01« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.»03

殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

ICSC必死だな 

7冠馬ディープ格下げ?国際グレード競走以外「G」使えない! : SANSPO.COM > 競馬

 激しく今更感のある話ですが、意外とぶくまでもミクシでも喰いつきが良かったことにむしろ「へぇ」と思ったりしますな。その上で、ここの読者であれば有芝のスタンスも概ねご存知と言うところではあるでしょう。まぁはっきり言えば標題の通りで。一応繰り返しますと、私見としては「勝ち鞍の国単位での格付け・グループ化を競走馬の実績の指標とする」という方法論は既に過去のものとなっているってのが現状であり、それを陋習している姿はある意味キャプテン・モーロック(まぁあの人のことです、はい)的な空々しさを感じざるを得ませんね、みたいな部分があるかなという所でして。そういう人たちには*エイシンプレストンが本朝の史上最強馬であると思って頂ければ宜しいのではないでしょうか。あぁ、ヒシミラクル>*シンボリクリスエスだったらちょっとは同意してやってもいいです(笑)。

 まぁそういう感じで、ある意味*サイレントウィットネスとディープインパクトがアジアのパート2国で行われるG1での勝利だけで自らの主戦カテゴリでの世界最強馬の座を獲得したことにより、「性別以外での全ての門戸を開いたレースこそが牝系図やスタリオンブックで大書される大レースとして認められる」という崇高な理念は敗北してしまったのでしょう。確かにそれは嘆かわしいことかも知れませんが、その上で、ICSCが本来「勝ち鞍のクオリティを正しく把握するため」にパターンレース制を作ったのであれば、ある意味「女王陛下の持ち馬であろうがゴロツキの持ち馬であろうが、ダービー馬はダービー馬である」のと同様に、「真のホースマンの主催レースだろうが悪の帝国の身内のレースだろうが、そのレースの勝ち馬の質が高ければグレードを与える価値があるとする」べきなのかも知れないな、とも。
 ただ、ちょっと思うのは、現状において既にして世界において多くのレースは「国際的に開放されている」といいながら現実にはほとんど国内馬のレースで行われることが多い一方で、近年において「フェスティヴァル的な国際開催」がやや過当気味に開催されいている、ということ。この辺りの「国際開催」に関してのある種のガイドライン作りと、これらのレースでの勝ち馬に対する付加価値の分配だとか、そういう部分について着目することでグレード制をもうちょっとリファインしてく方がICSCとしては前向きな施策なんじゃないのかなぁと思います。何だか全然具体的な提案になってないのがアレですが、要するに30年も続けてく中で色々と競馬のグローバルな形態が変化しているのだから、そろそろそういうのに対応するタイミングではあるんじゃないかなぁとは思うのですよね。その辺りで世界のホースマン頑張れ、超頑張れ、みたいなことは思うわけであります。その上で、グレードのような「事前」的な要素を持つものを、カタログという純粋な「事後」の表記の手段として用い続けることもなく、或いは「事前」の格に関する告知手段としてグレード制を主催者に譲ってもそう問題は無いんじゃねぇの、みたいな。

◆ところで。
 ある意味有芝はWTRRの確立がパターン制を無意味化してるなぁと思うのですが、JRAはかなりこのレーティングに関して一生懸命ファンに対して告知活動してるのですよね。ほかの国でレーティングが主催者関連のサイトで参照できる国などそうは多くないでしょう。香港とドイツはぱっと思いつきますが、液ベースとかでは別にそんなもの見られませんし。或いは、JRAとしても「(旧)国際クラシフィケーションを公知のものとさせて、それによって重賞の格を明らかにすれば、パート2国でも強い馬は強いと認めて貰える」みたいな意気込みをもって、言わばパターンレース制のくびきに一石を投じるために熱心にコミットしてたのかも、なんてことはちょっと思ったりする。まぁ勿論それはある種陰謀論というか、或いは現場のハンデキャッパーにはそういう意図はあったかも知れないけど上層部はそこまで認知しちゃいねぇだろうな、って所ではありますが。
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なかなか勝てない馬がいる 

 という、レミオメロンのBGMなCMは秀逸ですよね(挨拶。

 中山記念でローエン復活だった訳ですが、それに関して2箇所くらいで「バラゲの後継者」と呼ばれていたのがちょっと面白かった週明けです。ところでバラゲがバラゲたる理由は「G2で勝ちまくった」のと並んで「G1を勝てなかった」ことにあるとは思われますが、そういった意味ではポストディープな現在の中央競馬において、5本の指に入る馬たちのうちの3頭くらいは「G1を勝ててない」ってのはなかなかに現状として味わい深い部分でもあるかなと。
 アドマイヤムーン、ドリームパスポート、ポップロック。
 まぁ残りの2本でダイワメジャー、メイショウサムソン、カワカミプリンセス、デルタブルースと結構4本くらい出てくるのだけれど、とは言えこれらのマルチG1ウィナーに大きく遅れて上記3頭が5番手争いをしている印象は、意外と競馬ファンの中には無いのではなかろうか。まぁそれはカワカミが牡馬相手に出てきてくれないとか、サムソンが太ってしまっているとか、デルタがいまひとつ国内では安定してないとか、それなりの事情はあるのでしょうけれど、ともあれチャンピオンシーという意味では、G1を勝たずしてほぼ等価のところまで上り詰めてるなと思わせる部分は持っているのでしょう。勿論それは、彼らが2着したときの勝ち馬であるディープインパクトや Pride の名声によって押し上げられてるってのはあると思われますが、競馬場のパフォとしても相応に印象に残るものではあったかと。
 一方で、問題なのは、彼らが「競馬場のパフォとして相応に印象に残る」走りをしながら現実にG1を勝ててない、部分にもあるのかなと思われます。要するに、彼らは一杯一杯の競馬をしている、そしてそうでありながら勝てなかった、それは確かに彼らをある種愛すべき存在として引き上げる部分はあるのですが、反面やはり「ある程度不本意なデキで勝ちきれず」に2着した馬と、「一杯一杯の競馬」で2着した馬ならば、どうしても前者の方が伸び白があるというのがロジカルな帰結とはなるんじゃないでしょうか。その点では、ある意味彼らはほかの「なかなか勝てない馬」と同様に市場価格がやや釣り上げられているきらいは出てきているのかも知れません。結果として、この3頭が全て最終的にG1馬となる未来は想像しづらいものなのかなとも。そして、或いは不運にもG1に縁が無いまま長く現役を続けつつ、なおかつ一定のパフォーマンスを維持できたときに、この辺りから「バラゲの真の後継者」は出てくるかも知れないとは思われます。そんな感じで流動的なポストディープ時代ですが、まぁバラゲの後継者ってのもディープの後継者同様焦らずに体育座りで待つのがよろしいかなと。ただ、何となく有芝が「アドマイヤムーン、このままG1勝てずにG2だけは不敗伝説が続いたら、ある意味バラゲ超えるかもな」と頭よぎったことがあるのは告白しておきます。
#「G2以下不敗」がメガワンに止められてるのは惜しいっすね。

