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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

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快哉を、ディープインパクトに。 

 ひょっとしたら、ディープインパクトは菊花賞で大レコードを出すかも知れない、という可能性を一瞬考えていたことがある。その時のエントリで、レコードタイムについてちょっと考えてみた時に、リストしていたのがこれである。

距離  馬 名   レコ  対12 0.5減 1減
========================================
1200 アグネスワー 1.06.5 -5.5
1400 マグナーテン 1.19.0 -5.0
1600 ゼンノエルシ 1.31.5 -4.5
1800 ダイタクバー 1.44.1 -3.9
2000 ツジノワンダ 1.56.4 -3.6
2200 コスモバルク 2.10.1 -1.9 -3.0 -2.5
2400 ホーリックス 2.22.2 -1.8 -2.5 -1.5
2600 ------ ------ ---- -2.0 -0.5
2800 ------ ------ ---- -1.5 +0.5
3000 ナリタトップ 3.02.5 +2.5 -1.0 +1.5
3200 マヤノトップ 3.14.4 +2.4 -0.5 +2.5


 非常にありがちな話ではあるが、この時に「更新余力に余裕がある」と見ていたナリタトップロードのレコードは結局更新されなかった一方で、一番更新余力の低そうに見えた2400が昨年*アルカセットにより更新され、そして今、それの次くらいには更新余力が低そうな3200が更新された。俺様のブログのエントリもなかなかに影響力がある、ということだろうか(絶対嘘。

 それにしても、1秒の更新である。
 ジャパンCのレコードは確かに大レコードだが、それでもやっと0.1秒。しかも、確かに今日の淀の馬場は高速ではあったが、1997年春天の同距離同条件の芝レースを比較すると、未勝利2鞍と烏丸特別で、ペースの違いはあるものの、それぞれ0.1差、0.4差、0.3差(烏丸のみ97年の方が早い)で平均して0.1秒差以下という、ほぼ拮抗した馬場差である。にも拘らず、この大レコードを1秒更新したというのは、聊か信じがたいパフォーマンスではあった。因みに、今回のレコードがさほどインチキ臭く無いことの証左としては、ストラタジェムの時計(3.14.8)がマーベラスサンデー(3.14.7)を下回っていることを挙げておけば良いだろうと思う。その上で、*アルカセットや*ホーリックス、或いはマヤノトップガンはいずれも強烈に拮抗した勝負の中で時計を出した一方で、ディープインパクトは完全に他の16頭を埒外において、ほとんど逃げ馬のように自らの作ったラップで勝利したのである。むしろ、ディープに必死に追い縋ることによって能力を「引き出されて」時計を出したのはリンカーンの方であっただろう。ディープインパクトは、また Secretariat に一歩近づいたのかも知れない。少なくとも、現在までに日本で行われた競馬の中では、最も1973年のベルモントに近いレースをした馬の有力な一頭には数えられるべきであろう。

 その上で、今日のレースは、ディープインパクトにとって「今までの自分のパターン」を大きく変えるものではなかった。いつも通りに、他の馬にとって平均ペースだったレースが、ディープにとってスローペースだっただけである。ユタカは「他の馬のペースが遅かったから、いつもより早く『飛んだ』」というコメントをしている。そして実際、ペースが上がらなかった理由は八百長でもなんでもなく、そこまでのペースがキツかったので、坂を下って800辺りまでは他の馬にとっては「仕掛けようが無かった」だけなのである。現実に、2000通過のタイムはトップガンの年と比べて0.8上回っていて(この区切りではセイウンスカイの暴走で超Hペースとなった01年オペラオーに次ぐ歴代2位のラップだと思う)、全くスローではなかった。しかし、ディープインパクトにとっては「普通のスローペース」であり、故にスローペース症候群という言葉が出来て以来先達の古馬長距離のチャンピオンたちが普通にやっていたのと同じように、1000の標識で一気にペースを上げたのであろう。言わば、ディープインパクトの集大成のようなレースであった、とも言えるかも知れない。

 一方で、この馬を調教する側の意図としては、恐らく「勝負」としてとにかく勝つことをここまで追い求めていた感がある。そして、ある意味チャンピオンシーをいかに1レースでも長く保ち続けるかという視点で鍛えられていたように、特にダービーを制して以降は、見受けられた。つまり、1つのレースで記憶される馬ではなく、1つのキャリアで記録されたい馬として、ディープインパクトを世に記そうとしたのだろう。しかし、ある意味そういう意図をディープインパクトはあっさり突き抜けてしまった。単独のレースで「過去の名馬と一線を画す」ことを、ある意味彼自身が選択したようなレースにも、この盾は見えたのである。
 そして、冒頭に紹介したエントリでちょっと書き残していた通り、ユタカがそういう瞬間に立ち会った2つのレースのうち、一つで彼の馬はゴール板を見ることはなく、もう一つで彼の馬は最後のゴール板となった。その意味では、ディープインパクトにとっても「海外遠征」という文脈では、また一つ自らのハードルを高くしたと言ってしまっても良いのだろう。その上で、彼が海外で結果を残すことは義務に近いレベルに上がってしまっている。
 この馬は、一体何処まで行こうとしているのだろうか。そして、その行き着くたびに、我々はどのような快哉を、この名馬に叫べばよいのだろうか。しかし、そんな馬である一方で、彼には「ライバル」が存在している。素晴らしいパートナーを得て見事に花開いたこのライバルの存在は、ディープインパクトが海の向こうで同じレースで出る際に、プラスになる面の方がむしろ多いのではないかと思う。マイナスなのは、「倒すのが難しい相手がいる」こと以外には、恐らくない。その意味では、そして過去を振り返っても、この名馬を支える一部には「運」もあるのだろう。願わくば、ディープインパクトが幸運の中に栄光あらんことを。

 Blüh im Glanze, dieses Glückes!

◆ところでさぁ。
 今更なんだけど、3000までのペースでトップロのレコード抜いてる、という話はそりゃそうなんですけど、逆にテンの1Fを差っ引いたディープの時計、というのを考えると、13.0に出遅れした分で0.5は引けるだろうから、それを計算すると、多分上がり3000mが2分59秒台に突入してる、ってことでもあるんですよねぇ。
 去年の秋にネタで書いてることが、ある意味実現してしまってるのは一体何たることかというか、いやまぁ、そりゃゲート開いて加速してからのタイムだからインチキではあるのですけど、そういう測り方でも今まで世界でそういう時計を出したサラブレッドは存在しなかった訳で、まぁ馬場も凄いけどディープインパクトも途方もない。
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ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

そして、春の天皇賞。 

 聊か長くなるが、去年のこのレース前に書いたことを思い出そう。
反面、ゼンノロブロイのように夏場に欧州遠征を考えるような馬の場合になると微妙に話は違ってきて、やはり欧州の夏のレースを目指すならば、天皇賞に向けて早い時期にイントレーニングに入るというのは必ずしも得策とはいえない。だから個人的にはジャングルポケットが春天を回避したと言うのも妥当だと思ったことがあったのだが、反面、前年秋にチャンピオンの座を得た馬が更なる評価を海外遠征で示そうとする場合に、春の天皇賞というのはそういう馬にとっては使いづらいレースである、ということも言えるだろう。そして、国内だけでチャンピオンが評価されないと言う(テイエムオペラオーなどどれほど叩かれたことか)世知辛い世相においては、春天の相対的な価値はやはり過去のようにはいかなくなるのかなぁ、などという慨嘆もしてみたりはするものである。
 その上で、ディープインパクトは「春天を使う」という選択肢をとった。
 このことに関しては、勿論去年の有馬でハーツクライに敗れてしまったことにより「古馬のタイトルが無い状態では、今ひとつこの馬の遠征として片(ry落ち」ということもあったのかも知れないが、もうちょっと「国内へのリスペクト」として褒められても良いやり方であると思う。その上で、海外でのハードルをもう一枚上げてしまったという印象もあるのだが、そういう意味では遠征の日程自体をやや前倒しする案はある訳で、ロイヤル開催を狙うというのは悪くも無いと思うが、まずは天皇賞である。
 しかし、年間通じてのコンディションという面を考えても、ディープインパクトにとってなかなか難しい挑戦になったのは間違いない。調教での遅れなどがあったけれど、陣営としては本心から「余り調教で今動かれすぎても困る」というのはあるだろう。言わば、8割の状態で、レースでも8割以上を無理に出さずに勝つことがある種のオーダーになってしまっているようなレースでもある。ただ、8割の状態で10割を出そうとしちゃうのが一番心配ではあるのだが、その辺りのギリギリさは勝っても負けても試される、というところであろう。なにしろ、阪神大賞典にしてもこのレースにしても、直前追い切りを助手にやらせて時計を出さないなんて、ある意味牝馬のような繊細な調教過程を踏んでいるようにも見受けられる。とにかくまずはこの天皇賞のゲートに入れそうであるというのは、まずは本当に頭が下がる思いである、と言えるだろう。

