その前に、ちょっと話の枕的に。
はてブの競馬話で例によってid:umatoneko2さんがBloodhorseの記事を紹介していらっしゃるのだが、要するにアメリカ競馬で「アイアンホース」がいなくなりつつある、みたいなお話。で、それに対するid:kazyama氏のコメントが
ただ、そういう流れを踏まえた上で、日本の競走馬が最近やたらとタフになってるのは、ぶくまでも書いたけれど一つ不思議な流れとしてはあるよなぁ、みたいなことは考えたりします。別にそれが正解と言うつもりはまるっきり無いけど、案外ディープインパクトなんかももう1年走らせた方が面白かったかも知れない。
で、本題。
はてブの競馬話で例によってid:umatoneko2さんがBloodhorseの記事を紹介していらっしゃるのだが、要するにアメリカ競馬で「アイアンホース」がいなくなりつつある、みたいなお話。で、それに対するid:kazyama氏のコメントが
米国では、今の馬の生涯出走回数が、約30年前の馬のおよそ半分になっているという話。だと思う。読んで思ったのは、昔よりも馬のレベルが全体に高いため、1レースで消耗する体力が昔の倍になったのかな、ということ。レベルの問題もあると思うのですが、要するにこの辺りってもうちょっと汎用的に起こってる問題として、昔は「実戦」がある意味「練習」の役割を兼ねている部分が現在よりも大きかったと思われるのですよね、どんなスポーツでも。それこそオーストラリアなんかは今でも長距離馬は短いところから順番にレース出して調教代わりに使うってのは当たり前ですが、かってはスポーツって結構取り敢えず試合出て鍛えるっぽい面はあったんではと。一方で、昨今はスポーツ自体のバリューが上がったことで、そういう使い方がしづらくなってる面はあるように思われるのですよね。それと、これもスポーツの汎用的な問題として、分業化がある程度進んだので、レースも選ぶような流れになってきた、と。
ただ、そういう流れを踏まえた上で、日本の競走馬が最近やたらとタフになってるのは、ぶくまでも書いたけれど一つ不思議な流れとしてはあるよなぁ、みたいなことは考えたりします。別にそれが正解と言うつもりはまるっきり無いけど、案外ディープインパクトなんかももう1年走らせた方が面白かったかも知れない。
で、本題。
7月26日アスコット5R 16:20発走 芝12F ジョージVI世国王およびエリザベス王妃S(G1) 総賞金£750000 3歳上 定量(3歳8st9lb、4上9st7lb、牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 配当 父 13Ask GB 牡5 133ムーア 114 12休15 Sir.スタウト 14/1 Sadler's Wells 24Duke of Marmalade IRE 牡4 133ムルタ 124 3休111 オブライエンIR 8/11 デインヒル 37Lucarno USA 牡4 133フォーチュン115 1休1161 ゴスデン 9/1 Dynaformer 46Macarthur GB 牡4 133ヘファナン 93 休7131 オブライエンIR 12/1 モンジュー 58Papal Bull GB 牡5 133ペリエ 176 37休42 Sir.スタウト 12/1 モンジュー 62Petara Bay IRE 牡4 133クロウリー 112 133683 ミルズ 80/1 パントレセレブル 75Red Rock Canyon IRE 牡4 133C.オドノヒュ120 23休311 オブライエンIR 150 ロックオブジブラルタル 81Youmzain IRE 牡5 133ヒューズ 196 2休521 チャノン 11/4 SinndarDuke of Marmalade の今年の躍進は、何となくテイエムオペラオーの2000年的なものを感じる。世代で必ずしも抜けた存在ではなく、昨年の秋にはトップレベルにいたものの、そこでは Dylan Thomas や Ramonti のごとき世代のトップを相手にきっちり負けてきて「バトンを渡された」印象がないままに終わった馬が、気がついたら翌年の古馬戦線の文句なしのリーダーとなってる、みたいな。その意味で、彼が真のチャンピオンとして何処まで価値があるかについて、なかなか測りづらい中で、「如何に勝つか」的な部分も問われる、みたいな面はあるだろうか。名脇役 Youmzain は、 Duke が受け損なった「世代のバトン」を持ってる存在ではあるんだけれど、これにあっさり負けるようだとかなり戦前と戦後で評価が変わっちゃうし、ある程度ショボい勝ち方になると、あぁやっぱりねくらいで Dylan Thomas 辺りに比べて軽視されるおそれも。Youmzain も強いんだけど、基本的に Soldier of Fortune とどっこいなら、この辺りみんな似た程度かなって感じにもなりそうで。つか、こういう馬でなおかつそれこそ父的に Dylan と被る中で、クールモアにとっての種牡馬価値としてはどうなんだろっつーか「厄介なのが勝ち上がっちまったな」みたいな思いはあるんでしょうか(笑)。自分としては、Macarthur や*ペイパルブルといった*モンジュー勢が何処まで肉薄出来るかを注目。