 因みに、バラゲ的な馬の所以ってのは、「G2でやたら強い割にはG1では流れ込む程度しか絡んでこない」って部分にあると思うのですけれど、そういう意味ではローエンが「後継指名」されてるのは、或いはもうローエンとかG1に縁がねぇよなって同意がある程度以上されてる裏返しかもと思いつつ。宝塚で3着して以降は結構「将来のG1馬」的なというか、ある意味現在のドリパだとかに近い扱いであったようにも思われるだけに、そういう意味では「バラゲ的な位置」に上から降りてくるのはまぁちょっと寂しい面もあるのかなとは思われ(「ネヴァーセイダイ、ダイハード」のあの人も、ローエンにシルシを入れてなかったですしなぁ……)、出来れば「下から上がって」バラゲ的な位置に収まる馬の候補も出てくればな、って所ではあるでしょうか。ちょっとトウは立ってるけどプリサイスマシーンなんかはそれに近いかな。でも、プリの場合、ちょっと「急に力をつけている」感があるから、微妙に違うのかも。あと「バラゲ的」の難しいところは、G2になると何故か途端に馬場が重くなったりなど自分に恵まれた条件が巡ってくる辺りにもあるから、その辺で厳しくなる馬は多いか。逆の典型(G1になると途端に自分に恵まれない条件が巡ってくる)でスギノハヤカゼがいて、あの馬の愛され方は微妙にやっぱバラゲとは違うよなぁとは思われますし。

注)レミオメロンを誤植と思ってコメ欄に書いた人は、NGコメとして罰ゲーム。
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3歳馬配合メモ……イクスキューズ、フェラーリピサ 

イクスキューズ
*ボストンハーバー×*クリスティキャット(Majestic Light)×Toll Booth(Buckpasser)×Missy Baba[F3-l]
 ファンタジーでトンマちゃんに完敗し、ジュヴェでは5着と順調に下降線を辿ったならば、いかにも早熟っぽい*ボストンハーバーの仔では人気低落は致し方なかったかもしれないが、それでも伊達にナムラマースと札幌できわどい競馬をしていない、という辺りで復活の勝利。それにしても、これだけの良血馬なら……というところであろうか。母の*クリスティキャットはフラワーボウルやダイアナを勝っており、芝牝馬としてはなかなかのクラス。Majestic Light とか、こういう形で Ribot が入ると米芝では強いが、単体としては Ambiorix≒My Babu が美しい。曾祖母 Missy Baba は20世紀アメリカでは最強クラスの名牝系で、実際のところ「何で*ボストンハーバーなんてつけとんねん」とツッコみたくなるが、まぁこの牝系で Seattle Slew つけて A.P.Indy 出てるから、とは言えるのだろう。バックスルーは確かにアメリカの現代における重要なニックではある、ってことか。その上で、Majestic Light はこそっと Royal Charger を引っ掛ける辺りで Nasrullah 的な締りを作ってくれるんだけれど、惜しむらくはこの配合では Ribot がやや浮いて、Princequillo 的なサポートというレベルまではいかない辺りが A.P.Indy との差ではあるか。また前述した Lavendula も、父側の Hail to Reason がちょっと遠いだけにやや微妙な影響力になっている辺りも、全体的に配合の方向性として悪くはないかも知れないけど、細かいピースがきっちり嵌りきらないので良血のベース頼みで本格派相手ではやや苦戦という印象も。

*フェラーリピサ
Touch Gold×Dolly Talbo(Capote)×Lochlin(Screen King)×Dorothy Kay[F18-a]
 比較的近い代で Vice Regent, Buckpasser, Capote をイクスキューズと共有している本馬が同週のオープンで勝って見せたシンクロニシティは血統ヲタ的にはなかなか痺れる部分ではありました。時計が優秀だっただけに、重賞クラスと見てもよいのでしょう。と言うわけで、バックスルーの効用としては似たものである一方で、やはりこちらも父の側に Princequillo が欠けている辺りが底力的に微妙な欠点になろうかという辺りもさほど変わらないな、と思われる一方で、母においては Princequillo のクロスが Count Fleet とのセットで出来ているのはややその辺りを補うポイントとなるか。一方で牝系のパワーとしてはマイナーな18号族の本馬はイクスキューズに大きく劣る辺りで、配合は難しいね、って話になりますが。ただ、その図式をさておいて面白いのは強烈な Nasrullah と Mahmoud のクロスをいくつも抱えているところ。つまり、4代目に入る Indian Queen に Nasrullah≒Mahmoud の2×2、Capote の母 Too Bald に Nasrullah の2×3、そして Touch Gold の祖母 Cool Mood が Mahmoud の2×4となっていて、これらの近親交配馬の組み合わせがエネルギーを感じさせる辺りが配合の中で見所として挙げられるところでしょう。父 Touch Gold がベルモントの勝ち馬ですが(負かした相手は Silver Charm)、そのスタミナがある程度伝わっているとするならば、9Fくらいまでをパワーで押し切るダート巧者的なイメージはありか。むしろ逃げる競馬なども試してみたら、この馬の強靭さを引き出せるのかなぁとは思われます。
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ある意味、やっとこの作品は動き出したのかも。 

