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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

宝塚記念、回顧くらいはやっとけ。 

 ユタカにとって、というか、陣営にとって、なかなか本意ならざる出走である、という雰囲気はあちこちから読めるなぁ、と週中もレース後も思っていたのだけれど、ここに来てもう一つ、本意ならざる部分の大きな証左が存在する。


 20時22分現在、ユタカ日記未更新。


 上機嫌ならば、当然のごとく検量室でバレットに口述させる勢いの爆発的タイピングを遂行することを思えば、今回のレースの位置づけというのがいかほどのものか、というのは容易に想像がつくところではあった。しかも、この雨である。これほどに、勝って何も得ることの無いレースを戦う精神的な疲れというのも想像するに余りあるだろう。
 それでも、ディープインパクトは勝った。4馬身であるから、まずは余裕のパフォであったとも言えるだろう。その上で、ディープインパクトの宝塚記念は厳密にはまだ終わっていない。これで、いつもの通りに息が整って、なおかつ脚に何らの不安も無くて、はじめてこのレースに勝利の意味づけがなされるのである。さしあたり、ゴール板を先頭で駆けるところまでは粛々と調整を行いきった陣営には、毎度のことながら大いに感謝と敬意を送りたい。
 展開はスローになるのかならないのか、事前にはちと難しいレースではあった、と思う。結果として、バランスオブゲームは機先を制する必要があり、その流れでペースが上がったことはディープには幸いしただろう。しかし、仮にスローになったとしても、あのペースでなおかつ掛かってしまったコスモバルク(いや、掛かるかなぁとは思ったけど、相変わらずいとおしい馬である)の存在を思えばそう変なペースにもならなかったか。その上で、今日の勝ち方は、ディープの能力が低ければ、ダンスインザダーク的な無理を強いるような面も感じた、4角での瞬間的な加速ではあり、正直最後は危ないのか、という悪い予感が過ったことも事実。ただ、やや押さえ気味な爆発で、むしろ(普通は追いつかない)コーナリングロスをジリジリと詰めつつ最後に4馬身という着差を得たことは、この馬のスタミナ的要素をかなり体現したレースであった、と言えるだろう。菊花賞や天皇賞以上に、ある意味「こいつはスタミナがあるなぁ」と思わせるレースであった。
 馬券としては、対抗ダメジャーにファストタテヤマ、バラゲ、リンカーン辺りに流す展開で、残り200過ぎくらいで「出来た!」と声が出たけど、ナリタセンチュリーが間をスルスルとという感じで、やはり「出来た!」は直線における禁句だなぁと再度痛感した次第であります。
 しかし、まるでG2の回顧みたいだなぁ、おい。
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Weltmeisterschaft Achtelfinale 1.Tag 

 遅れたけど、一応。

Deutschland-Sverige 2:0(2:0)
DEU: Podolski(4. 12.)
[SPIELNOTE: 1.5]

TW:Lehmann(2.5)
DF:A. Friedrich(3.5), Mertesacker(2.5), C. Metzelder(4), Lahm(3)
MF:B. Schneider(3), Frings(2.5), Ballack(1.5), Schweinsteiger(3)
AF:Klose(2), Podolski(1.5)

 聊か評点は甘いが、ドイツ代表としては会心の試合というべきか。後半の内容はやや落ちたが、それこそデイマッチを言い訳に出来る範囲であろうし、バラックがミドルを撃つに任せていたのはそれなりに勝ちゲームという空気においてのチームメイトの気配りもあったであろうか。ただ、前半のポドルスキへの献身を思うと、本当はクローゼに1本決めさせてあげる空気も欲しかったんだけど、その辺りはマッチコミッショナーが気を遣って、本日のSdSに選出していたのは何とも味わい深い(まぁストライカーにとって、欲しいのはSdSじゃなくてゴールだろうけどね)。
 スヴェリイエは好きなチームだけに、今回の不振は残念。特にズラタンがトップフォームで無かった上にやや運にも見放され気味な様相を呈していたのは惜しまれた。あとは、T&T戦の後も書いた気がするけど、CL決勝に残った主力二人が結構年喰ってたという状況的要因も、攻撃陣の不発に繋がったのかも。
 さて、アルヘンティナにはあそこまでメヒコに苦戦するなら負けて欲しかったが(笑)、ともあれ実質的な決勝戦はここではないだろうか。有芝の脳内ではアッズーリはヒディンクに再度破れる、ということになってる訳だが、アルヘンティナに勝てるようならイタリアにも、というのはあるだろう。正直ズラーション以上にサビオラ的スピードスターは現状のドイツ的守備にとって手強い訳だが、取り敢えず出所としてのリケルメを止めるという判りやすい作戦に徹して何処までやれるか、というところか。

◆どーでもいいが。
 祝福を受けてベンチに戻ったポルディが最後カーンの所に行ったシーンとかは、「恐れ入ります、本官、新入りのポドルスキ二等兵であります!本日は小隊長殿のご指導ご鞭撻にて、若輩ながら過分な任務を成功出来たこと、誠に恭悦の至りでございます!」とか言ってるのかなぁ、などと脳内補完してた。何となくこの試合はやはりFCB勢の目の色が違ってたなぁと言う印象も。
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