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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

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年末の挨拶 

 という訳で、今年も意外と色々書いてきたもんだな、と思いつつ、毎度毎度皆様にはお世話になりました(挨拶)。

 今年は競馬に関しては、シーザリオの米G1制覇だの、3冠馬誕生だの、岡部引退だの、ゼンノロブロイのインターナショナル2着だの、牝馬が宝塚・秋天で勝つだの、例年ならばトップを争うような大ネタが多発して(最後のアジュディミツオー連覇とかも何気にデカかった)、久しぶりのアヌス・ミラビリスにはなっていたのかなぁと思われ、その意味では競馬として語ることが多かったには違いないだろうなぁと。来年は番組変更もあって、また競馬を巡るドラマが変貌する時期なのかもしれないと思いつつ。
 あとは、今年はドイツ名馬話などを色々書いた年でもありましたが、途中で失速気味になってエラい時間掛かったなぁ、と。来年は、以前書いた「父系の歴史」話などをちょっと焼きなおすようなものなどを時折コラム的に上げたいと思いつつ、まぁ相応の暇が出来れば、という感じで。

 競馬以外でも、QMAやマリみてなど、或いは歴史話など、色々時に応じて無定見に書きなぐってはおりましたが、相変わらず検索でヒットするネタと実質的な内容がなかなか被らないウザいブログで恐縮でした、ということで、ともあれ来年も宜しくお願いします。
 よろしければ、今年のエントリで何が一番面白かったかなどを、コメントなどに入れて頂ければ、有難く頂戴いたしますです。
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ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

マリア様がみてる「未来の白地図」 

 という訳で、今年最後のエントリはマリみて新刊の感想。1週も経ってるから普通にネタバレありで。

 まずは、5月頃に書いたエントリを再び読み返してみて
「うん、有芝がいいこと書いてる!」
と手前味噌なことを言ってみたりもする。まぁ、これ
 で、ちょっと「パラソル」以降の変化として思った部分としては、瞳子は高校入るまでは、割と自分が(本質的に弱いところのある)祥子を支えることが出来る、みたいに思っていた部分はあったのではないかと。山百合会入りの野心というのは語られてるわけですが、単に入りたいというよりは「やれる」みたいな思いはどっかにあったのかなぁという部分が想像されます。
 白地図の話、というのは、平たく言えばそういうことかな、と。要するに、中学を卒業した瞳子ちゃんは、「自分の描いた白地図が完璧なものである」と思っていた、ということなんだろうな、などと考える訳であります。実に手前味噌ですが(苦笑)。
 その上で、麻智さんと会話してたこととしては「瞳子としては、祐巳さんみたいな存在を通じて、自分の弱さとか至らなさとか意地汚さみたいなのが見えてしまうから、一緒に居るのが辛いって部分はあるんだろうねぇ。まぁ、元々敵が一杯居て常にフル装備で防御を固めなきゃいけない瞳子と、そんなこと考えなくても全然良かった祐巳さんでは立場が違いすぎるんだろうけど」ということで、まぁ結構話としてはシンプルなことなのかも知れない。
 そんな瞳子に対して、祐巳の側にどういう形でフラグが立つかなぁ、という点が今後のこの二人の関係の動き出すテーマではあったけど、今回の作品では大方最初の40ページでそのフラグが立った、ということになるのだろう。盾ロール(笑)の少女が微笑んで、という挿絵込みのシーンは秀抜。瞳子ちゃんが祐巳に「微笑む」というシーンのある種異常さ、という辺りから話が動いている、とは思う。それだけにあの誤変換はあんまりだが(余談ですが、もっと致命的な誤記として、後の方で乃梨子と瞳子間違えてるとこがあんだけど、それが目立たない、ってのはあのシーンのインパクトの大きさだったかと)。その微笑と、冷えた体という相反が祐巳にフラグを立てる、というのは流れとしては悪くは無いだろう。
 ただ、それは「唐突」とは思わないけど、「軽い」かも知れない。
 そして、瞳子ちゃんは或いはその軽さを見抜いていたから、一方で祐巳はまだその「軽さ」から気持ちを育てきれてなかったから、ロザリオをあの時点で拒否したという「通過儀礼」は正当化されるのだ、とも思われる。ある意味ではお約束な筋書きではあった訳ですが、そこに通じるロジックというのを今野先生、きっちり描ききったなぁと言うのが第一感ではありました。なにしろ、瞳子ちゃんとしては、前にも書いたとおり
ただ、そんな瞳子にとって「福沢時空」というのは、ちょっとした「恐れ」をもって感じられるものなのかも知れません。自分が「役に立たない存在」として山百合会に取り込まれる、ということに関して戸惑いが生じている、みたいな部分はあるのではなかろうかと。
 というマインド、言わば「役に立ちたい」意識が非常に強い、と思われるだけに。
#当然ながら、白地図の話もそれを裏書する部分ではあるだろう。

 一方で、今回はかなり「筆が冴えてる」という印象があって、山百合会の主要キャラが、最低限の出番で埋没感が無くキャラとして立てられており、こういうマリみては本当に久しぶりでは無いか。エロチックのヘッドさまが「今回いままであまり描かれなかった組み合わせがあって、いろいろ創作意欲が沸くひともあったのではないでしょうか」と書かれてた通り、キャラの絡みでちょっと日頃の関係と違う部分を出してきた、というのが有効であったこと、その上で、それぞれに対して相応な密度を与えきれたこと、となるでしょうか。まぁ可南子ちゃんはちょっと気が利きすぎて、彼女がもうちょっとポカるシーンってのを逆に見てみたかったというか、例えば中座する時にバレて瞳子が「私も帰る」と言い出して島津由乃あわやお約束のブチキレ、みたいな感じの流れでも味わい深かったかも知れず、みたいな。その「冴え」がきっちり凝縮したのが、「ダイアローグ」となるのでしょうな。基本的にこのぐらいの尺が今野先生の場合一番巧いってのもあるけど、祥子さまの部屋という(今の薔薇の館では実現しづらい)「超越的な」空間を舞台に、令ちゃんがちょっと薔薇さまらしく、一方で相変わらず令ちゃんだよなというシーンも織り交ぜながら、黄薔薇姉妹の対比と令と祥子の信頼感みたいなのを綺麗に描ききってて、これも久しぶりにこの作品で「良い百合を見た」という印象。

◆ちと追記。
 最初、不覚にも「じゃぁ、何で瞳子ちゃんは他でもない祐巳の家に行こうとしたのか」というのが良く分からなかったのですが、なんてことは無い、特一のときに祐巳が言った「うちにおいでよ」という話を思い出しただけなんですな。何のフリも無く伏線を回収してるのだけど、勿論瞳子ちゃんが口に出すはずもないし、半面祐巳は忘れてるだろうなぁ、というのが面白いところ。一方で、瞳子ちゃんとしては「この人はこんな感じでいつも色んな人を自宅に引っ張り込んでる」という思い込みがあったであろうことは間違いなく、薔薇の館のメンバーが祥子さま含めて誰も来てないと言われれば、そりゃぁ

ξ ゚⊿゚)<……
ξ ゚∀゚)<ちょwwwwwまwwwwブラフwwwwwwwwww

みたいな感じにはなろうかなぁ、と言う所でして、それはそれで味わい深いシーンなのだなぁ、と(笑)。ともすれば、「わざわざ祐巳に頼りにいった」ことがあざとく見られそうなシーンでもあるのに、きっちり伏線作って必然性を作ってる辺りは、流石だなぁと思う。

◆ところで。
 DVD9月発売って、何それ、ふざけてんの?
 つーか、その展開だと、恐らく短編集ひとつ挟んだ上で、次の次で解決編が9月、とかになる悪寒。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

QMA戦績の出力など。 

 検索王ことボボボ賢帝(でしたっけ?)ちぃといつ氏のところのコメ欄でそれとなく戦績のExcelという話題を振ってみた所、「マクロは欲しいけど作ってない」という人も居た模様、ということで、ちょっとだけ自分のものを晒しておくことにします。

qma3senseki.ttmp
#保存する時に、拡張子を.xlsに変更してね。

 基本的に入力領域は階級、組、HUM数、ジャンル形式、各区間順位と得点、決勝のジャンル及びクォーターごと正答数、あとは店舗、という感じなのですが、正直メモとかつけてる人でもここまでつけるのは面倒という人の方が多いかとは思われますが……。今年の春に鍍金オフで会った人などでも、単純に1-1-1-1#1-1-1(1-1-1)フォーマットが取れる程度に付けてるだけ、という感じでしたし。
 ところでこれなんですけど、基本的には2の時に戦績記録のためのみに作ってた(マクロはその時は作っておらず)ものを、3にしてから色々いじってついでに戦績出力のマクロを書いてみた、という程度のものなので、色々今後ゲームシステムが明らかになるにつれて弄りたくなる部分は多いかも。例えば2の頃は決勝に行くことがさほど多くなかったので、決勝の細かい勝負とかはつけてなかったというノリがあって、今回のも決勝の記録部分はちといい加減。ジャンル別正答率なんかも予選のみでの分析になっちゃってるし。という訳で、他の人でQMA戦績つけてる人は、どんな感じで記録してるのかなど、色々知りたくもあり。

◆QMA3:ロミタス@上級6~5級
 何とか2ゲーム残留までは果たせたが……。
1(P-07):A4M(4)[5]→雑CU(5)[3]→学R4(6)[1]→芸タ/SR2/AR4/学タ(2323)[2]
2(U-08):AEF(5)[7]→学4M(5)[1]→N順(5)[2]→SR2/芸タ/芸EF/学タ(2033)[3]
3(P-06):S4T(4)[5]→雑R5(5)[5]→学R2(6)[1]→AR2/学R3/SR2/学4T(3232)[2]
4(P-11):SR4(6)[4]→学CU(4)[7]→芸4T(5)[7]
5(U-09):N○(5)[1]→芸R1(3)[6]→Sタ(4)[3]→芸タ/SR2/SR2/芸タ(1332)[4]
6(U-09):ACU(5)[9]→芸多(4)[7]→S4M(4)[4]→SR2/芸多/雑タ/S4M(3033)[3]
7(U-07):雑○(4)[7]→A4M(4)[6]→N4T(4)[6]
8(U-14):芸CU(6)[8]→雑R1(5)[2]→学EF(2)[3]→SR2/学タ/芸タ/学順(3201)[3]
近5走平均:
80.33%→79.34%(昇)→80.73%→79.96%→79.61%→76.81%→75.40%→70.63%
 1ゲーム目は決勝にアニラン4がある通り、ペガサス組でびんのしん氏に遭遇。今作ではどの程度昼対戦があるのでしょうかねぇ。ここは結構頑張って、決勝でSが初めて取れたので、さぁ残留とワクテカしたのですがあえなく降格。どうせーちゅーねん。しかし、次を優出して再昇格すると、今度は似たような成績だったものの不思議と残留。ある程度クラスで実績を積み続ければ残ることが出来る、ってことなのかなぁ。しかし、次のゲームは初問で分岐に引っ掛かると、そっから易問が続いて軽く撃沈にて自己条件に逆戻り。今日はここからがやたら厳しくて、苦手ジャンルを何とか越えるけど、通過は常にサブマリンに近いような状況で、COMにも助けられることが多し。あとは8ゲーム目の学エフェは久しぶりの大荒れ。1人正解が2つ、全員×が2つで、何とかタイプ差だけで喰らいついて優出。それにしても、正直決勝はみんなタイプばっかり出しますねぇ。
 まぁ、そんな訳で今日は後半スコアを崩して、これで暫くペガサスはお預け。また何処かで易問の流れに乗って格上挑戦出来るといいなぁということで、出直して頑張ります。あと、いい加減決勝負けすぎなのですが、タイプ対策をする前にアニゲの予習が外ゥーで止まってしまってるので、これを越えないと正直どうにもならん、というのがあったり。決勝スポ2は武器にならないことが多かったですが、本日は7回で20/21(合計53/57、区間1/2)。落とした1問は結構マイナーなバロンドール受賞者を聞く凶悪タイプ。近いうちにキラーで使えるといいが。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

今更ながら、皇位継承話。 

 月1テーマ追跡ブログさまにて以前の王家血統話のネタを言及いただいたので、ある種レスポンス的に、ちょっと前にお蔵にしてた皇位継承問題ネタについてあらためて出しておこうかな、というお話。一応通り一遍にそちらの議論は読んでますが、この話自体はそれを詠む前に書いてるので、やや議論のカブリもあるかも。

 この問題は、「安定的な継承」とか「伝統」という言葉が議論に上る中ででやや曖昧となってしまってはいるが、まずはシンプルな問題提起として考えるならば
「天皇の定義」
とは何ぞや、いうのが議論の出発点となるべきものだろう。
 その上で「従来の」天皇の定義というのを拾うと、すなわち

「神武天皇の男系子孫を自称するに足る者のうち、皇室の家督に最も相応しい人物」

 となる。ここには当然、「男子」という言葉は入らない。何故ならば、女帝が現実に存在するから。現在に至るすべての天皇を、下を見て光仁天皇をエポックとしたとして、それら「天皇」という地位を帯びた人物の共通項は、上位の1点にのみ収束する。「自称するに足る」というのは曖昧な言葉であるが、要するにその時代ごとに「神武天皇の男系子孫である」ことを自称したときにそれが説得力を持つ程度の血統的・出自的背景を持ったもの、ということ。ゆえに、Y染色体がどうこうとか、逆に継体天皇は神武天皇と繋がってないでしょとか、天皇は神様だよとか、いや天武天皇は韓国人だよとか、そういう議論は全く無意味。そして、現代においてこの定義の前半に合致すると認められるのは、現在の『皇室』のメンバーと旧宮家の男系子孫、となる。
 さて、一方で「皇室」というのは何だろうか、という話が一方で存在する。これは、要するにイギリス語における Royal Family という言葉の、日本における対応概念、とすることが出来るだろう(イギリスを例として引くのは根拠がある。この国の象徴天皇制を体現した昭和天皇は、西園寺公望の薫陶を受け、イギリス式の立憲君主制を範として君主道を歩んだ人物だから、と言っておこう)。イギリス語における Royal Family とは、少なくとも現在においては「王を世帯主とした核家族的単位におけるメンバー」となる。先王の配偶者および直仔、当代の配偶者および直仔などが想定され、これは言い換えるならば「生まれながらに皇室のメンバーとして認められるところの人物の集合」とも言えるだろう。これをカギカッコを付けて『皇室』としておこうか。
 そう考えると、有識者会議の答申の精神は明確である。すなわち

「皇室の家督に最も相応しい人物は、『皇室』のメンバー以外にはない」

 ということに尽きるのである。
 つまり、『皇室』のメンバーとして生まれ育てられた人物に賦与された権威は、血統的な権威を上回る、という確信をベースとしている。言うなれば、「二重橋の内側で生まれたか否か」というのが、帝威の最大の根拠である、という理屈とも言えるだろう。そして、有識者会議が目指す「安定的な皇位の継承」はすなわち、「『皇室』のメンバーの頭数をいかに断絶しない程度の一定数以上確保できるか」ということになる(さもなくば、有識者会議の答申した方針では、全く安定的継承になっていない。そもそも「一族の範囲を広く保つ」ことに勝る安定的継承の手段はないのだから)。伝統主義を主張する向きからは、これは「議論のすり替え」と言いたいところであろうが、実際のところは議論のすり替えでも何でもない。単純明快に『皇室』の権威を確信しているということと、それが「相続権」としては理に適っているという点を重視している、というのみである。現実に、親が死んだ時に娘一人の場合、普通の家は娘に遺産をやるというのは、国民の場合は法定の常態であるだけに。

