではある。道中で残り1000から800あたりで追い上げが始まって馬群が収縮してるのだけれど、そこできっちり抑えつつなおかつ置いていかれないあたりの手応えは見事であった。

 一方、フサイチホウオーはある意味ジャングルポケットらしすぎると言うか、結局「パーフェクトに条件が嵌る」なかで素晴らしい競馬が出来るものの、少しそこから不安定要素がある際の脆さが同居するところを見せたかも知れない。折り合いを欠いて以降は、この馬の猛烈さが封殺されたようなレースになってしまったのではないか。ただ、それがあったとしても、やはり33秒の前半を出せる切れ味があったか、とはなるのだけれども。基本的には、やはりペースに負けた面もあったか。あと、共同通信杯辺りもそうだけれど、別に府中が極端に優れてる印象はなかったのかも知れず、その上で恐らくメンバー中最右翼だったであろう2400の地力を問う流れともやや違ったのは災いしたか。
 ヴィクトリーは結果としてレースを乱す役割を果たしたが、皐月賞なども通過8111だったことを考えれば、まぁ出が良くないのは致し方ない。ただ、やや勢いよくコーナーを回りすぎたか。最終的にはアサクサキングスやサンツェッペリンよりはマシな上がりを出している辺りは地力の片鱗ではあるのだけれど、結局この馬にとってはこのレースはスローペースではなく、言わばSペースでHペースの走りをしてしまえば勝つことは出来まい。一方、ドリームジャーニーやゴールデンダリアは予想通り斬れたが、結局は着拾いまでではあった。ヒラボクロイヤルはややタニノに圧倒されてしまったような印象。タスカータソルテもレースを諦めるのが早いような競馬ではあった。アサクサキングスは、前走マイルで惨敗の後もう一度距離延長はキツいかなぁという印象はあったが、むしろハイペースよりもスローで折り合える辺りで本来の能力が出せたということかもしれない。いずれにせよ、*ダンシングブレーヴ系であり、決め打ちの競馬が似合うタイプなのだろう。

 それにしても、これだけの歴史的パフォを見せられたらもうお腹一杯的な面はあるが、なおかつ今後も凱旋門賞を目指す、という話にはなっているようで、ある意味3歳で出走できる条件を全て備えているという面で、ダービーにおける「ローテ的な制約」とは対照的な感がある。斤量の問題もあるし、またトライアルが牝馬の場合G1のヴェルメイユ賞であるというのもまた良い。まだ他国のオークスの結果が出てないので、ライバルとなる馬はまだ余り詳らかではないが、ヴェルメイユを勝てて凱旋門を落としても、十二分に勲章であるのは良い条件に違いない。かのレースにチャレンジした馬と言えばダンスパートナーであるが、そこから12年の間にどの程度の飛翔があったかを証明してくれれば、ある意味凱旋門なんてどうでもいい気はする。勿論、凱旋門で「もう一つの歴史」を作れるならば、それはもはや喜びというレベルではない。

◆一方で。
 目黒記念はそのレースの余韻の中で不思議な結果を見せた。ある意味、牝馬のレベルが牡馬を凌駕する世代と結論付けられるなかで、ココナッツパンチとポップロックの斤量差7.5kgというのは、欧州においては定量に近く、ほぼ実質ノーハンデの関係に近い。ところが、昨年のこのレースの勝ち馬にして有馬2着、京都記念でも後のドバイG1馬と遜色ない競馬をした古馬屈指の強豪の一角であるポップロック相手に、たかだか弥生賞2着馬がキャリア僅か4戦目にしてあわや勝ちきるかと思われる僅差。勿論、ドバイ明けのポップロが「走らなかった」のかも知れないが、そう有利な斤量でもないのにこの時期に古馬相手にこれだけ走っちゃうとなると、世代のレベル付け的には非常に複雑で、ある意味競馬は面白い。
タグ: 競馬  レース回顧  ウオッカ  ダービー 
レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 8  /  △top

なんつーか 

恥ずかしいやらかしをしたので、恥ずかしい天麩羅に変更。
まぁ、1週間くらい、これで。

#そこ!大して変わらんとか言ってんじゃねーぞ!!!
よしなしごと  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

東京優駿である。 

 昨年と全く同じで芸がないが、皐月賞1番人気馬のダービー戦績である。
 芸がないので、1番人気で負けた馬だけ、着順ソートしてみた。当然この列には昨年のアドマイヤムーンも加わる。○は復活してダービー馬となり、△は皐月賞馬には先着したもののダービー馬にはなれず、▲は皐月賞馬に再び負けて共倒れ、●は皐月賞馬に2冠をもってかれた、という意味で一つ。
90年…アイネスフウジン =皐月賞2着→3人優勝(ハクタイセイ2人5着)○
96年…ロイヤルタッチ  =皐月賞2着→2人4着(イシノサンデー3人6着)△
00年…ダイタクリーヴァ =皐月賞2着→2人12着(エアシャカール1人2着)▲
04年…コスモバルク   =皐月賞2着→2人8着(ダイワメジャー4人6着)▲
98年…スペシャルウィーク=皐月賞3着→1人優勝(セイウンスカイ3人4着)○
02年…タニノギムレット =皐月賞3着→1人優勝(ノーリーズン2人8着)○
93年…ウイニングチケット=皐月賞4着→1人優勝(ナリタタイシン3人3着)○
97年…メジロブライト  =皐月賞4着→1人3着(サニーブライアン6人二冠)●
06年…アドマイヤムーン =皐月賞4着→3人7着(メイショウサムソン1人二冠)●
99年…アドマイヤベガ  =皐月賞6着→2人優勝(テイエムオペラオー3人3着)○
95年…ダイタクテイオー =皐月賞8着→7人6着(ジェニュイン2人2着)▲

 さて、こうして見ると、やはり今年のフサイチホウオーは文句なしに「ダービー馬の条件」を揃えているように見える。皐月2着馬の盛り返しは実はさほどなく(実際タヤスツヨシ以来出てない)、その上で3着だったらスペシャルとギムレットで2戦2勝。その上で、現在のホウオーは格としても先達がダービー前夜に帯びていたものに遜色ないものを持っているようにも見受けられる。また、皐月賞を負けた1番人気馬がダービーで再度支持を得たパターンにまで拡大しても、ウイニングチケットは勝っており4戦3勝、3着1回で現在の馬券圏内からは外れていない。
 死角がないな、フサイチホウオー……と言いたいところであるが、果たしてそうか、疑問に思う部分もある。それは当日の展開。現在の府中5週連続G1の流れは差し→先行→差しと週ごとに入れ替わっている。馬場は比較的フェアに作られているのだろうが、展開としてはやはりどうしても似た騎手が乗り続けるだけに、前の週のペースがどうしても頭に残り、結果として猫の目的な変化が出やすいようにも思われる。その上で、これといった逃げ馬も不在に見え、「行きたくない先行馬」が慎重にレースをするようにも。その流れは、ホウオーが歓迎するところではないだろう。
 ならば、ヴィクトリーではないか。
 皐月賞で1番人気を倒して、ダービーで1番人気の座を得られずに買った馬は上述のサニーブライアンのほかはカツトップエースまで遡るが、いずれも逃げ馬。この馬も皐月賞の再現を果たす場面は見られるかも知れない、とは思う。もともと見立てとしてFAV的な世代であり、地力差はなかったものの、その上で評価差はつきすぎているような印象。ある意味、2番人気とは言えども気楽さにおいてはサニーブライアンと同様なものが期待できる状況にあるように見える。
 基本的には、この両頭の馬連1点、ないしはアドマイヤオーラを含めた3連複1点くらいを握って見てたいレースではあるが、自分にとってオーラの乗り替わりはプラスでは無かった。岩田よりはこういう舞台ではやはり武兄、と思わなくはない。その上でやはり距離伸びての難しさもありそうなだけに、3番手は比較的オープンだとは思う。ある程度スローでの斬れならばトライアル組ではゴールデンダリア辺りが浮上してくる場面ではあるかなと思う。騎手はやや不安が残るが。一方でタスカータソルテ辺りはこういう手合いならば府中経験をさせられなかった辺りは聊か不満。あとは穴馬は比較的朝日杯とか2歳のパフォを戻してくる馬というセオリーにしたがって、ドリームジャーニーとローレルゲレイロか。流石に後者は距離キツいと思うし、これもオーラ同様乗り替わりは今ひとつ評価が難しいのだが(しかしNHKマイルの後の藤田のコメントは、結局調教師に何か言われた、ってことだったんかな)、前者は結構後ろから届かず3番手のポテンシャルはありそう。あとは同じような手合いで人気が落ちすぎてるならナムラマース。皐月よりはもうちょっと前で競馬できないことはないだろうし、それは陣営的にも反省点にはなってるはず。最後に、メイショウレガーロは皐月同様の流れ込みはあるかも知れず、あそこでゲレイロに先着したことを率直に評価する。一方、サンツェッペリンは流れが厳しい方がよいと見て、軽視。
 タニノウォッカは名牝には違いないと思う。ただ、このレースがこの牝馬のFavorに流れるような気持ちがどうしても沸いてこない。◎をつけないなら無印くらいの心算で、来たらごめんなさい、的な買い方にしておくべきであろう。

◎ヴィクトリー
○フサイチホウオー
△アドマイヤオーラ
△ナムラマース
×ゴールデンダリア
×メイショウレガーロ
×ドリームジャーニー

 さぁ、遂に勝春の番だ!
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ダービー  ヴィクトリー  フサイチホウオー 
国内競馬  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top

ダービーウィークの裏の、海外3歳戦。 

 まずは海外のほうをピックアップしておきましょうか。

◆結構、トライアルらしいレース。

5月28日ミュンヘン7R 16:55発走 芝2000m
バヴァリアン・クラシック(G3)
総賞金50000EUR 3歳 定量(58kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
15Allanit      GER 牡3 58 マニング  31 -3休13 ヒルシュバーガ タイガーヒル
24Davidoff     GER 牡3 58 シュタルケ 52 2休114 シールゲン   モンジュー
31First Stream   GER 牡3 58 スボリッチ 31 -3休21 ホファー    LOMITAS
43Lord Hill     GER 牡3 58 カルバーリョ41 4121休5 ツァイツ    タイガーヒル
56Persian Storm   GER 牡3 58 ヘリアー  31 -14休6 ヒルシュバーガ モンジュー
67Sassoaloro    GER 牡3 58 ムルタ   32 -2休11 ヴェーラー   ACATENANGO
82Weltträumer    GER 牡3 58 デフリース 21 ---14 A.トリブール  Sagamix

 メンバー中唯一の重賞ウィナーで前走はギニー4着の Davidoff ではあったが、基本的に*モンジュー産駒で長いところの方がいいはいいだろうから、ここは再起には相応しい場面ではあると思われる。一方でリステン勝ちなのはホファー舎の First Stream。ドイツの前世紀以降の血統に絶大な影響を及ぼす Festa であるが、実は直牝系は現在それほど活躍してないので、その意味での珍しさはあり、応援したい馬ではある。Crepello と Neckar なんて結構シブい組み合わせクロスがあったりして、配合的にも面白いし、Silvano 産駒にクラシック馬が出た辺りで数年不振を囲ってた Lomitas の復調も期待したい。あとは2勝馬では Acatenango 産駒の Sassoaloro もここ勝てばダービーで惑星になりそうだし、アスターブリューテも2頭出しで虎視眈々といった趣であり、Weltträumer もフランス的な配合としてはよく出来ている。抜けた馬はいないものの如何にもトライアル的な楽しみをもって見られるレースであり、こういうレースでいい馬を出し続ければこのレースもG2に再格上げは見えてくるかな、とも思われ。

◆志の高さではタニノウォッカと双璧だな。

5月27日カラ4R 15:35発走 芝8F
愛1000ギニー(G1)
総賞金380500EUR 3歳牝 定量(9st)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Alexander Tango  IRE 牝3 126ローダン  72 7休241 スタック    Danehill Dancer
22Arch Swing    USA 牝3 126キネーン  43 11休12 オックス    Arch
33Diamond Necklace USA 牝3 126C.オドノヒュ50 10休639 オブライエン  Unbridled's Song
411Dimenticata    IRE 牝3 126ヘイズ   91 4休852 プレンダーガス Danetime
58Finsceal Beo   IRE 牝3 126マニング  74 11休12 ボルガー    Mr.Greeley
61Gaudeamus     USA 牝3 126モラン   93 85休510 ボルガー    Distorted Humor
74Offbeat Fashion  IRE 牝3 126スマレン  21 --1休6 ウェルド    ロックオブジブラルタル
85Peeping Fawn   IRE 牝3 126ヘファナン 41 -3321 オブライエン  デインヒル
910Silk Dress    IRE 牝3 126グラント  50 492休7 マーフィー   Gulch
109Treat       GB  牝3 126ムルタ   41 1212休4 チャノンGB   Barathea
116Truly Mine    IRE 牝3 126シャナハン 30 -2休32 ウェルド    ロックオブジブラルタル