まぁ、そういう訳で。
Yeats って馬は本当にエラいよなぁ、と改めて思ったりする訳ですが、今年もこうして無事に駒を進めてきた、イギリスのローカルヒーローに対して、今年はなかなかに国際的な顔ぶれが挑戦状を叩きつけた、みたいなレースで、何故かSAF産馬が2頭もいたりする。デ・コックというとSAF快進撃を象徴するような厩舎ではあるが、 Thundering Star は地元の16FのG1を制して勇躍海外遠征して絶賛連敗中、何となくイングランディーレを見るようで聊か涙を誘うが、いくら今年のSAF勢が強いといってもやはりステイヤーの道は厳しいか。Le Miracle はカドラン賞という勲章を得て2度目の挑戦。 去年の敗戦からどの程度上積みがあるか期待したいが、今年は不調。そんな中で、最大の挑戦者はやはり凱旋門3着の Sagara……よりは、やはりファーブル厩舎の不敗馬 Coastal Path とならざるを得ないか。にしても、デビュー戦から2400選んで一貫してステイヤーとして育ててるのはエラいとは思うんだけれど、これだけ快進撃してしまうと、逆にどっかで距離短縮するとか色気出さなかったんだろうか、みたいな部分を不思議に思ってしまうが、果たしてどうなんだか。
Yeats って馬は本当にエラいよなぁ、と改めて思ったりする訳ですが、今年もこうして無事に駒を進めてきた、イギリスのローカルヒーローに対して、今年はなかなかに国際的な顔ぶれが挑戦状を叩きつけた、みたいなレースで、何故かSAF産馬が2頭もいたりする。デ・コックというとSAF快進撃を象徴するような厩舎ではあるが、 Thundering Star は地元の16FのG1を制して勇躍海外遠征して絶賛連敗中、何となくイングランディーレを見るようで聊か涙を誘うが、いくら今年のSAF勢が強いといってもやはりステイヤーの道は厳しいか。Le Miracle はカドラン賞という勲章を得て2度目の挑戦。 去年の敗戦からどの程度上積みがあるか期待したいが、今年は不調。そんな中で、最大の挑戦者はやはり凱旋門3着の Sagara……よりは、やはりファーブル厩舎の不敗馬 Coastal Path とならざるを得ないか。にしても、デビュー戦から2400選んで一貫してステイヤーとして育ててるのはエラいとは思うんだけれど、これだけ快進撃してしまうと、逆にどっかで距離短縮するとか色気出さなかったんだろうか、みたいな部分を不思議に思ってしまうが、果たしてどうなんだか。
6月19日ロイヤル・アスコット3日3R 15:45発走 芝20F ゴールドC(G1) 総賞金£225000 4歳上 定量(4歳9st、5上9st2lb、牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 18Baddam GB せ6 128ヒューズ 325 休7579 ウィリアムズ Mujahid 211Diamond Crest SAF せ7 128ドワイヤー 317 6休1039 ボールディング Saumarez 310Finalmente GB せ6 128キネーン 185 335休1 カラハン Kahyasi 49Geordieland FR 牡7 128ケリー 306 522休1 オズボーン ヨハンクアッツ 57Le Miracle GER せ7 128ブフ 307 14休64 バルトロマイGE MONSUN 63Thundering Star SAF 牡5 128シェイ 94 21休87 デ・コックSAF Fort Wood 74Yeats IRE 牡7 128ムルタ 1811 113休1 オブライエンIR Sadler's Wells 82Coastal Path GB 牡4 126パスキエ 66 11休11 ファーブルFR Halling 96Regal Flush GB 牡4 126デットーリ 113 14休23 サイードUAE Sakhee 105Sagara USA 牡4 126マカヴォイ 91 523休10 サイードUAE Sadler's Wells 111Allegretto IRE 牝5 123ムーア 145 231休8 Sir.スタウト Galileo
本当のメインはロイヤル・ハント……でもない(笑)。
で、今年もロイヤル・ハントを大真面目に予想しようかと思ったけれども、ダルくてあっさり挫折。……はサテオキ、まぁ Duke of Marmalade が今年の勢いを持続して中距離に覇を唱えられるか、みたいなレースではあるのだけれど、一方でライバルも前走でこのクラスの強豪 Creachadoir に惜敗して不敗街道は止まったものの勢いはまだ持続した格好の Phoenix Tower や、前年のケンブリッジシャーを制して重賞路線に転向し、惜しい3着を続ける Pipedreamer に、未勝利ながらG1出せば3着くらいは拾えてしまう Red Rock Canyon なんて辺りが気になる感じで、結構な上がり馬合戦的レースとなっていて、面子的に迫力はないもののフレッシュな印象はある。
などと書きながら今日のレースの結果などをチェックすると……
う、うお〜、来たか、エスパーニャ!