 「ヒロインへの遠き道」とか書いたら、次の週にヒロインになった件(挨拶。

 それにしても、何処かで見た何か……と思ったら、ある意味スクランの類題というか、あれで「男の人と女の人がつきあうって…どういうコトなんでしょうか…」という八雲の質問に対して「例えばよ…朝の海岸線をバイクでかっ飛ばしてるとさ。一瞬海から昇る朝陽がすげえ綺麗に見える!めちゃ美味いモンを喰ったときとか、おもしれー映画なんかを観たとき!そういう瞬間を一緒に感じたい!お互いに、そう思える人がいる…」と答えた播磨の心境に近い部分を西沢さんとしては感じていたのかも知れないなとも思われます。勿論それはパクリとか何だとかいうレベルではなく、恐らくは一般的な少年少女ラブコメ漫画における恋愛のひとつの類型的なゴールがそういうもんなのではないかと(その上で、スクランなどはいずみの氏が指摘されるとおり、そのハードルが無駄に高い世界にキャラクターたちを位置づけることであの科白に大きな意味を持たせているのだけれど)。
 その上で思ったのは、先週のアレでtanabeebanatさまともちょっとやり取りした件に絡む辺りで、「やっぱり、西沢さんはハヤテをはじめから『別の世界の人』だと思っていたのかな」というところ。要するに中表紙にあったような弁当をあげたりするシーンとかもそうですけれど、借金執事になる以前のハヤテに対して、恐らく届きがたい距離みたいなのが見え隠れするみたいな感覚は、彼女の中にはあったのかなぁとは思われます。それは勿論、ハヤテが親の身銭を稼ぐのに一杯一杯というある意味尋常ならざる「世界」に所属していたからではあるのでしょうけれど、或いは彼女がハヤテへの憧れを増幅させて行ったのは、そういう届きがたい感覚みたいなものが一つ手伝っていたのかなぁと思われます。そして、西沢さんがある意味満足してしまったのは、詰まるところ彼女がはじめて「同じ世界」に立ってハヤテとともにあることが出来た実感ではあったのでしょう。これをある意味表裏一体的に進行しているヒナギクのハヤテへの思いと比較すると、ヒナの場合には何となくハヤテが『同じ世界の人』であることに気づいてしまっていたことが、彼女の恋心を支えていた(その上で、世界の「見え方」がハヤテとヒナギクで異なっていることが、決定的なインパクトとなった)ってのと対比をなしていて、なかなかに味わい深い仕立てではあるかなと。

 一方で、ナギとヒナギクが「気を利かせた」ことは、結果としては西沢さんがハヤテ「だけ」と同じ世界に立ったという訳ではなく、ナギとヒナギクもまた同じ世界の中に本当の意味で彼女を「受け入れた」ことでもあるのかな、と思われます。その意味では、まぁ究極的に彼らが同じ世界の中にいる訳ではないとしても、西沢さんが「ただの珍客」ではなく、本当の意味でこの物語世界の中に入ったとも言えるのではないでしょうか。言うなれば、今週の話は祐巳さんが山百合会に入ったくらいの物語的なエポックなんじゃないかとも。作中ヒロインとしてのナギ・マリア・ヒナギクと西沢さんはある種のマトリックス的な属性に配置される人物たちではありますが(どうでもいいけど、こういうマトリックスの作り方はある意味「いちご100%」辺りに通じる、のだろうか?)、その中で「珍客」としてやや浮いたピースであるところの西沢さんをきっちりと嵌め直した感もあります。そして、それが完成することで、物語としての「ハヤテのごとく!」は本当の意味で「始まった」のではないかな、とも思われ、今週のストーリーを「明示的な」暫定最終回としたのは、その辺りの意図が込められているのかなとも思われます。しかし、実際のところこれらのキャラクターの中で今回まだ余り動いてないキャラがいて、それがマリアさんなのですよね。その点を考慮すれば、この温泉旅行編のここからの「主役」としてマリアさんをどのようにクローズアップするかが、次々週辺りまでのスパンでの楽しみとはなるのでしょう。一方で、ヒナギクもある意味引きどころはここまでなのでしょうけれど、果たしてどの程度この中編の中で「押し」が出てくるのか、なんて辺りも。
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暑苦しい背中 

 わざわざ Celticfc.com にて購入したブツが届く。

Vennegoor of Hesselink

予想に違わぬ暑苦しさに満足。つーか、間近で見てても判読に苦労するってのはどーゆーことよと思います。それにしてもこんなネタでUmbro信者の有芝にNikeのユニを買わせるセルティックは商売が巧いと思う(そういう問題か。
取り敢えず、週末のオフには着ていこうかなとも。

◆ついでにチラ裏@今週のブックより。
 海外競馬コーナーにて。

★これがG1馬の貫禄
   バランスが完全復活

 普通に「G2」の誤植にしか思われん辺りが狙ってるなぁと思った。しかしデルマで検索したらこんな特に強そうにも華やかそうにも見えない馬名が11頭も登録されていたことのほうにむしろ唸った。
 あと、ブックでは山野ハンデでダメジャーのレートをブリッシュが上回ったのは結構意外な結果というか、普通にWTRRを覆す判断ではあったのだけれど、その辺りについてキレのあるコメントが無かったのが何か微妙に拍子抜けたところではあり。冷静に考えたら、BCマイルよりもマイルCSの勝ち馬のレートが特に圧勝でもなかったのに上回るってのも、何気に去年の日本競馬の評価上げの凄さだなぁとは思うけど。