 ギニー大好き、Finsceal Beo の3部作、ここに完結。
 いやまぁ、競走馬としてここで完結されても寂しくはあるけれど。てな訳で、Alexander Goldrun に続いてボルガー師が世に問うた名牝として、高みを目指すようにこのレースにやってきた訳ですが、こちらはやはりイギリスでの敗戦から手薬煉引いて待っていたという趣で英ギニー2着の Arch Swing が迎え撃つ様相に。それにしても、プーリッシュの Darjina といい、なかなかライバルに恵まれた馬であり、ここで Arch Swing に負けても胸を張って欧州の華々しいマイラー牝馬世代として歴史に残るであろう。まぁ惨敗しちゃったら元も子もないので、さしあたりこの馬以外には負けられないレースかな、とは思うが。という訳で、結構この両馬が抜けているような印象もあって、あとは英ギニー4着の Treat 辺りがどこまでという程度ではあるか。厩舎的にはエイダン、オックス、ウェルド、プレンダーガストとなかなかバランスよく揃っており、いい感じのローカルレースにはなっているのだが、実力にはややバラつきを感じる印象のレースでもあり。*デインヒル軍団みたいな感じで色々取り揃ってるけれど、どこまで追い上げられるか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ドイツ  アイルランド 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 3  /  △top

Keiba02のフサイチ話。 

 何か、本を開けたら丁度DVDの挟んでるあたりだったので最初にそのフサイチ漫画が見えて「ほほぉ、これはツッコミどころが多そうなシロモノを」と思いながらページを開けて読み始めた、2ページ目にて。

FuPegStory1

ええ~っ。
って、いや、俺も「ええ~っ」って思ったんですけれど、そのルーカス師とやら。
で、その次の段。

FuPegStory2



どうみてもバファートです、


本当にあr(ry


 という訳で、やっぱりツッコミどころという点で見事に期待を外さなかったフサイチ漫画でした。えーと、まぁ、ホウホウも適度にがんがれ。出来れば凱旋門賞3歳で出走するところは見てみたいので、それを諦めない程度には。
 ついでに、ダービーについて競馬関係者にアンケる企画で「最も印象に残っているダービージョッキーとダービー」みたいなお題に対して勝春が「未来の田中勝春と、その勝ったレース」とかはっちゃけてるのを見て、やはり勝春は何か悪いものを喰ったんだろうと確信した。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  メディア  ダービー 
国内競馬  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

一日遅れで、オークスとシンガポール。 

◆ラップ:12.6-11.0-11.6-11.8-12.1-12.8-12.7-12.5-12.4-11.8-11.4-12.6
 3角:1-4,11(3,18)(7,10)8(2,5)(6,12,14,16)(9,17)-13,15
 4角:1-(4,11,18)(3,8,7,10)(6,2,5)(9,12)(14,16)(13,17)15

 レース展開としては、3角過ぎた後ケヤキ手前辺りで一瞬スマートストームがすーっと離して、そこにもう一度後続が追い上げた辺りで「いかん、これは前残らんぞ」と唸ってしまった訳だが、12.8-12.7と来たら、前半の速さから1000~800のラップにしてもう一度13秒近くが逃げ馬としては欲しいところで長谷川がどう判断したのか12.5とやや時計が上がってしまう流れ。この辺りで若干追い上げる脚を早めに使わされることを強いられた辺りでザレマやカタマチボタンは苦しい競馬となった。まぁでも、ザレマはいずれにせよ2400では早すぎても遅すぎてもダメ的な感じでペースを選ぶタイプだと思っていたし、カタマチは日曜の天気を考えれば馬場が早く乾きすぎた辺りでパワー型の配合が生きなかったかなという部分もあった。
 そういう中で*ローブデコルテは上がりの早い差し馬向けの流れで一番いいポジションを取っていた、ということにはなろうか。母父ミスプロでこういう時計の早いオークスを制したというとヒラボク^H^H^H^Hチョウカイキャロルを思い出すところではあるが、差して伸びてきたあたりではやはりミスプロ系で同年2着したゴールデンジャックに通じるところがあって、その中間的なインプレッションの勝ち馬であるとは言えるのだろう。言わば、ワンペースで馬場の良いレースを制したとも。マヤノトップガン的な適性を良く受け継ぐ馬とかがいれば恐ろしく強いパフォをしたと思うのだけれども、タニノウォッカは割とそういう所があっただけに、この馬がオークスに出てればみたいなことは思うし、彼女が出走してスマートを自力で潰す競馬をしていれば、仮に自身が勝っても負けても名勝負としてのフォーマットを示すオークスにはなったようにも。ただ、それは必ずしも勝ち馬を貶める意図ではない。こういうレースをさせたら粘っこくて強い馬、って辺りで今後も2000の平均とかでは煩い存在だろう。或いは母父 Seeking the Gold ならばパワーがあれば北米やドバイのダート的な流れもありかなと。それにしても、これだけ○父の充実した世代での○外のクラシック制覇とは、なかなかに皮肉な図式。
 一方このペースで、なおかつデビュー以来の馬体減が続いた中で最後ハナ差まで粘ったベッラレイアの強さは掛け値なしではあった。ある意味、ナイスネイチャ的な「どんな条件でも自分の条件を出しきろうとする」根性だったのだろう。そう考えると、この馬の負け方は何となくナイスネイチャの92年秋天辺りと微妙に被る。ただ、秋天ほど充実したメンバーでは無かった辺りで両者の着順が微妙に変わっているのだろう。このタフネスは或いは平田師の継承した森メソッドに負う部分もあったかも知れないが、ともあれそうは言っても反動はあるだろうから、じっくり夏を休んで貰いたいものである。秋華賞はぶっつけでエリ女に絞っての調整でもいいのではないかとも思う。さて、今回のレースに関しては前に行って結果的に厳しいペースを引いたが、恐らく乗り間違いではないだろうとは思う。恐らくこの馬は、恐らくその父がそうであったように、むしろスローだからこそズブリと差し、ハイペースだからこそ粘り切れるタイプの、言わば展開の逆を行く「難しい競馬」を得手とするのではないか。ただ、父の主戦はそういう馬に対して「スローで先に仕掛ける」ことで勝とうとして結果勝利から遠ざかったようにも思われた。願わくば秋山がその轍を踏まないことを祈るが。

◆シンガポール。
 やはり勝春の充実、に尽きるのだろう。スローである程度外を大雑把に回しつつも、目標をコスモバルクに定めてしっかりそこから離れないで競馬をしつつ、最後は突き放して見せた。結果として自分以外で一番強い馬がバルクだっただけに、それは極めて有効だったのであろう。このレースは香港馬の参戦が無かったが、結局オセアニアの馬にとってはこの時期シーズンも終わりに近づいてなかなか調整は難しい局面なのかもしれない。それはドバイから転戦するデ・コック陣営にとっても同様であり、まぁそうなってくると結局移動距離で欧州馬も苦労する面があるだけに日本馬の相対的な優位は大きいのだろう。地元馬もいるものの、やはり高温多湿(高温以上に「多湿」が重要)に過ぎるシンガポールはそう馬を強くする環境とは思われない。ただ、それだけが勝因な訳でもなく、やはり前走でのメイショウサムソンとの着差が両者ともに実力をきっちり発揮した結果だったと見れば良いのかなぁ思う。一方で、これを使うことが春天を使うことと比べて宝塚に向けてさほどアドヴァンテージを築くものではないとするならば、宝塚でもまだサムソン有利とはなるだろうか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース回顧  ローブデコルテ  シャドウゲイト 
レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 3  /  △top

ドイツ馬がんがれドイツ馬 

 という訳で、ドイツ産馬の遠征のあるレースいくつか。

◆ヴェーラーの神通力は続くか。

5月20日カパネッレ5R 17:35発走 芝2400m
第124回デルビー・イタリアーノ(G1)
総賞金712800EUR 3歳 定量(58kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
110Awelmarduk    IRE 牡3 58 ボッティ  62 21休13 E.G.ボッティ  Almutawakel
25Depp       ITY 牡3 58 デムーロ  63 36休11 ダウリア    City on a Hill
31Elleno      IRE 牡3 58 コンヴェルテ91 休2125 カミーチ    Celtic Swing
413Eternity Boy   IRE 牡3 58 コロンビ  82 42211 コレッラ    Monashee Mountain
514Fighting Johan  GER 牡3 58 ビエトリーニ40 66休32 ブルーメGER   Johan Cruyff
66Furia Ceca    GB  牡3 58 パスクアーレ122 32514 サンタパオラ  Mujahid
77Habalwatan    IRE 牡3 58 イーガン  123 12543 ブリテンGB   In the Wings
89Il Cadetto    GB  牡3 58 マルチェッリ33 -11休1 ディ・ディオ  ザイーテン
98Lucky Choice   ITY 牡3 58 ファンチェラ143 休止333 カンディ    Shantou
1011Rob's Love    ITY 牡3 58 フィオッキ 146 2休112 メニケッティ  Rob's Spirit
113Shrek       GER 牡3 58 ペドロサ  43 31休11 ヴェーラーGER  Pelder
122Sidereus     IRE 牡3 58 ランディ  41 21休42 カミーチ    Grand Lodge
134Sopran Promo   IRE 牡3 58 バルジュー 52 5休131 グリツェッティ モンジュー
1412Zar Solitario   GB  牡3 58 デットーリ 64 21111 ジョンストンGB シングスピール

 今時はイタリアダービーも比較的遠征馬の陰は薄めで、そうイギリスあたりから必死こいて取りに来てるというよりは、普通に格下馬の一発狙いが増えている感はあるが、そういう中では比較的気合入れて「取りに来ている」のが春季賞の勝ち馬 Shrek。元々イタリア競馬にも強くコミットしていたヴェーラー陣営だけに、第2のホーム的な意味合いもあるか。とは言え、このメンバーならば人気は地元の不敗馬 Il Cadetto に集中しそうな勢い。昨年の重賞を5馬身差で制し、そのときの2着馬 Rob's Love は今年に入ってから3戦2勝で、遠征馬 Zar Solitario にしか負けていない。このカパネッレのトライアルが2馬身差なのだから、まだ Cadetto の方が上であるとは見立てられるであろう。ただ、血統的には母が良血馬であるが父が*ザイーテンってのがまた微妙で、この距離となるとやや様子見して判断したいようなタイプではある。その点では、父 Pelder が字面重厚で、母父にセントレジャー馬を据えた Shrek はスタミナは満点であろう。ただ、馬場が渋った方が向くかなぁとは思うので、軽くなると地の利を発揮されそう。

◆勝て勝て勝て勝て5頭やぞ!