今年は確かにペ様がフランスで結構 Falco とかを持ってきてて力強いなぁと思ったけれど、まさかスペイン馬で*テイクオーバーターゲット喰っちゃうとは。正直、女傑2頭が原田さんに負けたショックが吹っ飛んだぞ(笑)。前走確かにマルちゃんの僅差2着だから弱くないのは分かってたけれど、それにしてもねぇ。これなら、メインはバルトロマイ師が頂きだな(ぇ。
で、今年もロイヤル・ハントを大真面目に予想しようかと思ったけれども、ダルくてあっさり挫折。……はサテオキ、まぁ Duke of Marmalade が今年の勢いを持続して中距離に覇を唱えられるか、みたいなレースではあるのだけれど、一方でライバルも前走でこのクラスの強豪 Creachadoir に惜敗して不敗街道は止まったものの勢いはまだ持続した格好の Phoenix Tower や、前年のケンブリッジシャーを制して重賞路線に転向し、惜しい3着を続ける Pipedreamer に、未勝利ながらG1出せば3着くらいは拾えてしまう Red Rock Canyon なんて辺りが気になる感じで、結構な上がり馬合戦的レースとなっていて、面子的に迫力はないもののフレッシュな印象はある。
などと書きながら今日のレースの結果などをチェックすると……
う、うお〜、来たか、エスパーニャ!
今年は確かにペ様がフランスで結構 Falco とかを持ってきてて力強いなぁと思ったけれど、まさかスペイン馬で*テイクオーバーターゲット喰っちゃうとは。正直、女傑2頭が原田さんに負けたショックが吹っ飛んだぞ(笑)。前走確かにマルちゃんの僅差2着だから弱くないのは分かってたけれど、それにしてもねぇ。これなら、メインはバルトロマイ師が頂きだな(ぇ。
6月18日ロイヤル・アスコット2日3R 14:30発走 芝10F プリンス・オブ・ウェールジズS(G1) 総賞金£375000 4歳上 定量(9st,牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 16Ask GB 牡5 126ムーア 104 休12休1 Sir.スタウト Sadler's Wells 213Duke of Marmalade IRE 牡4 126ムルタ 113 23休11 オブライエンIR デインヒル 37Hattan IRE 牡6 126サンダース 375 休12712 ブリテン Halling 44Literato FR 牡4 126デットーリ 139 11休126 サイードUAE Kendor 511Loup Breton IRE 牡4 126ルメール 93 32休13 v.ブリタニアFR Anabaa 610Petara Bay IRE 牡4 126クロウリー 92 15休1336 ミルズ パントレセレブル 78Phoenix Tower USA 牡4 126ダーカン 54 11休12 セシル Chester House 89Pipedreamer GB 牡4 126フォーチュン84 11休33 ゴスデン Selkirk 93Pressing IRE 牡5 126カラン 256 211休2 ジャーヴィス ソヴィエトスター 102Red Rock Canyon IRE 牡4 126ヘファナン 120 223休3 オブライエンIR ロックオブジブラルタル 111Regime IRE 牡4 126スペンサー 133 3休714 ベル ゴーラン 1212Sixties Icon GB 牡5 126キネーン 125 710休21 ノセダ Galileo 135Stotsfold GB せ5 126カービー 155 31休55 スウィンバーン Barathea
◆本朝の名牝は復活した、さて欧州は?