 さて、予想に入ろう。
 ここ2年の天皇賞の結果の微妙な締りの悪さというのは、去年の回顧でも触れたが「テンの5Fのダルさ」にある。長距離戦なのだから、テンの5Fがダルくても、去年のように最後の時計はそこそこになることもある訳だが、やはりまずは馬順が決まるまでの駆け引きがあってから緩む方が、全般的な緊張感のある「レベルの高い」ラップが出来てくれるのではないか。その上で、今年はトウカイトリックが阪神大賞典で無駄に早いテンのラップを演出した一方で、ビッグゴールドもある程度それに合わせる用意があるという点では、比較的締まったラップが期待できるところはあるだろう。更に、例のディープインパクトの「ゴール板が見えると本気になる癖」も、ラップを挙げる要因にはなると思われる。
 その上で、リンカーンがどの程度走るか、というのは一つのポイントになると思われる。思えば、過去2年の春天を「低レベル」と言わしめた責任のかなりの部分を負うべきなのは、2年連続でその場で1番人気を裏切ったこの馬にあるはず。余りそれを言われていないは、むしろこの馬に失礼であろう。その上で、リンカーンがステイヤーとして最高のパフォーマンスを見せたレースは、一昨年の阪神大賞典であり、このレースがある種の「基準」となるだろうか。もし、あのレースと同様にディープ相手のマッチレースの展開に持ち込めるならば、恐らくディープに負けはするであろうけど、他の馬には負けるとは思われない。その上で、現在のリンカーンの脚質がやや後傾的であること、馬場がトニービンが苦手とする京都長距離であること、そして一昨年の阪神でも上がり3Fのラップではファストタテヤマとそう変わらない辺りが、ちょっと影響を及ぼす部分として挙げられる部分となる。そして、そこに目を向けたときに気付くのだが、現在のファストタテヤマのオッズの高さは異常だ。恐らく今年の万葉Sは、ラップ自体はテン5Fが63.2も掛かってるしそう凄いと言うほどのものでもないが、マッキーマックス辺りのその後の活躍、そしてアドマイヤモナークもその後好調であることを考慮すれば、そう捨てるべきレースではなく、去年のハンブルガー・ポカルと同じようなニオイのするレースにはなっていると思う。そこでハンデをある程度背負ってマッキーマックスに先着しているのだから、現在マッキーが4番人気であることを考えると、余りにも不当な評価であろう。馬場は得意な京都に変わり、調子さえ戻ればリンカーン辺りにもさほど遜色のない走りは出来るはず。まずは対抗評価として間違いないのではないか。
 そのファストが敗れたダイヤモンドSの評価は、もう少し微妙なものとなるかも知れない。このレースもシェイクマイハートが最初のラップをきっちり作ってはいるものの、最後の3F目で11秒台が一旦出た後、すぐに次のハロンで12.3に落ちてしまっている。これは、ディープインパクトが11.9のあともう一つ12.0と粘って見せた阪神大賞典とはかなりの位の差を感じるし、しかも勝った馬のハンデも軽かったことを思うと、ちょっと追いつける差では無いだろう。ただ、マッキーマックスもトウカイトリック同様に好調を維持しているならば、今回もこの馬が素直に先着、くらいの見立ては立てられるように思われ、その上で3.30.3は優秀な時計だからトウカイトリックよりは全然買える、と言えるだろうか。
 トウカイトリックは基本的にワンペース向きな配合であり、エルコンドルもワンペースだからその意味では長所を引き出した所はあるし、その上で前走みたいな競馬はベストだったと思うが、シルクフェイマスも比較的ワンペース大将で、ベストレースは平均ペースで好時計を出して圧勝した2004年の日経新春杯だろう。ただ、この馬のほうが恐らくトウカイトリックよりは器用度が高いうえで、前走はズブの苦手だったはずの重馬場を立て続けに克服しており、余程調子がいいのか余程大先生と手が合うのかどちらかであろう。勿論ワンペースでは淀3200というのは難しいコースには違いないし、逃げで好成績を出している辺りで「ハナ切れなかったら」的な疑問も出てくるが、こういう上がり調子さを保った馬はやはり不気味ではある。あとは、アイポッパーは買うべき馬であろう。去年の展望と回顧で、「春天は今後『出世レース的』な性格を帯びるのかも知れない」と書いた。結果として去年のレースはそうはならなかったという評価だろうが、この馬がもしコーフィールドCを勝っていたら、そこそこの説得力は出ていたと思う。メルボルンCの負荷が大きかったというのが前走の敗因に入るならば、今回もちょっと辛いかも知れないが、基本的に海外遠征はある程度馬を逞しくする側面はあると思うし、サッカーボーイ産駒がそう易々とへこたれるとも思われない、というフシもある。それならば、これまでの淀での安定性を考慮すれば、やはりチェックすべき存在ではあるだろう。このほかの人気薄では、トウカイキュー……じゃなくてトウカイカムカムは連勝は魅力だが、今年のハンブルガー・ポカルは去年と比べたらラップを見る限りでのレベルはかなり落ちると思われるので乗りづらく、万葉Sで好走したアドマイヤモナークはムラっぽいし字面ほどはスタミナが生きてこない印象もあって、ちょい嫌い気味。ローゼンクロイツはちょっと不調なのではないか。ストラタジェムは穴を開ける要素が少ないタイプに見える。
 あとは、デルタブルース。正直、ローテに関してはこういう感じでいいのだろうと思う。ある程度ダラダラ使い込みながら調子を上げるタイプには違いないから。しかし、その結果が余りにも出ていなさすぎる。角居師は確かに優秀な調教師であり、「G1馬を作る技術」に卓越しているのだろうが、一方で「チャンピオンをチャンピオンとして走らせる」域には達していないと思う。それは、池江郎師という「チャンピオンをチャンピオンとして走らせる」ことに関して素晴らしい実績を残している調教師と比べて好対照だ。ステイゴールドとかトゥザヴィクトリーとか、実際にはキャリアの大半を通じてG1未勝利の時期を過ごしてた馬ですら、チャンピオン的な芯の強さを現出していたのだから。その意味では、ここでデルタが先着するチャンスもそうは高くないとも思われる。だが、この馬のポテンシャルを愛するものとしては、無印にするのも気が引けるものだ。結論としては、こうなる。
◎ディープインパクト
○ファストタテヤマ
▲アイポッパー
△シルクフェイマス
△マッキーマックス
×リンカーン
×デルタブルース
 ある意味、これで普通にディープインパクトが勝ってしまうと、「8割でG1を取ろうとする」という、ある意味G1に対して失礼な結果を、よりによって春天でやってしまう、みたいな部分もあるにはあるだろう。その上で、菊でのアドマイヤジャパンとの着差などを思えば、決して簡単ではないかも知れない。少なくとも、字面よりは絶対に難しいレースではある。ただ、この馬が「欧州でチャンピオンを目指す」という日本馬の史上至高な目標を目指すべき馬ならば、傲慢に、その字面より高いハードルを跨ぐように越えていって欲しい。レースのレベルよりは、その傲慢さを堪能したい、とも思うのである。もし、それを邪魔立てするならば、×評価の2番人気と3番人気辺りが何とかしなければならないのだろうが。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

まずは、クラシックである。 

 頑張れ、女の子。
◆ゴスロリ派。
4月30日デュッセルドルフ6R 16:35発走 芝1600m
pferdewetten.de牝馬賞-第85回独1000ギニー(G2)
総賞金165000EUR サラ3歳牝 定量(58kg)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
113Almerita     牝3 58 ペドロサ  42 212休1 ヒクスト    Medicean
22Amateis      牝3 58 ムンドリー 20 --25休 ラウ      タイガーヒル
34Directa      牝3 58 デフリース 10 ----4 レーヴェ    ACATENANGO
48Fantastica    牝3 58 ボシェルト 32 -11休6 オストマン   Big Shuffle
53Karavel      牝3 58 スボリッチ 21 --13休 シールゲン   MONSUN
611Lasira      牝3 58 モンギル  52 3144休1 シールゲン   Vettori
75Lolita      牝3 58 ヘルフェンバ22 --1休1 レーヴェ    LAVIRCO
812Madura      牝3 58 シュタルケ 21 --3休1 ホファー    Dashing Blade
914Manda Honor    牝3 58 銭健明   21 --1休4 ホファー    Highest Honor
106Mrs Snow     牝3 58 ヘリアー  41 157休2 ホファー    シングスピール
119Rajeem      牝3 58 ダーカン  72 11休85 ブリテンGB   ディクタット
127Shaheen      牝3 58 ピーツ   30 -453休 フォフチェンコ TERTULLIAN
131Tech Engine    牝3 58 ミナリク  31 -110休3 シールゲン   Enrique
1410Violette     牝3 58 サンダース 104 1223休 Sir.プレスコGB Observatory
 2歳女王 Nordtänzerin は間に合わなかったが、牡馬のトライアルから間に合わせた Lasira みたいな馬もいる一方で、外国からはそこそこ骨のありそうな Violette が来てたり、なかなかに伯仲の一戦と思われる。トライアルはケルンとデュッセルで行われているが、ケルンの方が1週早い分ローテの余裕はあるか。そのケルンを勝ってきた Almerita は、ドイツとしては結構珍しいミスプロですが、父 Medicean の祖母は Precipitation のクロスがあって、なかなか重厚。本馬の配合はそこを狙って牝系2枚重ねのインブリードなので、配合としては水準をクリアしている。近親に Kornado がいるデュッセルのトライアル馬 Lolita は、頑張って欲しい Lavirco 産駒。配合的には完全にアウトブリードだが、Abernant×Darius の Absalom は短距離としては質が高いだろう。ややムラはあるかも知れないが。ホファー3頭立ては Madura がそこそこ良血で不気味だが、Dashing Blade だと勝ちきるのは大変か。その従兄弟にあたる Manda Honor はどっちかというと中距離でそこそこ走るタイプにも。前走デュッセルで2着の Mrs Snow は母父に Twilight Agenda などを持ってきており、Glorious Song=Devil's Bag2×3 という面白い配合。牝系の質も高く、これは逆転してもおかしくはない。Lasira は Las Vegas とかの牝系。Nijinsky クロスはマイルではちょっとどうか。馬場が重くなりそうなら、かな?

◆ニャー(笑)。
4月30日ロンシャン5R 16:20発走 芝2100m
ガネー賞(G1)
総賞金300000EUR 4歳上 定量(58kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Vatori      牡4 58 パスキエ  83 41128休 デメルカステル Vettori
21Corre Caminos   牡4 58 ジャルネ  62 217休2 デルザングル  モンジュー
32Manduro      牡4 58 スミヨン  65 114休1 ファーブル   MONSUN
43NEAR HONOR    牡8 58 ソージョー 373 4410休4 フォフチェンGE Highest Honor
54Royal Highness  牝4 565テュリエ  52 1212休 バリー     MONSUN
66Pride       牝6 565ルメール  195 1722休 d.R-デュプレ  パントレセレブル
75Montare      牝4 565ジレ    104 4111休 ピース     モンジュー
 Manduro が満を持して Pride 辺りを倒し、フランスの古馬上位を窺うレース……となるはずではあるのですが、それ以前に面白すぎたのが、Near Honor が出てくる、というところ(笑)。有芝が現地観戦した2001年のバーデン大賞以来、実に4年半ぶりのG1出走とは。フォフチェンコ師もなかなか大ネタを用意してきたものである。ともあれ、比較的ドイツな顔ぶれも多いので、楽しみにしておきたいレースではあります。因みに Manduro の半妹がギニー出走の Madura ですな。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

デモ衰亡論に思う、或いはDon't Imagine There's No Country 

日本のデモ(猿虎日記さま)

 んー、この問題って、色々分析している人もいて興味深いのですが、詰まるところは
「愛国心の欠如」
で、大概の説明がついてしまうのではないかと思われます(笑)。基本的に、デモを行うというのは、ある程度デモを行う人たち同士がある種の公共的な繋がりにあるということが前提で、なおかつデモというのは殆どの場合「国」に対するアクションではあるのですが(まぁ勿論、例外も色々ありますけどね。有芝が昔出てたアレとかngwwww)、基本的に現状の日本人は愛国心が欠如しており、国家へのコミットレベルが低いから、デモをやっても集まらん、というのが基本的な線ではあるでしょう。

 愛国心による動員力と言えば、国家代表レベルのスポーツイベントはどうだ、というツッコミは勿論入るでしょうけれど、あれはまさしく有名なケネディの演説で言うところの「What your country can do for you」であり、極めてパッシブな文脈での愛国心でしょう。要するに、我々は日本のサッカーなり野球なりフィギュアスケートなりが強くなるために何かやってるというものではなく、言わばタダ乗り的に愛国心を委ねているに過ぎん訳で、その程度のものを大した愛国心の強さの表れと見るのは誤りではないかと思われます。日本は極めて風土に恵まれた大国(そのくせ無駄にデカい不毛地帯も他国との陸繋国境をも有しないのだから、地球における理想郷と言っても良い)であり、ほっといてもある程度「この国に生まれた幸運」に育まれることによってパッシブな愛国心は教育云々以前にビルトインされやすいのですが、問題はそこから先、なのでしょう。それは、「What you can do for your country」であり、それは日本語では「お国のため」という往々にしてネガティブなニュアンスで語られがちな言葉に行き着くのかな、と。