 ということを踏まえたうえで、この問題を集約すると

・「皇室の家督に相応しい資格とは何か」
・「その資格を持つことは血統背景を捨象するに足る権威を保つか」

という2点の議論となろう。個人的には『皇室』のメンバーが圧倒的に皇室の家督に相応しい、という部分にはある程度同意する。現実問題として、現在の象徴天皇制において「二重橋の内側」(ところでマリみてにおける「薔薇の館」はこれのカリカチュアとも言えようか?)で生まれ育つことによって常に注目を帯びることで貴種として認められる、という要素は非常に大きいと思われるし、その意味で『皇室』で貴種として育てられた背景に「血統」だけで乗り込めるか、というと、国民感情というフィーリング的な部分で説得力を持たせるのは確かに容易ならざる面はあろう。「権威」ってのは、あくまでフィーリングの問題ですからねぇ。
 一方で、「二重橋の住人」はそれだけで元首としての権威を保てるかどうか。むしろこちらの方が疑問であるかな、と私などは思っている。天皇はなぜ天皇であり、事実上の元首として国事行為を担い、正月には全国民に向けて手を振り、行幸や儀礼を通じて国民を鼓舞するに足る存在となるか、というと、それは「歴史」が重要な要素をなしているから、と言えるだろう。以前に別宮氏の「欧州万世一系論」を取り上げたが、王にしても天皇にしても、基本は「国家の創立者の子孫」である。これには、ムハンマドの血族たるハーシム家やアガ・カーン(笑)が一定の権威を保つイスラームなども同音異曲として含まれるであろう。言わば「歴史」の代表者として天皇はある訳だが、その際に「歴史」にひっつける形で存在する「男系」というのを考えると、それがなまじ1000年以上も続いてしまうと、「男系継承」は半ば「歴史」と渾然化してるような面もあるかな、と思う。要するに、「既成事実」として非常にひっくり返しにくい。しかも悪いことに、天皇は歴史的に国家に関するコミットは希薄であっただけに、「自分と周りが意地で男系で繋げた」ことに意義が出てきてしまっているとも思う(オランダなんかはそういう意味では歴代の王がよく歴史にコミットしてるわけですが)。

 そういう意味では、この「男系継承」というのを思い切りだけで切ってしまうというのは、天皇の権威の維持という文脈で聊かリスキーな部分はあるだろう。男系継承が存在しない欧州ですら、以前に述べたとおりその場合の王配の選択には激しく気を遣っていた。この傾向は先の世紀の後半を通じてかなり改まっているとは言え、そこに来るまでに「欧州ですら」経た時間の重さ、というのを女系論者は噛み締めなければならないだろう。替えるにしても「相当な慎重さ」を要する物ではないか、と思う。
 結局のところ、この問題をサクっと解決する唯一にして最も有効な案は「敬宮殿下が旧宮家の男子を皇配として即位し、その子に位を与える」という、先に挙げたスペイン王家的なパターンになるだろう。しかし、この案には当然ながら「それが本人達にとって幸せか」という大きな問題がある。そのようなご都合で結婚するのはそれこそある種のアナクロニスムですし、幸福な結婚という「物語」は国民の理想の家族としての『皇室』の維持には必須であるだけに。その意味では、愛子さまには好きな男性と結婚し、自らは即位するけど自分の子の継承権は放棄する(ないしはその時点で再度後継のあり方を議論する)、一方で旧宮家を通じた男性の継承順位を確定することで傍系相続を円滑に行うための環境を時間をかけて整備する、くらいが全体的にはよろしいソリューションになりますかねぇ。愛子さまが死ぬまでには恐らくまだ50年以上の余裕はあろう訳ですから。

◆以下余談。
 上の話はもちろん「天皇制の維持」ということを前提に論じているが、民主的な立憲君主国の国民としては勿論ひとつのオプションとして「天皇制を廃止する」という選択肢をもっていてしかるべきであろう。時代とともにそれも時には議論の俎上に上ってもよい。君主制は特に切所において国民の連帯性を高めるなど、国家単位の統合をむねとするシステムにおいてメリットをなすこともあるが、一方で権威が下がることによって継承騒動などが生じたり、或いは権威を濫用するための道具となる場合もある。
 恐らくその辺りでの「君主制を必要とする呼吸」は時代に応じて変わる部分もあるのではないだろうか。現状のわが国は20世紀に比べればかなり「無くても何とかなる」場所にはたっているし、一方で時を経て「本当にいらなくなる」か「やっぱりあった方がいい」かはその時になるまで分からない。ただ、今のところは現在の天皇が「倒さねばならぬような暗君」ではなく、相応の権威を保っているおり(これは勿論プロパガンダの成果でもあるが、そのプロパガンダを台無しにしないよう、先代と当代の天皇陛下は相当な努力を払っていると思う)、現実に権威が一定以上残存している場合にそれを排除することは「権威の空白」という国家にとっての重大なセキュリティホールとなる以上は、当座の所は
「君主制が続く前提で、その権威をいかに適切に維持してメリットが多くなるよう運用するか」
ということを主眼としての議論になるのかなぁ、と思ってます。

◆さらに余談。
 天皇が "Emperor" として、言わば "King" の上位概念をもって任じそれが明治期に国際的に受容されたのは、当然ながら日本が「複数の文化的なドメインに対して権威を保つ国家」、すなわち「帝国」であるからではない。恐らくその根拠としては
「特定の宗教的権威の承認の下、一定のドメインの世俗的宗主権を領する」
というタイプの国家元首という位置づけ、となるだろう。
 例えば神聖ローマ皇帝は神聖でもローマでも帝国でもないと揶揄されたが、「キリスト教の神の国が具現するまでの世俗支配権をローマ教皇より賦与される」というギミックの上に成り立っていた、という部分はあった(一方でプロイセンの Zweites Reich は複数の「王国」というドメインに対して権威を保つという、実力ベースな文脈の「帝国」だった)。それと似た文脈で、「神道的な権威により葦原中国をしろしめす」という形式を保持しているから、日本の天皇は "Emperor" に足るのだろう。恐らくこの辺りは説明するのは最初はとても難しかったのだろう。最初は欧州人は日本の天皇ってのは「教皇(Pope)」なんじゃないのかと理解してたんではって気もするけど、勿論、神道において天皇自身が最高神でも最大の司祭長でも無い以上、その定義は正しく無いし。
 因みに中華帝国の天子も「上帝の権威の下に君臨する」存在ではあり、その意味では皇帝と名乗るに相応しい。大韓帝国とかサクスコブルクゴツキ家の近代ブルガリア「帝国」(Csardom)辺りは、そういう文脈ではちと怪しく、実際この時代のブルガリアは普通「王国」と呼ばれる。中央アフリカ帝国においては何をかいわんや(笑)。因みにこう書くと原始古代の祭政一致国家はすべて帝国になりそうだが、あれらはむしろ「共同体の祭りの代表」という意味あいが強く、神与の権威とはちょっと違うので、除外対象となる。
 そういう意味では、天皇が天皇と名乗る限りはそこには必ずある種の宗教的な性格を帯びる部分があって、宗教的な性格を帯びるならば男女同権を取らないのは女人禁制の聖域などと同様に宗教的な信条の問題として片付けられるところもある訳ですが、現在の日本国のギミックとして「政教分離」は前提となっているだけに、天皇の扱いは難しいものがありますな。

◆QMA3:ロミタス@上級7~6級
 ジャンル引きに恵まれて、順調にユニコーン→ペガサスをスパ。
1(U-13):学EF(6)[1]→S並(6)[1]→雑○(5)[4]→SR2/雑並/学並/Aタ(3120)[2]
2(P-06):芸4M(4)[3]→NR3(4)[3]→学R2(5)[3]→雑R3/学R2/SR2/芸タ(0323)[2]
3(U-07):N4M(4)[5]→S順(6)[2]→A連(6)[3]→学4T/学R2/SR2/雑4M(3232)[1]
4(P-01):A連(5)[2]→雑R2(4)[1]→学並(5)[1]→SR2/雑EF/S順/雑CU(3333)[1]
5(P-15):S4M(6)[9]→ACU(5)[7]→雑R1(4)[6]
6(U-14):学○(★)[3]→雑多(6)[2]→N順(6)[1]→Sタ/SR2/Aタ/雑タ(3301)[3]
7(U-09):N順(6)[2]→学CU(5)[4]→S4M(5)[3]→SR2/SR2/Aタ/学R1(2302)[4]
近5走平均:
78.45%(昇)→79.60%→78.74%(昇)→79.60%→80.43%→81.88%→83.33%(昇)
 という訳で、やはり昨日の仮説はダメでしたな(苦笑)。
 しかし、大雑把な目処としては80%くらいを意識して取れてれば、という感じにはなるでしょうか。しかし、80%取れるのはいいのだけど、問題は決勝のアニタイである。3回続けて三球三振、要するに9問連続不正解。ざけんじゃねー(怒。何でこんなに取れないのかは良く分からないけど、やっぱり新問率が高いのかなぁ。エフェクトとかが一番使いまわしてるな、という印象はありますが、やはりタイプは問題作りやすい分、特に初期に新問出しやすいのかも。本日のスポ2は決勝7回で19/21(合計33/36、区間1/2)。
 ペガサスになると白衣軍団が結構出てきて、緊張感が上がりますな。4ゲーム目ICEった後の5ゲーム目あわやフルゲートは、そういう意味では非常に楽しかった。キューブで絶対落ちるなぁと思ったら、意外と問題がそこそこ向いてたのか見切りが冴えて、何とかサブマリンに成功。しかし雑1で葛飾区の地元問題が出たのに落として3落ちはちと勿体無く、結局対人で残留はまたも持ち越しに。取り敢えず、そっから再度格上げを狙って2ゲームで何とかなったところで本日は撤収。帰りがけにちょっとレジャラン寄ると、丁度N西さんとお会いしたが、本日はややすれ違い気味ってことで。今度は可能なら同突しませう。

ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

自己条件突破への、80%の壁(仮)。 

 ホームをとらたわに変更しました。

◆QMA3:ロミタス@上級8~7級
1(U-14):A4M(4)[11]→芸タ(3)[6]→S○(6)[1]→学CU/学タ/S4T/雑タ(3322)[1]
2(U-10):S○(★)[2]→雑並(5)[3]→学タ(6)[1]→S多/学CU/A多/Aタ(2221)[2]
3(P-08):ACU(4)[8]→NR5(6)[2]→芸R4(6)[2]→学R2/S並/Aタ/SR1(2113)[4]
4(U-14):S並(6)[2]→学○(6)[1]→雑EF(5)[2]→学CU/Aタ/学タ/学R4(2113)[4]
5(P-10):NR2(5)[4]→AR1(4)[4]→学R5(5)[6]
6(U-07):雑R1(5)[1]→A○(4)[7]→N4T(6)[1]→SCU/Aタ/S連/雑タ(3132)[2]
7(U-14):AR1(6)[6]→雑4M(5)[4]→芸連(5)[1]→S4T/芸R1/SR2/AEF(2132)[3]
8(U-13):N連(5)[6]→芸R2(5)[5]→SEF(6)[1]→A連/芸多/SR2/Aタ(3131)[2]
9(U-14):AR2(5)[12]→学4T(5)[7]→雑連(6)[1]→SR2/S4T/Sタ/Aタ(2321)[2]
近5走平均:
78.57%→80.00%(昇)→77.33%→82.00%(昇)→78.26%→78.99%→78.99%→79.71%→79.71%
 予選の調子が良くて、何とか2度ほどペガサスに突入したものの、クラスの壁にすんなりと阻まれる。3ゲーム目は人数が少なかったこともあったけど、格下の意地で苦手といってよい芸4を6問稼いで優出。ここで何とか正答率をキープするためにスポ並を選んだら完全に裏目で、ライオンズ・デンとかをでっち上げ切れなかったりで1問しか取れず、結局これがアダとなってS取れずに降格。5ゲーム目は2回戦まで苦手を突破して「これで何とかなった」と思ったら、学5で2代目の総理大臣とかしょーもない1問落としのところ、最後賢者ヨースケ氏相手にタイプ負けで、学問初敗戦。惜しむらくは、あと1問取れてれば80%だったよなぁ、というところ。
 という訳で、思うのだけど、ランクアップ直後はともかくとして、それ以外の場合には恐らく近5走で80%というのが、自己条件(初級ホビット、中級エルフ、上級ユニ)突破の条件になっている、というように見える。前回エルフからユニコーンに格上げした時もそんな感じだったので。一方で、一度2落ちを挟んで5回で80%を達成した時には格上げはならなかったので、多分それに「全てA以上」ないしは「全て3回戦以上」という条件も加わるかも知れない。ただ、今の所は格上げした時は5連続優出だったので、「全て優出」の可能性もあるなぁ、と。とか何とか言ってみるのですが、実際のところ最近余りQMA関連のネット情報をチェックして無いので、どっかでさくっと法則が見つかってるかも知れませんが、ご存知でしたらどなたか教えてください。
 ともあれ、そーいう訳で、5ゲーム目で3落ちしてそっから4ゲーム以内に昇格できるようがんがってみようと思って残り4クレプレイしたのだけど、4ゲーム立て続けに24問正解で丁度80%という貯金を作れそうで作れない展開、という感じで本日はおわんぬ。結構惜しい所で取れなかったり、最後はスポ2が折角開いて決勝の正解率がちょっとは安定するかなぁと思ったら、四文字で「第1回ワールドカップの開催年」をものの見事に度忘れで落とし、これが突破できてれば5ゲーム80%をクリアできたのになぁ、という勿体無いゲームだったりもしました。明日もこの調子を維持できればさしあたりもう一度格上げのチャンスはある、というところかなとは思われますが、果たしてどうでるか。
 因みにスポ2が開いたので、現況のスポ2正解率。今の所他人が決勝で使ってくれたことはなくて、予選2回の決勝3回で、合計14/15(区間1/2)。しかし、今の所は暫くはスポ2を極める前に、先に他ジャンルの予習を開いておこうと予習ではアニゲをちまちまとやり始めてるので、スポ2は★2のままで推移かなぁ。正直、それだと決勝では武器にならないので、暫くは着順度外視で決勝は正答率を維持して格上げを目指すことになりそう。

◆ところで。
 結構ここんところのユニコーンは大窓率が高いのですが、ひょっとして大窓までは自己条件はユニコーンなのでしょうか。いや、ペガサスの自己条件での残留要件が異常に厳しくてすぐに降格してなかなか戻れないとかだと(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルな訳ですが。大窓の人と優出して、格下げならこの人とはここでお別れかな、とか思ったら次も配分されたり、とかあったし。
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肩を落とす必要は無い、初敗戦。 

7.0-11.4-11.7-12.1-12.9-13.0-12.2-11.8-12.0-12.3-12.0-11.4-12.1

 というラップはサテオキ、シンプルに言えば、「古馬の最強馬と3歳の最強馬@古馬初対戦が相見えて、前者が奇策を使えられれば、必ず前者が勝つ」ということに尽きるのだろう、と思う。今回の結果でブライアン党は大はしゃぎかも知れないが、あの時の「古馬の(暫定的な)最強馬」は「決して奇策を打たない」ことをもって己の矜持としていたライスシャワーであった、というのは今回の文脈とは好対照ではあるなぁ、とも思われるし。
 ただ、タップダンスシチーが予想以上にスローなペースを打った上にコスモバルクがきっちり折り合った、という奇策の前提はなかなかに事前に予期することが簡単な代物ではなく、その意味ではこの「奇策」を打てたルメールの胆力は凄いな、とは思う。本人は「JCよりも状態が良かったので、スタートが良かったから馬なりに」というコメントではあったが、あれだけ通過順位の大きい馬でスタートして馬なりに普通に行ける訳がなく、その意味では「意図」は確実に存在した、と言えるだろう。そして、古馬初対戦でしかも普通の馬に比べてレースごとに得ている経験値が多く無いディープインパクトにとって、このレースこそが「最も奇策に陥れられやすい」レースでもあったし、その上馬場が悪くて斬れもさほど生かせる条件ではなかったこと。