5月20日ロンシャン4R 15:50発走 芝1850m
イスパアン賞(G1)
総賞金250000EUR 4歳上 定量(58kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
12Palafamix     FR  牡4 58 ブルー   81 62休85 クレマン    Linamix
25Stormy River   FR  牡4 58 テュリエ  124 424休9 クレマン    Verglas
31Willywell     FR  牡5 58 スミヨン  206 211休4 ゴーヴァン   Jimble
44Manduro      GER 牡5 58 パスキエ  146 232休1 ファーブル   MONSUN
53Turtle Bowl    IRE 牡5 58 ペリエ   177 休1122 ロオー     Dyhim Diamond

 てな訳で、昨年は5度のG1出走で2着2回3着3回という強烈なジリっぷりを見せた Manduro に最大のチャンス到来、ではあろう。今年はいきなりイギリスでG3を勝って「何か悪いもの喰ったか?」状態ではあったが、更にここにきて運が向いたか。クレマン厩舎がペースメイカーを立てている Stormy River が相手筆頭とはなるが、ドバイ帰りであり、ここは未だ実質休養明けみたいなムードのレースにはなるであるだけにそうアテになる状況ではない。Turtle Bowl であれば流石に何とかできる相手、とは思われるが。能力的にはフランスのオープン馬の準一流どころで比較的存在感を示していると思うので、昨年のこのレース惜敗の借りを何とか返せればなぁとも。

◆ステイヤー戦線をかき回すために。

5月20日ロンシャン6R 16:55発走 芝3100m
ヴィコンテス・ヴィジェ賞(G2)
総賞金130000EUR 4歳上 別定(56kg、前年以降G2勝1kg、G1勝2kg増、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
16Daramsar     FR  牡4 57 テュリエ  85 131休3 d.R-デュプレ  Rainbow Quest
22Lord du Sud    FR  牡6 57 ルメール  199 214休4 ルージェ    Linamix
35Montare      IRE 牝5 565パスキエ  183 211休7 ピース     モンジュー
43Le Miracle    GER せ6 56 ブフ    216 313休2 バルトロマイGE MONSUN
51Spectaculaire   GB  牡4 56 ペリエ   93 3休415 ファーブル   Spectrum
64Ponte Tresa    FR  牝4 545クラステュ 153 21休13 de.ニコレ    Sicyos

 ロンシャン名物3100m、人気は地力のある Lord du Sud かロイヤルオーク馬 Montare 辺りに集まるだろうか、というメンバーであるが、カドラン3着のある Le Miracle にとっても決して届かないレースではないだろう。この馬の前走は同じ条件でクビ差2着であったが、5頭立てで着差はクビ-クビ-クビ-1馬身で、3着の Ponte Tresa と5着の Spectaculaire は今回も出走。ただ、前走休み明けだったことを考えれば Le Miracle には今回もう一伸びの余地があり、この相手には負けないのではなかろうかとも。その上で、Montare は斤量を背負わされるし、Lord は或いはそこまでステイヤー戦向きでもないんじゃないかと思われるだけに、出来れば勝って欲しいかなぁと思うが。

◆修正ついでに追記。
 ブンデスリーガはVfBが結局優勝でした。ヒッツルシュペルガーのCKからのズドンは何か往年のスコールズみたいですごかったっすね。美しきチョイ差しと言ってしまえばそれまでですが、8連勝で逆転は結構凄いなぁというか、今日S04が4点とって逆転優勝するよりもある意味「歴史的」なマクリではあったのかも知れません。とは言え、2点取ってエネルギーが先制した辺りのヴェルティンス・アレナの雰囲気は流石ゲルゼンキルヘンと思わせるものはありましたし、最終節堪能いたしました。にしても、この表彰式に出席できたことを思えば、ギドはいいタイミングで浦和を辞めたもんだと変なところに感心していた俺。フェルナンド・メイラが皿掲げてたシーン、何故かすぐ隣にいたので「お前は浦和の監督だろ」とかツッコんでしまいました(笑)。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ドイツ 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

週末のビッグレース 

 本日のQMAで「POT8OS」ってCNの人がいて、いいセンスだなぁと思った。このブログなどに目を通されてたとしたら幸甚。で、全国大会は思いのほかスルスルと人数を伸ばせて66人抜きでストップ。ブランクが結構あったことを考えると出来すぎもいいところで、まぁゲームシステム的に結構アツくなれた辺りでいい感じにα波が出てくれたかなぁとも。

◆栄光を再び得られるか。

5月20日クランジ9R 20:35発走 芝2000m
シンガポール航空国際C(G1)
総賞金S$3000000 3歳上定量(3北50kg、3南54.5kg、4上57kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
15Oracle West    SAF せ6 57 マーウィング257 休3226 デ・コックSAF  Western Winter
29Cosmo Bulk    JPN 牡5 57 五十嵐冬樹 217 4411休8 岡田総帥JPN   ザグレブ
311Doctor Dino    FR  牡5 57 ムルタ   185 115休3 ギブソンFR   ムータティール
41Kandidate     GB  牡5 57 アーン   368 6休163 ブリテンGB   Kabool
56King and King   AUS せ6 57 ボス    347 2止227 バリッジ    Celestial Dancer
64Ruwi       GB  牡5 57 スー    165 135休9 コーMAL     Unfuwain
710Shadow Gate    JPN 牡5 57 田中勝春  185 休1142 加藤征弘JPN   ホワイトマズル
82Dezigna      NZ  せ8 57 コルガン  537 74342 ヒリス夫妻NZ  Volksraad
93Crusoe      NZ  せ5 57 コルダー  198 27112 ラクソン    Volksraad
1013Royal Admiral   NZ  せ6 57 カロー   308 54331 ラクソン    Starjo
117Setembro Chove  BRZ 牡6 57 フラッド  248 52441 ショー     Fast Gold
1212Big Easy     NZ  せ6 57 ビードマン 389 97925 ラクソン    スピニングワールド
138War Horn     ARG せ6 57 ヴォスター 366 2休336 ショー     Festin

 昨年は見事に歴史的なレースに歴史的な結果を残したコスモバルクであるが、期せずして昨年の日経賞同様に、今年も大阪杯の8着からの参戦となった。一方で、昨年は「とにかく先行する」ことがこの馬の身上であった一方で、逆に器用度が増したことで「どんなレースでも出来る」ことから、鞍上が以前よりは思い切り良く乗ることが難しくなっているかも知れない辺りを危惧する面はある。とりわけ、今年は昨年の覇者としてマークもあるので、若干乗り方としては難しい判断となるだろう。その意味では、シャドウゲイトの方がむしろ、持ち前の先行力を発揮しやすい側面はあるかと思われ、それがきっちり出来れば関東リーディングを走り、あまつさえ中央のG1の美酒を久方ぶりに味わった勝春に、今度は海外G1というタイトルまで加わるのかも知れない。Oracle West は若干消耗気味であろうかと見るし、Kandidate は一回イギリス戻るローテは若干忙しない。ならば、相手となるのはむしろここに矛先を向けてきた遠征馬として時差の無い NZ からの Dezigna 辺りを筆頭とすべきか。Doctor Dino も勿論ポテンシャルは高いが、初遠征で若干アテにしづらいかとも思う。地元馬は順当にトライアル上位の Royal Admiral と Crusoe を相手としたい。

◆普通に再戦ムード。

5月19日ピムリコ12R 18:15発走 芝9.5F
第132回ザ・プリークネスS(GI)
総賞金$1000000 3歳 定量(126lb、牝5lb減)
枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     ML 父
1Mint Slewlep   牡3 126ガルシア  72 1休514 ベイルズ    ---- Slew City Slew
2Xchanger     牡3 126ドミンゲス 83 33571 シューマン   ---- Exchange Rate
3Circular Quay   牡3 126J.ヴェラスケ84 2休516 プレッチャー  ---- サンダーガルチ
4Curlin      牡3 126アルバラード43 -1113 S.アスムッセン ---- Smart Strike
5King of the Roxy 牡3 126ゴメス   73 18休12 プレッチャー  ---- Littleexpectations
6Flying First Class牡3 126ギドリー  52 休1861 ルーカス    ---- Perfect Mandate
7Hard Spun     牡3 126ピノ    75 11412 L.ジョーンズ  ---- Danzig
8Street Sense   牡3 126ボレル   84 1休121 ナフツガー   ---- Street Cry
9C.P.West     牡3 126プラド   51 26休22 ジトー     ---- Came Home

 馬場が変わって Hard Spun 辺りがどの程度逆転するかというレースにはなろうが、こういう形で2歳王者がダービー勝ってしまうと、比較的きっちり休んでいる分、勢いが余りそがれずにここまでは勝ってしまうんじゃないかという思いは強い。ただ、Curlin 辺りは前走スタートの問題があっただけに、頭数が少なくなるここでは逆転の可能性は残すのではないか。ただ、ちょっとこの Smart Strike ってのが微妙なんだよな……。まぁ相当走ってる種牡馬で安定感はあるんだけれども、クラッチヒッター的には余り印象にこないと言うか、その辺りで Distorted Humor 辺りの後塵を拝してるようなポジションにある存在なので。まぁKing of the Roxy みたいな変な血統の馬にこういう辺りでかき回してもらうのも悪くは無いのかな、って気がしなくも無いですが、ただそういう形で結局プレッチャーに行ってしまうのならば、敢えてプリークネスで再戦という判断を取ったと言う点で Circular Quay を狙うべきなのかなぁ。……などと考えてると、やはり Street Sense にここで喧嘩売るべきでもないのか、みたいなレースにも思われる辺りで今ひとつ気合が入らない、まぁプリークネス「らしい」レースなんだろうなとも。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  プリークネス  シンガポール  コスモバルク  シャドウゲイト 
アジア競馬  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

春バーデン後半戦。 

◆Big Shuffle の牙城に挑む日の丸の黒船、そしてそれを睥睨する外人部隊。

5月17日バーデンバーデン春開催4日5R 16:25発走 芝1200m
第36回ベナツェト・レネン(G3)
総賞金50000EUR 3歳上 定量(3歳55kg,4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
111Arc de Triomphe  GER 牡5 60 フォレジ  194 2休7103 フェフナー   Big Shuffle
212Diable      GER 牡8 60 マルチェッリ467 923休10 ヘッセ     Big Shuffle
35Donatello     GER 牡6 60 オージュ  304 3221休 バルトロマイ  AUENADLER
44Electric Beat   GB  牡4 60 ヘルフェンバ83 3115休 レーヴェ    シンコウフォレスト
56Lucky Strike   GB  せ9 60 デフリース 3317 32休12 A.トリブール  Petong
68Omasheriff    IRE 牡5 60 ブフ    232 26休47 バルトロマイ  シンコウフォレスト
77Polish Magic   GB  せ7 60 R.コプリク 329 47休18 Z.コプリクCZE  Magic Ring
83Saldario     GER 牡5 60 ザウアーたん136 111休2 フォフチェンコ AREION
910Shinko's Best   IRE せ6 60 リヒター  258 27休13 クラインコレス シンコウフォレスト
101Signum      GER 牡4 60 パリク   94 161休3 グロッデたん  KALATOS
113Stormiano     GER 牡5 60 エスポージト174 15休27 ボルテ博士   Big Shuffle
129Slade       GER 牝5 58 スアーラント163 3534休 M.トリブール  Big Shuffle

 ともかくもドイツのスプリント界という完全なニッチの世界において、Big Shuffle は確固とした地位を築き上げ、今や老境に入りつつもその産駒もがやはりこのニッチに戦いの場を求めており、大文字で示した内国産種牡馬はいずれも Big Shuffle 産駒である。その牙城に立ち向かうのが、ドイツで活躍する*シンコウフォレスト産駒たち。別にドイツ供用で無いのにマル外だけでオープン級3頭出せるのだから、この地は向いてるのであろう。今は他の西欧でも普通にそこそこ走っているが、そのうちドイツに輸入されるかもしれないなぁと妄想したり。そんな Big Shuffle 系と*シンコウフォレストが10頭を占めるレースであるが、残り2頭はチェコの遠征馬とオランダ出身馬という外人部隊。ただ、老雄 Lucky Strike は今季も2戦いずれも連に絡み、先着された Soave がここに出てないならば、最有力の地位は揺るがないか。あとは、バルトロマイの呼んだフランス騎手の冴えを見込んで、Donatello, Omasheriff 辺りを注目。

◆ゲルリンクの借りを返したい馬たち。

5月20日バーデンバーデン春開催最終日6R 17:00発走 芝2200m
第36回メルセデス・ベンツ大賞(G2)
総賞金120000EUR 4歳上
別定(56kg、2005年5月1日以降G2勝馬1.5kg増、同G1勝馬3kg増、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
14Donaldson     GER せ5 59 スボリッチ 123 796休4 ラウ      ランド
23Prince Flori   GER 牡4 59 デフリース 63 491休3 スミルチェク  ランド
38Schiaparelli   GER 牡4 59 シュタルケ 85 161休8 シールゲン   MONSUN
42Arcadio      GER 牡4 575ヘリアー  116 1535休 ヒルシュバーガ MONSUN
57Egerton      GER 牡6 575ムンドリー 193 46休15 ラウ      グルームダンサー
65Expensive Dream  GER せ8 56 ピーツ   227 245休6 フォフチェンコ LOMITAS
71Mohandas     GER 牡6 56 カルバーリョ283 7211休2 ヘフター    LOMITAS
86Poseidon AdventureIRE 牡4 56 クレス   63 休91休1 フィッゲ    Sadler's Wells