 要するに、この社会において「お国のため」に動くこと、という思想を教育することを失敗した、ないしはそれを拒否したことに対する正当な成果として、デモの滅亡という現象が発生した、というのはあるのでしょう。小林よしのりは「個と公」というロジックで保守主義を掲げていたのだけど、本来「公」を重視することが保守主義と相関する必然性などは存在しないはず。そもそも共産主義なんて、究極の「公」やんけ、ということで(笑)。ともあれ、国家を変革するアクティブな国民の意識というのは、左であろうが右であろうが、ある程度「国家への帰依」という公共性を前提にしている一方で、日本においてはある種アナーキズム・ライクな国家への「非・帰依」が、とりわけ国家に対して批判的なリベラル層において蔓延していて、結果としてこの層における政治的活力に対して抑制的な効果を与えているようにも見受けられます。
 恐らく、日本の戦後の左派思潮が平和主義をベースとして「先の大戦の反省」を革新の原動力とする戦略を続ける中で、「お国のため」という言葉を強烈に否定することになったとは思われ(社会党の非武装中立論とか)、それはある程度成功したとも言えるのでしょうが、彼らのロジックの中では、期してか期せずしてかは知りませんが、国家を「国民が保持するツール」「国民のアイデンティティの一部分」としてではなく「国民に対峙する権威」としてしか認識しない傾向をある程度保持していたのでは、とも思われます(まぁマルキシズムの影響も当然大きかったでしょうし)。結果として、彼らは自らの手で「革新」に関する賭け値を吊り上げた形になっており、要するに国家が「国民に対峙する権威」である以上、究極的にはそれを変えるには「転覆させる」しか選択肢が無いことになってしまったのです。
 言わば、「国家」と「デモ主体」の遊離が発生してしまった、と言えるのでしょう。utsutsuさまが仰るところのデモへの「気後れ」も、その遊離の結果としての賭け値の高さというのが原因であると思われなくもありません。(脳内スキャンにて失礼

 それでも、かっては敗戦による体制変革という「革命の記憶」が、革命の可能性を担保してデモ参加を動機付けていた一方で、その流れが1960年代末に蹉跌を経て以降、現在は敗戦から60年経過しての「成功体験の風化」がそれを弱めているとも言えるでしょう。左派が賭け値を吊り上げた結果としての「国家を転覆させる」ないしは屈服させるという選択肢は、現代の我々の視点からは余りにも遠大なものに見える、ということ。そのような国家への帰依心の弱さと、国家の転覆への期待度の低さが相乗した結果、恐らく日本において戦後教育の成果として多数派を占める穏健なリベラル層(一応書いておくが、この表現は極めて自己言及的であるということには留意されたい。要するに、一人の典型的な日本人であると自認する私が、基本的に穏健リベラルに近いのだ)が、「無党派層」という名を帯びることとなった、ということでしょう。そして、彼らは「国家への帰依」という公共性意識が弱いからこそ、デモを「騒がしい」と見なし、そこに正当性を見出せないのでは。中華の方々がのたまう「愛国無罪」とは実によく言ったもので、自分たちが公共的なレベルで正義を主張するからこそ、デモは「迷惑ではない」と意識できるのです。しかし、公共性に関する意識が低い人たちが、どうやって公共的なレベルで正義を主張すること、またはそれを理解することができるのでしょうか?
 で、これらの人の選択が「デモの滅亡」を支えていると考えるならば、「デモの滅亡」は確かに「デモに行かない人」の問題ではあるのですが、同時にまた「デモに行かせる人」の問題であった、と纏められるのかと。またその上で、例えば現在のリベラル思潮において未だに「愛国心と愛『国家』心」だのという、国家に対する敵対的距離感が見られるタームがのさばっている状況を思うに、その「行かせる人」の問題解決にはまだまだ道が遠いのかなぁとも思われます。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

サドラーズにおけるBlandford、つーかDalmaryの栄光。 

 MARLさんの紹介されている血統話にちと便乗。

 サドラーズにおける Blandford の役割と言うのを論じる際に、まずもって不可欠なのは、この大種牡馬を生み出した偉大なる牝系、Rough Shod についておさらいをしておく、ということでしょう。Rough Shod の母父に Blandford が入っています。しかし、ここで注目すべきは、実は Rough Shod そのものでも Blandford でもなく、Rough Shod の母に当たるヨークシャーオークス馬、Dalmary という馬です。この牝馬の配合を紐解くと、父が Blandford、母の父が St.Simon 産駒の Simon Square、祖母が Goody Two-Shoes という馬になります。はてさて、ここで、ちょっと話を変えて、Blandford の代表産駒の Blenheim という種牡馬の血統表を見てみましょう。この名種牡馬の母父は Charles O'Malley という St.Simon の孫ですが、この馬の母にも Goody Two-Shoes の名前が出てきます。つまり、Dalmary と Blenheim はともに、Blandford 産駒にして Goody Two-Shoes と St.Simon を共有している血統です。これに加えて、Simon's Square と Charles O'Malley の両馬はともに、父の母方の血統に、19世紀の大フィリーサイアーとして名を残す Hermit の血脈を内包しています。それを招来している L'Abesse de JouarreSt.Marguerite というのは、イギリスのクラシックでレベルの高い活躍を見せた名競走牝馬で、その後の繁殖としても大いに影響を振るっている存在です。前者の産駒にはドイツ血統史最高の繁殖 Festa がいますし、後者は米欧血統の混交には欠かせない Rock Sand の祖母です。
 と、色んな名前が出てきたので話がごっちゃになりますが、簡単にまとめると、Blenheim と Dalmary は非常に似通った血統構成の Blandford 産駒であり、そこで共有する血脈も非常に質が高い、ということです。

 さて、名繁殖として名を残す Rough Shod ですが、その血脈は多くの場合全きょうだいクロスの形で出てくることが多い、というのはお気づきの方も多いと思われます。それは、この牝馬が、Nantallah という Nasrullah 産駒の種牡馬との間に繁殖馬を多く出したことにまずは由来します。そして、Nasrullah と言えば、その母父は勿論 Blenheim ですね。つまり、この血統パターンは Blenheim≒Dalmary の4×2という擬似的なインブリード、と見ることが出来ます。こういう「似通った血統」で、なおかつちょっと違った解釈の血統を重ねることは、単純なインブリードと比較して、近親交配の弊害を減らす一方で、同じ配合パターンから抜け落ちた要素を補完するかも知れない、という意味合いを持っていて、ニックスの源泉となる場合が多いものです。この配合も結果としては見事なニックスを演出し、果たして Rough Shod は直仔レベルで既にG1クラスを複数輩出した、大成功といえる繁殖でした。
 そして、Sadler's Wells です。或いは Nureyev でもオッケー。
 この Northern Dancer との配合では、更に Blenheim が(1970年代後半~80年代前半としては)比較的近い代で追加されるようなものとなります。5代表を確認すると、前者では Blenheim≒Dalmaryの5×5、後者では5×4という感じ。要するに、大種牡馬 Northern Dancer を経由して、更にこの Blenheim がブラッシュアップされている、というのがこの両種牡馬における繁殖としての魅力となるでしょう。そういう意味では、Sadler's Wells における Blandford の効用というのを探る場合はキーとして Blenheim が重要で、更に言えば Blenheim はかなりの確率で Nasrullah を経由して来ることが多いので、Nasrullah の活用と言う文脈に吸い取られるような部分もあったり。有芝がサドリーフと呼ぶ、Sadler's Wells と Mill Reef の有名なニックスも、この文脈で Blenheim を内包する Nasrullah について、配合的にインパクトが出るような擬似クロスを経由させる手法である、みたいな説明の仕方が出来るかなぁなんてことも思っております。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

今年2つ目の重賞です。 

 香港ではウィジャボードが3着ですか。それにしても、あれだけの馬が何故にグローブトロッターというのも気になる部分ではあり。というか、島倉から連発でってのは、やはり存外シーズン初めの牝馬としてはキツいローテではあったのかなぁとも思う。ハーツクライも、3月がピークだったなんてことにならねば良いのだけど。
 で、ドイツもぼちぼち見ていこう。
4月23日クレフェルト6R 16:05発走 芝1700m
ドクトル・ブッシュ記念(G3)
総賞金50000EUR 3歳 定量(58kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
13Aspectus     牡3 58 デフリース 32 -411休 ブルーメ    Spectrum
27Lord of England  牡3 58 スボリッチ 43 1143休 ホファー    Dashing Blade
35Mannico      牡3 58 シュタルケ 43 116休1 ホファー    BANYUMANIK
44Mhardono     牡3 58 ムンドリー 52 31止休9 ヒルシュバーガ Sharp Prod
56Naxon       牡3 58 ペドロサ  41 -4251 バルトロマイ  Big Shuffle
61Oriental Tiger  牡3 58 ボシェルト 31 -123休 オストマン   Tiger Hill
79Pompeus      牡3 58 ミナリク  50 =出走取消= ホルヴァルト  ACAMBARO
88Silex       牡3 58 シールゲン 21 --13休 シールゲン   Zilzal
92World's Mission  牡3 58 ヘルフェンバ42 3115休 ホファー    Fasliyev
 基本的にはヴィンターファヴォリテンの再戦か。
 レットゲンらしく、西欧風味ながらドイツ的エキスもあるというか洗練気味な配合を作った Aspectus ではありますが、今回は休み明けを使っている分もあって、2連勝の後飛んだ Banyumanik 産駒の Mannico 辺りをちょっと警戒すべき番かも知れない。祖母は統一前のDDR大賞を勝った Meerdunung という所はまずは奇人変人にアトラクティヴな部分ではあるだろう。クラシック戦線を賑わせて欲しいし、シュタルケにも頑張って欲しいなぁと。この辺りがギニー・ダービーと出てきそうではあるものの、本番と言う意味では「悪いメンバーではないが、もう一声」という感じではある。ただ、今年も牡馬がイマイチ気という情報もあって、まずはこのメンバーで何処まで、という所ではあるだろうか。

◆ちょっと竹島の件など。
 竹島の件に関しては、見方を2つばかり。
好機を逃した日本外交~海洋調査中止は外交的には不戦敗ではないのか@木走日記さま
海洋調査問題で勝ったのはどちらか。@Baatarismの溜息通信さま
 で、自分としては、まぁ「勝ち」に近いのではないかなぁと思った上で、今回の結末というのは、ある意味朝鮮征伐のラストマッチとなった露梁津の海戦辺りに近いイメージがあるなぁと思う。この戦いは李舜臣が戦死した一戦として知られる訳ですが、秀吉の死によって島津軍が撤退中に、途上遊軍化した小西行長を救出する際に、それを攻めていた明朝連合水軍と遭遇戦になって、結果島津は損害を出しながら小西軍を救出して、なおかつ李をはじめとする敵将を多く倒した、という結果で、要するに島津としては明らかに遊軍を助け、撤退を円滑に進めたと言う意味では「戦術目的を達成している」戦であり、全然負けた気などせずに引き揚げに成功した、としか言いようのない海戦ではあった、と。ただ、結果としてこれを最後に日本が撤退したのだから、李舜臣伝記としては「自らの命を擲って、日本を撤退させることに成功した勝ち戦」として記憶されがちで、実際そういう風に普通は(日本でも)語られている、みたいな部分もある。
 今回の件も、「日本を引き揚げさせた」という意味で、韓国としては一応顔を何とか立てられる部分というのもあって、そういう辺りでこっちとしては「勝ててない」的な雰囲気はどうしても印象的に出てくる結果ではあったとは言えるかも、みたいな結果には見えなくもない。しかし、元々測量船を出したのが「地名会議で韓国名を提案する動き」へのリアクションであったのだから、要するに実際調査するしない以前の問題として、「韓国名を提案する動き」を封じられたのだったら戦術目的としては出航前の段階で勝利した、ということではあるのかなぁ、とも。
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歌謡曲と「2年」 