という趣の古馬マイル。しかし Haradasun はオージーからクールモアにやってきた訳だが、キングズ・スタンドにも Matsunosuke とかいう名前の馬がいて、ちょっと笑えた。はサテオキ、昨年欧州を席巻した Darjina に Finsceal Beo も今年は2戦してまだ勝利がない状態で、昨年秋以降はなかなか苦労が絶えないという展開。ただ、ここはある種のライバル対決再びであり、本朝の名牝二騎がなかなか直接対決を今後しそうになさげな現状の中、百合姉妹伝説を継続するためにも、ここはお互い元気な姿を見せて欲しいものである(結局それかい。
まぁ、空気を読まずに Linngari 辺りが勝つのも、それはそれで愉快なんだけどね!(ぇ。いずれにせよ、Sageburg 辺りには負けない方向で一つ。
という趣の古馬マイル。しかし Haradasun はオージーからクールモアにやってきた訳だが、キングズ・スタンドにも Matsunosuke とかいう名前の馬がいて、ちょっと笑えた。はサテオキ、昨年欧州を席巻した Darjina に Finsceal Beo も今年は2戦してまだ勝利がない状態で、昨年秋以降はなかなか苦労が絶えないという展開。ただ、ここはある種のライバル対決再びであり、本朝の名牝二騎がなかなか直接対決を今後しそうになさげな現状の中、百合姉妹伝説を継続するためにも、ここはお互い元気な姿を見せて欲しいものである(結局それかい。
まぁ、空気を読まずに Linngari 辺りが勝つのも、それはそれで愉快なんだけどね!(ぇ。いずれにせよ、Sageburg 辺りには負けない方向で一つ。
6月17日ロイヤル・アスコット初日2R 14:30発走 芝8F
クイーン・アンS(G1)
総賞金£250000 4歳上 定量(9st,牝3lb減)
馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父
14Arabian Gleam GB 牡4 126サンダース 72 516休5 ノセダ Kyllachy
23Cesare GB せ7 126スペンサー 209 415休14 ファンショー Machiavellian
310Haradasun AUS 牡5 126ムルタ 176 3313休6 オブライエンIR Fusaichi Pegasus
49Honoured Guest IRE 牡4 126マケイブ 72 13休911 オブライエンIR デインヒル
58Linngari IRE 牡5 126ムーア 2410 1休1414 Sir.スタウト Indian Ridge
62Mount Nelson GB 牡4 126ヘファナン 62 休11休63 オブライエンIR ロックオブジブラルタル
711Sageburg IRE 牡4 126ペリエ 74 44休31 d.R-デュプレFR Johannesburg
87Spirito del Vento FR せ5 126ルメール 187 6休331 ベギーニュFR Indian Lodge
91Tariq GB 牡4 126フォーチュン94 115休3 チャプルハイア Kyllachy
105Darjina FR 牝4 123スミヨン 105 73休22 d.R-デュプレFR Zamindar
116Finsceal Beo IRE 牝4 123マニング 135 65休52 ボルガーIRE Mr.Greeley
ダービーというと、チャーチルによるダービーを勝つことは一国の宰相云々、が広く知られるが、実はこれには元ネタがあって、それはヴィクトリア時代の貴族にして大馬主である5代ローズベリー卿の若き日の発言。曰く「人生で3つ成し遂げたいことがある。ダービー馬のオーナーになること、莫大な遺産を持つ貴婦人を妻とすること、そしてこの国の宰相になることだ」と。果たして、そう豪語した卿は実際にロスチャイルドの一人娘と結婚し、3頭のダービー馬(Ladas, Sir Visto, Cicero)に恵まれ、大英帝国の首相(1894-95)となり、自らの野望を全て達成した。まさに、マッチョの鑑である。因みにこのマッチョマンはサッカーにも造詣が深く、スコットランドのFA会長を勤めていたそうだが、ウィキペによるとイングランドとの試合で代表のユニを自分の勝負服の色に変えて試合をさせたことがあるとかいう面白すぎるエピソードもあったりします。はサテオキ、んなわけで、チャーチルは恐らくこの3つのうちで最も難しいのは「ダービー馬のオーナー」であると言いたかったのかと。
ローズベリー卿の宿願は「富と、権力と、趣味と」に因数分解が出来るだろう。
その上で、チャーチルの発言を読み直すと、味わい深い。人間にとって最も奥が深いのは、富を掴み取ることでも、権力を追い求めることでもなく、趣味の世界で道を究めること、ではないだろうか。その上で、富と権力に対して並列に「趣味」を並べる辺りが英国人のある種の紳士道であり、本朝の上流階級において聊か欠けがちな部分であるなぁ、と慨嘆する。やっぱメシが不味い方が趣味に色々と欲求を振り向けたくなるものなんだろうか?