◆今週の配合評価のお題は。
 イクスキューズとフェラーリピサ。馬場は芝ダートと違えど、血統はよく似てた馬が土日でオープン勝ってるのはちょっと面白かったです。
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3歳馬配合メモ……アサクサキングス、ナムラマース 

アサクサキングス
*ホワイトマズル×クルーピアスター(*サンデーサイレンス)×*クルーピアレディ(What Luck)×Question d'Argent[F4-g]
 *ホワイトマズルは基本的には与えられた機会を考えればかなり稼いでいる種牡馬であり、ある程度短いほうにも長いほうにも距離が融通する辺りで比較的能力の高い種牡馬であると踏んでいるのだけれど、なかなか個別の配合で決まった成功パターンが無いようにも思う。まぁ有芝がちゃんとチェックしてないだけかも知れんが。ただ、そういう馬の場合は母の色を出しやすいタイプと見れば良い部分もあろう。さて、本馬はご覧のとおりジェニュインの全妹の子であるが、比較的 Tom Fool とサンデーのニックスの恩恵を受けた配合としてこの母とその全兄は捉えられて良いかと思う。そういう米血先行型の母に対して、マズルは父*ダンシングブレーヴから Drone を享けているが、ここで本馬の配合では Northern Dancer×Tom Fool という組み合わせが Question d'Argent との間に成立していて、これがセックスバランスになってるのは面白いところではある。ただ、それ以上に強調すべきは、曾祖母の父 Tentam が内包する Tudor Minstrel に対して、Hyperion×Fair Trial の組み合わせを2本 Ela-Mana-Mou から獲得している辺りではなかろうか。これを得ていることで、ある程度欧米混交のスピードタイプというか、器用度の高いタイプの配合に仕上がっているように思われる。惜しむらくは、マズルが Bold Ruler×Round Table というナスキロ配合を内包しているのに対して、この馬は Bold Ruler はクロスするものの Princequillo が無い辺り。この Princequillo 不在はジェニュインの地力の不安定さにも寄与した感はあるが、この馬もそういう意味では若干地力を出し切れず器用貧乏タイプな印象もある。1800ベストタイプかな?

ナムラマース
*チーフベアハート×ビストロドゥパリ(*フレンチグローリー)×*ドフ(Mr. Prospector)×Furling[1-n]
 一方、こちらも輸入種牡馬としてはなかなかの頑張りを見せる*チーフベアハートの仔。マイネルレコルトは母の好配合を活かしたような馬であったが、こちらは牝系がラインとしてなかなかに良質で、祖母の半妹にはホイットニーを勝った Brunswick がいるし、北米で結構ブラックタイプは出ている。*フレンチグローリーではなかなか競走馬としての成功は難しかったが、サドプロは Bold Reason の素性を考えれば字面ほど悪い組み合わせではなく(エルコンだってサドプロじゃ)、まぁ繁殖としては面白みがあるのだろう。そして本馬で目に付くのは Gold Digger の牝馬クロスであるが、これは*ドフとの組み合わせでは Ribot や Bold Hour≒Continue のクロスも招来しており、こういうのを見るとベアハートは輸入されなければ北米でこそその良質さが生きたかもと思うが、やや素性が芝向きか。
 ともあれ、そうした2頭の祖母が演出する基本的なニックスの上で、ある程度この馬を長い距離で活かしているのは、「ズブくなった Danzig」の代表格と言える Chief's Crown、もうちょっと言うならば Secretariat であるのだろう。ここで Princequillo が強く主張することで Ribot が生きてくるような印象があり、ハイペースで強そうな配合になっているとは思う。全体としては、短距離的なフレームに長距離的な味付けをふんだんに施した、みたいな部分はあって、作りとして凝っている割にはアンバランスな馬で、勝ちきるのに苦労するのは致し方ないのかも知れない。

◆以下余談。
arikuiさま作成の馬名変換ツール、さしあたり1990年以降のクラシックについてコンプ。現在189頭。
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パチンコのタイアップと、競馬について少々。 

作品の魂をパチンコに売ってしまうような権利者は死んでしまえばいいのに@TERRAZINEさま
の、コメ欄より。
# woba 『パチンコ好きにとっては好きな作品がタイアップされると嬉しいもんなんだよね。
もとの作品のテーマがどうこうって言うよりさ。
まあ松本零士のやりかたはさすがにどうかと思うが。
蛇足だけど銀河鉄道物語と銀河鉄道999は別のお話かと。』
 この辺りが微妙に違和感あるんだよなぁと。
 例えば漫画や小説などのメディアミックスは昨今花盛りなわけですが、勿論楽しむ人がいる一方で、そういうのが「原作クラッシャーになる」というような心配をする人も結構大勢いるわけです。そして、それが杞憂に終わるような愉しい出来になる作品が間々ある一方で、現実に原作者からもアニメから入る人にも支持されない駄作も大量に生み出されていて、結構ヲタク文化内における難題とされているわけでして。そんな中でパチンコというメディアミックスの媒体を考えると、これはやっぱりどうやっても「原作を超える何か」を作れる媒体としては相当な困難を伴うフォーマットではないかと思うのです。それは、コメ欄にあったような職人さんの少々の努力でも何とかなるものではないようにも思われ。また、大ヤマトなりエヴァンゲリオンなりに魅了されてこれの原作について深く理解したいと思うような潜在的需要ともそんなに一致するとも思われない。メルブラから月姫に入る、ならば客層的にはまだありそうではありますが。