 ちょっと生存確認気味に。
 tanabeebanatさまの日記でちょこっと竹内まりやの「駅」の話などをしつつ、他の人のレスやその後のエントリなどを見てたら、確かにあの曲には
「2年の月日が変えたものは・彼の眼差しと私のこの髪」
とあるのですが、一方でマリア様がみて……ゲフゲフン、寺尾聰の「ルビーの指環」などにも
「そして2年の月日が流れ去り・街でベージュのコートを見掛けると」
というのがあったりもするんで、なるほど、ちょっと面白いなぁと読み進めたら、言われて見ると近年の大塚愛の「さくらんぼ」の冒頭もそう言えば
「手帳開くと、もう2年経つな~って・何か実感するね、何だか照れたりするね」
ということで、2年という言葉が出てくる。勿論、そういうものだけではないのだろうけれど、大塚愛と比較して、例えばまた古い所で中村あゆみの「翼の折れたエンジェル」だと、「あいつに預けたFifteen」から、ずっと続いてはいるんだけれど、3年後には「少しだけ溜息覚えたEighteen」と、溜息を覚えちゃう、なんてことを考えると、2年と3年の微妙な違いというのを感じるかも知れない。そう言えば、カラオケの名曲に「3年目の浮気」というのもあるな。あと、3年くらいの単位だと、ユニコーンの「大迷惑」とかで「3年2ヶ月の過酷な一人旅」と言う形で単身赴任を描いてますが、これは「3年」という月日の過酷さを「2年を越える」という文脈で解釈することもやや強引ながら可能か。
 そんな感じで、2年というのが、恋愛などにおいて気持ちがある種維持されるThresholdみたいな感じで歌謡曲に使われる事例が多いのはちと面白い。その一方で、「駅」なんかでは「それぞれに待つ人の元へ」という歌詞が出ていて、既にこの詞の主人公は新しい男性を見つけて今はそれなりに幸せに暮らしている一方で、「ルビーの指環」の主人公は「指にルビーのリングを探して」しまう、という辺りの違いはあって、この辺りはまぁ時間の使い方、なのでしょう。そう言えば、竹内が中森明菜にこの曲を提供した時に、解釈が鬱過ぎて納得いかなかったという話がありますが、或いはアレンジ側が「ルビー」を意識しすぎた、ということなのかも。ただ、勿論「駅」の主人公においても「2年」はそれほど長くは無いだけに、気持ちの揺らぎも出てくるというわけで、これが3年だと違っちゃう、ということにはなろうか。
 そう言えば、大学の頃サークル内恋愛の話題になるときに「3ヶ月くらいが一つの壁になる、そこを越えたら結構長く付き合えるけど、次の壁は3年で、この辺りで別れるヤツも多い」みたいな話を先輩とかがしてた気がするなぁ、なんてことも思い出したり。ただ、この辺りの間合いって、結構色々他にも反例になるような事例も(特に最近歌謡曲なりJ-Popなりを余り聴かなくなってるので)あるような気がして、出来れば有芝が知らない例でこの辺りの時間の使い方の事例を色々紹介していただければとも思うので、掲示板にフィールフリー。
 因みに、「ハナミズキ」の「百年」は反則。あれはマジで反則。
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日本の今たつところ 

 このスイス人記者の記事はやたら面白いっすね。ブクマだけでは何ですので、軽く感想を備忘として書いておきましょうか。

個人的な見解ですが、中国が米国のような「スーパー・パワー」になるとは思いません。もちろん、「ビック・パワー」にはなるでしょうが。
 中国の覇権指向、みたいな話は本屋に溢れかえっていますが、恐らく中国自身が「スーパー・パワー」になろうとは思っていない、ってのはあるでしょう。この辺りをつい我々が勘違いしてしまうのは、彼らの精神構造だけが「スーパー・パワー」然としているから、でありましょうか。ただ、実際にやってる方はギリギリでやっていて、そこまで「膨張のゆとり」が無いのも事実でしょうね、と。その意味では、「ビッグ・パワー」としてアメリカへのロビーを強めて日米関係を疎遠化させるのが中国としては正道でしょうし、実際かなり頑張られちゃってるとも思いますが、個人的にはアメリカは最終的には日本を完全にソデにはしない程度のバランスを持ってる気もします(要するに、アメリカ人そこまで馬鹿じゃねぇだろ、と)。

また、靖国問題はかえって中国に政治的に利用される危険があるのではないでしょうか。
 結局、現代においては「リビジョニズム」はまだ時効になってない、という現実をある程度意識しないといけないな、というのはこの問題に関しては思っている所。この問題、結局日本も中国もちょっとずつヘグってて、逆にそれこそが引っ込みつかなくさせてる部分もある訳ですが……。

北朝鮮問題でもみられますが、日本は国力に比べて「外交的に存在が皆無」であるのが問題です。国際関係上の方向性が見えてきませんし、もっと国際パワーとして成長しなければなりません。
 日本から見れば、この点については要するに「敗戦国らしく振舞ってる」つもり、なのではあるのでしょう。要するに、孤立主義というよりは実はリベラルな世論に付き合ってる、とも言える。ただ、日本のリベラルというかサヨク的な向きは、この「外交的な存在感の無さ」をもって「頼りにならない」みたいな非難をするからタチ悪いなぁと思われますが。その頼りにならなさが「戦争責任の痛切な反省」なんだろーがよ、と。

まず、第1に日本はどこの国にも似ていません。例えば、インドがパキスタンに似ているように何処の国でも似通った文化などがあるものです。この意味で日本のアイデンティティーはかなり強い。
 4年前のワールドカップの頃に、「日本にはサッカー文化が無い」みたいな評論に対して「いや、あのワーワーサカーってどう考えても日本独自の文化にしか見えないんだけど」みたいなツッコミをしていたものですが、要するに「他に似てない」ことがアイデンティティ、なのですよね。「守備的」とか「攻撃的」とか類型化できる時点でそれは個性が「弱い」、みたいな。

今、世界の10年後を覗きたい人は、日本の企業を見なければなりません。
 これは、なかなか聞けないような評価。
 ただ、恐らく日本人って、世界の趨勢と何処か常に違った方向を向いちゃってるのかなぁ、ということも思ったりはします。そのズレが世界を動かす可能性もありますが、一方で気がついたら新しいルールと全然違う方向で無駄に発展しちゃって苦労するのもまた日本においてはありがちなことかも。戦前の大艦巨砲主義とか。

また、金持ちが貧乏人に威張ったり、他の国で起こっていることが見られません。相手の顔を見る、お互い尊敬するところに真の文明社会を感じます。
 日本人の金持ちがさほど貧乏人に威張らないとも(別に昨今に始まったことではなく)思わないのですが、その上で金持ちが貧乏人に威張ることに対するプレッシャーみたいなのは結構強い国かも知れませんな。というか、因果応報とか運命の等価交換性という部分にナーバスな国民性という伝統はあるかも知れないなとも。

印象的だったのは9月11日に日本、9月18日にドイツで対照的な選挙が行なわれました。(中略)これに反し、ドイツではプログラムもあやふやで結果的には連立政権を取る弱い政府になってしまいました。
 これに関して思うのは、イタリアでも、或いは2年前のアメリカでも、首班を選ぶ戦いは結果としてネタでやってるかのようなギリギリの49対49勝負になる、ということ。欧米の現在ってのは、そういう非常に微妙な逡巡というか、民主主義においてある種究極の手詰まり状態みたいなのを感じるな、という辺り。そういう意味では、欧米に比べれば日本はまだ良い意味で「青い」、悪く言えば「その域に達して無い」ことによる伸びしろを持っている、ということなのかも。

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皐月賞を、ほくほくとヌルく回顧。 

12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2

 ラップの見立てとしてはもうちょっと早いくらいを見込んでいたのですが、それよりは遅く、これはフサイチリシャールのペースになるかなぁと思いきや、やっぱり地力はあと一枚足らなかったか、という感じで。ただ、柏木集保氏が絶賛する前後半イーブンではあり、後ろは牽制した分苦しかったってのはあるけどまずはキッチリ力勝負という印象で、今回前づけのリシャールより後だった馬で次に逆転ってのは割と難しいかなぁとも思われます。ただ、恐らくシンスケクンは次はNHK狸でしょうし、リシャールももうちょっとヘタれたペースで動くかなと思われるだけに、ダービーではちょっとスロー見込みくらいで考えて、その上で今回結構抜けた力を見せたメイショウサムソンをどう扱いましょう、みたいなレースになる予感。
 個人的に今回メイショウサムソンの印を下げたのは、まぁペースが上がれば後ろから勝負でなおかつ斬れタイプというよりはジンワリ伸びるタイプという見立てでドリームパスポートを優先したい、というのもあったけど、「皐月賞は早い馬が勝つ」という格言を真面目に信じすぎた部分があったからというのもあり。配合としてはクロスの技術は見るべきものは無くて、Northern Dancer 3×4だけが突出してるみたいな馬ですが、ガーネツトの牝系という字面に比べれば、母方は軽い血統の重い馬みたいなのが多くて、特に*ダンシングブレーヴが適度にスピードを引き出しちゃったかな的な感じというか、この馬はやはり母父に置くと一発屋的な要素を演出する。まぁでも、80年代後半~90年代の海外競馬ファンとかだったら、*オペラハウス×*ダンシングブレーヴなんて結構華麗な配合ではあるんだろうなぁとは思われますんで、余りケチをつけるべきものでもないのか(笑)。で、ドリームパスポートは、ちょっと力差を見せ付けられた部分もあったかな。高田は問題なく乗ったと思うんだけど、きさらぎ以降で向こうの方が成長力があった、となるのかも。こういうタイプはあんまりダービーで引っ張って買うと痛い目に遭うので、不本意ながら次はちょっと印が落ちるかな。
 ジャリスコライトはちょっと後ろを意識しすぎた感じ。もうちょっと前で勝負できなかったのは誤算か。似たようなのはフサイチジャンクについても言えるけど、あれだけ伸びたんだったらまぁ差しても大丈夫というか、まぁその辺はサンデーだし、ってことなのでしょう。強い馬だとは思うけど、今回もまた馬体減らしてて、次はちょっと人気になったら嫌いたいかな。アドマイヤムーンは今回に関してはこんなものだけど、ちゃんとフサイチリシャールに先着してるんだから別に弱くはない。馬場と展開が向かなかった、ということなのだろう。本田のままでいってたらこういう馬場でも何とかなってたかというのはちと言い過ぎか。ナイアガラは「秘密兵器枠」だったので、これは来なくても仕方ないと諦める。それにしても人気が意外と無かった辺り、ロングシンホニーをダービー1番人気に祭り上げた往年のファンの微妙な心意気を解していないファンが多いのは嘆かわしい限りでもある(嘘)。インテレットはやはり人気よりは走った。これは京都新聞杯辺りをきっちりと拾って欲しい。因みに京都新聞杯では本当はここで人気落としてゴウゴウキリシマを買いたいと思ってたが、シンガリとは……。
 それにしても、今回は「騎手だけで買う」か「騎手をハナから無視する」の両極端に走ってた人たちが取りやすい馬券だったんではないのかな、と思っています。だからと言ってスプリングSのワンツーが万馬券になっちゃうってのはどうかなぁとは思われましたが。
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皐月賞、時間が無いので軽く。 