 それを考慮すれば、まずはこの敗戦に肩を落とす必然性は全く無いところではあるだろう。
 単純に「不敗馬」ではなくなった、というだけであり、それは無論惜しまれる所には違いないが、一方で4歳一杯まで使わなければどれだけ成功したキャリアであろうと即座に未完成とみなされる日本の競走馬にとって「不敗で完成したキャリア」を残すのは物理的に不可能に近く、その意味ではディープインパクトにとって敗戦というのは、「故障しなければ、いつかは来るもの」以外のなにものでもなく、それならば故障されるよりは負けるほうが余程有難いという部分もあるだろう。その上で、敗戦が「奇策に陥れられた」ならば、負け方としてはむしろベターハーフに属するには違いない。
 あとは願わくば、この敗戦が「経験値」を勝利以上に加えるものになれば、というところだろう。レース前の予想で、
最も望むのは、ハーツクライが出来るだけ長くディープインパクトと同じ脚色を維持してこの馬の能力を引き出すこと、そしてその結果がディープインパクトの「一世一代の競馬」にはならないことである。
 と書いた。そういう意味では、今回のハーツクライの「奇策」はディープインパクトの「能力を引き出す」方向にはならなかったな、と言うところであろう(その上で、幸か不幸かディープにとって今日の競馬は「一世一代の競馬」にはならなかった)。
 ただ、海外という文脈ではこういう場で「斬れない」ことも計算しないといけないというのはあっただろうから、その意味では「経験値」はある程度得られたのではないかとも思う。勿論、ディープインパクトがその経験を糧に出来るためには、4歳の春を無事に迎えることが出来ないといけない訳で、ひとまずは無事に英気を養えるかが今後の最大のポイントとはなろうが。
 一方で、このレースに関して一点、ディープインパクトのファンとして悔しいなぁと思うのは、「この秋」の中でのハーツクライへのリベンジが不可能である、ということ。その一点に関してはジャパンC出とけばなぁ、という話になってしまうのだけれど、この辺りで余計な競馬しないで、というのはスペシャルウィーク辺りと通じる所であり、この敗戦がスペシャルウィークのジャパンC同様、尾を引かないものであるならば幸い、というところ。

 レースについては、他に回顧する部分は殆ど無い、というくらい完璧な予想を書けてしまってたのでそっちを参照方という所ですが、コスモバルクに関してはもう完全に埒外と思っていただけに、「やられたなぁ」というに尽きる。パドックの横断幕に「この時を待っていた」というのがあって、コンビ復活は確かにファンが最も望んでいたことであったと思うけど、そんなファンの空気をここまで見事に読んで五十嵐冬のためにきっちり折り合って見せた(そして波乱を密かにアシストした)辺りは、流石は天性のスターホースというか、そういう運命の元に生まれた馬なんだな、ということを感じさせたり。

◆ちと追記。
 「どの馬が勝っても、何らかのデータが破られる」と予想で書いたけど、果たしてハーツクライはJC2着からの有馬制覇は史上初、ではありましたな。結構絶妙な消しデータとして使い易く、一方で馬への思い入れなどからついここぞという時に忘れてしまうデータではありましたが、やはり秋天の超スローがシーズン全体の負荷をやや押し下げたってのはあったのかな。
 あと、海外絡みの話を書くものとして是非追記しておかなければならないのは、クリストフ・ルメールもまた、今年、デビューから手綱を取った3歳馬を不敗の連勝街道に導いた騎手であり、その上でこちらは「牡馬」への挑戦で一敗地に塗れた、ということ。ドーヴィルの敵を中山で、とはよくいったものですが、恐らくルメールとしても「ユタカにだけ勝ちっぱなしの美酒を味わせる訳にはいかない」という意地は強くて、それは彼にしか持ち得なかったものだったろう、という意味では、この勝利の必然性を高めたのかなとも。

◆今年の尾張。
 中山のハッピー尾張Cは人気の◎ケイアイカールトンはよかったものの、相手を捻りすぎてツタンカーメン抜け。デザーモ信用できんかったのよ。本家の尾張特別はディープ基地らしくフェイトトリックスの弔い合戦に期待して単を張って正解して、ある程度マイナスを回復。しかし、阪神の2005尾張Sは3連複流しにしたらローマンエンパイアに突っ込まれて全滅。連では配当付かなそうだったからなぁ……。という訳で、中途半端に当たりつつも一発逆転はならずの尾張でありました。しゃーねーから大賞典でもがんがるか……と思いつつ、今年は行けない風味orz
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グランプリである。 

 何か知らんけど、ディープインパクトについては何処までも大変なことになっちゃったな、という気持ちである。勿論、主催者自らがスターホースを祭り上げたりするとか、マスコミがスターを作りたがるとかそういうのは当たり前のことだけど、正直何処かで「勝って当たり前」みたいな雰囲気をここまで作られると、実際に勝つために細心で砕身しているところの陣営の努力に対するリスペクトが欠けてしまうし、相手関係のはっきりしていない状況でこの調子では古馬の陣営にも失礼な部分が出てくるのではないのかなぁとも余計な心配をしてみたり。とりあえず、3冠達成から9週間が経ち、どうやらディープインパクトは有馬記念のゲートが開く瞬間をその場で迎えることが出来そうである、という現在の状況に関しては、池江郎師を初めとする陣営に、心から感謝したい。
 と、まるでダービーのときと同じような書き出しにしてみたが、実際のところ今回はもうちょっと客の側はその辺りを分かった空気を読むオッズを作るのではないかな、というような予想はしている。で、世代論としては確かに3歳の不振がある一方で、際のところ1頭抜けた馬がいるときなんてのはそういうもので、トウカイテイオーの世代にしてもイブキマイカグラやレオダーバンの強さはどこか限定的かあるいは素質が開花しない感じはあったし、ナリタブライアンの世代のエアダブリンやヤシマソブリンにしても、他の世代にいればクラシック取れてたみたいなのとはちょっと違っていたと思う。その意味では、ディープインパクトがライバルに恵まれていない現状をもって「恵まれた」と言うのはやや筋違いな気がして、まずはその実力はポジティブに評価されるべきであろう、とここまでもダービーと全く同じだな(苦笑)。いやー、今書いても全く同じ話になるのは何なんだ一体。

 しかし、実際のところ世代の強弱というのはある種の波状にあるものなので(ロブロイ世代とかは4歳春頃はマジ弱かったりとか)、この世代が5歳くらいまで頑張ればそこそこの実績を刻める馬は出てくるだろうし、単純に現在の3歳の「弱さ」は「秋の上がり馬の不在」に帰せられるべきで、春の実績馬がそう簡単に能力を持続できないというのもこの時期はよくある話ではある。そういう意味では、ディープがどの程度「疲れているのか」というのが課題になるとは思うが、そういう意味ではこの馬は水曜と金曜に追ったりとか、少なくとも物理的な文脈では「疲れている」ようには見えない。この馬の最大の弱点である蹄の弱さは、レースを使い込むことを制限しているが、今回はまだシーズン3走目、「使い込んでる」という文脈ではない。その上で、ディープインパクトの強さは「内容のあるレースをしても、疲れないこと」にある。疲れない馬が使い込まれないのならば、パフォーマンスが安定するのはある意味当然であって、ディープインパクトが追い込みという不安定な脚質ながら安定したパフォーマンスを維持できるのは、この疲れなさに大きく拠る所はあるだろう。
 では、古馬に関してはどうだろうか。
 秋の王道レースを走りきった馬を先のエントリで論じた。それに従うと、今年は「掲示板に来る条件」に該当する馬がほとんどいない、ということになってしまう。ならばデルタブルースや、あとはグラスボンバーやオペラシチー辺りの穴馬を狙えばいい、というのが馬券の買い方と……なるのか、というのがちょっと引っ掛かる所ではあり。データはあくまでデータであり、恐らくこの有馬記念に出走する16頭は、どの馬が勝っても「平成初」とか「10年レベルでは初めて」という消し理由になるデータを破る公算になるだろう。例えばディープインパクトが勝てば、平成最軽量の有馬記念馬の誕生である。そういう意味では、王道路線の馬も単純に消していいものかは考慮の余地があるのだろう。例えば、ホーリックス2.22.2のジャパンCの直後の有馬、レコードの反動があってもおかしくは無い文脈ではあったが、掲示板を占めた5頭のうち、4頭は前走でそのジャパンCを使った馬であったことなどを思うと、レースレベルがある程度高い場を経験したことには応分の価値がある、という理屈も可能だし、秋天が逆の意味で異常なペースであったことで、反動の大きさもある程度緩和されてる、なんて議論も可能だろう。

 ただ、その上でも、ゼンノロブロイにとってはローテは厳しすぎるかも知れないな、というのが本音。宝塚→インターナショナル→秋天→JCというのを休みなく続けたローテは、多分ここをフレッシュな状態で行ききるには1走だけは多い。元々関東馬で秋に関しては輸送のアドヴァンテージはあったのだが、その貯金に関しては先に海外に行って潰してしまっているようにも思われる。その上で、5歳の57kg。ちょっとこの馬に関しては「消すのが礼儀」というような所も感じられる部分ではある。そういう意味では、ヘヴンリーロマンスもやや使い込みが目立つタイプではある。ジャパンCではお休みになる形は良かったが、その前はスローという部分を斟酌してもあのメンバー相手ならば明らかに激走であったと考えるならば、ここはやはり辛いとせざるを得ない。5歳馬の中で恐らくは最も安定感をもって臨むことが出来るのは、恐らくはリンカーンではないだろうか。更に、ノリはアドマイヤジャパンを通じて「最も外からのディープインパクト」を知っている存在でもある。また2ゲットか的な流れにはなってしまうのは聊か不本意な取り上げられ方ではあろうが。そのリンカーンの京都大賞典で肉薄したコイントスは買ってみたくもあるが、5走はちと使いすぎか。
 5歳馬の有力どころであと1頭、サンライズペガサスは秋天の流れでは来られないのは仕方ないが、JCはもうちょっと差せてもいいレース、ゼンノロブロイはかわせていいレースではあった。それが出来ないのは、ひとえに距離の問題となるのかとは思う。直線もそう長くない中山での2500を差せるには、ちょっと足りないのではないか。5歳上で穴中の穴になるのはマイソールサウンドだろう。ジャパンCは取り敢えず使って、秋は4走目というローテ。調子としてはお話にならんレベルではあるが、脚質的には何処からでも競馬が出来て、その上でどスローになっての斬れ勝負なども見込まれない展開ならば、意味不明に突っ込んでくる可能性は、前づけしないとどうにもならないビッグゴールドやオースミハルカよりは高いと見て間違いない。逆にグラスボンバーは近走が「中途半端に良すぎる」辺りで、有馬の穴馬としてのフォーマットを微妙に外しているようにも見える。距離の壁を明らかに見せているダイユウサクの方が、ローテとしては意味不明度が高かっただけに。

 ペースは、タップダンスシチーが作る。その上で、時計の掛かる馬場だけに、ラップ自体はそこまで破滅的にはならないだろう。ただ、レースの中で、恐らくディープインパクトの存在は全体のペースをスローではなくハイに近づける、というのが3歳クラシックでのパターンであった。同じ場所から仕掛けたときに明らかに向こうの方が良い脚を使う、という脅威を全ての出走馬に与えていたのであるから。このパターンは今回も変わらず、それならばタップは比較的早くに捕まえに来られることになるだろう。タップダンスシチーは素晴らしい馬ではあるが、ある程度トップレベルでは「ハッタリ」的な部分も存在する。そのハッタリが利かないで真っ向勝負されると、凱旋門とか03有馬のような結果もある馬だ。もっともそれが却ってこの馬の魅力というか、穴馬的な薫りを醸しだしているのであるが。
 そして、タップダンスシチーが逃げるならばコスモバルクはまたも逃げられない。この馬がこのようになってしまったことは、本当に惜しむべきことであったな、と今になってしみじみ思う。もしコスモバルクがある程度の実績を持った存在としてディープインパクトを受け止めるならば、今年の有馬記念は日本の競馬史においても屈指のギミックを得た名勝負として開かれたであろうレースだった、と思えば。4歳世代は、微妙にスポイルされた感のある馬が多い中で、スイープトウショウといいハーツクライといい、本当に頑張ってきている。それだけに、その先端にいたはずのコスモバルクの現況には悲しみが一層深まるものだ。
 さて、4歳での人気はハーツクライとデルタブルース。王道と裏街道と対照的な歩みでここに臨みつつ、タイトルとしては後者が先んじていて、格の評価はなかなか微妙なところだ。しかし、ハーツクライがゼンノロブロイを宝塚・JCと2度負かしたことは、デルタブルースに対して大きなアドヴァンテージであり、あくまで格という点ではもはやハーツクライを上にせざるを得ないのではないか。取ったタイトルでデルタを上に見なす訳にはいかないだろう。その上で、ステイヤーズSを「最低限の力」で乗り切ったデルタブルースではあるが、ここで逆に「もうちょっと苛め切れなかったのか」という部分がむしろある。去年あれだけ頑張った馬だけに今年は、みたいな形にはなっているが、2走でこの程度の負荷では、有馬というメンバーではリズムに乗り切れるかの不安は出てくる。その意味では「フレッシュすぎて足りない」場面も考慮しなければならないのかとも。シルシを外すまでは行かないものの、その辺りでやや慎重に見ておきたいところだ。
 ハーツクライは、正直「ここはコケる場面」というのがいかにもありがちな部分ではある。実際のところ、ここまでG1を取れなかった馬にとって「悲願のG1」というのはなかなかに容易ではない。むしろ、これだけのメンバーならば取れないのが普通なのかな、とも思う。しかし、ローテとして秋天が叩きだったのは救いだったのではないか。その意味では、最も良い状態で臨める馬の1頭には違いないだろう。一方で、この馬の脚質はディープインパクトに最も似る。こういう馬が複数いる場合、通常はお互いがスイングする展開になることは余り多くは無いし、一方で無闇に出し抜いても日頃と違うことをやってそう簡単に勝てるわけではない、というのはあるだろう。しかし、ルメールは「末脚勝負では負けない」と言ってみせた。恐らく、この場はそれを信じる方が正解に近いかもしれない。その上で、末脚でディープインパクトに勝てるか、というと望みは薄いであろう。しかし、ルメールが信じて乗ったときに、「コケる」可能性は下がるのではないか、という辺りについて、この鞍上を信頼してみたくもある気分にはある。こういう馬は、対抗というよりは▲が相応しいのではないかな、という気がしている。
 スズカマンボは上がり目はある馬だ。掲示板に来る蓋然性としてはかなり高いものを持っている。秋天はペースが遅すぎ、JCは時計が早すぎた。今度は、中途半端に時計が掛かってくれる可能性を残している。それならば、ついていって何とか、というのも可能な場面ではあろう。ただ、世上言われるとおり輸送では鉄壁の弱さを誇っていた馬にとって、更に輸送時間が延びるという条件は流石に運が向かなかったと見るべきか。オペラシチーは狙ってみたくもあったが、やはり前走G3で1秒差以上負けの二桁着順では、強調のしようがない。
 予想として示す買い目は、2着○▲△、3着で×まで含めたフォーメで下記の通り。

◎ディープインパクト
○リンカーン
▲ハーツクライ
△デルタブルース
△マイソールサウンド
×グラスボンバー
×コイントス

 このレースを選んだからには、ディープインパクトは「一世一代の競馬」をする必要などはない。逆に言えば、今までどおりの競馬を古馬に披露して、それを古馬にあたっては存分に試して頂きたい。繰り返すが、ディープインパクトにとってHペースとはMペースであり、MペースとはSペースである。極端なスロー以外では常にアドヴァンテージはディープインパクトの側にあり、それは少なくとも日本で走って勝つという状況においては変わる必然性はない。最も望むのは、ハーツクライが出来るだけ長くディープインパクトと同じ脚色を維持してこの馬の能力を引き出すこと、そしてその結果がディープインパクトの「一世一代の競馬」にはならないことである。今の段階で先行というのは、ある程度「小細工」的な雰囲気があるのではと思われ、その意味では、今回も「追い込むディープインパクト」の文脈で結果を出して、願わくば翌年も大過なくターフに姿を現すことが出来ること。その上で、「追い込み」以外の形を披露すること、「一世一代の競馬」をすることは、この有馬より先の何処かでの課題として見届けることが出来るならば、これに如くことは無い。