てな訳で、ダービー・ステークス。
このレースに関していえば、基本はヨーク・ダンテの勝ち馬を信頼したいことが多い。で、今年は3戦目で勝利した Tartan Bearer。母は Highland Gift だから、このレース2着のギニー馬*ゴーランの全弟でありんす。JC出たときも結構褒めてた、綺麗なバランスの好配合であり、兄を見ると父 Spectrum の軽さも時折垣間見られたものの、キングジョージも制しているのでまずは本格派と言ってもいい血統であろう。これに僅差で2着した Frozen Fire はドイツ産なだけに気になる存在。ディアナ馬 Flamingo Road の近親なんですね。母父 Woodman って辺りでまぁこの距離でプラスとは思われないし、配合的には別にドイツ色は無いので積極的に推したいとは思わんのだけれど、まぁローテ的に穴で一考だし、今回のクールモア勢の中ではまぁ一番肩入れ出来るのかなと。
で、人気どころは Tartan に加えてアイルランドの不敗馬 Casual Conquest と、サドラーズの良配合馬 Curtain Call 辺り。前者は Hernando 産駒で、後者はその Hernando の母 Whakyliric が入る、なんてのは面白いライバル関係であり。個人的には今の Sadler's Wells 産駒をそこまで推すのもどうなんかな、みたいなことは先週のジョッキークラブなんか見てて思ったりしたんで、こっちは見送り気味かなみたいなことも思う。Casual の方は配合全体の整合性はともかく、曾祖母に Ribotが分厚くて、それに対して Niniski を父から入れるならば結構その粘っこさは生きると思うし、ダービーは何となく Nijinsky の係累に強くあって欲しいみたいな気持ちはあるので、1番人気ではあるがこれを本命にすべきかなとも考えている。New Approach はいい馬だし、腰据わってダービー目指してれば推してもよかった馬だけれど、このローテは如何にもどうよ。Rio de la Plata の南米血統は面白いんだけれど、Rahy でダービー勝たせるほどではないか。ムルタの King Of Rome はダービーでは余り手を出したくないような母系で。ならばむしろ、スタウト厩舎の Tajaaweed 辺りの土臭さに一票を投じるべきかな。
あとは、前座はオークスでなく敢えてこちらを。
凱旋門で頑張った Getaway、好メンバーを抑えてどうやら一番人気らしい。このクラスなら活躍してもドイツに戻ってきてくれたりするだろうか。まぁ、がんがれ。
ローズベリー卿の宿願は「富と、権力と、趣味と」に因数分解が出来るだろう。
その上で、チャーチルの発言を読み直すと、味わい深い。人間にとって最も奥が深いのは、富を掴み取ることでも、権力を追い求めることでもなく、趣味の世界で道を究めること、ではないだろうか。その上で、富と権力に対して並列に「趣味」を並べる辺りが英国人のある種の紳士道であり、本朝の上流階級において聊か欠けがちな部分であるなぁ、と慨嘆する。やっぱメシが不味い方が趣味に色々と欲求を振り向けたくなるものなんだろうか?