 で、仮に競馬でこの手のコンテンツとのタイアップがなされたらどうなるだろう、とちと考えてみた。
 例えば「開催7日9Rは、UC0079のガンダムレース!」などと称してやってみるとか。
 パドック解説では真ん中にオペレータ席があって、そこでパドック解説のコンビが「7番ヤナギムシが接近しています!」とか言いながら状態を説明して言ったりとかして、本馬場入場のミュージックは「翔べ!ガンダム」が流れる。勿論ターフビジョンではバトル演出を前面に押し出し、騎手のヘルメットはノーマルスーツ風にアレンジされる一方で、馬券では3枠がシャア専用馬券となり、通常の3倍の配当がつくくらいの演出はあってもよかろう。ほかの馬券のオッズが上がる分、3枠をはずして買う楽しみも出来るし、絶滅寸前の枠連の人気回復にもなるかも。
 ……などと色々書いてみたけど、やっぱり心躍るかっていうと、躍らんよなぁ……ってのもあります(笑)。やっぱり何かタイアップされたからと言ってそんなに原作が好きでも刺激される部分ってのは多くないかと思うし、そもそもバクチってそんなキャラを愉しむものなのかなぁって辺りも含めてどうかなとも。で、そうやってパチンコについて考えていって思うのは、パチンコの特徴として「バクチの駒と1対1である」ってのがあるのかなぁってこと。その手のコンテンツに引っかかりやすいのは、結局自分に対して1:1エクスピリアンスとしてキャラクターが動く辺りの愉しさを味わえるからなのかな、などと愚考してみたり。その辺りで、競馬ってのはバクチの駒に対してはn:1というか、要するに群衆の中で自分は声を上げて馬名なり馬番を叫ぶ多数の中の一人であり、そのバクチの駒が与えるエクスピリアンスは多数に共有される。その辺りでワンツーワンな感覚が味わえない辺りがやや弱みなのかなぁ。とりわけ、このご時世、結構個に籠もるみたいな内向的な性向の方が世には多いと思われるし。何つーか、今もしアーケードにある StarHorse や Derby Owners Club の類で実際にパチンコのようにギャンブルが出来るならば、そっちの売上の方が半端な地方競馬を上回っちゃうんだろうなぁ、などと思ったりもしちゃうんですよねぇ。
 一方で、ネット的な形でマスの中で自分が「見える」感覚が味わえるような部分を演出するのが競馬などの娯楽がパチンコのようなものに対抗する中で必要なのかなぁなどと考えたり。そういう「馬券2.0」みたいな経験を、どうやって作れるかは、色々考えてもいいのかも。

 そして、本日は全くオチは無い。
 3歳配合解説に関してずっとやってないのは、単にサボってるだけですが、土曜までには何とかしたいと思います……。一応お題としてはきさらぎの1,2着馬ってことで、アサクサキングスとナムラマース。ナムラはこうやって取り上げないと何処で勝つか見込みが立たんし(笑)。
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西沢さんの、ヒロインへの遠き道。 

西沢歩 「普通少女」の存在意義@tanabeebanatさま

 基本的には、「普通の女の子」ってのは、少女漫画のヒロインの一類型、と思う訳ですね。
 その中でも「自分がある種の天才であることに気づいていなかった」だけのタイプと、「別に実は天才ってこともなく、本当に普通の子」というタイプと2種類ある訳ですが、その意味では西沢さんは後者でしょうか。で、その手の普通の女の子においては概ね「未来に対するビジョンの欠如」があるかと思われます。要するに、脇キャラを固める人気者やしっかり者、天才少女や生徒会長の類には大方「自分が○○になる」的なビジョンを持ってる向きが多いのに対して、この手のヒロインは割と安穏とした人生を過ごしつつ、アイデンティティと将来の目指す方向性に関して保留した状態にある。一方で、10代という世代なりの野心めいたものは秘めている、と。まぁ、こないだ始まったプリキュア5のヒロインなどはこれの典型ではありましたが、あんな感じ。NANAにおけるハチもそこからは大きく外れてはいないのだろう。で、そういう女の子が偶発的に「雲の上の世界」に珍客として巻き込まれるってのがある種の少女漫画の第1回の定番ではあります。

 で、何故こういう定番があるかというと、恐らくは「嫌われる要素がない」のと「自分の妄想キャラに染めやすい」のの二重の理由があるのでしょう。要するに、出る杭は打たれる的な意味でのキャラとしてのアクがないことで、ある程度親しんでもらえることが期待される一方で、確固としたポリシーを持つキャラクターと比べて「私ならこうする」的な自分の色に染めることが可能な存在でもあります。特に後者は、「アンジェリーク」や「遥かなる時空の中で」のごとき乙女ゲーにおける要素として重要となってくる部分でしょう。そういう意味では、恐らくは西沢さんのようなキャラを入れることは、この作品において女性読者の存在も意識してるのかな、という部分はあります。要するに、ヒナギクやマリアのような萌えテンプレに嵌り過ぎた、一見すると記号的なキャラに対する毒消し的要素として配置するような意図、ではあったでしょうか。同じような毒消しでは雪路というバーサーカーキャラがいますが、より積極的に「キャラバランス」を女性にとって優しい方向に改善している存在として意外と西沢さんって重要なのかも。

 ただ、現実としては西沢さんはこの作品の主人公ではない以上、やっぱり単に普通なだけでは「珍客」以上の意味はなさないのでしょうし、さほど共感を得られる位置にもいないのでしょう。ただ、この手のキャラクターは少女漫画文法においては常に「雲の上の世界を『変える』」力を持っているとされます。要するに、「ナギの世界」を変えるのは、ある意味もともとある程度以上「修羅な世界」の住人であるところのハヤテやヒナギク(或いはマリア)のような人物ではなく、「普通の世界」の住人であるところの西沢さんなのかなぁという部分も。既にその片鱗として思うのは、西沢さんのハヤテに対する態度としての「諦めの悪さ」。大方お嬢様育ちのナギはある程度逆境に弱いというかそういう意味での諦めの早さが都度に描かれていますが、一方でハヤテやヒナギクもある種の地獄を経験しての諦観に近いものを持ってしまっています。その点では、この西沢さんの「特徴」は意味があるんじゃないかな。
 そして、そういう意味での見せ場を作られるようになってはじめて西沢さんのキャラとしての人気は上がるような気がしていますが、それまではある意味雌伏せざるを得ないのかなぁとも思われます。ただ、結局ナギの世界、というかナギが「変わる」辺りに作用してくるまでの時間まで存在感を維持するために、ある程度ヒナギクを牽制するキャラクターとして位置づけられてるんだろうなぁ、とも。ただ、そこまでキャラ人気を失速させずに維持するのも決して簡単ではないだけに(実際当初畑センセイが指摘してた人気ほどに、前回のアンケート結果が良くなかったってのもある)、それこそtanabeさまが案じられてるような「普通の逸脱」みたいな部分も含めて、結構難しいキャラ造りが求められちゃうのかなぁとも。
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テーマ: 週間少年サンデー全般