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有馬レート考、ちと補足。 

 うまうまライフさまを見てて、ちと前のエントリで書いてたレートのズレがあったので、プレレートを確認してたら、ディープインパクトのダービーって120に修正されてたのね。やはりザリオがトップというのが納得いかなかったのか?個人的にはあの段階での119はさしてミスレートだったとは思わなかったけど、まぁ修正もありはありかも。
 で、ちょっとだけうまうまさまのエントリにトラバでコメントしてみる。

 基本的に、古馬初対戦で自分より高いプレレートの相手とあたる、ってのは普通に当たり前のことではと思われます。勿論それこそシーザリオのように3歳の比較的早い段階で海外で好勝負してレートを稼ぐような馬ならまだしも、普通はレートにおいてジャパンC様に勝るレートを取れるレースは日本に存在しませんし、ある程度3歳春は成長途上という意味合いで低めにレートをつけられるものなので、そういう意味ではディープはあれだけ千切っても春の段階では119しか評価されなかった、という訳でして、3歳馬がプレレートで低いから格下という評価ならば、3歳馬が有馬で勝つことはほとんど有り得なくなるのです(笑)。
 そう言えば、キネーン先生がサラブレで「Hurricane Run とディープインパクトが勝負するとして、乗りたいのはディープ。だけど、ディープが Hurricane Run を越えているとは今は言えない。それは彼が国内最高のジャパンCに出走してその能力を証明してないからだ」みたいなこと(正確には全然違うと思うけど、今手許にサラブレが無くて正確に引用できないから許せキネーンw)をのたまってたのですが、要するに原則として最も格の高いレースには最も持ちレートの高い馬が集まるから、そこで勝ち負けしなければレートは上がらん、というのはありますね。そういう意味では、ディープインパクトは有馬で初めて「正当なレートを得る機会」を経験する、とも言えるのではと。

 一方で、先のエントリで触れたように、シックスセンスの香港ヴァーズを基準にしてディープインパクトがどの程度シックスより格上かを加味して修正したレートを普通に適用した場合、彼の平均的な出力は「ジャパンCのハーツクライと互角」というレベルになろうかと、という意味で、「圧倒的にディープが古馬を凌駕している」と言える現状に無い、というのは違いないでしょうし、まぁオッズ以上には僅差、とも言えるのでしょう。
 本日の東スポでは、「逃げて Secretariat の31馬身再現だ」などと、まるで私が嘗てこのブログで「逃げるディープを見たくもある」と書いてるのを読んだかのような記事が出てましたが、少なくともレートが現在示す所ではそこまでの差は今回対戦する相手にはディープは保持してねぇよと。つーか Secretariat の31馬身、同世代相手の5頭立てだし(笑)。
 ただ、現状はその「正当なレート」すらまだ証明できてないのは事実なので、ここできっちりシックスセンスのレートを裏付ける程度には最低限頑張って欲しいというのはありますね。……とか言いつつ、勝ったはいいけどグラスボンバーとかオースミハルカとか持ちレート無い馬を僅差に引き連れちゃって120もいかないとかもあっちゃったりするのがクラシフィケーションシステムの落とし穴ではありますが。

 あと、菊花賞のレートに関しては、現実にダービー以上の着差で勝ってない以上は「平行線」にならざるを得ないものではあるでしょう。その上で、今回の菊花賞の118という数字は2馬身差で113のアドマイヤジャパンの+5という、ちょっと「レートの作法」(長距離での1馬身差はレート1.5ポンド換算が目安)を明らかに破ってのオーバーレートな訳で、本来は116くらいが妥当と思われます。ただ、クラシフィケーションというのはある程度距離とリンクするので、該当距離と異なる距離に関する評価ってのはある程度参考程度になる、という所もあるですね。実際、長距離でのレートってのは数字的には低くなる傾向はありますし(この菊花賞の数字にしても、本当はアドマイヤジャパンの113ってのが低いというのはあって、例えばアドマイヤ115、ディープ118なら妥当かと思います)。

◆QMA3:ロミタス@上級10~8級
 昨日の分。正直、今回は金剛になれる気が全くしねぇ……。
1(E-12):Sタ(5)[1]→NEF(5)[3]→学4M(3)[2]→決2(1222)学タ/学タ/学タ/学EF
2(U-11):学多(★)[1]→Sタ(4)[2]→芸4M(2)[5]
3(U-06):AEF(6)[3]→N順(3)[4]→芸○(6)[1]→決3(1232)雑タ/学EF/学並/A連
4(U-06):S並(6)[2]→芸R1(5)[4]→学4T(5)[2]→決1(3323)学CU/学EF/Sタ/雑タ
5(U-09):学R2(6)[1]→AEF(4)[9]
6(U-12):学多(6)[1]→芸連(6)[1]→A並(5)[5]
7(U-06):芸4M(4)[4]→学連(5)[1]→NR1(5)[2]→決3(1133)学CU/Aタ/A連/AR1
8(U-13):SR2(6)[2]→芸EF(4)[5]→雑多(2)[5]
9(U-14):A4M(3)[14]
10(E-12):学○(★)[3]→S連(6)[1]→雑並(4)[2]→決1(3323)学並/学4M/学CU/S連
11(U-14):SR1(5)[1]→雑多(2)[5]→NEF(4)[1]→決4(2121)A多/学EF/学タ/AR1
12(U-14):N4M(6)[1]→学EF(6)[3]→SR2(6)[1]→決1(2333)Sタ/学並/芸4T/学並
 8ゲーム目辺りからN西さんとご一緒でしたが、微妙に対戦タイミングがズレたりこっちが降格してたりで(この直前のアニ四字は2問ミスで、かなり悔いの残るゲーム)、同時突入は出来ませんでしたねぇ。ところで、昨日はラーメン喰ってからプレイしてたので、隣が大蒜くさかったら申し訳なかったです。 >N西さん
 しかし、100点ってすげー出易くなってるのか。外ゥーで100取れたのにも驚いたけど、1日で2回出来るとは更に驚き。因みに外ゥーでは0もこないだ取りました(3回戦芸能)。しかし、今作って1回戦~3回戦の難度傾斜が激しいので、3回戦にキツいジャンル引くと本当に辛いわ。その辺りがまだ慣れきってないってのもあって、なかなか決勝行くのが難しくなってるなぁと言うのもあり。あと、本日のトピックといえばやはりスポ2@QMA3を初体験、かな。何とか両方クリーンシートで、よかった。
 スクールポイントはレジャランで191、総合で315という感じ。
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有馬記念前雑考…トリプルクラウン 

 丁度ニシムラ@Readkeibaさまが平成の有馬記念勝ち馬の対決、みたいな話をされてるが、こんなドリーム有馬はどうでしょう、という感じで、ひとつ出走表をおこしてみる。
12月25日5回中山12R 芝2500m
平成仮想有馬記念(GI) 3歳上 馬齢
枠馬 馬名       性齢斤量 騎手  近走成績   厩舎  父
11イナリワン     牡5 56 柴田政  休26111 (美)鈴木清 ミルジョージ
12エアグルーヴ    牝4 55 横山典  11123 (栗)伊藤雄 トニービン
23オグリキャップ   牡5 56 河内   2休6111 (栗)瀬戸口 ダンシングキャップ
24シンボリクリスエス 牡4 57 ペリエ  4休131 (美)藤澤和 Kris S.
35ゼンノロブロイ   牡4 57 デザーモ 休4111 (美)藤澤和 サンデーサイレンス
36ステイゴールド   牡4 57 熊沢   休42103 (栗)池江郎 サンデーサイレンス
47スペシャルウィーク 牡4 57 岡部   休7112 (栗)白井  サンデーサイレンス
48スーパークリーク  牡4 57 武豊   休1142 (栗)伊藤修 ノーアテンション
59ダイワテキサス   牡7 56 蛯名   11953 (美)増沢  トロメオ
510ツルマルボーイ   牡5 56 安藤勝  2休2154 (栗)橋口  ダンスインザダーク
611テイエムオペラオー 牡4 57 和田   1休111 (栗)岩元  オペラハウス
612ナイスネイチャ   牡5 56 松永昌  休31573 (栗)松永善 ナイスダンサー
713ナリタトップロード 牡6 56 渡辺   休12104 (栗)沖   サッカーボーイ
714ナリタブライアン  牡4 57 南井   1休1264 (栗)大久正 ブライアンズタイム
815メイショウドトウ  牡4 57 安田康  休1222 (栗)安田伊 Bigstone
816メジロマックイーン 牡4 57 内田浩  休11812 (栗)池江郎 メジロティターン
 この出走馬の選考基準はお分かりでしょうか……と言っても、まぁエントリのタイトルが大ヒントなのでそう謎をかける必要もありませんかそうですか。要するに
「秋天→JCというローテで有馬を使って、掲示板に載った馬」
の仮想出馬、というのが正解。平成以降の勝馬16頭を集めるレースの方がそれはそれでいいメンバーなのではあろうが(なにしろこの基準だとトウカイテイオーが出られねぇしな)、この出走表も、作ってみるになかなか味わい深い。まずはダイワテキサスの単がいくらくらいつくんだろうか、とか(笑)。
 秋天、JC、有馬という一連のG1は言わば秋のトリプルクラウン的に機能していて、恐らくは平成の競馬において、クラシックと並ぶ興行の柱となってきた。勿論、この路線の確立自体はグレード制とともに生まれたものではあるが、このギミックを3年続けた名馬オグリキャップにより「流れ」としてより大きく認知されたように思われ、90年代半ばには「厳しすぎる」とも言われたものの、やがては「厳しいからこそ、価値がある」という流れで合意がなされて(これはエアグルーヴやスペシャルウィークの尽力が大きい)、遂にはJRAによってボーナスが設定されるにいたり、半ば公式の「シリーズ」として完全に定着したことは、ある程度競馬歴のある方ならば普通に体感しているところかと。
 その上で、やはりこの3走を使い切るというのは決してラクなシロモノでは無く、有馬に上積みを残して勝ち負けするというのはなかなかに容易ではない。とりわけ、関西馬にとっては3回とも東への輸送になるし、古馬王道路線で強い馬は関西馬の方が多いし、という辺りで。いずれにせよ、秋天JCと使った後に有馬でそこそこの結果を出す、というのは独自のタフネス・しぶとさが要求されるところではあり、上記の馬にある程度共通するのは、そういった「古馬としての骨太感」となるのだろう。
 というところで、話のマクラはこの辺で。そんな16頭の有馬掲示板時の戦績を年齢別に並べてみて、ちょっとした予想の考察というつまらん方向に話を持っていってみようかな、というところ。今年はデルタブルース以外の古馬有力どころとなる7頭がこのローテで出てるしね、ということで。オグリは平成より前にも1回やってるので、そのデータを加えてみる(冷静に考えて、このリストにタマモクロスを入れられないのは惜しいな…)。
 どうでもいい話だが、このデータを下調べする時に98年のブックなどを拾って読んでたら、シチーの広告で
ラムタラII世ついに日本上陸

神の馬ラムタラをはじめ
サンデーサイレンス・ブライアンズタイム・サクラバクシンオー
フジキセキ・ロドリゴデトリアーノ・(外)クリプトクリアランス
グルームダンサー・ビワハヤヒデ・(外)プレザントタップ 他多数
 とかあって、何かちょっと微笑を禁じえなかった。あやうく他多数に埋没せんばかりの位置にある後のジャパンC馬、こんなに目立つ馬になっちゃうとはねぇ。最後のレースも「見せるレース」を貫徹してほしいなぁ、なんて思ったりもする。
 まぁ、脱線はそんなところにして。
88 オグリキャップ  牡3 秋天2→JC3→有馬1 天
02 シンボリクリスエス牡3 秋天1→JC3→有馬1 天
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有馬記念前雑考…3歳のレート 

 今年の3歳は弱い。
 まぁそうだろうとは思う。現実に古馬相手にあれだけ負けてるのなら。その3歳のレートなどを見つつ、ちょっと考察。さしあたり、現段階のベスト10を、ある程度漏れなどあるかも知れませぬがということで。セクースアローワンスは4で計算すると、こんな感じ。
1)116fシーザリオ    @偽アメ
2)119 ディープインパクト@東京優駿
3)112fエアメサイア   @秋華賞
4)111fラインクラフト  @MCS
5)115?シックスセンス  @香港瓶
6)115 カネヒキリ    @JCD
7)113 アドマイヤジャパン@菊花賞
8)107fデアリングハート @桜花賞
9)110 サンライズバッカス@JCD
9)110 インティライミ  @東京優駿
9)110 アイルラヴァゲイン@NHKマイル
 という訳で、現段階でのトップはシーザリオ。これは勿論海外込みレートなので、という話になる訳ですが(逆にディープからみれば、キネーンがサラブレで指摘するところの「ディープが実績として積み上げたものの少なさ」というところですな)、実際エアメサイアの111なんかもその辺りで評価基準が上がった後にラインクラフトに勝ってるから、これはちょっとオーバーレートだったかな、とも思う。一方で、海外という文脈では、シックスセンスが結果を出したために、レート全体としては現状の3歳の勝てなさほどは酷い内容にはなっていない、というのもちょっと面白い部分ではありますな。そのシックスの115はあくまで見込みですが、恐らくこれはプラマイ1程度のズレだと思うし、ラインクラフトのMCSやカネヒキリのJCDと一致する程度ならばそう大間違いにも見えない。まぁでも古馬に混じって115を取った馬が都合3頭、それに110越えが全体10頭ならば、まぁこんなもんだろ、という程度のレベルを「3歳の上位馬」は残している、と言えるのでは。
 その上で、シックスセンスが古馬長距離の一流どころ相手に(っても実質ウィジャボード1頭だけど)結果を出してくれたので、物差しというのは出来たかな、という状態。このシックスセンス相手にどの程度の差をディープがつけたか、というのが有馬における「格」の判断、という点では最初に材料になるべき所ではあるでしょう。という訳で、ディープ対シックス4番勝負をレート差という観点で見ると、こういう数字。
皐月賞 ディープ116:110シックス
東優駿 ディープ119:106シックス
神戸新 ディープ116:110シックス
菊花賞 ディープ118:108シックス
    平均R差……8.75
 いや、面白い数字になった。
 4レースでディープがシックスにつけたレーティングの数字差は35、1レース換算では8.75ですが、これをシックスセンスが國泰航空香港瓶で挙げたであろう115という数字に加算すると、123.75、という結果になる。で、ジャパンCにおけるハートレイクの数字が123であり、一方このレースハナ差で制した*アルカセットが124であることを考えれば、「ほとんどJCの結果と互角の数字」という辺りにディープインパクトはいる、ということになります。このレース、そういう意味では「スイングする」相手関係での対戦、と言えるのではないかなと思われ。
 一方で、ディープインパクトに有利な部分を挙げると、距離の伸びたレースではシックスセンスに対して更にレート差を付けているわけで、そうなるとディープ本来の水準としては更に2,3ポンド高い所にあるのではないか、という推測が利く、というのはあるでしょう。しかし、実際にシックスセンスと6ポンドしか差のつかないレースがあったことを思えば、古馬も食い込む余地はあるかな、という辺り。
 一方で思うのは、シックスセンスというのは*デインヒルの安定感が非常に出ている馬なんですが、そういう意味でこの馬がこれだけ安定した結果を出しながらレートの数字が余り安定して無いのは、ややクラシフィケーションの仕様限界でレートがブレてるから、というのも思ったり。で、仮にシックスセンスが常に115というレートで走っていた、と脳内換算するなら、どうなるか、というのがある。そうすると、ディープインパクトのダービーは128という数字。この数字の出し方自体は強引に過ぎるものなので話半分に読んで貰えばいいのだけど、ディープの「潜在的な能力値」のトップという点では(欧州のトップレベルとの比較という意味でも)確からしい数字だなぁとも見える。そういう意味では、ベタな言いかただけど、
「ディープインパクトはダービーの走りを再現できれば、有馬で古馬に勝つ」
ということは確かなのかな、とも思います。それが出来るのかどうか、というのはなかなかに考え出すと面倒くさい部分はありますけど、ディープインパクトとしても「あのパフォーマンスを更新する」というのが当面最大の目標と思われ、まずはそれに向けて頑張れ、というところではあるでしょうか。
 んー、やっぱりレートベースの予想は格論者的でつまらんな、つー結論。
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「いいひと」としての日本。 