 ちょっと今週は色々とテンションの使いどころがあって、なかなかブログ書きも出来なかったが(その割にはやけにQMAはやっちまってましたが……。ようやく3段昇格)、ドイツ重賞が始まってるのにうp出来なかったというのも痛恨。
 で、皐月賞。
 恐らく、2歳終わり時点では朝日・たんぱがそれなりのレベルで、なおかつ後者が前者よりも少し上回るという穏当な状況で、弥生賞もそれを継続する図式にはなっていたと思ったのだけど、そうなった割に若葉SもスプリングSも裏街道組もそれなりに良いレベルとなった、という点で緊迫感が保たれたまま本番を迎えたと言うのは、興趣的にはなかなか高いレベルとなった、とは言えるのでしょう。その上で、枠順もナカナカに素敵シンスケクン、という印象で、スプリングSで前につけたフサイチリシャールとニシノアンサーが最内と大外で、これがある程度今回も前づけしたいとなると、前半の駆け引きは結構ある一方で、スピードの絶対値に勝るであろうシンスケクンが最終的には行き切ってハナを切るとなると、全体的にペースの緩みは余り考えづらいという中で、馬場は悪化予想。
 この条件だと、アドマイヤムーンの過去2走、ユタカに乗り替ってからの速過ぎる上がりは、ちょっと向かなさそうな条件というの様相を見せている、と思われなくもない。ダービーである程度斬れるようなイメージは無いこともあらず……ではあれど。フサイチジャンクはそういう点で、前走キツい馬場をこなせた点は評価できる。時折急にマックイーン時代が戻ってくるような昨今の阪神の馬場を考えると、時計も結構評価できるのではないだろうか。問題は、これだけの質のメンバーが一堂に会したレースにまだ馴染んで無いのでは、という辺りであるが。同じ不安は、近年死語かと思われた「関西の秘密兵器」という言葉を復活させたようなナイアガラにもあるだろう。この両者については、デビュー以来ずっと馬体が増えてない、というのもちょっと気掛かりな材料。ダービーとか目もくれずここ勝負くらいの気持ちがあれば、という所ではありますが、その意味ではナイアガラの方が良いのかな。一方で、前走初芝で好走したインテレット辺りは、上昇機運がより強くて、こちらを推すのも面白いかも。
 騎手依存人気っぽくも見えるサクラメガワンダーは、前走思ったより千切られていて、これは今回ちょっと追い上げは厳しいかも知れない。ラジたんを見る限りでは、展開速くなればいいかというと、ちょっと違う気もしますので……。同様にスーパーホーネットも買いづらくて、恐らく弥生組は勝ち馬だけをチェックするような方向で。展開的には、むしろ妙味を感じるスプリングS組ではありますが、フサイチリシャールはやや2000で厳しい展開となると最後の底力に難があるようにも思われて、朝日と同じように流れるならこの距離ならジャリスコライトをむしろ買いたくなるかな、という辺りでもあり。メイショウサムソンとドリームパスポートはいずれも中距離で地力があるけれど、2000ベスト的な嵌り方という点では、配合などを考慮してもドリームパスポートに分があるようにも見えます。まぁメイショウサムソンの母父ダンシングブレーヴってのは、ちょっと予測できない動きをする所もあるので手強い面はありますが……。
◎ドリームパスポート
○アドマイヤムーン
▲ジャリスコライト
△ナイアガラ
×インテレット
×メイショウサムソン
×フサイチジャンク
×キャプテンベガ
 ちょっとずつ違う文脈にはなりますが、ドリームパスポートとインテレットは、社台の粋を集めたような配合ではあります。一方で、ナイアガラとジャリスコライトは、ファンタスティックライトの配合の方向性としては恐らく最もよいサンプルを提供するような面白さがあります。この4頭は今回の多士済々なメンバー見てても、なかなかに気になる存在。この辺りをちょっと注目してみたいな、というレースではあります。若葉Sのレベルは認めつつもちと厳しい評価になりましたが、こういう各トライアルが相応に拮抗した評価の中で、ちょっと値段が釣り上がり過ぎているって印象もあって、やや嫌ってみたくもなった、という所。やられたら御免なさい、ではあります。馬券はかなり適当に購入予定。
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「忠国」と「愛国」 

 教育基本法云々で、また愛国心云々の議論が多いですね。
 で、実際の条文を見ると、まぁ結構骨抜きっぽいし、その上で「現場」を変える力にこの法律がなるのかどうか疑問であるということを含めて、世の中をそれほど大きく変える法案には今のところならないだろうなぁというのは思うですし、法律に書いたから愛国心が向上するなんてことは普通に無さそうな予感もするわけですが、ちょっとだけ。
 アジアカップの時にちょっとエントリをものしたのですが、基本的にその頃とあんまりスタンスは変わらず、今回の議論も、「愛国心」ではなく「忠国心」を高めるべきかどうか、というのが議論になるのだろうと思われます。terracao さまは自分が「愛国的」であると認識した上で
反対している人はみな「日本」のことを真剣に考えている。自分の街だけよければいいとか、自分は教育現場と関係ないから知ったこっちゃない、みたいな話はどこからも聞こえてこない。でも、今、教基法を変えようとしている人によれば、僕ら反対者は「売国奴」であり「非国民」なんだそうだ。不思議なレトリックだ。
ん、待てよ。僕らのほうが本当の愛国者じゃないのか!?たぶん、彼らよりも日本を愛してるぞ。
 と書かれてますが、要するに反対者に対して「売国」というレッテルを貼っているのは、「売国」の対義は実は「愛国」ではなく「忠国」である、と解釈すれば、terracao さまに比べて向こうの方が「忠国」の度合いが高そうなんじゃないですかな、とも想像される訳です。
 その上で、terracao さまは自称愛国者に対して色々と脳内スキャンをされている訳ですが、要するに「忠国」な人たちというのは、日本に現状「国家に対する忠誠心」が低い人が居て、それが国民全体の利益を損ねている、という判断をしているだけであって、別に彼らのコンプレックス云々は全く関係ない話だと思われます。その辺りに関しての理解を深めなければ、そりゃ「愛国」という旗印の取り合いになるだけな訳ですが、その取り合いにおいては恐らく保守とリベラルでは前者の方が優勢ではないか、と思われます。何故なら、「それだけ愛してるなら、忠義くらい尽せよ」という単純明快な論理の方が分かりやすいからであります。
 これに対抗するには、「国家に対する忠誠心の低い人」の活動が、本当に国家全体に対して不利益をなさないものなのか、というのを証明しないといけないのかな、と思われます。その一方で、勿論「国会に対する忠誠心が高すぎる困ったちゃん」も確実に存在するのでこれはどっちもどっちなのですが。ただ、案外リベラル側で「国家に対する忠誠心の低い困ったちゃん」をちゃんと論難出来てる人が少ない気がするのはちょっと気がかりな所で、それが出来る人の少なさもちょっとリベラル側の旗色を現状悪くしてるようにも見えなくはありません。
 あとは、実際に教育の現場に立つ人の反体制の問題、というのはやはり気にしておくべきかなぁというのはあります。というのは、これらの人の政治的な方向性は、時に「愛国心の否定」以上に「国家に対する忠誠心の低下」を目的化させるような方向を目指しているようにも見えます。ただ、それが「あらゆる忠誠心」を懐疑させる方向に向かう恐れがあるというか、世の中で生きる文脈に応じて必要な「忠誠心」を養うのを困難にさせる恐れはあるかな、と思われますし。そういう意味では、リベラルの側でも「暴走的リベラル」がしっかり検証されないと、やはり「忠国心」を訴える保守にちゃんと対抗しきれないだろうなぁというのはあり。

 ただ、現実的には国がヘグってるなぁと思うのは、結局「愛国」にしても「忠国」にしても、それを国民全体レベルで敷衍させるってのは構想として遠大過ぎる、というのがあるのではないかと。例えば多くの先進国では特に愛国条項を入れてないという指摘がありますが、結局そういう国で愛国教育を全くして無いとは思われず、結局そういうのを実現するとすれば、まず現場の公務員の「忠義」の度合いを上げることからはじめた方が良いのではないかな、というのがあって、山口浩氏言うところの国家公務員法こそ愛国心条項を持つべきではないかってのは妙に納得してしまったところではあります。

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だらだらと桜花賞配合のみ回顧。 

 もはや、半分メモな訳ですが。
 松田博厩舎のユタカ屋根なチューリップ賞馬が1番人気の構図で、ベガはベガでもホクトベガを桜花賞でやっちゃった「KissはKissでも」なフラワーC馬というのだけでもネタとしては面白いんだけど、更に勝負服がベガと同じで父がアドマイヤベガという皮肉を演じたのは何とも見事。その上で、名前のセンスで上回ったこちらの勝利、というのもなかなかにレースの帰趨の見えざる力を感じたレースではありましたな。で、アンカツにとっては11年越しの桜花賞かぁ。

キストゥヘヴン
 スイーブと言えばトウショウ……ではなくて、昔はグレイス・ニュートリノ・シンホニーのロングきょうだい、だった訳ですが、*カナディアンガールから Bachelor's Double を引くことで父の*テューダーペリオッドとは「隠れ名種牡馬」こと3戦未勝利の Treddenis の血を引く辺りが配合ヲタの心を微妙にくすぐり、繁殖として成功した。ロンググレイスは一介のエリ女馬と思われがちながら大阪杯でカツラギエース、京都大賞典でスズカコバンの2着、シービーの秋天3着だから、現在基準でも恐ろしく強い牝馬ですな(「関西の秘密兵器」史の白眉として名を残すロングシンホニーの89年ダービーも、その残照があってこそであろう)。そのロンググレイスなんかでもそうだけど、ある程度米血の入れ方がポイントになるタイプなのかも、と言う辺りでグレイスの Red God と似たような感じで本馬の場合はアドマイヤベガからのサンデーによって増幅された Tom Fool が利いているような感じ。アドマイヤベガだから、サンデー×テーストと言うよりはトニー×テーストなのかなぁという印象でもうちょっと長めで良さそうなイメージだっただけに、ここで届いたのは意外だったが、それが奥行きを示すのかスピードに傾いた距離限界を示すのかはまだ微妙に見定めがつきづらい。ただ、結構有力馬に桜花賞勝負なタイプの多いレースだっただけに、今後もちょっとリードできる立場にはありそう。

アドマイヤキッス
 キッスパシオンみたいな馬が繁殖になった場合、確かにUsefulな繁殖にはなるだろうなぁとは想像しつつも、クラシック級を出せると言う見立てはなかなかに微妙で、その意味ではちょっと危険な人気と言うニオイはあったものの、その割には大幅に飛ばなかったという形に終わった、とは言えるのだろうか。*ジェイドロバリー×Lyphard だから、ちょっと万能に中途半端でなおかつ特に牝系に配合のマジックとなるような仕掛けも利いてないだけに、押し切る底力は無い、という見立てにはなるのですが、そう考えると笠センセイの Heliopolis 理論はやはり強力、ということになるのだろう。まぁ血統だけで予想するわけではないから切る理由も無かったけど、血統だけなら切りたくなるタイプだった。サンデーに向いてそうな血が中途半端に深い代に押しやられるってのが、こういうケースでのジェイドロの弱みというか、まぁ比較的世代更新の早い繁殖固有の難しさなのか。

コイウタ
 個人的にはフジキセキにミスプロが入るのはそんなに嫌いでは無いし(カネヒキリが出るまではむしろバッドニックぽかったですが)、曾祖母に*ヒッティングアウェーとか入ってるのは洒落てて良いのだと思ってたけど、マズルをつけてビハインドザマスクで終わってる*ヴァインゴールドと考えると、さほど正攻法で勝てるタイプで無いけど、妙に素直すぎるなぁという辺りでこれは結構関東馬の中でもかなり早い段階で切ってしまってちょい痛い目を見せられた感じ。もうちょっと単純にフジキセキの器用さとスピードを表現した、という所でも良かったのかな?ただ、オークスではバッサリと切っちゃうかも。

アサヒライジング
 今年の桜花賞はダンディコマンドの仔が出てきたのも萌えポイントではありましたが、この馬もなかなかというか、母の全兄がアサヒジュピターってのは最初見てちょっと「おっ」と思った所ではあり。ミナガワマンナ×*ボンモー×*タマナーとかいうグデグデな累代で、Umidwar=Udaipurの5×5とWild Riskの4×4という前時代的なクロス、そしてドザージュ・プロファイルが0-0-0-6-6というツッコミ所満載の配合で、ジュピターは当然のごとく長距離馬であった。そこにロイヤルタッチという、ステイヤーとは呼べないが実にもっさりした馬を配合するなんて辺りは非常に泣かせる。これで阪神ジュヴェで先着して以来コイウタに3連敗なのは気になるが、今度は距離伸ばしてどれだけペースを作れるか、面白そうではある。ただ、今年みたいなパターンだとどっちかというとオークスは別路線組を買う必要はありそうですが。
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パート1なんて飾りですよ、エロい人には(ry 