 という訳で、基本的にはゲルリンクで人気を裏切ったG1馬たちがほぼ予定調和的にここに出てきた。前走は休み明けでエクスキューズがあったが、今回はいよいよガチといって頂きたい所ではある。特に昨年はバーデン大賞惨敗した Schiaparelli は余り今後に向けて負け癖をつけたくは無いところであろう。情勢としてはヤネにデフリースを配した Prince Flori が一歩リードの局面には見えるが。で、その列に加わってきたのはマイラーの Arcadio、フランスで返り討ちに遭って帰国の Egerton、そしてクールモアから払い下げられた血統馬 Poseidon Adventure といった面々。Arcadio は元々 Monsun 産駒で2200では長すぎるってことも無いかもしれないし、Egerton は例のごとく安定したところを見せる気がするし、Poseidon は前走しっかり勝ち上がって、オブライエンがG1に出した馬としての片鱗を見せた。予定調和といいながら、なかなか入りどころは多いレースではあろう。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ドイツ 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 1  /  △top

プロフェッショナル・仕事の流儀、藤沢和雄見たよ。 

 軽くメモ書き。
 まず最初に、イクスキューズかわええ(*´д`*)
 藤澤馬なり調教の話で「自主性が脳の発達を促すんですよね」とか茂木氏に言わせておいた後に、まぁ臆病ってのもあるけれど余りレース頭も良くなさそうなタイキスピリッツをネタに振るのはなかなか高度なネタではあったかも知れない。つーか、あんまり藤澤和師のところの馬で「頭の良さで走る」みたいな印象は実は無いというか、そうじゃなくても行儀の良さをある程度躾けてなおかつ筋力がある馬があの厩舎で出世するイメージもあったので、その辺りは番組の作り方もあるけれどどうよ、みたいな。
 ヤマトダマシイ話とかは結構最近の「本質はマイラー」とかネタにしてる2ちゃんねらーは余り知らない話だったのかもしれないなぁ、みたいなことは番組の後競馬板のスレ見つつ思った。あれのときに「食事が喉を通らない」みたいなコメントをしていたことに、当時未だ競馬初心者だった有芝は少なからず感銘を受けた部分があり、それゆえに恐らくはこの厩舎をずっと見届けたいと思った部分もある。まぁそれでもベタ過ぎる嫌いはあるし、POGで毎年取るとかそういうレベルでの支持は実はあんまりしてなかったりもしますが(笑)、ともあれ、その後のシンコウラブリイ話まで含めて(この馬も好きだった。まぁ藤澤師自身はこの後方針を少しずつ変えていて、*シンボリクリスエスなんかは圧勝の有馬のときは相当ビッシリやってた記憶がありますが)、一番ベタな部分でありますが流石にしっかり作られていて、当時を懐かしく思い出した部分ではありました。時々はクエストフォベストのことも思い出してあげてください。
 あと、藤澤師のああいう会話スタイル見てると、この人基本的には馬に対してもある種セールスパーソン的というか、まぁ馬主とかに対してある種のセールスパーソンであると同時に、馬に対しても「営業掛けて、引くところは引きつつ自分の目標を通す」的なスタンスではあるのだろうな、みたいな部分は感じる。基本的に、自分の好きなように馬を「作り上げる」みたいな部分は余り番組からも感じないし、競馬場で走っている馬からも感じられない人で、その辺りは一方で「競走馬の演出力」に関しての物足りなさにも繋がってるのですけれども、まさにあれが「流儀」なのだろうと思われます。そういう辺りは結構番組として丁寧に拾い上げられている辺りは、まぁ好感の持てる部分ではありましたね。

◆以下、本題に関係なく。
-- 続きを読む --
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  NHK  藤澤和雄 
国内競馬  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top

東京の原住民、とは。 

SUICA で混雑が解消される未来(くるかな?)@趣味のWebデザイン

山手線内の夜間人口密度はマンハッタン島の半分に過ぎないそうですが、これは一等地で2階建ての家に暮らす原住民を過剰に保護する規制があるから。都市への移住希望者が増加し続けていれば、都市開発の厳しい規制は緩和されたでしょう。原住民の特権に、移住希望者の怒りが向けられたに違いないからです。
 :
(中略)
 :
バブル期、土地政策にはふたつの方向があったと思います。都市部への人口流入を促進する方向へ政策を転換し、都心部の土地利用効率を飛躍的に高めると同時に、土地取引の規制緩和をどんどん進めていこうとする立場がひとつ。庶民から一戸建の夢を奪う地価高騰を叩き潰すべき、とする立場がもうひとつ。
結果的に後者が勝ったので地価は暴落してしまった。でも本来、前者が勝っていれば、地価は下落しなかったのではなかろうか。高層ビルが林立するなら、地価が2倍になろうと3倍になろうと床面積あたりの価格はむしろ下落するわけで、つまり住宅もオフィスもより安価に供給されたはずです。どうしてそうならなかった?

 んー、どうだろ?とも。
 以下、経済に関しては厨房レベルで、地理的感覚のみでコメント。

 東京ってのは不思議な街で、伝統的に山手線の中にパリの16区に比する高級住宅街は存在しません(麻布?うーん……)。エスタブリッシュメントの邸宅は都内に点在しており、立地にはほぼ一貫性が無い状況。一方でNYのハーレムのごとき比較的「下層」なクラスの住宅は関東大震災以降はある程度すんなりと明治/山手通りの外縁(現在の「木造密集地域」)辺りにシフトしてしまっている。そうなると、帝都の原住民はどのような居住者かというと、要するに職住一体の自営業者が多数を占めると考えられます。自分の遠い親戚にも印刷屋を本郷界隈で経営している人が居て、まぁ工場の3階とかに自宅を構えたりしてますが、ある意味それが「山手線内の既得権者」のありがちな姿ではあるのでしょう。或いは、自宅をペンシルビルに変えて、その最上階で家賃収入で暮らしてる人とか。
 その上で、東京の中心部を眺めてみると、比較的その街ごとにある種の地場産業が成立していたりする。で、それを支えてるのは大方そういう「東京の原住民」であり、それに寄生する形でその分野の大企業が会社を構えている、みたいなのが例えば神保町界隈の書店・印刷会社の類かなぁとも思われ(近年の秋葉原の再開発なども、ある意味そのフォーマットを大きく外してはいない)。結局、産業の側がその構図によりある程度合理的なリソースの活用が出来ていたから、そういった地場産業やその底辺となる町工場の類を都心から押しのけることをよしとしなかったのかなぁとも。で、結果として東京の都心には住宅街は成立しなかったものの、商工業者は「居座れる」構図が出来ていて、その(指摘されるところの)「非効率」には目を瞑って現在に至ったように見えます。
 反面、「都市への移住希望者の増加」が原住民の特権を攻撃するに至ったかという辺りがピンと来なかったり。要するに都心の原住民は大なり小なり「都心を都心たらしめている産業の担い手」という仮面を被っていて、移住者がそれを見透かしてその特権を攻撃するには至りづらい構図があったのかなぁとは思われます。彼らが「そこに居座る意義」が感じられないならばその「特権」は攻撃するに値するでしょうけれど、「相応の意義」が認められたから、原住民への攻撃という方向に輿論が向くことはなかったのではと。まして、現在と違って、世の中は低成長とは言っても右上がり神話そのものはオイルショック以降も健在であり、世の産業は「Winning team never change」の原則により忠実であり、都心の小口な産業をリストラクチャする発想がそもそも希薄だったということでしょう。逆に自主的に住民が六本木ヒルズ的な再開発に従ってその補償として高層マンションを得る状況がバブル期に実現してれば、むしろそっちの方が余程郊外住まいの田舎庶民様の妬みと羨望の的になっていた気がしなくもありません。
 その意味では、都市部への人口流入を増やす政策を増やす方向性ってのはある程度やってみても限界があったのではないでしょうか。或いは、ラディカルな人口流入は、それこそ違う意味で東京の「経済的な効率」を下げ、1990年代より早い段階で景気を押し下げるような副作用を伴ったかも。

◆それと。
 本題の交通のお話ですが、東京のインフラ的に痛恨だったのは鉄道の政策よりはむしろ、首都高を都心放射線から順番に作った道路政策なのでしょう。むしろ環八・中環・外環のような外周道路を優先して整備し、放射線に関しては一般道の車線を増やすことで対応した方が良かったかも知れない。そうやって物流を周縁に割り振ることにより、上述したような「都心の産業」に対して周縁への移転のインセンティヴを与えることとなり、都心を再開発しやすくする効果があったであろう一方で、都心に全国物流のトラックが流れ込まないことによって自家用車が使いやすくなる=結果として鉄道が通勤需要をほぼ100%賄う現状とは違う状況が出来たのかもなぁ、と。大体外国を見てもシティやらマンハッタンやらに立体交差のハイウェイなんぞ通ってはいないのですが、当時の都市計画担当者の中では、やはり日本橋を中心とした五街道の観念が結構強かったのでしょうかねぇ。

◆以下ヨタ。
 あと、何となく追記すると、世においてまぁ日本と匹敵するような大国の首都って、凡そ余り摩天楼が立ち並ぶギリギリの効率的な都市、みたいなのは無いような気がします。パリやロンドンのシティはそんな感じで、一方アメリカは首都は比較的すっきりとしたワシントンですし、中華では上海が「未来都市」的な摩天楼を擁する一方で、北京でそういう建物が林立するイメージは余り無い。そういう意味では、東京もまた、経済的な効率を追求するならば首都機能を早い段階で近傍に移転しておくべきであったかなぁという気もしています。
 やはりバブル期に遷都議論がひとしきり盛り上がった記憶はありますが、あれよりもうちょっと早いタイミングで行われてた筑波学園都市とかの構想が首都機能移転にまで拡がってたら、案外筑波がすんなりキャンベラ化して、霞ヶ関から永田町・三宅坂に至る一帯とかが今のミッドタウンやら六本木ヒルズやら丸ビルやらが合わさったようなメガロな摩天楼のサイトとして、経済的なランドマークになってたかもと妄想。
タグ: 東京  経済  現代史 
国内雑感  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

雑記程度の回顧。 

◆通過順:
3角:3-(8,12)-(5,13)(4,16)2(7,14)(1,6,17)(10,9,15)18-11
4角:3-(8,12)5,13(4,16)(2,14)7(10,1,6)17(9,15)(11,18)

 まぁ物凄くシンプルで、要するに太字で示した人気上位5頭の前に入線上位4頭がいて、そいつらが残っただけというお話。ただ、実際にドレッドノートなほどにスローだったかと言うと、アサヒライジングの時計が前と後ろで0.6しか違わないわけで、そこまで無茶スローだった訳では無かった、と。その上で、最速上がりのジョリーダンスは外から32.9出しても追いつけない訳で、これだと後ろから行って物理的に追いつくのは難しいと言うか、多分これならディープインパクトでも差し切るのは辛い気がしなくはない(まぁ4角で勝手に前5頭くらいのところに付ける競馬で勝てる能力はあるでしょうが)、ってな趣。
 ただ、単純に馬場の恩恵だったというよりは、マイラー的な馬がある意味その適性を発揮しきったことで結果として中距離により適性のありそうな人気馬相手に勝利したってことのようにも見えなくはないレースでもあった。要するに、マイラーがバテないレースが出来た、というか。昔の府中だったら一介のマイラーはああいう流れでもバテる構図があった気がするけれども、その辺りは改修によって府中が変わったことを、はからずもこのグランドオープンの開催でまざまざと見せ付けた、みたいな要素もあるかな、とも。
 そういう意味では、コイウタは今回は穴を開けた格好だけれども、こういう馬はもう暫くは追っかけてもいい所かなぁとも思われ、安田記念で香港の馬が来られないような事態になるならばそこそこのシルシを付けてもいいような気もしなくはなし。しかし、カワカミプリンセスはこの場を復帰戦にしたのはやはり失敗であったか。色々な面で余り順調でなかったのも惜しまれるが、ちょっとモタれた時に外に出した辺りは、幸四郎の判断もまだ今ひとつであったかも知れない。

◆藤田のアレ。
 個人的にはスルーしてた話題だけれど、何となく今週のブック読み返してて、NHKマイルのコメントのニュアンスが気になった。勿論ああいうインタビューが一言一句を忠実に伝えたものではないのだけれど、何か
「せいぜい5倍台の押し出された1番人気(しかも、勝ち味に遅いことは単勝買った客ですら自覚してたであろう)で勝てなかったのに、何でそんなに神経質に『自分が乗り違えてない』ことを切々と伝えないといけないんだろう?」
という疑問を抱かざるを得ないような内容で。
これだけ見ると、個人的には藤田がある程度メンタル的に「やられている」ような印象で、何かこういう状態の人に対してあれやこれや言ったところで、ちゃんと落ち着いて判断してお互いにWin-Winになるような合理性を求めることは難しいんじゃないかなぁ、とも。その辺りで、何か色々ネットとかで議論を提起するのはありとして、そういうのをそのまま藤田にぶつけたところで、果たして彼が心を開いてくれるんだろうか、みたいに思ってしまう面もあったが。