ジャンル: アニメ・コミック

タグ: 漫画  キャラクター 

ラッシュって、そんなに苦しんでるのか 

 と、考えさせられた、本日のほってんとりより。

電車って現代の奴隷船だよな・・・・・

 基本的には、自分は今のところさほどラッシュが酷くない路線に乗っているってのはあるけど、そもそもラッシュの酷さなんてのはある程度選択可能なものではないかと思っている。それこそ、30分はやく起きればまずは相当に混雑を回避できる。それが嫌なのは、結局「ギリギリまで寝てる」という選択肢をより重視していて、家の布団における(と書いたのは、日本は公共空間での睡眠がある程度セキュアに確保できる美しい国であるから)睡眠時間を削ることの方がラッシュに耐えるよりも辛い、ってだけではないのだろうか。或いは住所の選択やマイナー路線の活用など、相応なライフハック以前の工夫である程度以上の緩和が期待できるものではあるだけに。
 その上で、例えばアメリカのようなクルマの通勤ラッシュってのを考えると、明らかに環境に悪いし、しかも通勤する側としては時間が読めないってのはある。しかも、それがなくても既に結構な交通量が日本にはある訳で、もし都市部までクルマ社会の普及した日本を思うなら、それは相当な悪夢であろう。てーか有芝も喉が余り具合良くないんで、これ以上クルマ増えたら喘息になるっつーねん。一方で、ある程度地域的に分散した形で近郊型のオフィスが増えた場合には、今度はセールスマンの皆さんが昼間に移動量が多くなって、生産性が落ちたりだとかいう話もある訳で、勿論「東京にある程度密集された社会構造」による利益を東京に住んでいる人たちは享受しているのは間違いないのである。そう考えれば、通勤ラッシュというのはそういう受益者における等価交換の法則に過ぎない、ってのはあるんでしょうなと。
 ただまぁ、実際にそういう等価交換の結果、ラッシュというものを選択できない、という人は確実にいるだろうし、そういう人はやはり「都会が向いてない」のならばそういう人生を選択するのはありかなぁ、とは思う。一方で、問題なのは、ラッシュとかがダメで地方に下る自由ってのが各人にある一方で、地方に彼らの受け皿となるものがないことっつーか、まぁその辺りは地方の活力の問題もあるけれど、そもそも都会人がある程度都会人としてカスタマイズされすぎていて、地方でやってけない的な部分も多分にあるんではないかなぁという辺り。要するに、そもそも「都会に向いてる」ハズなのに、本人がそれを認識できてないみたいな状況の場合には、結構不幸の度合いが大きいのかなぁ。

 しかし、あらためて>>1を読んで思うのは、「そもそもある程度歪んだ生活リズムに耐える体力がなければ、ラッシュに耐える給与労働者以外の仕事でも苦労するんじゃないかなぁ」ってこと。その上で、サラリーマンがラッシュに耐えるために必要な体力は、ホテルのバーテンダーが夜勤に耐える体力よりも多分さほど大きくないとは思うし、デイトレ屋さんならちょっと海外モノなり為替なりに手を出せば寝る時間はなくなるし、自営業の人たちの多くは商品の仕込みのために店舗の開業時間よりも相当に早く起きざるを得ないし、コンビニの経営者は24時間仕事だし、農家は天候によって突発的に仕事が入るだろうし、物書きには締め切りがあるし、そんなに安穏としたリズムで生活できる職業が世の中にあるのかなぁと思うと、少々のラッシュに耐えても都会で一定の時間給与労働に励むことがそこまでイレギュラーな生活なのかは、いまひとつ分からん……つーかむしろラクな部類に属するようにも。
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OpenSearchでデルマとか 

 どうもブログ気力に乏しい今日この頃ですが、リハビリ的にエントリ。
 最近、ようやっと Firefox2 だの IE7 だのを使い始めるようになって、やはり OpenSearch の検索ボックスは便利やねぇと思うわけですが、例えばデルマだの Netkeiba だのの検索でいちいちお気に入りからはじめて、などというステップが無くなるってのは競馬でネットサーフ(死語)するときにはちょっとした手間が減って良い感じ。さらに Firefox ならばこの辺りでアドイン加えれば、こんな感じで巡回中のサイトから右クリック一発で血統表を確認できたりするので非常にラクな訳ですが。

Firefox Search

 ただ、ちょっとアレなのは、やはり日本の馬の血統をデルマで見る場合に、一旦英語に直してから見ないといけない、ってこと。いや、勿論上のように英語サイトの場合は日本馬も英語名になってるので別に構わんですし、日本語で血統検索するならば PedNet 使え、という話もあるのだけど、やはりデルマ信者としては微妙に惜しい部分もあるなぁ、とは思う。ただ、折角 OpenSearch みたいな仕組みがあるんだから、
1)馬名変換のごくごく簡単なCSV(2列でおk)
2)馬名が入力されたら1)で変換してデルマに投げるフォーム
3)馬名変換テーブルをメンテするフォーム
さえあれば、今まで懸案だったところの「日本語でデルマに投げる」も、特に凝ったインタフェース用意せずとも出来るのですよね。という訳で、誰か自分で鯖立てられて適当なスクリプトで上の仕組みをちゃちゃっと作れる人がいたら、作ってくれねぇかなぁとは思う。そしたら、取り敢えず馬名のメンテナンスのほうはシコシコとお手伝いさせていただくので。自分でも作れねぇことはなさそうですが、うち自宅鯖立てられないっぽいし、あとそういうシステムをお守りし続けるのが面倒くさいとかあったりするんで(機械的に入力するのはヒマである限りはさほど嫌いではない)、そういうお守りが好きな人がいれば、ってことで。
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3歳馬配合メモ……ウオッカ、フサイチホウオー 