てな訳で、ダービー・ステークス。
6月7日エプソム・ダウンズ5R 16:00発走 芝12F10yd マルフク・ダービーS(G1) 総賞金£1250000 3歳牡牝 定量(9st、牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 112Alan Devonshire GB 牡3 126ムルレナン 71 223休4 トンプキンズ Mtoto 21Alessandro Volta GB 牡3 126ヘファナン 52 31休41 オブライエンIR モンジュー 39Bashkirov GB 牡3 126マケイブ 40 34休53 オブライエンIR Galileo 42Bouguereau GB 牡3 126ムンロ 61 3休127 チャプルハイア Alhaarth 510Casual Conquest IRE 牡3 126スマレン 22 −−1休1 ウェルドIRE Hernando 66Curtain Call FR 牡3 126スペンサー 62 215休1 クマーニ Sadler's Wells 713Doctor Fremantle GB 牡3 126マカヴォイ 52 21休21 Sir.スタウト Sadler's Wells 815Frozen Fire GER 牡3 126キネーン 31 −18休2 オブライエンIR モンジュー 98Kandahar Run GB 牡3 126ダーカン 53 11休21 セシル ロックオブジブラルタル 1011King Of Rome IRE 牡3 126ムルタ 51 111休52 オブライエンIR モンジュー 117Maidstone Mixture FR 牡3 126オコネル 101 103241 マーフィ Linamix 123New Approach IRE 牡3 126マニング 75 11休22 ボルガーIRE Galileo 1317Rio de la Plata USA 牡3 126デットーリ 73 214休2 サイードUAE Rahy 144River Proud USA 牡3 126T.R.クイン 72 17休43 コール Proud Citizen 155Tajaaweed USA 牡3 126R.ヒルズ 32 −110休1 Sir.スタウト Dynaformer 1614Tartan Bearer IRE 牡3 126ムーア 32 −2休11 Sir.スタウト Spectrum 1716Washington Irving IRE 牡3 126C.オドノヒュ30 −4休22 オブライエンIR モンジュー
このレースに関していえば、基本はヨーク・ダンテの勝ち馬を信頼したいことが多い。で、今年は3戦目で勝利した Tartan Bearer。母は Highland Gift だから、このレース2着のギニー馬*ゴーランの全弟でありんす。JC出たときも結構褒めてた、綺麗なバランスの好配合であり、兄を見ると父 Spectrum の軽さも時折垣間見られたものの、キングジョージも制しているのでまずは本格派と言ってもいい血統であろう。これに僅差で2着した Frozen Fire はドイツ産なだけに気になる存在。ディアナ馬 Flamingo Road の近親なんですね。母父 Woodman って辺りでまぁこの距離でプラスとは思われないし、配合的には別にドイツ色は無いので積極的に推したいとは思わんのだけれど、まぁローテ的に穴で一考だし、今回のクールモア勢の中ではまぁ一番肩入れ出来るのかなと。
で、人気どころは Tartan に加えてアイルランドの不敗馬 Casual Conquest と、サドラーズの良配合馬 Curtain Call 辺り。前者は Hernando 産駒で、後者はその Hernando の母 Whakyliric が入る、なんてのは面白いライバル関係であり。個人的には今の Sadler's Wells 産駒をそこまで推すのもどうなんかな、みたいなことは先週のジョッキークラブなんか見てて思ったりしたんで、こっちは見送り気味かなみたいなことも思う。Casual の方は配合全体の整合性はともかく、曾祖母に Ribotが分厚くて、それに対して Niniski を父から入れるならば結構その粘っこさは生きると思うし、ダービーは何となく Nijinsky の係累に強くあって欲しいみたいな気持ちはあるので、1番人気ではあるがこれを本命にすべきかなとも考えている。New Approach はいい馬だし、腰据わってダービー目指してれば推してもよかった馬だけれど、このローテは如何にもどうよ。Rio de la Plata の南米血統は面白いんだけれど、Rahy でダービー勝たせるほどではないか。ムルタの King Of Rome はダービーでは余り手を出したくないような母系で。ならばむしろ、スタウト厩舎の Tajaaweed 辺りの土臭さに一票を投じるべきかな。
あとは、前座はオークスでなく敢えてこちらを。