◆ギャロの判定写真。
 今丁度仏ギニーの結果を確認してたのだけれど、例の判定写真を見てたら、下の方にスタートメニューが表示されててワロタ。ハードコピーはウィンドウ単位で取ろうぜよ。1000ギニーの方はなかなか名勝負っぽい並び、2000ギニーの方は、ちょっと何だかなぁ的な。オドノヒューって今までG1ってどれくらい勝ってたんでしたっけ?
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top

春バーデン開幕。 

 最初の週末の2重賞、バーデンらしく国際性を残しつつ。

◆傷ついた英雄は、這い上がれるか。

5月12日バーデンバーデン春開催初日6R 17:00発走 芝3200m
第36回オレアンダー・レネン(G3)
総賞金50000EUR 4歳上 別定
(56kg、前年5月以降G3勝1kg,同G2勝2kg,同G1勝3kg増、同12000EUR上未勝利1kg減、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
14All Spirit    GER 牡5 58 スボリッチ 132 867休8 ザウアー    プラティニ
29Bussoni      GER 牡6 57 デフリース 195 11532 ブルーメ    Goofalik
33Bergo       GER 牡4 56 カルバーリョ104 46休11 ヘフター    SILVANO
412Carus       GER 牡8 56 ヘルフェンバ376 5113休4 リチャードソン TAISHAN
56El Tango     GER 牡5 56 シュタルケ 186 541休5 シールゲン   ACATENANGO
611Stephenson    GER せ6 56 ブフ    175 119休8 バルトロマイ  プラティニ
75Brisant      GER せ5 55 スアーラント103 458休7 M.トリブール  Goofalik
82Darsalam     IRE 牡6 55 ミナリク  1810 1休3休1 サヴイェフCZE  Desert King
97Dragon Fly    GER せ5 55 シコラ   125 18休31 マイアーたん  ACATENANGO
1010Limatus      GER せ6 55 ペドロサ  265 610休12 フォフチェンコ Law Society
118Swordsman     GER 牡5 55 ボイコ   152 1休548 v.d.レッケ   ACATENANGO
121Morna       FR  牝4 54 ボニーヤ  103 31休96 ワッテルFR   Spectrum

 なかなか色々内国産の手数が多いメンバーとなっている。個人的にはこの中では長いところを昨年制している Carus 辺りが、もはや日本でも滅亡してしまった風味の*ファバージの父系な辺り含めて泣かせるので応援したいところでもあるが、比較的この路線でお馴染みな馬もあって、なかなか考えさせられるメンバーではあり。Bergo の上昇度も気になるところではある。
 しかし何と言っても、このメンバーで目を奪うのは、Darsalam であろう。ターボルの戦士かくありやという勢いでドイツを席巻した同馬も、屈腱炎に苦しみ引退かと思われたところを現役続行し、昨年は僅かに1戦。しかし、前走は復活を告げる勝利を地元で挙げて、再び神聖ローマ帝国を西上してきた。ある意味、名馬としてチェコに君臨しつつも、やはり種牡馬としては輸入馬との比較で負い目を持たざるを得ないのかと思うと悲しみに堪えないが、この名馬が再度輝きを得んと足掻く場面を見届けられることはドイツ競馬ファンとしてのささやかな喜びではあろう。不当ともいえる55kgで、かつて見た夢を再び掴めるか。

◆女王陛下の遠征を迎え撃つ。

5月13日バーデンバーデン春開催2日6R 17:00発走 芝1600m
第29回バーデナー・マイレ(G3)
総賞金50000EUR 3歳上 別定
(3歳52kg,4上59kg、前年G3勝1kg,同G2勝2kg,同G1勝3kg増、同12000EUR上未勝利1kg減、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
14Aspectus     IRE 牡4 61 デフリース 114 65休93 ブルーメ    Spectrum
22King Jock     USA 牡6 60 シャナハン 154 12854 オズボーンIRE  Ghazi
33Wiesenpfad    FR  牡4 60 ヘリアー  74 111休8 ヒクスト    Waky Nao
41Banknote     GB  牡5 59 ノートン  156 125休1 ボールディンGB Zafonic
58König Turf    GER 牡5 59 スボリッチ 115 休1休32 シュプレンゲル Big Shuffle
65Silex       GER 牡4 59 モンギル  113 12休611 シールゲン   Zilzal
31Willingly     GER 牡8 59 ヘルフェンバ325 275休5 M.トリブール  Second Set
87Madresal     GER せ8 58 ミナリク  377 25休52 シールゲン   LOMITAS

 Lateral が引退して、今ひとつ屋台骨となる存在が見えない感があるドイツ短距離であるが、そんな中でギニー勝ちによって斤量やや余計に背負うことになった Aspectus は、近走も今ひとつでなかなか厳しいレースではあるか。そうなると、人気は外国馬にいきがちな辺りで、まぁ King Jock が中心になってしまいそうではある。ドバイで冬を過ごす旅上手であり、昨年はG3ひとつ勝ったほかに Iffraaj 辺りにもそう大負けしてない実績があるだけに、勝負気配はあるだろう。一方で、もう一頭の遠征馬 Banknote はエリザベス女王陛下の持ち馬。ザントバーンのリステンを制してじっくり間隔を開けての重賞初挑戦となる。
 ここで迎え撃つ存在としては König Turf であろうか。ケルンでそこそこの競馬を積み重ねた後、ここはヤネにスボリッチを配して来た。地元に向く流れならばこれが久しぶりの重賞勝ちになってもいいだろう。あとは昨年連勝の後、今年は緒戦サンクルーで躓いた Wiesenpfad の巻き返しか。この馬も König Turf 同様バーデン1600のコース勝ち実績を持っており、ここは重賞制覇のチャンスには違いない。

あとは、カパネッレを追記。
-- 続きを読む --
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ドイツ  バーデンバーデン 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

一週遅れで、フランスもギニー。 

 何となくバーデンよりも先にギャロのサイトを開いてしまったんで、こっちから行こう。

◆ダブルギニー、英愛じゃなくてこっちかよ!

5月13日ロンシャン4R 15:20発走 芝1600m
プール・デッセ・デ・プーリッシュ(G1)
総賞金400000EUR 3歳牝 定量(57kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
13Costume      GB  牝3 57 ヒューズ  20 --3休3 ゴスデンGB   デインヒル
25Darjina      FR  牝3 57 スミヨン  22 --1休1 de.R-デュプレ  Zamindar
311Rahiyah      USA 牝3 57 ダーカン  31 -212休 ノセダGB    Rahy
49Galaxie des SablesFR  牝3 57 トーマス  102 休4644 ロッシオたん  Marchand de Sable
58Peace Dream    FR  牝3 57 メンディサバ44 111休1 ルージェ    Linamix
610I Should Care   FR  牝3 57 パスキエ  72 121310 ロドリゲスESP  Loup Solitaire
713Zut Alors     IRE 牝3 57 テュリエ  41 133休9 コレ      Pivotal
812Sander Camillo  USA 牝3 57 デットーリ 42 411休2 ノセダGB    Dixie Union
97Bicoastal     USA 牝3 57 フォーチュン61 1725休4 ミーハンGB   Gone West
104Finsceal Beo   IRE 牝3 57 マニング  64 611休1 ボルガーIRE   Mr.Greeley
116Sesmem      GB  牝3 57 ジャルネ  53 116休6 ボッティITY   Inchinor
122Fairy Dress    GB  牝3 57 オージュ  81 7休475 コレ      Fasliyev
131Iron Lips     GB  牝3 57 ペリエ   93 213休8 ラフォンパリア Iron Mask

 単に勝った以上に勝ち方も結構良かった英ギニー馬 Finsceal Beo ですが、何とここに連闘。どうせそこまでやるのだったら、Shotover 以来の2000・1000ダブルをすればよかったのに(多分、近代競馬では無理です。とは言え、やはりドーバー海峡をまたいでの遠征はそれなりに大変だと思われ、出て来ても若干どうかなぁって所で残りのメンバーを見ていくと、G1馬がほかにいないという状況で、重賞勝ち馬もそれほどはいない風味。このメンバーであれば、手強いのはやはりメイデン重賞連勝している Darjina でしょうか。ブサック血脈のアガ・カーン馬に Zilzal→Zamindar は何か余りらしくない配合の手であるけれども、全体の配合整合性はキッチリ保っている辺りは流石と言うべき。まぁギニーくらいはとってもバチが当たらないでしょう。あとは、向こうのギニーは回避してきた Sander Camillo も好勝負は期待できそう。Peace Dream はルージェのお約束の悪寒、ではあるがどうか。

◆そして、こちらはG1馬不在、か。

5月13日ロンシャン4R 15:50発走 芝1600m
プール・デッセ・デ・プーラン(G1)
総賞金400000EUR 3歳牡 定量(58kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
114Thousand Words  GB  牡3 58 ヒューズ  63 615休3 B.W.ヒルズGB  Dansili
21Visionario    IRE 牡3 58 スミヨン  53 116休3 ファーブル   スピニングワールド
311Mastership    IRE 牡3 58 アーン   123 12144 ブリテンGB   Best of the Bests
44Creachadoir    IRE 牡3 58 マニング  62 休3141 ボルガーIRE   King's Best
512Spirit One    FR  牡3 58 ブフ    62 24休32 デメルカステル Anabaa Blue
65Battle Paint   USA 牡3 58 ペリエ   42 112休2 ルージェ    Tale of the Cat
79Astronomer Royal USA 牡3 58 オドノヒュー31 -21休6 オブライエンIR Danzig
83Honoured Guest  IRE 牡3 58 モッセ   42 22休11 オブライエンIR デインヒル
96Stoneside     IRE 牡3 58 ジレ    93 121休3 コレ      Marchand de Sable
108Dijeerr      USA 牡3 58 デットーリ 42 2121休 サイードUAE   Danzig
117Brave Tin Soldier USA 牡3 58 テュリエ  41 2215休 オブライエンIR Storm Cat
1213Excellent Art   GB  牡3 58 スペンサー 53 1331休 オブライエンIR Pivotal
132Followmyfootsteps USA 牡3 58 パスキエ  21 --5休1 ワックマンIRE  Giant's Causeway
1410Tariq       GB  牡3 58 フォーチュン31 -13休5 チャプルハイGB Kyllachy

 モルニ賞やらなんちゃらクリテリウムが散々出てくるフランスにおいてそれらの2歳G1馬が全然出てこないレースとなり、なかなか狙いどころは難しい場面ではあろうか。で、遠征馬10頭で地元4頭、フランス産1頭はとなると、何だか往年のNHKマイルCのような雰囲気ではある(まぁ遠征馬は毎年結構いますが)。で、ここは何かすっかりウェルド師のポジションを奪い取ってしまったかそれ以上みたいになりつつあるボルガー師の Creachadoir がやはり連闘。ただ、ある程度負荷の高いG1ではなく、イケイケで押している辺りは牝馬のほうとは若干違う雰囲気ではあり、むしろこっちの方が、Finsceal 同様簡単ではないものの、面白いかも。地元馬では Visionario, Spirit One 辺りが前走半端な負け方をしていて今ひとつ乗ってこない部分があり、そうなると相手は2歳実績勢で、素直にゴドルフィンとクールモアからは Excellent Art 辺りになるんかな。それにしても、微妙ながらも一番馬はスペンサーなのか、と思うとちと感慨も。勝ったらローエン後藤ばりに号泣プリーズ(笑)。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  フランス  ギニー 
欧州競馬  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