 極東のオサーンの所でも引かれてた、日経春秋の記事より。
ロシアがいるのに米国がいないのも妙だが、全体構図を東アジアでの日本と中国の覇権争いと見て、日本の孤立を心配する人もいる。が、猪口孝中大教授が東アジアの11カ国で実施した世論調査アジアバロメーター2004年版によると各国は中国や米国よりも実は日本から「良い影響」を受けたと考えている。
 と、日本が思われるのは、基本的に日本がこれまで良い意味で「カネを出して、口を出さない」ようなスタンスで見て貰えている、ということなのかなぁとも思う。そういう意味では、日本は投資というよりは貯金というべきものを、途上国に対して作ってきたように思われますし、恐らくこれをイスラム圏やアフリカ辺りの途上国に敷衍したとしても、似たような結果は出るかもしれない、とも。そういう意味では、日本のスタイルというのは基本的に「いいひと」的な受け止められ方なのだろう。
 一方で、「いいひと」というのは「どうでもいいひと」とか「都合のいいひと」にもなりがちなのは事実であり、そういう意味では戦後日本が経済成長を進めた上で各国に対して蒔いてきた種というのは、結構工夫しなければ回収できないで先に隣国などに上前をはねられちゃうかな、みたいな部分はあるのかなぁとも思われ、一方で逆に中国とのナワバリ争いという文脈で、急に手のひらを返して「恩を着せに掛かる」と、それまで築いてきた「いいひと」というイメージを損ねてしまう、というのはあるのでしょうな。その辺りのコントロールをいかにじんわりと行って、良好な国家の関係の中に利益の共有を持ち込むか、その辺りのバランス感覚という、比較的日頃の活動や発言では分かり難い部分が、今後の外交官とか政治家のレベルで求められてくるのかも。そういう意味では、小泉外交ってのは今までの路線の作り方という点では巧みに改革を進めてるという部分はありつつ、一方で小泉的キャラとしてどうしても「見た目」的な部分で印象を強めちゃった部分があるので、後継の政治家がその「うわべ」だけで動いちゃったり、逆に変にイメージ面でのバックラッシュによって外交方針を崩しちゃったりするのが不安な所ではあったり。
 要するに、アジア外交の軸足としてASEAN、インドが優先順位として高く、そういう意味では「特定」な方向ばかりに目を向けるべきではない、というボトムラインは継続した方がいいのだろうなぁとも思いつつ、そこで余り中国とガツガツやりすぎると、というのはあり。その辺りで例のペンのパフォーマンスは小泉頭いいよなぁとか思ったりはする。一方で小泉の場合、対米という点ではもうちょっと淡々とやってもいいのかなぁとは思うのですが(セグウェイとかに関してはちょっとやりすぎ感があったし)、逆にそっちは向こうの大統領のキャラに合わせることを考えれば仕方ないってか?

◆QMA3:ロミタス@中級7級辺り。
 エルフ飽きた(ぇ
1(E-12):学連(5)[11]→A4M(3)[5]→雑多(2)[2]→決1A(3312)SCU/S連/芸タ/学4M
2(E-12):芸EF(5)[8]→雑CU(5)[2]→学4M(4)[1]→決2A(3331)Sタ/S並/芸4T/S多
3(E-12):学4T(6)[2]→ACU(6)[2]→雑連(5)[2]→決1S(2322)雑4T/学4T/芸4T/Sタ
 という訳で、3連続連対でも昇組できず。或いは2ゲーム目であと1問でSが取れればひょっとしたかも知れないけど、ここは決勝4Qのスポ多で「ブンデスリーガの得点王」なのにビアホフを入れてしまうという痛恨ミスが痛すぎ。これ取れて3連勝で2ゲームS続きなら、流石に上がったかなぁと思うと。で、昨日の結果と総合すると、5ゲーム平均がAでも、全然昇組は出来ないということが判明。結局どういう法則なのでしょうか……。
 ここまでの戦績は7-4-2-0#4-1-0(7-5-2)[S8-A9-B1]。段々区間取れなくなってきた……。
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QMA3はじめました。 

 という訳で、2日間の戦績。

◆ロミタス@修練生
1(F-09):N4T(4)[6]→A○(4)[7]→雑連(6)[1]→決1S(3233)S連/学4T/学並/学4T
2(E-09):雑EF(6)[5]→学4T(5)[3]→Nタ(2)[7A]
3(H-10):芸連(6)[2]→学○(6)[1]→A4T(1)[8A]
4(H-10):A4T(4)[5]→Nタ(5)[1]→芸連(5)[4]→決1A(2233)S連/学○/N4T/A連
◆ロミタス@初級
5(H-10):N並(6)[2]→芸○(4)[6]→学4M(5)[1]→決2A(2312)学連/S4T/A4T/A4T
6(H-10):A4M(6)[1]→雑連(5)[5]→S○(6)[1]→決2S(2323)学タ/S4T/学タ/S連
7(E-12):雑CU(6)[4]→N4T(5)[1]→芸連(4)[5A]
1(H-10):N連(6)[1]→芸4T(5)[5]→A並(5)[1]→決2S(3331)S並/S連/雑並/Aタ
2(H-10):A並(6)[2]→芸○(5)[4]→N4T(4)[1]→決1S(3322)芸並/S連/A並/A4T
3(E-12):N4T(6)[3]→学CU(6)[2]→A並(5)[2]→決3S(3231)学4T/S連/S4T/S多
◆ロミタス@中級
4(E-12):芸○(4)[9]→AEF(4)[12B]
5(H-10):A○(4)[7]→S並(6)[1]→芸タ(5)[1]→決1S(3122)学並/学タ/芸4T/学連
6(E-12):A○(5)[3]→N多(5)[1]→雑タ(4)[5A]
7(E-12):雑並(4)[11]→S4T(4)[7]→NEF(4)[2]→決3A(2203)学タ/S並/芸4M/S4M
8(E-12):SEF(5)[3]→学4M(5)[2]→N連(5)[4]→決1S(3231)S並/芸4M/S○/A多

◆大体の見方
クレ数(組-人数):ジャンル(正答)[順位評価]……→決順位評価(決各Q正答)決各Q形式
N…ノンジャンル、A…アニゲ、S…スポーツ、芸…芸能、雑…雑学、学…学問
○…○×、4T…4択、連…連想、並…並べ替え、タ…タイプ、4M…四文字、
CU…キューブ、EF…エフェクト、多…一問多答、順…順番当て、R1~R5…ランダム1~5

 正答率が大体80%周りで動いてるのは、2の超銀末期と殆ど同じ。新問の分で正答率を落としつつ、一応クラスがまだ低いので正答率をある程度は稼げる、ということかも知れないけど、実際やってる感覚では問題はかなり難しいと思う。2の立ち上がり時は4人対戦でそれも途中でほぼもれなくICEとなって、結局COMをボコボコにして連戦連勝だったのに比べると、修練で早くもスパイラルを体験できる殺伐仕様といい、余りにも大袈裟に変わりすぎの感もありますが、まぁ2の廃人としてはこれくらいのノリで初期から楽しめるというのは悪くないかも知れない(ゲームの敷居という点では高すぎやしないか、という感じだけど、まぁ廃人が上がればちっとはマシになるだろう)。にしても、2の通信仕様って本当に酷かったんだなとしみじみ思う。同突して予選落ちした人のほうが先に成績発表されるとかって、ありえないよなぁ。ただ、3も微妙にしょっちゅうコケてる人がいるっぽいが、落ちた人に角が立たないから分からんだけかも。
 決勝で動かない相手キャラが居るのはモバイルQMAみたいな雰囲気で微妙に寂しいのですが、これは早晩に改善されるものだろうか。幽霊タンは可愛いので正直心が動くが、多分サブカにとどまると思われ。しかしあのICカードでサブカ集めるのは微妙にきついな。1枚でも定期入れに入れるとスイカが片面しか使えなくなるし。因みにカードはFUNFUNなら300円でしたよ。
 一枚絵はやはり色が多いとなかなか見映えしますね。しかし、メロか(苦笑)。
#あれは、月ではないっすよ >N西たん
 昇格降格のシステムは、正直全然分からん。何かペガサスくらいだと優勝しても降格という噂がありますし、確かにランクで上がってる人見ても、結構なスクールポイント稼いでてエルフって人も大勢いるんだよなぁ。ただ、スクールポイントが揮発性が高いものになってるだけに、「何で上位を目指すか」みたいなのがちょっと曖昧になりますな。さしあたり、正答率とかで頑張るしかないのか。
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最近はサンデー回帰。 

 つーか、全般的にマガジンの新連載にハズレが多い。
 アルバトロスはキャラ萌え的には悪くないかも知れないけど、今ひとつバトルものとしては武装錬金の2割引っぽい悪寒という気もしなくは無いし。で、ギィ先生が最期を遂げた訳ですが、確かにちょっとあっさり味ではあったものの、個人的には何かギィ先生の最期ってのはルシール先生とかアンジェ辺りと比べればあっさり味になる予感がちょっとだけあったんだよなぁというのがあって、これはこれで何か微妙にしんみりした奥のある読後感があった。この辺りのフィーリングというか過剰感の調整ってのは年の功がなすものだからなのかな。ただ、それならばフゥとかアルメンドラに物凄く濃厚な最期が用意されていても、それはそれで困ったもんというか、フゥとかはもちょっと物語を積めるような場面があれば面白かったのになぁとも。
 ハヤテにおけるヒナギクのツンデレは何だったんだろうなぁと言うのが正直な所。ヒナギクに関してはハヤテが転向することを桂ちゃんから聞いてニヤッとする場面が好きだったんだけど、何か今回のツンデレは微妙に必然性がしっくりこないというか、基本的に「頼られ上手」なヒナギクの場合、「頼みにされる」ってのは比較的当たり前なことで、それは恐らくハヤテ相手でもそうなので、あそこでツンデレする理由ってのは余り無いよなぁというのがちょっと気になっていたりも。今週は桂ちゃんが一番ウケた。ドワーフっつーのも言いえて妙。
 あいこらは、何となく井上センセイらしいまとまった小ネタ。しかし、無駄遣いしてしまう人と、節約に喜びを覚える人の差は何処で出てくるのだろう。安倍寛がまるごとのカボチャを手にして、「これで充分ですよ」と1/4に切ったカボチャを買う女性に「ダメですね」と言われるCMを見て、「まはさんはまるごと買う人だよねぇ」と麻智さんにあきれ返られたものだが、自分には節約道はなかなかに難しい。
 メジャー、結局ベネズエラ相手はあっさり。割とサンデーのスポーツものってこういう所での敵の踏ん張りが今ひとつ執拗じゃないパターンというのは多い気がしなくもない。この辺りのテンションの温さを織り交ぜつつ最終的にメリハリをつけようとするのがある種の伝統芸なんだろうか。もうちょっとハイテンションな媒体で似たようなことをすると、一気にアンケが落ちそうな気もしますが。ブリザードも今の所結構あっさり気味の推移ですな。結局播磨拳児……じゃなくて城島がクビになって、それを追って世界へみたいなパターンなのかなとか訝りつつ。あおい坂は……どうなんだろ。何か完結しちゃいそうな進み方ではあるけど。
 何かダルいのでここまで。

◆QMA3:ロミタス@ノープレイ。
 本当はこちらを本ネタにしたい日ではあったものの、結局ちょっとだけ人のプレイを観戦しただけで帰る(理由は猫餌を昨日買い忘れたために、早く家に帰ってネコに餌をやらねばならなかったためという、本当にどーしょうもない事情w)。折角今日の昼は「最後の1戦」と決めたゲームで賢王様に勝ったのにのぉ(サシなので結局賢○メダルは0で終了)。どうも組別性だと修練でも魔術師クラスの人と対戦があるようで、最初は○×4択連想しか出ない……ってのよりは面白いかも。
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Wikipediaと、「合意」の問題。 

 ここんところ、CNETで Wikipedia 問題が取り上げられたりしてるけど、どうやら問題になっていた記事は「純粋にイタズラというオチだった」などという、なかなかに微妙な結末を迎えていたらしく……。こうなっちゃうと、キレた記者の方が(ある程度理があったとしても)ネタニマジギレ(ryみたいな状態になって、泣き寝入り云々以前に、そっちの方が微妙に気の毒な印象というのも残してしまったり。
 ところで、このオチを紹介していた Rauru Blog をつらつらと読むに、やはり Wikipedia というのは Web2.0 というようなバズワードで語られる存在というよりは、「編集という責任機関の無い媒体が、いかにそれ抜きで信頼性を確保していくかの実験」という、ある意味日本人にとっては激しく古典的な問題(勿論その実験場は、あそこ)を、日本人と比べてもうちょっと大真面目にやっている、というような存在なのだなぁとは思う。
 恐らく、今回の話の着火点になった「虚偽の記述」以上に厄介なのは、編集合戦マターではあるのでしょうけれど、Wikipedia vs Open Source というエントリで語られているオープンソースとの比較で行くと、結局のところ百科事典というカテゴリにおける Quality Control ってのは、ある程度クオリティそのものが普遍的ではない事象(例えば南京大虐殺とか)が多すぎて、結局のところある程度「権威」をベースとした「編集」が絡まない限りは、「クオリティの定義」の所で止まってしまうのは致し方ないのかとも思われます。しかし、それらを何とかやっとこ片付けつつ、何かを形成しようとする信念みたいなのがあるのかなぁと思うと、やっぱり真面目だなという思いがして。
 という話はサテオキ、Wikipedia の編集合戦などにおける記事保護のテンプレートは、こんな感じですが
このページ、「ほげほげ」は編集合戦などの理由で編集保護されているか、あるいは保護依頼中です。今の内容は正しいとは限りません。このページの編集を中断して、ノートで議論を行い合意を形成してください。合意が形成された場合はWikipedia:保護依頼で保護の解除を依頼してください。
 この「合意」という言葉は冷静に考えれば味わい深い。
 恐らく、この辺りのスタンスとして、日本人ってのは「合意される」ということに関してそう楽観的な立場では実はなく、それならば両論併記してどっちの主張も延々と並べればええやん、という方向にいきがちではないかと思われます。例えば、2ちゃんねるの板などは分岐を繰り返していますが、その中で「隔離」という形で論調別に場をまとめる、という方向性があるのかなと。もうちょっと言えば、日本書紀の時代以来、異論があると「一書曰く」みたいな感じで併記スタンスを取ってたのが日本人な訳で。
 それに比して、Wikipedia において「合意」という場合には、「Compromise」というのが恐らくあるように思われ、つまり相克する意見に関しては「適当に譲歩しつつ適当に認め合いながら、妥協点を作って合意した方向に進め」というような意味合いが含まれるのかなぁと。要するに、両論併記してしまってはそこで止まってしまう、両者の妥協の上で「前に行かないといけない」みたいな思想が背景にあるのかもしれない、とも思われます。
 一方で、中国などの場合には、「合意」ではなく、「自分が正しいと思うことのみしか言葉にしてはいけない」みたいな部分があるのかなぁとも思われ。敵は全て下郎、みたいな感じなのでしょうか。ただ、それをややポジティブに見るとすれば、ニャー速に出てた中国人スレを読むに
本当だとおもうお
中国人は言葉にだしたからにはそれなりに責任を負えっていう教訓が昔からあるお
 という感じで、発された言語に対する姿勢というのが違うというのがあって、そういう意味で「折れないことが道徳」にはなっているのかなぁという部分はあるのでしょう。そういう意味では日本とは違う意味で「合意」という言葉と離れた所で生きる民族なのかなぁとも。

 何となく結論の無いエントリではあるけど、まぁ自分などが色々思いつくことなんかは大概 Wikipedia のコミュニティで誰かが思いついてることと思うし、逆に思いついてる人がいなければ「集団知」としてそれはお粗末過ぎて無価値だし、ということで、結論が出るようなエントリでもなかったのでした、というオチ。
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香港國際、さくっと回顧。 