 幾つかベイヤー話についてのその後の反応を拾ってみた。
 この手の議論は、海外遠征論同様、ループする議論である一方で、状況の変化に応じてアップデートが存在するので、たまにはループして議論するに値する、時折このようにしてものすべき議題ではあるでしょうから、折角の機会ということで現状考えているところを触れておきましょうか。基本的に年寄りは開放反対に流れ易く、若者は開放賛成に流れ易いと言うのは時代を通じて変わらないところではあるのかも知れませぬな(笑)。
#って、appletree さんとは言うほど歳の差は無いか(^^;;;
 基本的に、あくまで「スジ論」としては、開放するというのがフェアである、というのは当然ではありましょう。恐らく、ベイヤー先生のボトムラインもそこにはあるだろうとは思われます。ただ、その上で、「開放することの受益」というのが誰に対して何処まであるのか、というのが引っ掛かってくるのかってのは、momdo たんはそんな気にするなというスタンスっぽくてまぁそれはそれでありかなとは思うのですが、自分としてはやはりちょっと気にしてみるところ。その上で、開放ということ一つ取ってもいくつかの側面はある訳ですが、まずはそれをだだっと。

◆外国産輸入馬への開放
 これに関しては、現状でほぼやり尽くした感はあります。どんな国にも地元馬限定レースはありますし、現状の規制がさほど大きいとも思われない一方で、仮にこれ以上開放したとして日本人が輸入できる2歳以下の競走馬のキャパがこれ以上大幅に増えることも無いだろうなぁとも。聊か不確かな記憶ですが、競走馬輸入はエルグラの世代辺り以降、ここ暫く頭打ちっぽいようなのですよね。一方で、現実にレースの制約が少なくなったことで、例えばシンボリクリスエスやタップダンスシチーなんて、もはやファンの側からも「あいつは外国産馬」と意識されることがほとんど無かったようにすら思われます。言わば「規制の作るギミック」からほぼ解放されているのでしょう、と。
 過去10年以上にわたる、(半ばこの面に絞られての)一連の改革を成功と見るか失敗と見るかはそれぞれですが、日本の馬産がそれによって崩壊しなかったのは幸運だったのでしょうし、とりわけサンデーサイレンスという存在には感謝する必要もあるなと。一方で、景況の問題が開放云々以上に日本の馬産を全体として細らせたことがむしろ影響が大きく、その中でサンデーサイレンスの寡占状態が大きくなりすぎたのは将来的には禍根とはなるかも知れませんが、それは知恵で乗り越えられる可能性のある課題ではあると思われます。

◆外国馬主・競走馬への開放
 スポットでの参戦は増える可能性はあるかも知れませんが、現実にいくら日本の賞金が高かろうが、わざわざ自分がロクに見もすることが出来ない一方で伝統でも格でも劣る競走にわざわざカネだけのために出走させたいと思うほど、世界の馬主の大概は喰い詰まってはいないケースの方が多いでしょう。そもそも、馬主となる喜びは賞金よりも目の前で「オレの馬が勝った!」というのを喜ぶことがベースだと思うので(と言っちゃうと、TOTL系な方からツッコまれそうでもありますがw)。恐らく、これ自体が外国からの出走馬を増やす方向には働かないかなとは思われます。恐らく、長い目で見ればある程度の規模以上で参戦するのはゴドルフィンとそのほかせいぜい両手で数える程度にもならんのではと。
 一方で、やるときは半端じゃないゴドルフィンの存在はやや厄介かも知れません。勿論、彼らがやるとなったら、一口馬主の法人1つや2つは立ち上げたりして、デビューから日本で迎えるような馬も出したりするのでしょう。それはそれで「社台の運動会」を脱却すると言う点で競馬のダイナミズムを増すという意味では日本のファンを利する面はあろうかと思われますが、それで外国産ばかり持ち込んでも、一昔前のタイキを更に嫌らしくした感じにも見え。ある程度、規模に応じて内国産の最低所有頭数みたいなのを定めた上で、馬主資格を開放するというのは対応策の一つとしては挙げられます。

◆国内での馬産の開放
 その上で、ゴドルフィンにとっても日本に輸入された種牡馬というのを試してみたいとかはあるかも知れませんし、また日本という大規模な市場でダーレイの種牡馬事業を展開したいという欲望もあるでしょう。その点で「馬産の開放」もしてくれたら嬉しい、というのはあるかも知れません。これが社台を潰すくらいデカくなっちゃったら、まさにハゲタカに乗っ取られた状態で目も当てられませんが、結構こいつらはビジネスの継続とかは考えてるほうだとは思うので、それなりに国内の勢力とバランスを取りつつ運用する面はあるかも。その上で、馬産の開放とかをするのはノウハウの導入なども含めて興味深い試みとはなるでしょう。案外、将来の土着血統のルートを作っちゃったり、とかあるかも知れませんし(笑)。
 一方で、現状で更にそんなのが馬産はじめちゃったら、短期的には現状の中小生産者へのインパクトはすげーだろうなぁ、という心配も確かに大きいところではあります。

◆外国競走馬の国内転籍の開放
 余り指摘されない問題ですが、勿論「全てを国際基準で開放する」ような国際化を行った場合に、勿論こういう問題も出てきます。言わばフェスティバルとかフサイチゼノンの逆バージョンみたいなやつらですな。現状ルールでは、国内で競走馬登録をした馬が海外遠征するという形でサンデーピクニックとかは出戻ってるとは思うのですが、国外で登録された馬も転籍可能にしなければ、というのも「開放」の文脈には入るでしょう。或いは、ベイヤー先生が開放を求める背景には、こういう「国際的な転籍による売買によってアメリカの競走馬市場を活性化させたい」という米国競馬界の意図もあるのかも知れません。かの国は発達したクレーミングに現れるように、基本的に現役競走馬はかなり流動的な資産として扱いますので。
 実は、これが一番厄介な問題なのかも、とは思います。
 現状アメリカには、南米からの転籍馬が数多く走ってますが、勿論大概はアメリカの調教師が買ってきてアメリカの馬主が走らせているわけです。これと同様に、日本のオーナーがアメリカのオープン馬を購入するケースってのは、この開放がなされれば行われるでしょう。南米の賞金が北米より低いのと同様に、北米の賞金は日本より低いですし。これが、特にG1クラスでない中堅馬の層を大きく変えてしまう可能性はあるかな、とは思われます。その辺りってのは、結構トップホースの下にあって比較的多彩な個性を持った馬たちが存在し、日本の競走馬の土台を支えるような部分なのですが、これがある程度喰われちゃうってのは、G1を軒並み外国馬に持ってかれる以上に、日本の競走馬のクオリティを維持するためには少なからず悪影響にはなりそう。とりわけ、日本の馬主がある程度調教師と言う馬喰を経由してしか生産者とコミットしないなど、生産者との絆が相対的に緩いだけに、安易に「実績の見えてる馬」に飛びつきそうにも思われるだけに。
 勿論、この手の馬が増えれば海外競馬マニアの地位は向上するのでしょうし(笑)、まぁ新しい競馬の興趣にはなるとも思われるのですが、それにしてもちょっとリスクが大きい選択のようにも見受けられます。

◆調教師・騎手免許の開放
 ある意味一番手軽なのですが、調教師に関しては字面的に開放しても、結構トレセンを含め外人には複雑怪奇なローカルルールがあるだけに、意外とそんな破滅的な参入のされ方は無いかもしれません。ゴドルフィンとかも、恐らく馬主資格が開放されたとしても、暫くは日本の調教師に任せるんじゃないかな、とも。ただ、世の中に少々変り種の外人がゼロから叩き上げで厩舎を運用したりするってのはありそうですし、それはそれで厩舎社会にちょっとした新風を入れるものとは思われますが、実際なかなか馬も集められないだろうし苦労するには違いないでしょうねぇ。
 一方で、騎手に関しては、まず地方と中央の垣根を何とかしてから、でしょう。現状も漸進的にやってはいますが、ある程度地方を含めた「日本の騎手育成の改革」が途上にあるのが現状なので、そのメドが立たない状態で全面開放すると、ある意味生産者以上に破滅的な状況になりかねんという恐れはあったりもします。ある意味、馬以上に「国籍」を背負うアスリートですから、これは一定の保護も必要なところではあるでしょう。

◆で、日本の競馬は。
 これだけの開放をしたところで、国際的評価は上がるのでしょうか?
 自分は「怪しいなぁ」というのが基本的な見方。
 というか、結局のところ、どれだけ国際化を積んで日本の馬が強くなったとしても、最終的に競馬における「格」というのはある程度固定されたものではあるのでしょう。いつか日本の馬が「凱旋門賞よりも有馬記念の方が取るのが難しい」くらいのレベルになる日が来ても、凱旋門賞などの欧米最高のレースを勝つことでしか得られないプレスティージってのは存在し続けるのではないかな、ということです。強いて言えば、以前山野長老が構想されてたように、ブリーダーズカップが「競馬のオリンピック」的に国間持ち回りのレースとして再編されたりでもしない限りにおいては。

 で、勿論開放すればICSCのパート1にはなれるでしょうけど、ICSCのパターンレース認定と言うのが屁の役にも立たないというのは、有芝が以前から繰り返し述べているところです。現在の国際競走およびその主催国のクオリティはほぼサラブレッド・ランキングによって、ある程度ツッコミ所はあるもののそこそこの妥当性をもって公表されていますし、そこで日本の競走馬は既に世界の五指に入る水準に達している(それは過分でも不当でもない評価かと)ことは、セリのカタログ読む必要があるような人なら普通に把握していることも多いでしょう。逆に、それを把握してない程度に蒙昧な馬主ならば、グレード云々以前に At 3: 6 wins from 7 starts in Japan. とか書かれてる時点で「何だ、日本なんかでの成績なんて参考になんねーよ」でおしまいかと(笑)。それに例えば、現在国内で国際グレードとして認められてるレースを勝っても、例えば「ヒシミラクルがG1馬でシンボリクリスエスがG1馬じゃないから、前者の方が格上の馬である」なんて思考回路の人は現実に世界でもそう多くは無いでしょうから、ヒシミラクルが種牡馬としてより多く海外から引き合いを得る、なんてことも起こらないですしねぇ……。
 詰まるところ、現状で日本競馬の国際的評価っていうのは概ね90%以上が「海外のレースで日本調教馬が挙げた実績」に依存するのだと考えられます。それである程度の数字を積み上げれば、日本の競走馬のレーティング上の全体評価も上がる、という形で国内の評価にも戻ってきます(ディープインパクトが昨年のレートで得た数字は、ある程度まで「シーザリオがこの数字なら、直接対戦してないけど明らかにそれより強そうなディープにはこれだけ必要だ」みたいな文脈で押し上げられた形跡がありました。それが正しいレーティング姿勢かは別問題ですが)。そしてそれ以上の形で「日本の競馬の格」を上げる手立てはないでしょう。
 それは、上述した「格」の壁が存在する以上、将来的にも大きく変わるものとは考えられません。要するに、欧米の馬主は普通自分の一番強い馬を主に欧米で走らせて、日本にはオフシーズンの時期しか来ないでしょうから、その馬を屈服させるにはこっちが欧州にいかないと仕方がないのです。その文脈で、日本の競馬が開放されてるかは特に意味を成しません。