主役登場。

ウオッカ
タニノギムレット×タニノシスター(*ルション)×エナジートウショウ(トウショウボーイ)×コーニストウショウ(*ダンディルート)×ローズトウショウ[F3-l]
 例えばカワカミプリンセスには2代目に積み重ねられたチャンピオンの重みという良血の存在感があるが、それに対してウオッカには牝系から脈々と積み重ねられた日本の良質な輸入種牡馬の重みという良血の存在感を持つ。祖母エナジートウショウの全妹には桜花賞馬シスタートウショウ。日本らしい Hyperion のスピードを見事に開花させた名血であった。そこに*ルションでは聊かパワー不足には違いないが、本馬から見て5代目に入る Marshua が Nashua×Heliopolis ならば、日本のA級馬トウショウボーイ(とその父*テスコボーイの Nasrullah と Hyperion)相手の組み合わせとしては十分に配合的なポイントを作っているだろう。それは勿論、Nashua に Hyperion を織り込んだ*ブライアンズタイムを内包するタニノギムレットにおいても継続されており、完成度は高い。
 一方で、*ルションでもうひとつ面白いのは、これも Riverman 経由で5代目にこっそり隠れている Nile Lily。この馬を通じてブライアンズの米血パワーを担当する Roman とのクロスが発生するが、その父方の5代目にある Roman 産駒の Hasty Road とは Fair Play と Broomstick を共有し、ここが5×5の擬似クロス的に作用している。そしてこれが Riverman を経由するのは、ともすればダート向きになりがちな Roman の血脈をある程度洗練させる意味でも有意義だったのだろう。かくして、タニノウォッカは芝でゴリゴリと唸るような末脚を武器とする男勝りなキャラクターとなった。祖父母が全て1980年代生まれという新しい血脈ながら、なかなか練り上げられた血脈という印象。距離的には祖母がややスピードがちではあるが、中距離までは文句なし。

フサイチホウオー
ジャングルポケット×アドマイヤサンデー(*サンデーサイレンス)×*ムーンインディゴ(El Gran Senor)×Madelia(Caro)×Moonmadness[F1-p]
 社台が現在の絶対的な地位を築いたのは、恐らく*ノーザンテーストによってではなく*トニービンと*サンデーサイレンスによって、なのかも知れない。そしてその両者は、期せずしてお互いにニックスをなした。特にこれというクロスパターンではないが、Severn Bridge の Nasrullah, Hyperion, Fair Trial という並びを見れば、ある程度以上シンクロ率が高そうであるとは想像がつく。アドマイヤベガやアドマイヤグルーヴの活躍が代表的ではあるだろうが、サンデー産駒種牡馬もある程度その恩恵に預かっている。その意味では、サンデー牝駒相手のトニー産駒も相応に期待できると思うが、その意味ではジャングルポケット以外の多くの名馬が機会を逸したのは恨むべきところではあった。そして、それ故にまた、種牡馬としてジャンポケへの期待も大きくはなるだろう。そして、典型的なサンデーとの配合でまずはダービー候補を輩出した。
 そして、ホウオーにおいては配合のトリックが更にひとつ加わった。それは5代母の Sunset。この馬が*トニービンの母父 Hornbeam と4分の3同血の関係にあり、更に2代を経て Caro と配合されることで、トニーに相対する Nasrullah と Hyperion の組み合わせを作り、配合をより力強く完成させている。この流れを作る曾祖母の Madelia は1977年の仏プーリッシュ・サンタラリ・ディアヌの春3冠を制しており、クオリティとしてはまったく申し分ない。トニーともどもフランス的であり、伸びた後の粘り・勝負強さが期待できるタイプの馬であろう。
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Nスペ大化改新…問題は微妙にそこじゃなくって。 

 という訳で、見た。
 個人的には何とも微妙、というか。そもそも、大化の改新に繋がった蘇我入鹿暗殺ってのは単純に考えてクーデターであり、テロである。そういうクーデターやテロごときで体制がある程度引っくり返り、史実としてその後中大兄が実権を握って天皇の座に上り詰めたとするならば、その暗殺が起きた段階で蘇我氏のレジームが相当にグラついた状態であることを説明しないといけない、と思う。そうでなければ、普通はテロリスト自身がそう長いこと実権を握ることは出来ないし(要するに、カエサルを殺した後にあっさりやられたブルータスの道を辿る訳だ)、仮に物凄く有能で政権を維持しえたとしても、親蘇我派を潰して本当の意味で安定を得るまでに相応の時間を費したことだろう。
 その上で、もし蘇我入鹿の暗殺を中大兄が実現したとするならば、それ以前に入鹿の政策が行き詰っていたとしなければ歴史的な文脈としては誤っているが、どうもその辺りの行き詰まりに関しての言及が一切ないのはどうよ、みたいな感じで。つまり、改新が「反動」であり、それがクーデターにより実現されたとするならば、そこまでに蘇我の改革によって噴出した「矛盾」に言及しないといけない。一方で史実は、白村江(どーでもいいが、これは「はくすきのえ」か「ペクスンガン」のどちらかにすべきだろう。まぁNHKなら後者にしたがるんかな)の後に律令制の導入は普通に進んだことを示すし、それがさほどの矛盾もなく8世紀に至るまで定着したことを示す。そう考えると、そもそも律令をはじめとする唐制に倣った改革は、斉明の土木工事などによって寸断されたとは言え、全体としては国家の改革の方向性として粛々と進んでいたのではないかとも。
 個人的には、蘇我親子が一晩で滅ぼされた文脈に、やはり微妙に納得がいかない感じはある。要するに、Nスペのスタンスとしては、大化改新がなくとも「大きな政変として国家の方針を大きく変えた」ことには同意しているように思うのだけど、そもそも件のクーデター自体がどの程度の国家的なインパクトだったのかな、って方がむしろ微妙かもと。或いは、この一件自体が蘇我の家内の騒乱の結果であり(その場合、主役は石川麻呂となるのだろう)、それは往時の蘇我の実力ゆえに少なからずインパクトはあったために天皇の交代を伴ったけれど、結果としては蘇我氏が共倒れになるきっかけを作ったという程度で、少なくともその後の孝徳朝においてさほど大きな政策の変化はなかったのかもと。一方で、天孫氏レベルでは斉明対孝徳的な文脈があり、ここで斉明が重祚した辺りのほうがクーデター的ではあったのだろう。一方、この文脈で現れない中大兄が何故に大化改新の物語に主役として名を残したかというと、恐らくは日本書紀の文脈におけるヒーロー伝説として、「暗殺」とはテロではなく一瞬で勝負をつける最も美しい勝利として描かれがちであったから、ここでその役目を割り振ったって面はあったのかなと。ただ、白村江敗戦後の中大兄=天智の行動は、番組中にもあった飛鳥の強化、或いは西日本における水城の構築、更には近江遷都と実に果断であり、もし斉明没後に彼が実権を握っていたとするならば、まずはひとかどの政治家として評価せねばならんのでしょうな。
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ドラゴン突入 