3歳馬配合メモ……ゴールデンダリア、タスカータソルテ 

 母父*ノーザンテーストの両者。どちらも社台的な完成度を表現してはいる、かな。

ゴールデンダリア
フジキセキ×ナイストレビアン(*ノーザンテースト)×*クリスタルガーデン(Alleged)×Memory Garden[F2-c]
 また牝馬みたいな馬名が……。はサテオキ、この馬の牝系を辿ると4代母の Scottish Verdict はひとかどの繁殖として、孫の代に Valid Appeal, Desert Vixen という競走および繁殖で有意義なきょうだいを出した。うち、後者の方が競走実績では上回り、同時代の名牝であるが、日本では専ら*リアルシャダイの母として知られる。その累代は In Reality×Moslem Chief であり、これを本馬の祖母 Crystal Garden と比較すると、Alleged の所で若干後詰め的に Moslem Chief の父と母の血が入れられているのが面白い。その上で、フジキセキを入れた本馬にはさらに、In Reality がこれまた後詰めで入っている。更に*リアルシャダイとサンデーはともに Hail to Reason 系。こうして見るとこの馬はちょっとだけリアルテーストっぽい組成を持っているとも言えなくはない。この手合いだとムッシュシェクルとかステージチャンプのようなステイヤーがいたなぁ、と思い出してみたり。まぁ組成だけで言えば、弾丸娘*ブロードアピールなんかも違う意味で通じる部分が出てくるので、一概ではありませんが(笑)。
 で、組成ではなく配合の流れで行くと、本馬の母父に*ノーザンテーストを入れてる段階で牝系の内包する Alibhai が利くパターンではあり、これはリアルテーストのスタミナと共通する面はあろう。反面、フジキセキのクロスではその Hyperion の継続よりは Milicent≒Bold Bidder での Bold Ruler と Princequillo の組み合わせ、そして Milan Mill≒Prince John での Princequillo と Count Fleet の組み合わせが発生し、どちらかというと Alleged の違う面を引き出している。距離は長い方がいいが、ワンペースよりは斬れた方がいいタイプか。

タスカータソルテ
ジャングルポケット×ブリリアントカット(*ノーザンテースト)×*ジエヌインダイアモンド(Irish Ruler)×Diamonds for Dolly[F-11]
 フサイチホウオーと並んでジャンポケ産駒として期待されたこの馬が、結局クラシックに間に合った。淀を得手とする辺りは正統派過ぎるホウオーとはちょっと毛色が違う様子を見せてはいるが。
 この馬の半姉のジェミードレスは結構レース出ればそこそこ人気するようなオープン級の牝馬であったが、結果として重賞の勝利には縁がなかった。トニーテーストであるから、血統的に惹かれる人は多かったであろう。一方でジャンポケ自身が Hyperion を累積させている存在なだけに、この Hyperion の系統繁殖の濃さはなかなかにアクが強いものを感じさせる。〆て Hyperion の本数は13本で、血量は13.48%であるから、量だけで言えば4×4のクロスくらいは入っている。
 一方で、牝系を辿ると曾祖母の Diamonds for Dolly がなかなか強烈で、Heliopolis3×4、Bull Lea3×3の相似配合。そして近親に活躍馬があまり出ない牝系なのだけれど、こういう血脈を見て祖母の*ジエヌインダイアモンドを購買してたとするならば、80年代社台の目利きはやはり唸らされる。その祖母は Sir Gallahad を父方から2本得て、むしろ米血を強調しており、そこから Hyperion に持っていく配合の手順のバランスがこの馬を支えていると言えよう。そして、本馬との配合も Hyperion ばかりが目に付く一方で、こっそりと Nodouble 辺りを経由して Double Jay のような原初的な米血をクロスさせている辺りでギリギリのバランスが垣間見られる。一方で、*トニービンのもう一つの特性としての Nasrullah に関しては、Bold Ruler が一本入るのみであり、ここの扶助は余り強いとは言えない。Rough Shod のお陰で Nasrullah が「利く」格好の Nureyev を入れたジャンポケとはその辺りが違っており、そういう意味では異質なのだろう。一方で、アクが強い血統なだけに、父以上に「走る場所を選ぶ」面があるかも知れない。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  配合  ジャングルポケット  フジキセキ  タスカータソルテ  ゴールデンダリア 
配合解説  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

統一新羅と「小朝鮮主義」の意義 

 GW中に見てたサイトとかのバックログをば。
 プリンと京都の配合評は大雑把に方向性は定まってるけれども、文としてまとまってないので、どっか来週くらいになる、か?

「統一新羅」は日本人による創作物?@朝鮮日報

 ある意味、統一新羅という言葉によって象徴される「小朝鮮主義」すなわち、朝鮮の本来的な版図は概ね朝鮮半島内に収まる(=すなわち、広開土王以前の満洲中心の高句麗や渤海を余り朝鮮国家として認識しない)というある種の史観・国家観自体はまずは「三国史記」辺りに端を発するものでしょう。それは恐らく、同書の著者が新羅系であり、渤海移民がこの時期多く存在したのにその史料を敢えて渉猟しなかったためでもあるのでしょうが、まぁ概ね「満鮮一体論」的な考えをこの時期に出したところで契丹や金のごとき満洲の強国に自国を併合するロジックを与えるだけだっただろうから致し方なかった部分もあるかも。その上で、統一新羅というターム自体は、そうした高麗以降の史観に近代的な名前を与えただけでないかと思われます。まぁ元記事はこれをもとに「新羅を『統一国家』とみなす小朝鮮主義は日帝による押し付け」としたいのかなと見えまするが。
 一方、そこに対応する「大朝鮮主義」は、半島の付け根に聳える霊峰・白頭山を中心に満洲・朝鮮が本来的に一つの国家であるという史観となります。恐らく、広開土王以降の高句麗はこうしたロジックの元に半島に対して南下政策を取っていたと思われますが、まぁ実際朝鮮族は現代も半島を越えて満洲にも点在しており、言わんとすることは分かる的な面もあります。実際ある程度渤海などはそうした大朝鮮的なカルチャーの後継者ではあったように思われますし。で、現在の韓国はある程度この史観を採用しており、高句麗や渤海といった満洲国家を「中華東北」の文脈で扱う中華と対立している訳ですが。檀君伝説などはこの大朝鮮的主義的なベースの神話であり、これが「三国遺事」や現代韓国の教科書に採用されて、「三国史記」に採用されていない辺りは象徴的なところでもあり。

 ところで、この大朝鮮主義的なカルチャーですが、ある意味それがまだ高麗時代に残ってたのかなぁと思われるのは、モンゴルが襲来してきたときの高麗における朝鮮北部の対応。この時期、本朝の鎌倉政権よろしく高麗も世襲の武家政権が樹立しており(但し、王都に政庁を置き文官とも妥協的だった点ではむしろ平氏政権に近い)、モンゴルに対して江華島に立て籠もり最悪でも制海権だけ抑えて何とか持ち堪えようとしてたのですが、その際に北部の平安道や咸鏡道の地方勢力は中央を裏切って反乱し、領土をモンゴルに献上してその配下の身分を得てしまいます。その辺りは、日本で中央と地元御家人が比較的一体となって襲撃を抑えた辺りとやや対照的というか。勿論、武家政権のアイデンティティが固まる前にモンゴルに来られてしまった面もありますが、どちらかと言えば遊牧民的なノリで国境に対する意識が低く、国家としての一体感が半島レベルで成熟していなかったという背景も無視できないのではないでしょうか。大朝鮮という場合、どうしても満洲の遊牧地帯を含むゆえに、そのような「領域国家」的な固着は弱くなりがちではあるんでしょう。逆にその後の三別抄の反乱などの場合、南で比較的モンゴル相手に頑張った一方で、首謀者が北の先達同様にモンゴルへの領土献上を試みたことをきっかけに自壊したわけですが、その辺りの南北差というのは詰まるところ、「大朝鮮主義」的な文脈から高麗を捨てることが出来なかった南部の「(小朝鮮的な)国家意識の成熟」かとも思われます。

 一方で、高麗に替わって李朝をうちたてた李成桂はというと、北部の咸鏡道出身なのですが、自らの本貫としては全州を自称しました。基本的に数代にわたって北部に拠っていたこの王の氏族が最南部の全州出身である辺りの齟齬について、幾つかの研究はこの王が女真族であることを疑います。とは言え、史実としてこの王が全州の氏族を名乗ったことに意義を認める必要はあるでしょう。すなわち、彼にとって王たる身として「北からの侵略者」であることが不都合であった、ということ。この辺りは、彼が最初から「大朝鮮主義」的な観念を廃棄していることが窺われます。その上で、彼が全州出身であることを自称した背景には、南部がより国家的なアイデンティティを強く持っていた時代的状況があり、言わば「半島国家」として統合するには、国家の軸足をやや南に構えるような国家観が必要だったのかな、とも。
 悠久の歴史とある程度近隣国に対峙できる版図を求めて、現代韓国はある程度大朝鮮主義的な史観を求めてる向きがちらほら見えるのですが、彼らが歴史に学ぼうとするならば、小朝鮮主義的な史観が中世の半島国家の成熟を支えていたことにもうちょっと思いを馳せてもいいんではないかなぁとも思った訳でした。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 歴史

ジャンル: 学問・文化・芸術

タグ: 世界史  朝鮮半島  新羅  高麗  李朝 
世界史  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

消極的モナーキズム 

 Vive Nicolas I, le Prince d'Andorre!(挨拶)
 という訳で、世界にまた一人君主の後継者が誕生したことを言祝ぎつつ、君主制の話題でも。

日本に天皇は必要か否か@( ;^ω^)<へいわぼけ
天皇制と天皇家の違い@bewaad institute@kasumigaseki

 個人的に、天皇制(ないしは類似の君主制)が必要かどうかという議論において面白いケースはモナコの王統でして、あれは確か「王統の継承者がいなくなった時点で公制廃止」だったような気が。要するに、基本的に自由主義国家の立憲君主国など、大概はもはや君主が本当の意味で必要かどうかといえばそれは微妙な話ではあるわけですが、そんな中で明示的に「廃止」を宣言した場合、それは「復辟勢力」という無駄な不安要因を国内政治に抱え込むことになる訳ですよね。つまり、「天皇制を廃止しても天皇家がなくならないこと」がそれはそれで問題である、と。それが例えば右翼的なものと結びつくことで国内にテロが増えたりするならば、それはそれで余り国が幸せになる結論にはならないし、ヘタすると君主制をメンテするための費用以上にコストが掛ってしまうなんてことにもなりかねません。一方で、君主一族を追い出すような措置は結果として君主制を維持するのと同様にある種の「平等主義」にもとるという矛盾が発生しますよね。
 その上で、逆に言えば「復辟すべき有資格者」が存在しなければそのコストを心配する必要はなくなるわけで、「継承資格者」が存在しなくなった時点で君主制を停止する判断は合理的という点では「あり」ではないかと思われます。勿論、日本も含めて。この辺り、英連合王国などは継承資格を数百人単位で大安売りすることで、そのケース自体を消している訳ですが(ベネルクスや北欧はどうしてるんじゃろう?)、本朝では「天皇制維持」に強い思い入れのある保守派が逆に「男系継承」に拘ることによってやや選択肢を狭めている印象も。実際、旧宮家復活と言っても数には限りがあるようにも思われますし。

 で、世において議院内閣制をとる国家において行政府の長たる首相と、ある程度象徴的な国家元首たる大統領を分離しているケースはある訳ですが、結局のところは行政府の長がそのまま国家元首になることが三権分立のバランスを悪くする、みたいな考え方が背景にあるかと思われます。そういう意味で「行政府の突出を抑える」ための国家元首は比較的合理的に「あり」な存在。一方で、そういう存在を考えるとすると、その権威付けというものが問題になる訳ですが、例えばドイツなどは元々連邦国家としての選帝侯の伝統があり、その文脈で(日本よりも強力な)州議会を交えた間接選挙として大統領が選ばれている、という次第。ただ、それにしても基本的に「ハンコ押し」の元首であるならば、君主制が存続している場合にはそちらに任せた方が政治的に波風が立たず無難である辺りがメリットとなり、なかなか平時の王政廃止は世界的にも見られないようにも思われます。

 一方で、もし日本が君主制を廃止した場合に、このエントリで引用されるように「国民から支持されて皇統は十二分に維持され」るかと言えば、ちと微妙ではありかなぁとも。例えば戦国において結構天皇が貧乏で苦しんでたみたいな話は聞かれますし、今の天皇家自体が結構皇室費を相当にケチられてる現状があるだけに、全うな資産家として生きられるかどうかは少なからず微妙な状況ではあるかなぁと思われます。その辺り、血縁で他の残存する王国とのコネクションが存在し、またある程度資産を残しつつ王位や帝位を去った欧州の数々の君主の子孫(いわゆる、現在のPretender)とは若干事情が違うようにも。あと、日本の保守って意外とそういう辺りできちんとお金を使ってくれなさそうなイメージもあるんですよねぇ(苦笑)。まぁそのあたりの事情も含めて、天皇家、今のまま存続させる方がやっぱりいいんでないかなぁというか、「退位した方が天皇ラクじゃん」とは余り思われなかったり。
#天皇自身の定年というか、一定の年になって隠居する自由はあっていいとは思いますが。
##あと、なかなか結婚しづらい状況はしんどいよなぁ、とか。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 憲法改正論議