 いやまぁ、その上で、開放してないという事実は「非関税障壁によって日本馬は強くなった」というエクスキューズの余地を欧米のホースマンに与えているのは間違いないでしょう。ただ、基本的に欧米のスポーツを色々見てる人ならばまずは合意されるところでしょうけど、どんな状態で強くなったところで、奴らは絶対に何らかのエクスキューズを思いつきます(笑)。経験則でしかありませんが、これは絶対的な経験則ではあります。その意味では、「フェアな状態にして、国際的な評価を高める」ために開放をすべしという意見はどうも的を外した議論になる気がしてなりません。要するに、「開放してやったぜ、どうだ」みたいな自己満足で終わってしまうんではないのかな、という感じです。momdo たんは「自己満足でええやん」と言いたいところでありましょうが、リスクはもうちょっと然るべき場面でより多くの益を生むために使うべきです。
 一方で、日本は極東の僻地であり、欧米からは輸送と時差と言う大きな壁が存在する異世界である以上、あくまで現状は、開放による受益者というのは国外自体にも決して多くは存在しない、というのが実情ではあるのでしょう。将来的に、欧米から/への遠征が関西馬の福島遠征(1980年代には海外遠征くらいの珍しさであったと思う)くらいに当たり前に出来るようになれば、このあたりの状況はアップデートされるのでしょうし、そうなれば面白いなという期待もあるにはあるのですが、まだ恐らくは先の話。
 その意味では、現状ではあくまで国内のファンというのを受益者として想定し、「興行のため」という文脈を最優先して国際化という施策は進められるべきではないでしょうか。その上で、上に書いたような話のリスクとゲインについて、もっと「ファンが愉しめる」という目的意識で議論が進むことを期待したいなぁとは思いますが、その一方で外人の「アンフェアだ」というスジ論に単純に引っ掛かった上での議論はちょっと避けたい、と考えるところではあるのです。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

国それぞれの、万世一系。 

 万世一系というのは、ひたすらに日本ではサリカ法典上のルールとされていますが、ある国の王位が連綿と血統によって繋がれているのは、普通に女系即位が存在して王朝交代の存在する欧州においても「存在しない」とは言えないでしょう。勿論、それでも欧州の君主国の多くは離合集散や時代の都合で全く関係の無い君主を推戴するという選択肢を取ってしまうことはありますし、「王侯くたばれ」と若き日はほざいていた平民出身の革命期フランス軍人、ジャン・ベルナドット元帥を現在の祖とするスウェーデンなどはその顕著な例でしょう(カール13世も、せめて王室の女子をベルナドットの息子辺りと結婚させればよかったのに……)。また、オランダのようにオランイェ公ウィレムという非常に高いカリスマを持つ国父を持つ国もありますが、あそこはちょっと歴史が浅い。ということで、1000年以上の伝統を持つ王室となると、やはりブリテン連合王国とスペイン・ブルボンに絞られることにはなります。

 前者は、まずヴィクトリア女王の所で一旦傍系を経由して、しばし後にハノーファー王ジョージ1世がスチュアート朝によりイングランド・スコットランドを統一したジェームズ1世の曾孫。そこからエリザベス1世を経由せずその宿敵メアリ・スチュアートからスコットランド王家を経由してばら戦争のヨーク家エドワード4世。これがプランタジネットのエドワード3世の曾孫な訳ですが、そっからはノルマン朝まで順当にイングランド王を遡る。征服王ウィリアムの所でその妻マティルダに移り、この人がリール・フランドル両家を経由しての英国始祖アルフレッド大王7世孫。何か継体天皇の母振姫が垂仁天皇の7世孫というくらい強引だが、まぁいいや。
 ほんで更に、このアルフレッド大王を遡ってアングロサクソン王朝をもうちょっと辿ると、14代を遡ってウェセックス王にして伝説のアーサー王のライバルとも後継者とも言うべきセルディックに行き着くので、ここがまぁ Darley Arabian 的な根元と言うべきだろう。現在のエリザベス女王から、ウィリアム征服王までが30代、アルフレッド大王までで37代、セルディックまでで51代。日本ならば欽明天皇が天皇陛下の51代祖、という辺りが目安。因みにアーサー王からは更に何十代か遡ればトロイのイーリアスに行き着くと英国王年代記は記すらしいが、そこまでやるとウガヤフキアエズ72代レヴェルか。
 ところで、ジェームズ1世からはスコットランドの王統も辿ることが出来るが、こちらも途中で5世孫とかを挟む継体天皇的な繋ぎにはなるものの、女系を4回ばかり挟みつつ始祖王ケネス1世にたどり着くことが出来る。偶然にも、こちらの代数はイングランド側のアルフレッド大王と全く同じで37代。なかなか巧く出来てるもんだ。因みに天皇陛下の37代祖は円融天皇。丁度平安絵巻辺りで、ほぼ9世紀半ばのケネス1世やアルフレッド大王とは時代が100年くらいズレることになる。

 ついで後者は、以前のカルリスタ戦争話でもちょっと触れたように色々あるけど、ともあれスペイン・ブルボンの祖フェリペ5世の父の母がスペイン・ハプスブルクの王女マリー・テレーズで、そこから4代経由してカール5世皇帝ことカルロス1世がおり、狂女ファナを経由して現代のファン・カルロス1世から17代にしてアラゴン・カスティージャ夫婦王(フェルナンド&イザベラ)に行き着く。スペインの王としてはここが根元だけど、そこから更にカスティージャ王家を辿ると、13代男系が続いた後、女系を1つ挟んで当代から33代にて初代王フェルナンド1世にぶつかる。天皇陛下の33代は白河院。まぁ時代的にも数十年程度の誤差。
 ところが、この国はなかなか侮ってはいけない存在で、公国時代のカスティージャから、レコンキスタの嚆矢となったアストゥリアス公家に遡ることができ(だからスペインの世子は「アストゥリアス公」を名乗る)、その祖で当代から45代のペラージョは、西ゴート王家の血を引く。こっから、ローマに侵入した西ゴートの遠祖アラリクスまでを強引に繋ぐと実に55代。勿論、この頃にこの王家に「スペイン王」という概念があった訳も無いのでここまで繋げるのは聊か牽強付会なのだが、この辺りを我が国の皇室と比較すると、継体天皇から更に上って允恭天皇の猛々しい皇后、忍坂大中姫の兄であるヲホホト王と同じ代数になる。まぁともに5世紀の前半から半ば、となりますな。
 ところで、スペイン・ブルボンは男系継承の習俗を元々フランク経由で受け継いでいた訳ですが、参考にその男系継承がどれだけ続いてるかというと、フランスのブルボン初代国王アンリ4世から遡ったユーグ・カペーまでが31代。更にそのユーグ・カペーがパリ伯家などを経由しつつ男系でメロヴィング家の始祖王クローヴィスまで遡ることが出来るので、ここが実質的な遠祖となるか。45代だから、日本の光仁天皇と同じ。クローヴィスは6世紀前半の人だから、これは2世紀も世代が異なるなぁ。更に、フランク始祖王としての伝説王ファラモンドまでに3代足せば48代。ファラモンドからは当然 Phalaris→Polymelus→Cyllene→Bona Vista→Bend Or→Doncaster→Stockwell→The Baron→Birdcatcher→Sir Hercules→Whalebone→Waxy→Pot8o's→Eclipse→Marske→Squirt→Bartlet's Childers→Darley Arabian ですな……とオチが付いた所で、まとめの表でも。
 |JAPAN               |ENGLAND             |SCOTLAND            |SPAIN               |FRANKS/BOURBON
=================================================================================================================
71|神武 | | | |
70|綏靖 | | | |
69|安寧 | | | |
68|懿徳 | | | |
67|孝昭 | | | |
66|孝安 | | | |
65|孝霊 | | | |
64|孝元 | | | |
63|開化 | | | |
62|崇神 | | | |
61|垂仁 | | | |
60|景行 | | | |
59|*日本武尊 | | | |
58|仲哀 | | | |
57|応神 | | | |
56|*若野毛二俣 | | | |
55|*意富富等 | | |/Alaricus |
54|*乎非 | | |/Theodricus I |
53|*彦主人 | | |/Euricus |
52|継体 |(King Arthur) | |/Alaricus II |
51|欽明 |Cerdic | |/Amalaricus |
50|敏達 |Creoda | |/Luivigild |
49|*押坂彦人大兄 |Cynric | |/Reccared I |
48|舒明 |Ceawlin | |/Suintila |Pharamond
47|天智 |Cuthwine | |/Chindasunith |Clodio
46|*施基 |Cuthwulf | |/*Favilo |Merowig I
45|光仁 |Ceolwold | |-Pelayo |Clovis I(FRA)
44|桓武 |Cenred | |-*Hermesinda |Chlotar I
43|嵯峨 |Ingild | |-*Fruela |*Charibert
42|仁明 |Eoppa | |-Bermudo I |*Chrodobertus I
41|光孝 |Eaba | |-Ramiro I |*Lambert I
40|宇多 |Ealhmund | |-Ordono I |*Chrodobertus II
39|醍醐 |Egbert III(ENG) | |-Alfonso III |*Lambert II
38|村上 |Ethelwulf | |+*Muniadomma |*Rutpert I
37|円融 |Alfred "Great" |Kenneth I |+Fernan Gonzalez |*Thuringbert
36|一条 |+Aefthryth |Constantin I |+*Urraca |*Rutpert II
35|後朱雀 |+Arnulf I(FLD) |Donald II |+Garcia IV |*Rutpert III
34|後三条 |+Baudouin III(FLD) |Malcolm I |+Sancho III |*Rutpert IV
33|白河 |+Arnulf II(FLD) |Kenneth II |Fernando I(CAS) |Robert I
32|堀河 |+Baudouin IV(LIL) |Malcolm II |*Alfonso VI(LEO) |*Huguet
31|鳥羽 |+Baudouin V(LIL) |*Bethoc |*Urraca |Huguet Capet
30|後白河 |+Matilda |Duncan I |Alfonso II |Robert II
29|高倉 |Henry I |Malcolm III |Sancho III |Henry I
28|後鳥羽 |Matilda Maud |David I |Alfonso VII |Philip I
27|土御門 |Henry II |*Henry Hun'ton |Berengaria |Louis VI
26|後嵯峨 |John "Lackland" |*David Hun'ton |Fernando III |Louis VII
25|後深草 |Henry III |*Isabella Hun'ton |Alfonso X |Philip II
24|伏見 |Edward I |*Robert VI Bruce |Sancho IV |Louis VIII
23|後伏見 |Edward II |Robert I |Fernando IV |Louis IX
22|+光厳 |Edward III |*Marjorie |Alfonso XI |*Robert
21|+崇光 |*Edmund Langley |Robert II |Enrique II |*Louis I
20|*栄仁 |*Richard Con'gh |Robert III |Juan I |*Jacques I
19|*貞成 |*Richard York |James I |Enrique III |*Jean I
18|後花園 |Edward IV |James II |Juan II |*Louis II
17|後土御門 |*Elizabeth York |James III |Isabella I(CAS/ESP) |*Jean II
16|後柏原 |*Margaret Tudor |James IV |*Juana |*Francois
15|後奈良 |James V(SCO) |James V |Carlos I |*Charles IV
14|*誠仁 |Mary Stuart(SCO) |Mary Stuart |Felipe II |*Antoine
13|後陽成 |James I |@James VI |Felipe III |Henry IV
12|後水尾 |*Eliz.Stuart |*Eliz.Stuart |Felipe IV |Louis XIII
11|霊元 |*Sophia Witt'bach |*Sophia Witt'bach |*Marie Therese |Louis XIV
10|東山 |George I |@George I |*Louis |*Louis
09|*直仁 |George II |@George II |Felipe V |Felipe V
08|*典仁 |*Frederick |*Frederick |Carlos III |Carlos III
07|光格 |George III |@George III |Carlos IV |Carlos IV
06|仁孝 |*Edward |*Edward |*Francisco |*Francisco
05|孝明 |Victoria |@Victoria |*Francisco Asis |*Francisco Asis
04|明治 |Edward VII |@Edward VII |Alfonso XII |Alfonso XII
03|大正 |George V |@George V |Alfonso XIII |Alfonso XIII
02|昭和 |George VI |@George VI |*Juan |*Juan
01|今上 |Elizabeth II |@Elizabeth II |Juan-Carlos |Juan-Carlos