 初級8級対賢者5段とか、ありえねーってばよ(挨拶)。

◆QMA4:ロミタス@見習3級~初級8級
1(C-14):A連(3)[12]→学4T(5)[3]→S多(5)[1]→学○/学タ/芸並/芸線(3333)[1](30)
2(P-11):S連(6)[2]→N並(6)[1]→芸R1(5)[4]→学並/Sタ/S4M/学タ(3332)[1](28)
3(D-16):雑順(5)[2]→学R4(2)[8]→N並(4)[6]                (33)
4(D-16):芸CU(5)[6]→雑タ(3)[7]→AR1(2)[7]                (33)
※投票結果(5勝2敗)
1)●順,R3-(1択) 2)○CU,順-○丸 3)○R2,順-○EF 4)●R4,4T-○多
#投票結果は、●の場合左側が自分の選択ジャンルです。
 という感じで、昇級すぐでこれくらいなら、まずまず上出来としなきゃいかんのだろうなぁと。つーか多分にボーダーラインで救われたっぽいゲームが目に付いたので、まぁ運がよかったのかも。3ゲーム目の学問は、ラン2を選ぶつもりが間違えてラン4を押してしまい、5:5:2の頭ハネでラン4という、微妙にいやーな展開になったら案の上の大叩き。こりゃ落ちたなぁとコインを用意したら8着に粘りこめた。しかし、格上挑戦だと、石も結構貰えるもので、結局3落ちでもサイクロやフェニで優勝するよりも多いってのは割と今のところはバランスがいいのか。あと、ドラゴンにもうちょっと見習やら初級やらが迷いこんでるイメージがあったのですが、意外と両方とも初級以下は自分だけだった辺り、まだ人口が過剰化してないのかなとも。

◆階級システムは、なかなか、かも。
 QMAで、それぞれの階級卒業にどの程度時間掛かるのかなぁというのを考えてみたのですが、一応一人頭の石数と、階級アップの石数から「全員同級の相手と戦った場合」の人数を*リローンチとして出すと、大体下のような感じか。勿論ドラゴンに人がすぐ集まるシステムだけに毎回全員同級になる方が可能性としては遥かに低いですし、そもそもフルゲート割ったらその段階で倒せる人数も減るのだから全然違う数字にはなるのでしょうけれど、飽くまで目安としては、面白い数字ではあるかも。勿論、常時フルゲートってことも無いだろうから、HUM12人辺りで補正した数字も出してみました。要するに、
必要石数/(平均順位*同級の石数+1*COM4人)
で計算したのが、右側2項目の内容になっております。
階級 石数 必要数 必要人数 平均5位 平均7位 5位@12 7位@12
===============================================================
修練  1    8   82.0    7.5   9.1   7.5   9.1 
見習  2   10   55.0    5.0   6.1   6.1   7.9 
初級  2   20  105.0    9.5  11.7  11.7   15.0 
中級  3   30  106.7    9.7  11.9  12.8   16.8 
上級  3   50  186.7   17.0  20.7  22.4   29.5 
魔導  4   110  300.0   27.3  33.3  37.5   50.0 
大魔  5   210  460.0   41.8  51.1  59.0   79.3 
賢者  8   410  562.5   51.1  62.5  75.0  102.3 
 平均順位7位というと大体2回戦苦手ジャンルで死亡デフォ&決勝進出が最大目標という典型的なスパ・鍍金レベルの成績だと思うのですが、仮にHUM12人でそのレベルとしても、大窓で大体85ゲームで卒業という程度の数字。前作は多分大概大窓卒業に2桁では済まなかったことを考えれば、ある程度頭数が揃ってくれば結構サクサクとクラスは上がってくれるのかなぁというムードはありますね。まぁ格下相手がある程度かさんだとしても、仮に賢者が大体上見ても在位200ゲームくらいもあれば大概の人は卒業できるという程度のゲームバランスにはなるでしょうか。前作が1段上げるのに数百オーダーだったこと、前々作が逆に平賢10クレちょいで卒業というダメすぎる状況だったことを考えれば、かなり適度な昇格システムになってるようにも見えなくはありません。廃人はそりゃあっさり卒業しちゃうんでしょうけれど。  まぁ、もうちょっと早く学習しろよ!と思わずにはいられませんけどね(苦笑)。
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