凱旋門で頑張った Getaway、好メンバーを抑えてどうやら一番人気らしい。このクラスなら活躍してもドイツに戻ってきてくれたりするだろうか。まぁ、がんがれ。
6月6日エプソム・ダウンズ4R 15:25発走 芝12F10yd ジャドモント・コロネーションC(G1) 総賞金200000£ 4歳上 定量(9st、牝3lb減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 15Big Robert GB 牡4 126ドワイヤー 142 96休86 ミュアー Medicean 211Getaway GER 牡5 126パスキエ 106 124休1 ファーブルFR MONSUN 310Macarthur GB 牡4 126ヘファナン 72 36休71 オブライエンIR モンジュー 49Multidimensional IRE 牡5 126ダーカン 84 15休44 セシル デインヒル 58Papal Bull GB 牡5 126ムーア 156 1137休 Sir.スタウト モンジュー 61Red Rocks IRE 牡4 126デットーリ 175 439休1 ミーハン Galileo 77Soldier of FortuneIRE 牡4 126ムルタ 95 5115休 オブライエンIR Galileo 86Song of Hiawatha GB 牡4 126C.オドノヒュ61 27612休 オブライエンIR Sadler's Wells 93Youmzain IRE 牡5 126ヒューズ 175 242休5 チャノン Sinndar 102Anna Pavlova GB 牝4 123ハナガン 189 3116休 ファイー Danehill Dancer 114Turbo Linn GB 牝5 123スウィンバン108 1110休2 ネルソン Turbo Speed
◆バーデンバーデンでやれ。
因みに外国馬はイギリスの2頭を合わせて5頭が参戦してて、Hattan がミラノ大賞、Pressing がローマ賞を勝ってるって辺りで、伊ダービー2着の Shrek や前走イタリアでG3を叩いて勝ってる Axxos を含め、ある程度以上水の合ったメンバーを連れてきてる、みたいな顔ぶれではあり。その上で、この独英対決に関していえば、イタリアのG1で勝っているのはイギリス馬の方ではあるけれど、ドイツ側もフランスのG1では実質仏ダービーやガネー賞といった一流どころのレースで Axxos や*サデックスは2着がある訳で、フリーハンデ的な見方をするとドイツの方がやや上に来る、みたいな印象も。ただ、Pressing なんかは最早イタリア馬と言っていいくらいイタリアで走りまくってるので、やはりホームアドヴァンテージ的なものはあったりするのかなぁ。
とは言え、ここは当方の本命は Axxos かな。能力的には一歩スケール感がある気がするし、取りこぼしの多い馬ではあるけれど前走一叩きできっちり勝って、上積みのある状態で迎えられるとするならば、そろそろブレイクしてもいいのではと思う。あまりブレイクされすぎてもファーブル転厩とかなったりしたら厄介ではあるのだけれど(苦笑。
◆クリスフライアー復活に気付いてなかった俺。
完全に海外競馬ヲタ失格レベルだなぁ。*テイクオーバーターゲットとか、そこそこのメンバーも出てるし、こちらはこちらで面白そう。日本馬もドイツ馬も出てる訳ではないので出馬は書かないけれども。
それにしても、開催2年目でエアトゥーレが3着したレースは現地で見たんだけれど、その後 SARS で中止してからフェイドアウトしてしまって、そう言えばそんなレースあったねぇ、でもエアトゥーレ自身がキリギリス2着とかしちゃったから彼女の物語の中でも地味になっちゃったねぇなどと思ってたら、エアトゥーレが繁殖になってG1馬出した頃に復活ってのもある種のシンクロニシティというか感慨みたいなのはあるなぁ。
そうした馬たちに、コスモバルクという、これまたある種のパイオニア的な馬であり、一方で実績はまぁ積めるだけ積んで、ある意味競走生活の締めくくりを演じようとする馬が一つのテストを施す役割に回った、みたいなレースであるとも考えられるのかな、とも思われる。正直、コスモバルクのように色んなものを背負わされていた馬が、そういう形のロールが回ってくるまで伸び白が残っていたってのはある意味敬服すべき部分ではあり、何というか、強さとか成し遂げた何か以上に、記憶されるべき名馬なんだなぁと今更ながらに実感を深めるところではある。幸い、そういう立ち回りを演じるにはまだ十分であることの片鱗は日経賞でも見せていると思われるので、いい感じで暴れ回って欲しい。
◆で、明日の本朝のG1。
ニシノマナムスメとベッラレイアが2,3番人気なんだけれど、この両者がタニノウォッカとは1度だけ対戦してて、その時は前者が2kg貰って3馬身差で軽く千切られてそれ以来の対戦、後者も隣接着順ではあってその時ベラレが主戦をユタカに奪われ今度はタニノが主戦をユタカに奪われる、みたいなちょっとした面白い構図を持ってるレース。ただ、そういう物語性よりは、普通に2回戦ってる*ローブデコルテIIとか一度も対戦してないエイジアンウインズの方が同世代的には面白いのかも知れなかったり。しかし、ブルーメンブラットって重賞勝ってない割には馬券売れちゃうから、扱いに難しいよなぁ。