◆瓶。
 26.60-24.10-25.40-25.40-24.00-23.40
 上がりの4Fが47.40という競馬。勝ったウィジャボードは大体それならば46秒前半くらいの上がり、ということになろうか。しかし、回ってきた位置があれだけインならばコーナーワーク分も含めて時計稼げたみたいな部分があって、その意味ではファロンの好騎乗が生んだ圧勝というべきかも知れない。結果論としてあれだけ千切れるなら外回しても勝ってたかも知れないけど、そういうのが欧州の騎手らしいスタイルってことなのかな。一方で、動いた位置としてはウィジャよりは早かったシックスセンスはある程度外を回す恰好になって、それでも今日の沙田は外が意外に伸びてたので結果として差せたけど、まぁこの両者が回した位置が逆だったら最後はとても面白かったかなぁとも思う。でもまぁ、勝ちに行く競馬で欧州最強牝馬以外には格の違いを示すことが出来たというのは日本の競馬にとっては収穫。つーか、有馬でちょっと足りない馬でもただ貰いと気付くなら、来年以降はもうちょっと遠征馬が増えてほしいかなぁ。Reefscape は恐らく馬場がさほど向いてなく、一方で Westerner は後からの競馬になりすぎた印象が。
 予想レートとしては、ウィジャボードが116、シックスセンス115、Best Gift 114、Shamdala 111 くらいで。あと全体に1下げてもいいけどそれだとウィジャに辛すぎるから。ただ、香港賽馬会としてはシックスセンスが来てしまって御愁傷様、という数字にはなるか。

◆短。
 13.30-21.10-23.20
 ある程度今回期待できるかなという風に思ったのは、案外距離が長い馬の方がこのレースに向くのかなという思いでもあったのだけれど、やはり沙田1000は日本馬には鬼門だった。とにかくマイラータイプでも純然たるスプリンターでも平地巧者でも坂得意なタイプでも直線でいい競馬した馬でもダメだったら、ちょっと勝てる気しないなぁ。ただ、今日の競馬見てて、上村はかなりスタート押してたし、それは間違いでは無いとは思ったし、ゲートとしてはそう負けてた訳では無いのだけど、とにかくダッシュが全然ダメだった、というのが印象に残った。恐らくスタートの数完歩において何らかの適性が無い馬に関しては全く対応できないコース、ということになるのかも知れない。日本馬としてはある意味サラブレッドがクォーターホースと勝負してるみたいな競馬が多いだけに、走り方の質の違う馬が求められるのかと。問題は、このレースがそれを研究してまで取りに行くに値するレースになるか、というところでしょうか。長期的には世界最強のスプリンターを選抜するレースになるかも知れないな、とは思うのですが(今ですらそうなりかけてるが)、実際のところ繁殖に供用されない馬が勝ってもレースに重みが増えないみたいな弱点は、香港の優秀なローカルレースにはあるかも知れない。
 予想レートは Natural Blitz 116、Planet Ruler 112、Able Prince 110、Country Music 110 くらいかな。一番レート持ってる4着馬基準という大甘レートですが、まぁ国際レースなんだし、これくらいのハッタリは認められるかなぁとも思います。

◆狸。
 24.90-23.50-23.60-22.80
 典型的なスローの上がり勝負ですが、まぁ香港辺りだったらこういう競馬にはなろうというパターンであり、それでも押しながら進出していたハットトリックのズブさは、恐らくこの馬が香港調教だったら普通に2000~2400辺りのオープン級になってるかな、と思わせるような部分だったり。基本的に外伸びが弱い沙田ですが、今年は馬場が荒れていたということでその辺りが皮肉にも改善されていた点、またレースが遅れたことでパドック周回数が多くなっていて、言わば「日本のレース的なパドック」の感覚になっていた点が日本馬にとってのアシストになっていた、という状況はあるでしょう。アサクサデンエンはスムーズな競馬がしたいしその上でペースも早い方がいいという点でやや泣かされた格好にはなって、ハットトリックにとっては見事にその辺りが噛み合ってくれた、というのも大きいと思われ。これでマイラーの世代交代が綺麗に果たせたというのは日本の競馬にとっても良いニュースには違いない。一方で上述のパドックで明らかに泣きを見たのは多分ラクティではないかと思うが、まぁこの馬の場合スタートがもっさりとしているだけに、内で被されるというパターンになったのも大きいか。Bullish Luck はペースもさりながら、調子も微妙に上がり切ってなかったか。サイレントウィットネスもそうだけど、やや今年の日本を使った香港馬はその後に反動を得てしまってる感あり。Dave's Best は前走ややフロック視されてたようですが、実際強くなってるということかな。The Duke はちと驚いたけど。
 予想レートはハットトリック118 を基準に、The Duke 115、Dave's Best114、ブリッシュラック113 くらいにで整合性が合う(ブリッシュの前走が113なだけに)。ギミック的にはデンエンを倒したことにはなったものの、レート持ちが相手にいなかっただけに、レート上では敗れるというやや不運なパターン。

◆盃。
 28.00-25.70-24.50-23.50-22.80
 スタートしてオープニングクォーター(世界の合田風表記)の時計を見た瞬間ひっくり返った訳ですが、日本でスローペースになるのをやたらめったら敢闘精神不足と見なす人はこのレースに審議の青ランプつけるよう香港賽馬会に要請したほうがいい。まぁ実際、スロー自体は騎手の勝負根性に関わる部分ではなく、むしろインを割ってくるとか逆にインを開けないという直線の攻防における文脈で彼我の騎手差は最も大きいのではないかと思う。ともあれ、こんあペースの割には案外ペースが中盤でも落ち着いたので、直線入ったときに一瞬だけランド産駒のワンツーを期待してしまったわけですが、逆にラストが22.8などというマイルと変わらんような斬れ勝負になってしまうと、流石にランドにそんな最高速度を求めるのも酷な話ではあり。Willow o Wisp はこのしょーもない逃げっぷりと言い、やはり現在のアメリカ芝馬はこんなものなのかと。Vengeance of Rain は直線で早め抜け出しての快勝という形にはなったものの、Maraahel とは残り400くらいからずっと同じ脚色っぽいように写真では見えるので、多分位置取りの差が出たようにも思う。一方で Alexander Goldrun は内に閉じ込められたっぽいけど、多分外いっても伸びなかったと思うのはやはりローテか。Pride は22秒の前半くらいで斬れるようなレースをしていて、この馬なんかがエリ女出てたら面白かったのになぁとも。この馬が最後 Vengeance of Rain を苦しめた辺りで、レースに締りが出た印象もあり、良い仕事はしたと言えるのだろう。
 予想レートは Vengeance of Rain 122、Pride 117、Maraahel 118、Russian Pearl 115 辺りで。Pride と Maraahel 辺りの持ちレートを考えたらもうちょっと上げられるけど、Russian Pearl が後でちょっと足を引っ張っちゃってるし、この馬にサイレントウィットネスよりも上の数字を与えちゃうのも香港人的に微妙かも知れないし(笑)。

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香港國際賽事(その2) 

12月11日沙田第8場 17:10発走 芝2000m
國泰航空香港盃(G1)
総賞金HK$18,000,000 3歳上 定量(3歳122lb,4上126lb,3歳牝3lb,4上牝4lb減)
有馬枠 馬名          性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
○15Maraahel    馬力好  牡4 126R.ヒルズ  143 12333 Sir.スタウトGB Alzao
◎24Vengeance of Rai爪皇凌雨 せ5 126デルペシュ 157 1休851 フェラーリス  Zabeel
:32River Dancer  駿河   せ6 126ホワイト  304 912休11 サイズ     Sadler's Wells
:410Epalo      易博來  牡6 126シュタルケ 259 178休4 A.シュッツGER LANDO
△56Touch of Land  登陸   牡5 126ルメール  288 415113 パンタルFR   LANDO
△67Russian Pearl  金碧明珠 せ5 126コーツィー 197 4213休 A.クルーズ   ソヴィエトスター
:79Green Treasure 色駿馬 せ5 126ドゥルーズ 216 休11472 D.クルーズ   デインヒル
▲88Willow o Wisp  柳葉飄  せ3 123ファロン  125 2111休 セリンUSA    Misnomer
:91Alexander Goldru歴山金駒 牝4 122マニング  239 21138 ボルガーIRE   Gold Away
△103Pride      自豪   牝5 122スミヨン  185 61172 d.R-デュプレFR パントレセレブル
 Alexander Goldrun は去年はいかにもここへの臨戦が素晴らしく、その後王道を歩むきっかけとはなったが、今年は逆にあそこから1年続けて頑張ってきてそろそろガソリン切れの状態で、ここは聊か気が重い。そうなると一応遠征馬の中で最も格上の Maraahel はジャドモントで Electrocutionist の3着。ゼンノロブロイに肉薄できるならばそう弱くは無いし、似たようなポジションの Ace がその後BCターフで2着してるのだから実績的にはそこそこ威張れるか。ただ初遠征の島倉では大敗してるのが気がかり。Pride も調子はいいが、ここは初遠征がちょっと、というのがある。Epalo は海坊主師のドイツ人としての最後の仕事で、実際相応にここを目指したローテでもあり注目したい所であるが、ローマ賞がやや淡白な内容なのが気になるか。ランド勢ではむしろ前走競馬してなくて人気落とすならば Touch of Lando に期待したいところ。Willow o Wisp は面白い存在だが、やや地力未知数。このぐらい遠征馬にそれぞれ微妙にケチのつく展開だと、買いたくなるのは地元馬。3走目でそろそろ調子を戻してきたチャンピオン Vengeance of Rain に、Silent Witness の抜けた香港隊の代表として頑張っていただこう、というレースになろうか。あとは久々にはなるものの、明らかに香港の水が合っている Russian Pearl を挙げておこう。

12月11日沙田第3場 14:10発走 芝2400m
國泰航空香港瓶(G1)
総賞金HK$14,000,000 3歳上 定量(3歳121lb,4上126lb,牝4lb減)
有馬枠 馬名          性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
○16Westerner    西方駿馬 牡6 126ペリエ   2711 11132 ルルーシュFR  デインヒル
:21Norse Dancer  挪威舞者 牡5 126ドワイヤー 294 625811 エルズワースGB Halling
×310Warrsan     威信   牡7 126スペンサー 429 541813 ブリテンGB   Caerleon
:412Cherry Mix   紅櫻桃  牡4 126デットーリ 144 10休5121 サイードUAE   Linamix
▲52Reefscape    奇礁勝景 牡4 126ヒューズ  185 22112 ファーブルFR  Linamix
×68Best Gift    自由行  せ5 126ホワイト  195 2休313 ムーア     Bahhare
:75Saturn     土星   せ5 126フラッド  324 3休11114 ファウンズ   Marju
◎87Ouija Board   占卜   牝4 122ファロン  126 7休125 ダンロップGB  Cape Cross
△93Sweet Stream  美麗川  牝5 122ジレ    177 4休11休 ハモンドFR   Shantou
:109Samando     成名道  牝5 122ルグリ   265 974134 ドゥーメンFR  Hernando
△1111Six Sense    超預感  牡3 121Good Feeling121 23休24 実は世界の長浜 サンデーサイレンス
:124Shamdala    深得利  牝3 117スミヨン  74 16113 d.R-デュプレFR Grand Lodge
 超預感という名前を見て「それは四位のことか?」とか思った俺(笑)。
 で、シックスセンスの安定性はここでもちょっと面白いし、また四位の面白インタビューを堪能するチャンスではあるかと思うが(勝ったら中山では臨時に実況とかしてくれるんだろうか)、メンバーの隙が薄いレースであるだけに難しいには違いないだろう。それでも、中心という意味では Ouija Board がやや抜けたメンバーであるかなとも思う。勿論去年ほどのパンチ力は無いものの、JCでもあれだけ見せ場を作れる地力はやはり流石。恐らく Westerner にしても Reefscape にしても、この距離ではアタマを取るにはちょっと不器用であり、好メンバーといってもJCよりはやや落ちくらいの呼吸になろうだけに。Cherry Mix はサンシーロで復活を遂げたものの、あそこで負かしたドイツ馬もトップにはやや落ちる的なメンバーだったし、その意味ではここは家賃が高いとは思う。Shamdala はいい馬だと思うし血統的に馬場は合いそうだけど、3歳デビューで今年使い詰めなのは減点材料。Norse Dancer は安定性が売りの馬がここ最近はフォームが落ち気味なのはちょっと買いづらい。むしろ去年の流れで Warrsan を買う呼吸ではあるかもとは思うが、今年は臨戦過程的にここに賭ける意気込みがある程度見える Sweet Stream の方に魅力があるかな。Samando は明らかに地力不足。
 結論とすれば、そこそこ面白いのだけど、正面切って Ouija Board を倒せる馬はいないという気がする。かといって、地元馬を見るとトライアルで Vengeance of Rain に負けた馬だけに、そちらも……というのはありますので、まぁ無難に Westerner 辺りを対抗と見立てるようなシルシでよいようにも。

◆ところで。
 今更のごとく、はてブをはじめてみた。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

実はアニメの先を行っていた、2歳女王。 

 テイエムプリキュアの勝利の裏で、ふたりはプリキュアに関してはサードシーズン到来にあわせてキャラのリニューアルという話がボチボチ出ていた訳ですが、ぬるヲタが斬るさま経由で楽画喜堂さまの12月9日の記事より。
ちょっとまて・・・黒はどこいった?!(;´Д`)
主役交代という話は聞いていたけど・・・黒好きだったのになぁ・・・。

これが決定稿なのか真偽は不明ですが。
プリキュアファンとして、新シリーズも目が離せません。
 と、コメントされてる画像。



をを、何かテイエムっぽい!!


 ピンク地に黄色、そして襟の辺りに微妙に薄緑が入っている辺りまで合わせてる辺りは、何だかやけに手が凝ってる。それに、何か微妙に根性娘っぽいようなぼっさい髪型もちょっと250万円っぽい感じで、キャラクターに合ってる気がするよなぁ(言い過ぎ)。恐るべきは竹園氏、理想に合わせて世界を生きるのではなく、世界を自らの理想に変える男、まさに英雄なり。
#この絵がネタだったらそれはそれでよく出来てると笑うほかないが(^^;;;;

 ……でも、俺も黒のが好きだったのになぁ_| ̄|○
 やっぱり、そのくらいの年頃の子には黒のよさが分からず、髪の毛も長い方がいいに決まってるから、白人気がどうしても強くなるということでバランスを取ったという気持ちは何となくとてもよく分かる気はするのだが……。テイエムかよ……。
 でも、何か個人的にはああいうキャラがセットで出てくると、どうも微妙に子供人気の出なさそうなほうが気になるんだよなぁ。ファインとレインだったらレインの方に目が向く、とか。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

香港國際賽事(その1) 

12月11日沙田第5場 15:20発走 芝1000m
國泰航空香港短途錦標(G1)
総賞金HK$10,000,000 3歳上 定量(126lb,牝4lb減)
有馬枠 馬名          性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
△13Chineur     尋寶   牡4 126ルメール  197 11945 デルザングルFR Fasliyev
◎24Admire Max   大賞識  牡6 126上村洋行  224 412休36 橋田満JPN    Sunday Silence
○36Cape of Good Hope 好望角 せ7 126キネーン  427 1休1133 オートン    Inchinor
:511Benbaun     班霸   せ4 126ファロン  227 151210 ウォレスGB   Stravinsky
:69Country Music  郷村樂韻 せ5 126あーあ…… 165 142休1010 何だかな……  Danzero
×71Planet Ruler  紅旗飛揚 せ6 126モッセ   446 休121431 李易達     デインヒル
▲810Able Prince   歩歩勇  せ5 126ホワイト  216 12休112 ムーア     Hurricane Sky
:92Natural Blitz  電光火力 せ5 126ショフィール2210 10休4123 D.クルーズ   Maroof
:108Warcat     醒目開心 せ4 126蔡裕意   138 34111 何華麟MAC    Felix the Cat
△117Absolute Champion  騏綵 せ4 126フラッド  172 4休654 李易達     Marauding
×125Nipping     凜冽   牝3 122スミヨン  143 2110115 コレFR     Night Shift
:1312Nicole's Dream 尼歌之夢 牝5 122バード   4220 11125 リヴェリUSA   Northern Trend
 これはアドマイヤマックスは大チャンスではないか?
 確かに、強い馬はいる。しかし、南半球からの遠征馬がゼロで、その他の地域の馬でも Chineur 以外は半ばいないも同然というメンバーであることを考えると(去年の Natural Blitz の例を考えるに、マカオの馬はかなり落ちるだろうし)、相手はひたすら地元馬、そしてトライアルを勝っているのもどちらかと言えば1400を得手とする Planet Ruler であったことを考えると、勿論 Cape of Good Hope こそいるものの、相手関係がここまで落ちる香港スプリントというのは恐らくそうは無いのではとも思う。
 当然ながら過去に日本馬にとって鬼門中の鬼門というべき沙田1000という舞台ではあるし、マックス自身が1000なんて走ったことも無いわけだが、枠もそうマークされるような位置ではなく、あとは上村のスタート勘が通用すれば、ここ2戦時計の出る勝負をしてるだけに、結構いい感じで押せるのかも知れない。あとは Able Prince 辺りが手強いか。