ジャンル: 政治・経済

タグ: 天皇  君主制  日本  社会 
国内雑感  /  tb: 0  /  cm: 2  /  △top

ミスターピンク@それは内田違い。 

◆ラップ:12.1-10.5-11.6-12.0-12.3-11.5-11.7-12.6

 この馬場で34.2だったら早いは早いのだろうけれど、一応ラップを緩める余裕は前にあったけれどもそれでも足りず、12秒台後半まで緩めないといけなかったということだろうか。ある程度馬群が詰まっていたのは天皇賞と同様であったが、前の崩れ方は如何にも激しすぎるという印象。あと、最終的に大外に出したピンクカメオが勝っているけれども、特に内を衝いた馬がズブズブに沈んだ訳ではなく、シンガリ人気のムラマサノヨートーなんかはイン伸びだったわけで、馬場的にはある程度水を含んで消耗度が高くなった反面、キックバックはさほどでもなく、やや粘った馬場になっていたのかなぁとも。一方で、そういう様々なパラメータがあった割にはローレルゲレイロの負け方はある意味朝日杯とほとんど同じであった辺りが微妙にコミカルであった訳だが、まぁG1で5倍台の1番人気がそんな簡単に勝ってはいけないというある種の天の配剤であったか。自分はこの馬嫌いじゃないだけにちょっと気の毒な負け方をしてるなぁとは一方で思ってはいるんだけれど、何と言うかねぇ。
 ただ、それにしても馬場が悪かったとは言えNHKマイルは最近結構雨で湿る展開は多かった訳で、その中で史上最も遅い(まぁウィンガーの年より0.1しか遅くないけれど)勝ち時計ならば、やはり全体のレベルはある程度云々しないといけない状況ではあった気はしなくも無い。まぁ輸入後の*フレンチデピュティ初のG1馬となった訳だが、馬の力としてはライラプス辺りがG1勝ってしまったような違和感があるのも事実ではある。
 一方で、基本的にテンと上がりの時計は昨年とさほど変わっておらず、一方で中間の分だけ今年の時計が遅くなっているのだけれど、その辺りが今年の馬場要因だったという感じで、まぁレベル的には昨年同様だった、くらいの見立てとはなるだろうか。そういう意味では、昨年同様、このレースの上位馬は全体としてマイル路線で準オープンをそこそこ何とか勝ち上がりつつオープン大将化するくらいの見積りとなる(但し、勝ち馬は斤量面で苦労する)一方で、一方で混戦なレースはこの路線には結構多いだけに、G1でも4,5着くらいは稼いで堅実に存在感を示すタイプが多くなるのかなぁとは思う。要するに、例えばムラマサなんかも今後一挙に駄馬路線を邁進というよりは、マイル版ホッコーソレソレー的な存在になる可能性はあるんかなぁくらいの印象で、今後ともじっくり見ていけばよいのかなとも。
 一方で、皐月賞を経験してきた馬や、或いはそれに近いポテンシャルのオースミダイドウが少なからず脆かった印象も無きにしも非ずで、その上で牝馬が勝ってしまっている辺りを思うと、やっぱり今年は牝馬の方がむしろ当たり年だった可能性も否定できず、そういう意味ではタニノウォッカのダービーに関してはそこまでアナガチに「ねーよwwww」扱いすべきではないかも知れないのかもとは、ちょっとだけ思った。まぁそれでも、マイルから一足飛びに800m延長する条件だけで牝馬は相当分が悪い状況にはなってしまうとは思うんだけれどね。タニノもそこまでダービーが欲しければ、もうG1取ってるんだから長めの距離のトライアルを(牡馬戦でも牝馬戦でも)一回試すようなローテをしてればなぁという気がするんですが。

◆ケンタ。
 Street Sense が快勝。血統的にはやっぱりミスプロな訳ですが、Smart Strike はやはり微妙なところで収まってしまうのか的な印象はどうしても強めてしまうような結果ではあり。で、勝ち馬の配合としては母の Alibhai クロスがかなり効果的ではあると思われる。Dixieland Band の地力を引き出した上で、この血脈が父の内包する Petingo に対して有効。一方で、Riverman と Reviewer を経由する Nasrullah と Roman の組み合わせクロスがパワーを引き出してるのだけれど、この仕掛けは昨日書いたロングプライドと通じるのが微妙に面白かったり。しかし、DWC勝ちの種牡馬としてはこれで Street Cry が一挙に*シングスピールを抜いちまったなぁ。

◆2000両。
 Nijinsky がイギリスの大レースを勝つのも久しぶりのような気がしたりしなかったり。久しぶりではないかもしれないけれども、それにしてもすっかりマイナー父系の風情を漂わせているなぁと思われるが、Cockney Rebel は果たしてそのお家再興への貢献が出来る程度に今後ブレイクするのかどうか。余り馬場が早い年の2000ギニーって良いイメージ無いのだけれど。
 それにしても母に Miswaki が入っている辺り、ニジバックは死なずという感じで、良いニックスだなぁと改めて感心してしまうのだが、この馬の場合は母父に Known Fact が入っていて、そこから Tom Fool をもう一本継ぎ足すことによってこのニックスを底支えしているのがポイントなのだろう。*ロイヤルアカデミーにも Menow とか入ってるし。そこに加えて Bolero Rose≒Rare Perfume なんて渋い擬似クロスもあって、全体的にアメリカっぽいというか土臭いけれど、配合としては褒められるレベル。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  NHKマイルC  レース回顧  ピンクカメオ  ローレルゲレイロ 
レース回顧  /  tb: 0  /  cm: 8  /  △top

3歳馬配合メモ……ヒラボクロイヤル、ロングプライド 

 今週のトライアル勝ち馬とか或いはG1馬とかはまた後ほど、ってことで前の週の分からのバックログを先に。スイートピーはまぁ……スルーで(笑)。今週3頭書くことになるんだったらついでで書くかも書かないかも、くらいで。

◆ヒラボクロイヤル
タニノギムレット×*マーズヴァイオレット(Mr.Prospector)×Spit Curl(Northern Dancer)×Coiffure[F5-g]
 何となくカワカミプリンセスっぽいもっさりした馬名であるが、平田牧場はサラブレッドではなく肉食豚の牧場で、かつてはチョウカイの冠名で走っていたものが、冠名をダサくしたところでクラシック候補の出る皮肉(笑)。で、チョウカイと言えば勿論代表馬はチョウカイキャロルですが、その配合は Northern Dancer→Vaguely Noble→Mr.Prospector→*ブライアンズタイムという累代。で、ヒラボクロイヤルの累代血統をご覧になると分かるとおり、母に入るNDとミスプロは共通である一方で、父のタニノギムレットはBT産駒ですから、この成功馬の配合のコンセプトで重賞馬を得たのは面白い。しかし、チョウカイキャロルの骨太さを支えていたのが Vaguely Noble だったことを考えると、ちと見劣り感が出るのは事実で、ある程度別物の配合とはなるだろう。
 しかし、徒に劣化している訳でもなく、配合をよく見ると6代目で牝馬 Traffic Court のクロスが現れる。そこの周縁には Alibhai や Eight Thirty といった中距離パワー型の血脈が揃っており、これは*ブライアンズタイムの母 Kelley's Day との良質な組み合わせクロスを提供している辺りがなかなか渋みのある配合でもあり。そして次の代では Sir Gaylord が入ることにより Princequillo を導入しており、これと牝系深くに入る Count Fleet の存在は Mr.Prospector に対する持続力の血脈として使いでがあるだろう。また、ギムレットも自身が Kelley's Day のパワーを活用した配合をしており、その意味ではギムレット的な方向性をよく活かしており、結果としてキャロル同様府中2400はよく合うが、やや馬場が渋るかペースが平均早目くらいで流れる必要はあるかと。

◆ロングプライド
サクラローレル×ムゲン(*アジュディケーティング)×サンヨーアロー(ミスターシービー)×タニイチパワー[F11-f]
 祖母のサンヨウアローは言わずと知れたダートの名優ウイングアローの母。ダートで成功しても種牡馬としてはなかなか機会が得られることが無い馬産事情であるだけに、こういう形ででも血統が繋がれることは喜ばしくはあるのだろうな、と思う。サクラローレルもまた、そこそこの成功ながらなかなか目立てる機会が少ない(この点ではライヴァルのマヤノトップガンと共通する)ところで、この辺りでダートグレードで目立つ馬に成長すればいいが、とは思うが。
 とは言え、ローレル自身、シンコールビーとか出してるし、必ずしもダート向け種牡馬という訳でもないだろう。その辺りは、バリバリのダート種牡馬*アサティスから出たウイングアローとは若干イメージが異なる部分もある。一方で、母父*アジュディケーティングはやはりバリバリのダート種牡馬なので、そちらの影響は見られるか。その上で、この配合で真っ先に目に付くのは*ボールドラッドUSA≒Resolver の組み合わせクロスであろう。Misty Morn は名牝であり、米ダートらしいパワーを非常によく表現する Grey Flight の系統。このパワーが引き出されている印象はある。また Princequillo がここから呼ばれるのは、ウイングアローに近い血統パターンとしては評価すべきだろう。一方で、この馬の個性としては、サンヨウアローに5本も入る Vatout に対して、ローレルには Herbager や Saint Cyrien のような受け口となる仏血が存在する辺り。この辺りがプラスに出るか或いはダートでは余り要求されないズブさを引き出してしまうかがこの馬の成否となるかもしれない。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 配合  ヒラボクロイヤル  ロングプライド  タニノギムレット  サクラローレル  競馬 
配合解説  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

ケンブリッジシャー開幕。(大嘘) 

 頭数多いってレベルじゃねーぞ、ってまぁ昔の日本ダービーとかこんなもんでしたが。それにしても、これだけゾロゾロ揃うと、やっぱり微妙にハンデ戦の出走表っぽく見えてしまう部分はあったりするものです。ある程度レースの展望と言うかダラダラとした所感はのちほど軽く書くので、さしあたり出馬表のみ。

◆2000のほう。
5月5日ニューマーケット3R 15:25発走 芝8F
2000ギニーS(G1)
総賞金£330000 3歳牡牝 定量(9st、牝3lb減)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
13Adagio      牡3 126マカヴォイ 32 -17休1 Sir.スタウト   3/1 Grand Lodge
212Al Shemali    牡3 126R.ヒルズ  31 -101休4 Sir.スタウト   100 Medicean
315Cockney Rebel   牡3 126ペリエ   31 --321 ハファー    25/1 Val Royal
419Danum Dancer   牡3 126デ・ソウザ 122 16休85 バイクロフト   500 アライドフォーシズ
52Diamond Tycoon  牡3 126スペンサー 21 --2休1 ミーハン     8/1 Johannesburg
621Drayton      牡3 126マーウィング72 255休4 デ・コックSAF   100 Danetime
711Duke of Marmalade 牡3 126キネーン  31 -212休 オブライエンIR 20/1 デインヒル
818Dutch Art     牡3 126フォーチュン54 111休2 チャプルハイア 14/1 Medicean
913Eagle Mountain  牡3 126スミヨン  62 2214休 オブライエンIR 25/1 ロックオブジブラルタル
108Evens and Odds  牡3 126カラン   51 184休3 ライアン    50/1 Johannesburg
115Fishforcomplements牡3 126ハナガン  61 58休73 ファーイー    200 Royal Applause
1217Haatef      牡3 126マクダナー 21 --14休 プレンダーガIR 13/2 Danzig
139Halicanassus   牡3 126ホランド  42 1114休3 チャノン     100 Cape Cross
144Hurricane Spirit 牡3 126ベイカー  74 11132 ベスト      100 Invincible Spirit
151Jo'Burg      牡3 126ダーレイ  51 518休3 ペレットたん   150 Johannesburg
167Major Cadeaux   牡3 126ヒューズ  32 -12休1 ハノン      8/1 Cadeaux Genereux
1723Prime Defender  牡3 126M.ヒルズ  73 111休21 B.W.ヒルズ   66/1 Bertolini
1810Sonny Red     牡3 126ドラウン  42 114休2 ハノン     66/1 Redback
1914Strategic Prince 牡3 126アーン   53 5113休 コール      8/1 Dansili
2022Tobosa      牡3 126ロビンソン 73 126休2 ジャーヴィス  25/1 Tobougg
2120Truly Royal    牡3 126デットーリ 21 --1休2 サイードUAE   33/1 Noverre
2216US Ranger     牡3 126ルメール  44 111休1 ルージェFR    5/1 Danzig
236Vital Equine   牡3 126カトリン  63 1358休 E.オニール   50/1 Danetime
2424Yellowstone    牡3 126ムルタ   41 173休5 オブライエンIR 66/1 ロックオブジブラルタル
 Teofilo が回避で、やや混戦モードの多頭数、向こうの馬券師さんは大変だなというレースで。微妙に謎なのはルージェ&ルメールコンビの大レース初陣となる US Ranger で、まぁ4戦4勝でもボルドーとかトゥールーズなんて眉唾やねぇと思って血統見たら相当な高馬ですやん、みたいな。まぁルージェは比較的搦め手を攻めるタイプの陣営とは言え、こういう地方競馬上がりならばやはりそれなりの悪血でないととは思うんだが。あとはバリードイルはスミヨンに一番馬を用意してやらんのかとか、Diamond Tycoon は流石に穴人気しすぎだろうとか、何かカオス度だけは高いよなぁと。これで有力馬が内か外に固まってれば、直線コースでマークされずに逆をつける馬が有利かなぁと思うのだけれど、それも適度に混ざってしまって。それでも1頭選ぶなら、2歳でしっかりキャリア積んでる Strategic Prince、あとは臨戦過程で Adagio と Major Cadeaux 辺りでしょうか。