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無礼なことを言うな、たかが指数派が。 

 ベイヤー先生が、コラムで日本の競馬の閉鎖性を批判していらっしゃる。
 面倒くさいので大部分はあさ◎さまのところで翻訳だけ読んだけど(多謝)、ちょっと思ったこと。

 「85のステークスレースが外国馬に解放されている」という事実は、ベイヤー先生がおっしゃるほどに「Slightly」な開放なのかは、私には少々疑問に思われる。これはむしろ、「drastically」と言ってもよいのではないか。というのは、あなた方は日本の条件戦をそんなに戦いたいのか、ということ。わざわざ遥か極東まで遠征なさるのであれば、そんなけちなレースは使いますまい。それならば、ステークスレースの開放数は結構重要である。そして、85ものステークスレースが年間を通じて開放されているということは、つまり、少なくとも古馬に関しては日本のレースだけを1年間使い続ける、というのが現段階で理論上は可能なのである。国際競馬を愛する私は、この制度を利用して年間を通じて日本で競馬をする外国馬が現れたら、大いに喜んでその結果を見届けたいと思っている。
 しかし、そんな馬は未だに現れていないのだ。
 高松宮記念を皮切りに、京王杯スプリングカップ、安田記念と使い続けても何ら構わないのに、そのようなローテーションを国内で取るような陣営は存在しない。「国際レース」と銘打たれた殆どのレースで、1頭の外国馬も来ないことはファンの間では常識である。日本の賞金がこれほどに高額なのだから、日本で競馬を使うことは非常に魅力的なのに、なんて勿体無い話だ!
 つまり、我が国で「開放された」競馬に対して、外国は未だに「チャレンジ」していないのである。適性のある馬を探し、検疫などの壁を超えた先の賞金を何としても得ようとする気概を、我々は諸外国のホースマンから感じ取ることは出来ない。それは、日本の競走馬のパフォーマンスが高いことが、諸外国のホースマンにも知れ渡っているからではないだろうか。外国馬は、開放された日本の国際競走において「出る前から負けている」状態であろう。日本の競馬が「アンフェアである」ということを認めるのはやぶさかではないが、もしアメリカや他の競馬国の側からそれを批判するのならば、まずは「チャレンジングで無い」自らの現状を変えて頂きたいと思う。もし「日本のダービーを取りたい」と真剣に思っている生産者がいるならば、まずは自らの手持ちの古馬を日本のレースにもっと参加させて、需要をアピールする必要があるだろう。しかし、開放された国際競走に一向に参加しない現状を鑑みると、JRAが「これ以上の開放を必要ない」と判断してしまうのも仕方ないことではないだろうか。

 ……という話をベイヤー先生にE-Mailで出して喧嘩を売ってやろう、と思ったんだけど、英訳する以前に Washington Post のサイトで作者名をクリックしても「残念ですがその記者の連絡先はありません」になっちまってるじゃねぇか。残念なり_| ̄|○
 まぁそれにしても、「強いのに何で開放しねぇんだ」という所に日本競馬が辿りついた、という感慨はあるなぁ。

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海陽学園のポリシーが何処か間違っている件について 

 BGMには、"Eton Boating Song"などをどうぞ(挨拶)。
 てな訳で、いよいよ開業したらしい海陽学園全貌について色々出てたりして、それに対して「おみゃーは、たぁけか?」というツッコミも早速出ている模様で、ブクマコメント含めて愉しく色々読ませていただいた。勿論、自分が関心を持つのは、かつて同県最大のボンボン学校としてその名を馳せていた学校出身だから、というのはあったりしますが、最近の事情は余り知らないのでごにょごにょ。そういえば、その私の出身校でやってるヲタの巣窟ことサタデープログラムって、原型は自分が3年くらいの時からあったよなぁとか思い出したりはしますな。はサテオキ、確かにこの記事を見ると「これは東海学園のキラーではなく、日生学園のキラーだったのですね!」くらいの感じではあり、って気もしなくはないですが。
 それにしても、逆に痛感するのは、日本の所謂「進学実績の高い有名私立ボンボン学校」というのは、私の出身校も含めてそうだと思うのですが、ある程度以上「バンカラ」というトラディションというか、「ある程度ハイソであるからこそ、逆にそれがコンプレクスとして存在するゆえにリベラル系・反骨系に傾く」という部分があり、その意味でノブレスオブリッジに対して前向きなスタンスを全面に出すような学校は少ないんだろうなぁ、ということ。というか、東京出る前は開成とか灘の子ってのはそういうノブレスオブリッジを植えつけられて育ってるのかなというイメージがあったけど、大学行ってそういう所の人と接すると、そういう文脈ではウチと大して変わらんのだなぁという思いもあったので(まぁでも、名古屋人は田舎者だな、とも感じた面はあるにはあったが)。そういうのは確かに世間的に大きいところで、例えばマリみてにおける花寺なんかも比較的「リベラル」な雰囲気での描写、ってのが目立つところではあるんですよね(あんまり関係ないww)。そういう意味では、保守本流の真のハイソってのは、学習院辺りなんじゃねぇかな、などとも思ったり。
 そういう意味では、海陽学園の試み自体はそれはそれで興味深くもあるかな、とも考えたりはする。強いて言えば、「本の持ち込みを制限」ってのはどーだろーかな、というのは思うけど、まぁ企業のマネジメントを目標とするような校風ならば、さほど玉石混交に乱読するスキルってのも必要ではないかな、とも思ったりはするんで、まぁ図書館の本だけでも教養を磨くという文脈ならば何とかなっちゃうもんかななどとも。まぁ実際問題、「起業」に長ける存在がある一方で、既存の企業を「保守」出来るようなノブレスオブリッジを持ったエスタブリッシュメントが必要なことは認めるし、それはある程度、既存の日本の教育環境には存在しなかったような特殊な教育を要求されるってのも分からんでもない所ではあります。
 ただ、その上で、彼らの「目標」を果たすためには、大学まで一貫した教育が必要なんでないの、とも思われる。或いはこれを企画している人は「ここで学んで東大に行って、エリートたちとの人脈を築くほうが良い」くらいに考えてるのかも知れないけど、結局東大ってのは「進学実績の高い学校」を卒業した子たちの集まりである。そこでは上述したバンカラのほかに、内田樹氏辺りが指摘するような、要するに「必死こいて勉強して東大入るような香具師を、何処か小馬鹿にするような空気」のもとで育っているような人たちが中心になる場でもあろう。そんな中で、閉鎖環境でのコミュニケーションスキルだけで乗り込んで、どの程度のヘゲモニーを握って人脈を作り、将来のキャリアに寄与することが出来るのかという辺りには不安があったりも。それを追い上げる余りに「大学生デビュー」しちゃうというアレな展開も考えられ。
 あとは、ちょっと上に言及したこととも絡むけど、結局エスタブリッシュメント的な方向を目指すならば、大学は東大とか相応の学校に行くことを要求されるとは思うし、開成の元校長を引っ張ってきたのもそういう目的意識だと思うけど、それが「大学への進学実績を出さなければ」という自己目的化になってしまう可能性、ですかな。それで「単に実績のため」だけに有名大学のアレな学科(東大文3とか東大文3とかな)に進学しちゃったら、きっとその子は大学入ってから目も当てられないような状況になってしまうか、ホリエモンの劣化コピーになってしまうことは疑いないと思うよ(笑)、などという辺りの不安もあったり。
 そういう意味では、この学校の最大の問題は、「仕上げ」が出来ないことである、と言えるだろう。料理学校の宣伝で「僕は、料理の東大に行く」というキャッチコピーがあったけれど、この学校を企画した人たちが作るべきだったのは「イートン校に匹敵するようなカレッジ」ではなく「財界の東大」だったんではないだろうか。実際のところ、東大というのはある程度まで官僚養成学校という要素の方が強い大学であり、民間企業でサクセスするための道筋としては幾つかの選択肢のワンノブを大きく越えるものでは無いように見えるだけに、新設の大学からでも長い目で叩き上げれば「財界の東大」として本家と並び立つような存在は作れないことはなかったんじゃないの、とも。まぁそれやるならば、慶応義塾辺りをトヨタが買収したほうが手っ取り早そうにも見えなくはない、ってのはあるのですけれどね(笑)。まぁ1期生な皆様におかれましては、先輩の人脈も全く存在しない状態で(実際英国のパブリックスクールにおける最大の資産は、長年運用されていることを通じての「オールド・ボーイズ」との人脈であろう。逆に言えば、「それ」が全く存在しないこの学校の1期生はある意味最大の貧乏クジを引いているとも言える)ご苦労様ですが、頑張って自力で人生切り開いてね、ということで。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

有芝まはる、男児を出産。 

 有芝まはる殿下。が、男の子を出産していたことが判明した。
 ブログさぼり宣言をしながら、日頃の運動不足による足のむくみと必死に戦っていた有芝は3月某日に陣痛が始まって入院、「その程度で痛がるとはお前もまだまだ妊婦の道がわかっとらんワイ」と助産師にツッコまれて泣く泣く追い返されたタクシーの帰りで、突然「ボフッ!」という音とともに胎内から男の子が飛び出てきた模様。「取り敢えずびっくりしたんだけど、腹をセロテープで止めたら何とかなりました。タクシーの運ちゃんから『こんな血まみれにしやがって、商売上がったりだ』と怒られたんですけど、取り敢えずお前のタクシーが煙草臭いから悪いんだ、と言い返して現在絶賛交渉中です」とは有芝の弁。2744キログラムの男児を無事出産した有芝は、その足で産院に戻り、ドバイワールドカップデイの感想をブログにアップしつつ授乳レッスンを受講。出産当日はタクシーの煙草の煙にあてられてNICUに入院してしまった男児も、2日で退院して、どうにか子育てを開始している。
 気になる名前であるが、■弓人とのこと。■の部分はマジックで消されていて判然としない。これで区役所に届けたのだから当然ツッコミが入ったが、有芝は平然と「『ゆみと』に決まってるじゃないですか」と抜かして区役所のタダでさえ長い待ち行列を通常の3倍長くしていたらしい。或いは、ドイツ競馬風の命名をなすために牝系のイニシャルを伏せている可能性もあると言われているが、真相は不明だ。弓の字は「まはる」の「はる」→「春」→「張る」の連想。梓弓という枕詞もあるからとのこと。弓人という名前には、1893年シカゴ万博で日本のメイドカフェを世界に広めた櫛引弓人がおり、秋葉原のとらいたわーをQMA3の所属校としている有芝に相応しいと本人は満足しているようだ。現在は順調に退院して、普通の母親らしく子育てに悪戦苦闘している様子。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: --  /  △top
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