12月11日沙田第7場 16:30発走 芝1600m
國泰航空香港一哩錦標(G1)
総賞金HK$14,000,000 3歳上 定量(3歳122lb,4上126lb,3歳牝3lb,4上牝4lb減)
有馬枠 馬名          性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
×13Rakti      發達蹄  牡5 126ロビンソン 2511 休1246 ジャーヴィスGB Polish Precedent
▲213Asakusa Den'en 淺草田園 牡6 126藤田伸二  258 311休4 河野通文JPN   Singspiel
◎35Bullish Luck  牛精福星 せ6 126モッセ   369 14休62 A.クルーズ   ロイヤルアカデミー
:410Hat Trick    三連冠  牡4 126ペリエ   127 15休971 角居勝彦JPN   サンデーサイレンス
:58Super Kid    風雲小子 牡6 126ダイ    306 休22710 ムーア     Gaius
△611Count Masterpiece  珍品 牡5 126ファロン  246 21331 ダンロップ   Polish Precedent
△86Perfect Partner 開心精采 せ6 126コーツィー 269 129休76 A.クルーズ   Quest for Fame
○94Dave's Best   天仲之寶 せ5 126スミヨン  278 休1141 葉楚航     Bishop of Cashel
×102High Intelligent高智慧  せ5 126ホワイト  256 43休93 サイズ     Anabaa
:111Scintillation  燦惑   せ5 126サンマルタン248 7休527 沈集成     デインヒル
:1212The Duke    星運爵士 せ6 126ビードマン 449 休71015 ファウンズ   デインヒル
:139Town of Fionn  芙蓉鎮  せ4 126ショフィール206 休87410 沈集成     Snippets
:147Wealthy     豐富   せ5 126ドゥルーズ 147 5休224 葉楚航     デインヒル
 安田記念ではアサクサデンエン相手に1馬身半敗れた Bullish Luck であるが、ある意味その前でちょっと大きすぎる仕事をやっちまった後だっただけに、そうは簡単にはいかなくとも仕方ないし、逆に言えばあの差ならばホームでは春のマイル王対決を制することは可能だろう。休み明け2度走り、そろそろ調子も上がることかと思われる。
 外国勢ではアサクサデンエンはあの秋天でそう簡単な競馬ではないところで4着ならば、能力自体が上がってるという面はあると思うし、秋天明けでよい走りを見せてる馬は多いだけにここはそのゲンのよさで良い競馬は出来るだろう。
 しかし、他にも調子を上げている馬は多く、確かに充実したレースではある。例えば、ダンロップ師が送る Count Masterpiece は充実のシーズンをフォレ賞の勝利でしめくくるという理想的な上り調子であり、上積みはないもののここでも手強い印象を与える。あとは、地元でトライアルをクビ差制した Dave's Best は、クラス2から一気に勝利を得たシンデレラボーイであるが、その勢いはまだ見ておいても良いのではなかろうか。沙田マイルで後方2番手から12頭を差すなどというのはなかなか半端なものでは無いだろう。Perfect Partner も着順こそついてこないが2度叩いてこちらも更に上がり目はありそう。Rakti はどうも扱いが微妙。一応押さえておけばいいのかなくらいの感じで。ハットトリックはこのコース合うタイプでは無いだろう。

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日は、高速の芝より昇った、のか? 

 ポーリック師匠、日本をベタボメという Bloodhorse のコラムを、A.T.さんのところで見て知る。これはこれ自体でなかなか色々ツッコミどころもあったりして面白いのだが、それはそれで。

 こういう話を読んでて思うのだけど、1997年、わが国から2頭の馬が海外の大レースに向かって雄飛した時のことに思いを馳せる。それぞれ芝とダートで、恐らく誰もがケチをつけようもない国内の実績を引っさげてその両馬は遠征したことを。その結果の無残さについては、もはや語りたくも無い。ほんの8年前にわが国の競馬がいたのはそういう場所であったのだ。ところが、である。僅か1年の時を経て、わが国から遠征した2頭のアメリカ産馬は、僅か2週の間にフランスで2つのG1を手にしたものである。恐らくこの話はこのブログを読んでる人ならば誰もが知ってるような余りにも有名で近い記憶なのだけれど、この1年の間にある「結果」の大きな違いというのはよくよく考えると「何というドラマなのだろう」と思ってしまう一方で、当時の我々はその大きさについては決して大仰に意識することはなかった部分もあったのでは、とも思う。その1年の間に日本の競馬に何が起こっていたかというと、意外と何も起こっていない。勿論、先のG1馬を出した97年クラシック世代はそのほかにも古馬となっての個性派を綺羅星のように送り出したし、98年クラシック世代は旧4歳にして既に「何かが違う」と思わせるような素材を提供してはいたが、それが大きく競馬場の空気を変えるような事態は、明らかに存在していなかった。
 恐らく、ポーリック氏辺りの脳内では「もし俺が日本にいて競馬場に通っていたら、日々目覚しく進化する競走馬の姿を目撃できていただろうか」という感じではないかと想像するが、それは日本の競馬場の風景ではない。そうだったらあの世代を含めて売上が落ち続けてることも無いだろう。

 一方で、競馬場を巡る変化としては、「馬場の変化」というのが大きく渦巻いたのは、90年代中葉である。もう少しいえば、94年の春がこのエポックとなる。90年に改修された阪神競馬場はいち早く洋芝を本格的に取り入れ、柔らかい馬場で時計の掛かる勝負が堪能できる芝コースとして知られていた。阪神の時計は2つくらい落ちるのがデフォであった。一方で、その馬場の他場との大きな較差と、柔らかいことによる乗り難さは、関係者に不評であるという印象もあった。94年の冬に至っては、余りに馬場がボコボコで時計が掛かることについて、前年のダービー馬の調教師が「今年の天皇賞(この年の京都は改修中で、阪神開催)にこの馬を出すことを考え直さないといけない」とまで言っていた記憶がある。一方で、時計の掛かる阪神は地力のある馬を育てるという評もあったのだが。
 しかし、それが突然変わった。94年の第3回阪神である。
 それまで2分4秒台が当たり前だった阪神2000の毎日杯で、突然2分1秒フラットという時計が出る。前年に比べて5秒4も早い時計。オーバーシードの馬場を維持しながら、「堅い馬場」に舵を切るのは、この頃からだったのだろう。その後、各地の競馬場は次々に改修を経るが、そのたびに時計は早くなり、それにつれて先にオーバーシード化した阪神や中山の時計もぐんぐんと伸びるようになった。着順掲示板に「レコード」の文字を見る機会が、この数年間では毎年のように増え続ける、という印象を持ったファンは同時代に多いだろうなぁと思う。もともと日本は野芝時代から「堅い馬場」だったには違いないだろうけど、この時期ほどの「高速化」を経るのは珍しかったのではないだろうか。

 さて、その上でふと思う。ホクトベガは93年クラシック世代、サクラローレルは94年のクラシック世代。彼らの時代は、少なくともデビューから旧4歳の春辺りまでは、「高速化」の洗礼を受けていない時代であった。言わば、「エポックの前」を知っている馬たちだったのである。この2頭と*タイキシャトルや*シーキングザパール、そしてそれに伍した馬たちの「違い」が何かということを考えると、案外そこなのかな、などという妄想をしたくもなるところではあるかな、と。勿論、この変化と同じ時期にサンデーサイレンスの産駒デビューという血統面の革命がある訳だが、高速化の恩恵を受けた馬はサンデーサイレンス産駒だけではないし、現実にサンデー産駒に伍した非サンデー産駒も多い。
 一方で、ポーリック氏の記事を振り返ると面白いのは、アメリカが*ゴールデンフェザント以来ジャパンCで不振をかこつという指摘だろう。府中で連に絡んだアメリカの芝馬が絶えるのは、94年の*パラダイスクリーク。言わば、アメリカの芝馬はこの「高速洋芝」になって以降、日本の競馬に「ついていけなくなった」とも言える。それだけ、大きな変革であった、と言えようか。因みに、アメリカ産に敷衍しても*エルコンドルパサーと*タップダンスシチー、そして*アルカセットの3頭という指摘があるけど、タップは重馬場だったので例外扱いすると、Kingmambo だけがこの壁を抜けてる訳で、この種牡馬はなかなかに恐るべき。

 しかし、この馬場の変革が「世界に通じる」という上向きのベクトルを支えているように見える現実、どこまで肯定すべきか何とか目を背けられるための反論を用意すべきなのか、恐らくはノスタルジーを排して論じるにはなかなかに難しい議論とはなりそうではありますな。往々にして95%以上はネガティヴな文脈で語られまくった変化であっただけに。
ちゃぶろ  /  tb: 0  /  cm: 0  /  △top

スペインの南北朝(その2) 

 昨日のエントリの続き。
 叔父であり王弟であったカルロスとの継承争いに何とか勝利した幼きスペイン女王イザベラ2世。彼女は成人するにあたって自身の正統性を裏付ける相手を必要としており、従兄弟にして全同血のフランシスコに白羽の矢が立ちました。しかし、この結婚相手の従兄弟、フランシスコが曲者でったのです。
 彼は……
 
 

 
 
 同性愛者、だったのです。

 まぁ、ありがちっちゃありがちなオチですな。
 でも勿論、同性愛者が相手ですから普通には子供をもうけることなど出来ません。お前は何処のギンナン王子じゃ、と全てのマリみてヲタがツッコみたくなるような展開ではありますが、結果としてどうしたか。ここでいかにもラテンな話ですが、
「いいじゃないか、イザベラの子なら父の子だってことで」
と言わんばかりに、イザベラは情夫を通じて子供を生むことになりました、と言われております。それで通しちゃう方も凄いと思うし、それで12人も産んじゃうイザベラも凄い、まさにラテンクオリティ炸裂な状態な訳です。
 ビバ、情熱の国。
 それにしても、女性に家督を継がせる場合に、最大の問題点は王配の選択である、という問題点がこの場面でも浮き彫りになっている格好、とはなるでしょうか。
 
 しかし、継承のゴタゴタからはじまり、国内でも自派内の内紛が相次ぎ、激しく安定性に欠いた状態で生まれ育ったイザベラは、とにかく政治に翻弄される運命を歩み続けました(そういう意味では悲しい人なんですよね、本当に……散々茶化して申し訳ない)。1860年にはカルロス6世のクーデターを鎮圧してスペインから追い出したものの、その年には分家の支配するシチリアがガリバルディ率いるサヴォイア家イタリア軍によって奪われ、その後反動傾向を強めた挙句に1868年には自由主義派の反乱により、王位を追われることになり、スペインはこの後2年、王位不在が続きます。ただこの時点では共和制という意図はなく、政府は太子アルフォンソの即位を促しますが、アルフォンソはこれを断り、1870年には結局皮肉にもサヴォイア家の王弟アメデオを国王に推戴します。
 さて、そんな状況でカルリスタが納得いくわけはありません。当主カルロス7世を推戴したカルリスタ勢力は、再びナバーラに陣取り、アラゴン・カタルーニャ・バレンシアなどに自治権を約束して反乱を宣言します。そんな中でマドリーの方でも大統領が暗殺されるなどゴタゴタが起きて、アメデオはバックレ気味に退位(1873年)、共和派が主流を占めた政府は共和制を宣言し、混沌とした内乱状態になります。しかし、その間隙をつくことなど出来ないのがカルリスタクオリティ、結局1875年に共和派が統率を欠いて崩壊すると、満を持してアルフォンソがマドリーに帰還して即位します。そして早速カルリスタを強襲して翌年にはパンプローナを陥し、カルロス7世はフランスへと追放されました。
 
 ところで、この一連の戦乱の結果、カルリスタの根拠地であったバスクは、自治特権を徐々に剥奪されるという経緯を辿りました。元々保守的な地盤であったバスクですが、この結果として民族主義が台頭し、一方でビルバオなど沿岸部では工業化が進んだために、1880~90年代にかけて、バスクの政治風土は右から左に舵を切ることになりました。そんな風土も合ってか、カルロス7世の息子ハイメは社会主義に傾倒しちゃったりして、更にカルリスタの分裂を推し進めてしまったりもしていて、なかなかに香ばしい。そしてこのハイメが後継者を残さずに死亡した後、その叔父のアルフォンソ・カルロスが1936年のスペイン内乱のさなかに死去して、カルリスタの直系は滅亡しました。

 それでも、カルリスタは分家のブルボン・パルマ家辺りから王をでっち上げて存在を示し、フランコ体制はカルリスタとブルボンの両方の爵位を認めていた、という話もあり、一方でフランコの後継者として育てられたバルセロナ伯ファンの息子は、カルリスタへの対抗として(一応フランコとしては、直系の断絶にてアルフォンソ13世の系統にカルリスタを統合する、ということにしていた)、ファン・カルロスという名で活動することになります。結果、ご存知の通りファン・カルロス1世はフランコ死後のスペインに王制を復古し、見事な手腕で立憲君主制を確立して欧州から孤立したこの国を先進国に復帰させるというスペイン開闢以来の名君となる訳ですが、実は派閥の四分五裂を経て未だにひっそりとスペイン国王を名乗るカルロス・ウーゴ1世という人がいたりする、というのはスペインにまつわるちょっとしたトリビアとなっております。
 
 最後に、正統なるファン・カルロス国王陛下の5代血統表をば。
 

 
 この人も、結構フランコ時代に従兄弟などとの間に跡目をめぐる鍔迫り合いを経ているようですが、それに打ち勝つ要素として母の偏執的なブルボン家血脈のインブリードがあった……と考えるのは妄想に過ぎるだろう(まぁ実際には父の兄が貴賎婚とか病気とかで相続放棄し、一方父自身は自由主義的とフランコにマークされていたなど、運の要素がかなり大きかったという話であります)。しかし、アルフォンソ12世を作る際の「幻のインブリード」を現代に再現したみたいな雰囲気というのは感じさせられる配合ではありますな。
 しかし、王家の継承というのは本当に微妙な問題であり、ある程度「正統性を疑われる」ような手法を無理強いして通してしまうことは、僭主を出現させる恰好の機会となり、とりわけそれは国内が平穏ならざるケースでは大きなリスクを伴うこともある、一方でそういう僭主を無理やり作ったとしても、そう簡単に振られた時代の針を戻すことは簡単ではない、など、結構王家の相続に関するルール作りに色々と議論のある国の住人としては、考えさせられるところのある歴史ではありまするね。日本の皇族の継承についてこの辺りをある程度折り合いつけさせるためには、結局皇族や旧宮家を含めた形での議論と、それの国民へのフィードバックというのをきっちりとした形で長い時間をかけて行う必要があるのかなぁとも思わされつつ。