◆1000のほう。
5月6日ニューマーケット3R 15:25発走 芝8F
1000ギニーS(G1)
総賞金£330000 3歳牝 定量(9st)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
119Arch Swing    牝3 126キネーン  33 -11休1 オックスIRE   14/1 Arch
215Barshiba     牝3 126イーガン  31 -2休15 エルズワース  50/1 Barathea
320Bicoastal     牝3 126ハナガン  61 1725休4 ミーハン    66/1 Gone West
411Blue Rocket    牝3 126ペリエ   41 129休3 ピット     33/1 ロックオブジブラルタル
52Cartimandua    牝3 126フォーチュン20 --2休11 マクマーン    100 Medicean
623Darrfonah     牝3 126ルメール  81 12休77 ブリテン     100 シングスピール
74Fantasy Parkes  牝3 126カラン   21 --1休7 ライアン    66/1 ファンタスティックライト
88Finsceal Beo   牝3 126マニング  53 2611休 ボルガーIRE   11/8 Mr.Greeley
913Indian Ink    牝3 126ヒューズ  73 211休2 ハノン     12/1 Indian Ridge
1017Kaseema      牝3 126ドワイヤー 31 -17休4 Sir.スタウト  20/1 Storm Cat
117Miss Beatrix   牝3 126マクダナー 83 2311休 プレンダーガIR 11/1 Danehill Dancer
1218Princess Valerina 牝3 126M.ヒルズ  41 21休514 B.W.ヒルズ    100 Beat Hollow
135Puggy       牝3 126パスキエ  41 123休13 クヴィシア   66/1 Mark of Esteem
146Sander Camillo  牝3 126デットーリ 42 411休2 ノセダ      4/1 Dixie Union
151Satulagi     牝3 126ドノホー  122 411休28 ムーア     66/1 Officer
169Scarlet Runner  牝3 126マカヴォイ 73 158休1 ダンロップ   12/1 Night Shift
1716Selinka      牝3 126アーン   42 6311休 ハノン     50/1 Selkirk
1810Simply Perfect  牝3 126ムルタ   73 3711休 ノセダ     12/1 デインヒル
1921Sweet Lily    牝3 126ホランド  84 1141休 チャノン    50/1 Tobougg
2012Theann      牝3 126スミヨン  71 521休3 オブライエンIR 25/1 ロックオブジブラルタル
2114Treat       牝3 126スペンサー 31 -1212休 チャノン    25/1 Barathea
2222Vital Statistics 牝3 126ダーレイ  92 2110休6 エルズワース  66/1 Indian Ridge
233Yaqeen      牝3 126R.ヒルズ  21 --3休1 ジャーヴィス  13/2 Green Desert
 ところで思ったのだが、バリードイルは*ロックオブジブラルタル産駒を両ギニーで3頭出し。日本に放出された時点では「余程産駒のデキに絶望したのか」などとまことしやかに噂されていたが(そうでもねぇか)、そう考えるとまぁ Giant's Causeway のスタートダッシュには負けるものの頑張って数は揃えてきたなぁと思う。とは言え、比較的ポストモダン度の高い印象の2000ギニーと比較すると、割と Night Shift とか Barathea とか Selkirk とか Indian Ridge とか渋い古豪種牡馬が揃っている印象。アイリッシュ勢では不敗の Arch Swing がいるけれど、実績的には Miss Beatrix か。ただ、Danehill Dancer ならば*デインヒル本体にはやや見劣りする辺りで Simply Perfect 辺りに食指が動くかなぁと思って血統見たら祖母父*カーホワイトでずっこけた(笑)。まぁ、こちらもなかなか難解。
 つーか、真面目に血統表読めば応援する馬も分かるのだろうけれど、これだけ頭数いたらちょっと、てのもあって(笑)。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望 
欧州競馬  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top

独米でクラシック、である。 

◆勢いか、不敗か、王道か。
5月6日ケルン7R 17:15発走 芝1600m
メール・ミューレンス・レネン-独2000ギニー(G2)
総賞金165000EUR サラ3歳牡牝 定量(58kg)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
13Aviso       牡3 58 ヘリアー  22 ---11 ヒルシュバーガ Tertullian
27Champery     牡3 58 ギャンベール42 113休2 ジョンストンGB Bahri
36Davidoff     牡3 58 シュタルケ 42 32休11 シールゲン   モンジュー
49Global Dream   牡3 58 ボシェルト 42 112休2 オストマン   シアトルダンサー
54Majuro      牡3 58 カトリン  84 31休16 チャノンGB   Danetime
62Molly Max     牡3 58 ミナリク  31 -21休2 ハウシュタイン Big Shuffle
78Montalembert   牡3 58 スボリッチ 72 141休7 ムーアGB    Kalanisi
81Rolling Home   牡3 58 ペドロサ  32 -21休1 ヴェーラー   Dashing Blade
95Smokejumper    牡3 58 デフリース 41 2717休 メーダーたん  Big Shuffle
 好メンバーである。
 願わくば、これならばもうちょっとイギリスからの遠征馬が骨っぽくても良かったかもしれない(とか言いつつ持ってかれたらアレではあるが、基本的にザントバーン馬に毛が生えた程度が多いので大丈夫かなと)。*モンジューの地力を表現してドクトル・ブッシュを制した Davidoff と、惜しくもその2着に敗れた Global Dream がまずは基準となるメンバー。しかし、ヴェーラー厩舎の勢いがホンモノならば、8日間で3重賞総まくりもまた夢ではなかろう。Dashing Blade 産駒で父の地力的には一枚落ちるが、母に重厚なフランス血脈が2代ある辺りは好感。一方、不敗の Aviso は今年からアスターブリューテを任されたヒルシュバーガー師にとっても試金石となる存在か。有芝がミスプロ系で最も(唯一?w)愛する現役種牡馬 Tertullian を父に、2号族のAラインの系統繁殖を経た母。なかなか一筋縄では本命を決めづらい緊迫した構成であり、本命がやや抜けていた1000ギニーとは好対照でもあり。

◆第3世代のトライアル。
5月6日ケルン5R 16:10発走 芝2200m
シュヴァルツゴルト・レネン(G2)
総賞金65000EUR 3歳牝 定量(57kg)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
13Elata       牝3 57 ジルヴェリオ10 ----8 ザウアー    ザイーテン
21Loa Loa      牝3 57 ペドロサ  31 -18休4 ヴェーラー   Anabaa Blue
34Meridia      牝3 57 ヘリアー  31 -16休2 ヒルシュバーガ MONSUN
46Scatina      牝3 57 スボリッチ 21 --1休2 ホファー    SAMUM
55Scoubidou     牝3 57 デフリース 42 421休1 ブルーメ    Johan Cruyff
62Waldliebe     牝3 57 ボシェルト 21 --1休5 ラウ      Kabool
77Zuckerpuppe    牝3 57 シュタルケ 31 -7休31 メーダーたん  シアトルダンサー
 ディアナへ向けて好メンバー始動、と行きたいところであるが今年は頭数的にはちと寂しい。とは言え、前走のリステンで1,2着を分けた Scpibidou と Meridia がいて、ギニーのトライアルで Mi Emma の2着であった Scatina が顔を揃えており、ディアナに向けてはまずまずと言うべきか。個人的に注目は Scatina。確かに前走はギニー馬に千切られているのだが、血統的には全然長いところ向きであり、悲観すべき敗戦でもない。母父 Darshaan はサドラーの入った父には適するし、その上で Tamerlane と Birkhahn というクロスのバランスも上々。ギニー馬の父 Silvano 同様、90年代の絢爛な種牡馬陣の第3世代としての活躍を期待したい。Scoubidou は南半球からドイツに戻って僅か1世代を残して死去した香港の名馬告魯夫こと Johan Cruyff の忘れ形見。何となく肩入れしたい部分もあるが。この馬と Scatina はともに黄金のSラインですな。

◆鬼門の一番人気対、鬼門の2歳チャンプ。
5月5日チャーチルダウンズ10R 18:00発走 芝10F
第133回ケンタッキー・ダービー(GI)
総賞金$2000000 3歳 定量(126lb、牝5lb減)
枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     ML 父
1Sedgefield    牡3 126ルパルー  82 21224 ミラー     50/1 Smart Strike
2Curlin      牡3 126アルバラード33 --111 S.アスムッセン  7/2 Smart Strike
3Zanjero      牡3 126ブリグモアン82 2休333 S.アスムッセン 30/1 Cherokee Run
4Storm in May   牡3 126レイヴァ  134 31632 カプラン    30/1 Tiger Ridge
5Imawildandcrazyguy牡3 126ギドリー  112 41246 カプラン    50/1 Wild Event
6Cowtown Cat    牡3 126原     74 61311 プレッチャー  20/1 Distorted Humor
7Street Sense   牡3 126ボレル   73 31休12 ナフツガー    4/1 Street Cry
8Hard Spun     牡3 126ピノ    65 11131 J.ジョーンズ  15/1 Danzig
9Liquidity     牡3 126フローレス 71 32264 オニール    30/1 Tiznow
10Teuflesberg    牡3 126エリオット 154 13134 サンダース   30/1 Johannesburg
11Bwana Bull    牡3 126カステラーノ94 21115 ホレンドーファ 50/1 Holy Bull
12Nobiz Like Shobiz 牡3 126C.ヴェラスケ64 1休131 タッグ      8/1 Albert the Great
13Sam P.      牡3 126ドミンゲス 82 1休423 プレッチャー  20/1 Cat Thief
14Scat Daddy    牡3 126プラド   85 4休311 プレッチャー  10/1 Johannesburg
15Tiago       牡3 126スミス   42 -3171 シェリフス   15/1 Pleasant Tap
16Circular Quay   牡3 126J.ヴェラスケ74 22休51 プレッチャー   8/1 サンダーガルチ
17Stormello     牡3 126デザーモ  93 51休24 カリン     30/1 Stormy Atlantic
18Any Given Saturday牡3 126ゴメス   63 2休123 プレッチャー  12/1 Distorted Humor
19Dominican     牡3 126ベハラノ  73 43休11 ミラー     20/1 El Corredor
20Great Hunter   牡3 126ナカタニ  93 13休15 オニール    15/1 Aptitude
 出走表的には2強ムード。
 その上で、多分どっちかはコケるけど、まぁどちらも良い枠を引いており、どっちもコケるまではどうかなぁと思われるメンバーではあるが、何処までプレッチャーがかき回せるかではあるけれど、何のかんの言って調教停止処分の影響は微妙に影を落とすかなぁとも思ったり思わなかったり。それにしても Storm Cat 系が大挙6頭を擁しながら全体としては内枠をミスプロ系に握られている辺りはこのレースにおけるミスプロへのある種の加護みたいなものを感じる部分ではある。ということで、穴を開けるとしたらやはりそっちが有力かなぁってことで、Cowtown Cat 辺りをあげておきましょうか。ヤネも Invasor を勝たせてノッてはいるでしょうし。ただ、これが来る流れであればむしろサンタアニタ・ダービー辺りから大挙押し寄せてきたマイナー血統勢の Tiago, Liquidity, Bwana Bull 辺りを応援したくはなるよなぁ……。
このエントリーをはてなブックマークに追加

テーマ: 競馬

ジャンル: スポーツ

タグ: 競馬  レース展望  ドイツ  アメリカ 
ドイツ競馬  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top