◆以下余談。
 ファン・カルロス国王の父の母にあたるヴィクトリア・ユージーンはバッテンベルク公の娘ですが、これはすなわち、以前に紹介したエディンバラ公の母父であるルイス・フォン・バッテンベルク公の妹である、ということです。そういう意味では、イギリス辺りとも相通じる血脈な訳ですね。このバッテンベルク家はライン・ヘッセン大公の分家筋で、同家は19世紀に姻族として各地の王家と縁戚を結んでるのですが、宗家は1937年に当主が亡くなった際、イギリスにいた家族がドイツに葬式に行く途上で飛行機事故でほぼ全滅(時期的に如何にも陰謀臭いが、その辺りは不明)。言わば直系のリスク、ってやつですかねぇ。
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スペインの南北朝(その1) 

 前にちょこっと書いたイギリス王家話の延長線みたいなので、王家の継承に関して、今度は混乱した事例として「スペインの南北朝」ことカルリスタ戦争の話題でも取り上げてみようかな、というお話。
 カルリスタ戦争というのは、まぁぐぐればいくつも情報は出てきますが、要するに国王が父系継承を拒んで自らの娘に王位を継がせたことに端を発する後継争いで、ある意味19世紀半ば以降の迷走を続けたこの国をある種象徴するような部分もあります。スペインの王家というのはもともとイザベラ1世なんて名前を教科書で覚えた人もいると思いますが、女性継承をみとめている国家でした。が、その後王位を襲ったハプスブルク家が18世紀初頭に断絶した際にフランスのルイ14世がブルボン家の王を捻じ込んだことで、同家は父系継承を定めた所謂「サリカ法」のルールを踏むことになります。日本においては男系継承というのは、姻族に自らの位を襲わせないというある意味「王朝守護のための防波堤」的な機能をしていた一方で、姻族が存在せずに王家がそれなりに自立した権力を持つ欧州ではサリカ法による傍系相続と、直系重視の間でのいさかいみたいなのはどうしても多く(マリア・テレジアのハプスブルク家督継承時のゴタゴタとか)、スペインもその「サリカ法の弊害」に苦しむ時がやがて来ました。
 という訳で、ナポレオンを排して再び王座を取り戻したフェルナンド7世は、3度の結婚の後に子供が生まれず、王位は弟のカルロスに継承されると思われていた所、それでも諦めずに4人目の妻を迎え、遂に懐妊の吉報を得ます。時に1830年。ところが、勿論まだ性別は分かりませんので、先手を打って「女子への継承を認める」という国事勅書を発行しました。余程子供が出来たのが嬉しかったのか、調子に乗りすぎたのか、或いは単に弟とソリが合わなかっただけなのか。この横紙破りは、やや歴史的には「軽率」に見えるところでもあります。
 果たして、生まれたのは後にイザベル2世となる女子。時あたかもスペインは反動主義と自由主義の両派に政治的に分断が生じており、王弟カルロスは前者の勢力に属していました。これを封印する意図、そしてフランスでの7月革命などの余波による自由主義の拡大への妥協として、フェルナンドは自由主義に近づきつつ妻のマリア・クリスティナに摂政を託して1833年に世を去ります。この継承をカルロスは認めず、保守勢力を集結し、サリカ法に従っての男系継承を主張してカルロス5世を名乗り、スペインは分裂状態となりました。
 反動主義を標榜するカルリスタは農村部の支持を集め、主にナバーラなどバスク地方を根拠地として戦いますが、外交面で他国の支持を得るに至らず、一方で軍事的リーダーのスマラカレギ将軍(この長ったらしい名前が如何にもバスク)が内紛の中死亡するなど弱体であり、結果として7年で敗戦に至ります。しかし保守勢力自体は残存し続け、一方で1845年にはカルロス5世の後継者であったモンテモリン伯カルロス(カルリスタのカルロス6世)との縁談が不調に終わり、その後もカルロスは抵抗運動を続けるに至ります。
 で、イザベラの結婚相手は誰になったかというと、フェルナンド7世のもう一人の弟の子であった(つまり従兄弟)のフランシスコ・デ・アシス公。血統を見ると、その母がイザベラの母マリア・クリスティナの姉ルイーゼであり、言わば実質全同血な関係にあります。カルリスタに対する正統性の主張という意味では、これ以上の相手は無いでしょう。
スペイン・ブルボン家略系図
【ブルボン家】
カルロス3世─┬─カルロス4世──────┐
       └─フェルディナンド1世┐ │
         【両シチリア家】  │ │
┌──────────────────┘ │
      ┌─────────────┘
      │    ┌─フェルナンド7世(1)
      │    │    ||
      └────┤    ||─────イザベラ2世(2)
           │    ||       ||
│          ┌┼─M.クリスティナ    ||──アルフォンソ12世(3)─アルフォンソ13世(4)
│          ││            ||
└フランチェスコ1世─┤├─カルロス5世(C1)───||─┬─カルロス6世(C2)
           │            || └─ファン3世(C3)┬カルロス7世(C4)─ハイメ3世(C5)
           └┼─ルイーゼ       ||          └アルフォンソ・カルロス1世(C6)
            │    ||       ||
            │    ||─────フランシスコ
            │    ||
            └─フランシスコ・デ・パウラ
 しかし、この縁組には実にラテンな結末がついて回りました……
 と、激しく中途半端なところで、長くなったので残りは明日。
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国際レースの意味合いなど 

 須田鷹雄氏の香港国際とJCの比較評より。
・JCという1個レースと香港4レースを並列に語るのはおかしい。
・香港もイメージほどいい馬が集まっているわけではない。特にヴァーズは、今年が初の「好メンバー集結」ではないだろうか
・香港カップ、ヴァーズに外国馬が行きやすいとすれば、「そのカテゴリで地元馬が弱い」という事情がある。特にヴァーズは、唐突感の強い番組である。
・かつて「ジャパンカップなんて欧米のシーズン終わりにやって、デキ無しの馬しか来ない」論をぶっていた人たちがいるが、ではさらに数週遅い香港はどうなのか
・JCと香港を両方使う馬はJCのほうが消耗度が低いケースが多いわけで、その意味では香港は不利
・香港は生産がないので、バゴやピルサドスキーのような呼び方ができない
・香港とか日本とかいう以前に、「世界の強豪が集まりまくりの国際競走」というものがそもそも存在しない。レースの格と、調教国のバラエティを両立させているケースは無いといってもいい
・敢えて選べばDWCミーティングだが、採算度外視競馬のドバイと張り合っていいのか? 国際競走については、香港も費用対効果をけっこう無視している
 こういうのを、ちゃんと然るべき媒体で言い続けて欲しいな、とは思う。結局ブックとかでは石川ワタル氏とか石川ワタル氏とか石川ワタル氏とかが香港>JC論ばかりを垂れ流してるというのが、ある程度大容量メディアでの現状な訳で。一方で長老とかは「JCが世界的な国際レースとして未だにトップクラスなのは自明」みたいな感じで、逆にあんまり言わない部分もあるし、ヘタにJRAを増長させるようなことを言わないとかそういう部分の配慮があったりするのでしょうかねぇ。
 付け加えるならば、「JCをスルーして香港に出る芝馬は、ほぼ大概の場合に『JC勝てる気がしない』という馬である」というのもあるんではないだろうか。まぁこの辺りで*ファルブラヴが微妙に例外っぽい扱いになった辺りから香港>JC論が喧しくなった感はあるので、あんまり大きくは言えないのかも知れんが(ただあの馬の場合は距離適性の兼ね合いはあったよなと思うが。結局マイルCS出た同年のラクティも含め)。

 ただ、結局「対抗馬としての香港の存在」よりは、欧州レベルでの「国際レース全体への熱の上がらなさ」というのが結構大きいというのはあるのかなぁとは思います。ただそれは、現状外国側の問題というよりは、日本や香港など後発国側の問題でもあるでしょう。例えば、レーシングシリーズで複数のレースに出走する馬というのを日本や香港はなかなか出せていない、というのはあります。スプリントに関しては今年ケープオブグッドホープが良い仕事をしましたが、そういうのがもっと無いと、向こうの側からも「国際レースとかって、アジアの側も実はやる気ねぇんじゃ無いか」みたいな疑念を抱かせてしまう、というのはあるでしょうし、その辺りで「レースのサーキット化による世界レベルでの大レースの相対化と、それによるアジア競馬の地位向上」というのが現状失敗裏に終わっているというのが現状になってるのだろうなと。そして、それ以外の手段で「アジア競馬の地位向上」が図れないとするならば、いつまでのアジア競馬の地位は上がらんのかな、とも。まぁ一方では、マイル・スプリントのように欧州辺りのレベル沈下に伴って、相対的にアジアが何時の間にか名実ともに最強になってるようなカテゴリもある訳ですが(その意味では、日本のスプリントが他分野に比べて今ひとつ冴えて無い昨今の現状はやや勿体無かった)。
 ただ、競馬国の地位逆転って、基本的には単体のレースで少々積み上げた所でなされる訳ではなくて、アメリカ対欧州の文脈を見てても、本当にコテンパンにやっつけるくらいまでにならないと認めて貰えないわけで、そういう意味では長いスパンで頑張らないといけない、というものには違いないでしょうな。モハメド殿下のように、まずはヨーロッパの馬主になって、そこで相手をコテンパンにやっつけた上でその成果をまるごとUAEに移転、みたいな相当にセンスある手段を取っていても、現実にドバイのワールドカップ開催がそこまで高い地位を得たかというのは微妙だったというのを見るにつけても。

 で、そういう現実がある上で、しかし日本の競馬のレベルがある程度上がるというのは現実にはある訳で、そういう意味ではコテンパンレベルになるまでは、ジャパンCの役割というのは「国際レースとしては」確かに微妙に中途半端になっている、というのはあるに違いない。ただ、現実にそれでもジャパンCは5頭以上の外国馬をコンスタントに集められるレースではあり、そういう国際レースってのはそう多く作れるものでは無い以上、結局このレースの価値というのは「秋天→JC→有馬」という秋古馬3冠レースにおいて、「秋天の馬場と有馬の距離」という中間的なところに若干の特殊ルールをつけることによる興行価値の明確化、という文脈での価値に尽きるのではないだろうか。単純に3つ並べただけだと微妙に3冠レースの2冠目というのは意味合いの弱いレースになるが(プリークネスSとかプリークネスSとかプリークネスSとかな)、3歳クラシックにおいては「2つ目」が最高価値を有することでその矛盾を回避する効果があって、言わばその手法を古馬に転換したというのが、この番組体系の安定性に繋がっていると思う。その上で、この秋のG1について、3歳が微妙に位置づけになる訳で、ディープインパクトも結局対古馬という点ではやや中途半端なレース選択になってしまったけど、それはまぁファンの側が我慢しようよ、というのが最近の私の結論だったり。オーストラリアじゃないんだし、「全部取りに行く」なんてことはそうは出来ないだから。逆に、完成したレースのシリーズを1シーズンで2つ愉しめることを我々は誇るべきなのかなと。
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Wikipediaの「秀逸な記事」 

 以前に、はてなQで「Wikipediaで無駄に凄いページを教えろ」という質問があって、なかなか愉しく回答を読ませてもらったりとかしてたのですけど、このWikipediaには「秀逸な記事」というコーナーがもともと独立してある、というのはこれを使ってる人なら普通に知ってる所ではあり。しかし、どうも日本のWikipediaを見る限りでは、この「秀逸な記事」のコーナーがショボいよな、というのは思ったりする訳です。いや、秀逸な記事に載ってる記事がショボい訳ではない。勿論、そこの記事も勉強になる記事ばかりなのだけど、少なすぎるんじゃないか、というのを思った所で。
 で、試しに各国のWikipediaでどの程度「秀逸な記事」が選ばれてるかを、適当に色々ピックアップして調べてみた。以下こんな感じ。
 言 語   記事数  秀逸数  秀逸率
=====================================
英語     842116   820  0.097%
ドイツ    322123   598  0.186%
フランス   198090   267  0.135%
日本     160707   60  0.037%
ポーランド  145863   127  0.087%
イタリア   123785   85  0.069%
スウェーデン 118380   73  0.062%
オランダ   110100   95  0.086%
ポルトガル  85659   123  0.144%
スペイン   76988   60  0.078%
中国     48029   39  0.081%
ノルウェー  42986   146  0.340%
ロシア    39680   60  0.151%
 こうやって見ると、やはりわが国のWikipediaには「秀逸な記事」が目立って少ないということが分かる。大体は0.1%、つまり1000記事に1つ程度を目安として、ある程度分散はあるものの収まってるのだけど、日本の0.03%、つまり3000弱の記事に1つというのは、敷居が高いのではないだろうか。何か、JRAの顕彰馬がなかなか選ばれないみたいなのと同じ構図があるのかなぁとも思いつつ、単にそういうのを選ぶという方向でWikipediaのコミュニティにコミットしている書き手が少ない、というのもあるかも知れない。だけど、結構件のはてなQにも出てたように、面白い記事ってのは結構探せば出てくるのに、そのうちたった60件と思うと、微妙に紹介のされ方として寂しいじゃないの?みたいなのはありますし、そういう意味では増やす方向になればいいなぁと。まぁ、実際結構率が高い言語のWikiとかみてると、さほど細を穿つような長文記事でなくても載っちゃったりしてるし、そういうのもどうか、ってのはあるのでしょうけれど。
 で、折角苦労して調べたので、どの程度日本関連の「秀逸な記事」があるか、ということで上の各言語に関して見てみた。
 英語では、 美少女ゲーム、塊魂、数独、ワリオ、スーパーマリオ64、リンク(ゼルダの伝説)、キヤノンT90、ファミコン、帝国海軍、真珠湾襲撃、レイテ沖海戦、がノミネート。「塊魂」にここまで書いてるガイジンがいるのは笑う所か?しかし、典型的なヲタ文化と戦争ネタにほぼ分割されてしまってて、歴史や文化辺りの気合が全く入って無い辺りが微妙なアレさを醸しだしてはいますな。軍事ネタは時折各国に見えますが、ロシアではカミカゼがノミネートされてますな。
 次に多いドイツアイヴァ・郁子・戸栗・ダキノ、ラーメン、日本のトイレ、ポケモン、スーパーマリオ、ドンキーコング、空手、ニコンF、日本刀、日本の文字、レイテ沖海戦、がノミネート。ラーメンとか、なかなかいいセンスしてると思う。あと日本刀のエントリは、刃のキズの種類など図版が豊富で愉しいです。因みに日本刀は中国でも秀逸記事にあります。記事内容は別に翻訳じゃないみたいですが。あとは、「日本のトイレ」ってのがなかなかにアレですが、やっぱりウォシュレット文化は偉大。ところで英語でキヤノンが入り、独語でニコンが入る微妙な呼吸は何だろう。
 続いておフランスからは、日本、原爆投下、日本の文字、安藤広重、文楽、能、日本のトイレ、任天堂、合気道。流石はフランス人、どちらかというと伝統芸能を重視したセレクションになっている。まぁトイレもあるけどな。「日本」が秀逸記事に入ってるのは他にはノルウェーとベトナムがありましたが、まぁ日本好きな書き手がいるってことなのでしょうね。因みにノルウェーのもう一つの日本関連は「柔道」で、これもなかなか分かりやすそうに書かれてましたが(当然読めん)、フランスで柔道が入らないのも以外かも。で、合気道か。日本武術も幅が広い。
 その他は少数ですが、イタリアからは帝国海軍に、宮崎駿。世界のミヤザキ、ここで来ましたな。顔写真がなくて似顔絵なのがなかなかイタ語Wikiの独自なセンスで面白い。イタリアだったらミヤザキよりはキタノだろう、と思ったけど、まぁそっちも充実はしてたけどまだ推薦されていない模様。こっちもたけしは似顔絵だ(笑)。ポルトガルでは直接日本関連ではないけど、洋モノな同人Webコミックのメガトーキョーとかが秀逸記事で入ってて、オタクがここでも頑張っている。一方でポーランドはちょっと一味違う辺りで、日本での日付の表記法が秀逸選択されてた。さほど深い記事ではないものの、図を見る限りまぁよくまとまってると思う。こういうネタを選ぶセンスも面白いなと。
 まぁこれらのネタが直接その国の人の趣味を示すものではないけど、取り敢えず色々Wiki文化もあるな、という感じで。
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