5月18日カパネッレ4R 17:00発走 芝2000m 共和国大統領賞(G1) 総賞金275400EUR 4歳上 定量(58kg,牝2kg減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 16Axxos GER 牡4 58 シュタルケ 93 252休1 シールゲンGER MONSUN 27Freemusic IRE 牡4 58 マルチェッリ152 1休342 スケリッロ Celtic Swing 38Golden Titus IRE 牡4 58 バルジュー 125 392休2 レンゾーニ Titus Livius 41Hattan IRE 牡6 58 サンダース 355 410休12 ブリテンGB Halling 52Pressing IRE 牡5 58 カラン 246 7211休 ジャーヴィスGB ソヴィエトスター 65Saddex GB 牡5 58 テュリエ 146 1611休2 ラウGER Sadler's Wells 72Selmis GB 牡4 58 デムーロ 52 12休13 カルーゾ Selkirk 83Shrek GER 牡4 58 ボッティ 84 261休4 ヴェーラーGER Pelder 94Sopran Promo IRE 牡4 58 アレーナ 134 43休21 グリツェッティ モンジューてな訳で、ドイツの一流馬を3頭引っ張ってきてのプレジデンテ。
因みに外国馬はイギリスの2頭を合わせて5頭が参戦してて、Hattan がミラノ大賞、Pressing がローマ賞を勝ってるって辺りで、伊ダービー2着の Shrek や前走イタリアでG3を叩いて勝ってる Axxos を含め、ある程度以上水の合ったメンバーを連れてきてる、みたいな顔ぶれではあり。その上で、この独英対決に関していえば、イタリアのG1で勝っているのはイギリス馬の方ではあるけれど、ドイツ側もフランスのG1では実質仏ダービーやガネー賞といった一流どころのレースで Axxos や*サデックスは2着がある訳で、フリーハンデ的な見方をするとドイツの方がやや上に来る、みたいな印象も。ただ、Pressing なんかは最早イタリア馬と言っていいくらいイタリアで走りまくってるので、やはりホームアドヴァンテージ的なものはあったりするのかなぁ。
とは言え、ここは当方の本命は Axxos かな。能力的には一歩スケール感がある気がするし、取りこぼしの多い馬ではあるけれど前走一叩きできっちり勝って、上積みのある状態で迎えられるとするならば、そろそろブレイクしてもいいのではと思う。あまりブレイクされすぎてもファーブル転厩とかなったりしたら厄介ではあるのだけれど(苦笑。
◆クリスフライアー復活に気付いてなかった俺。
完全に海外競馬ヲタ失格レベルだなぁ。*テイクオーバーターゲットとか、そこそこのメンバーも出てるし、こちらはこちらで面白そう。日本馬もドイツ馬も出てる訳ではないので出馬は書かないけれども。
それにしても、開催2年目でエアトゥーレが3着したレースは現地で見たんだけれど、その後 SARS で中止してからフェイドアウトしてしまって、そう言えばそんなレースあったねぇ、でもエアトゥーレ自身がキリギリス2着とかしちゃったから彼女の物語の中でも地味になっちゃったねぇなどと思ってたら、エアトゥーレが繁殖になってG1馬出した頃に復活ってのもある種のシンクロニシティというか感慨みたいなのはあるなぁ。
5月18日クランジ8R 19:50発走 芝2000m シンガポール航空国際C(G1) 総賞金S$3000000 3歳上定量(3北50kg、3南54.5kg、4上57kg、牝1.5kg減) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 17Jay Peg SAF 牡5 57 マーカス 179 休6321 ブラウンSAF Camden Park 210Balius IRE 牡5 57 ドゥルーズ 197 8休242 ラフォンパリFR Mujahid 39Cosmo Bulk JPN 牡7 57 松岡正海 379 51310休4 岡田総帥JPN ザグレブ 43Mourilyan IRE 牡4 57 マーウィング84 11128 ブラウンSAF Desert Prince 54Sir Slick NZ せ6 57 ハード 7519 11111211 ニコルソンNZ Volksraad 612Traffic Guard USA 牡4 57 イーガン 163 54832 チャプルハイGB More Than Ready 711King and King AUS せ7 57 スー 419 1311休5 コー Celestial Dancer 813Spin Around AUS せ7 57 マキオン 439 324133 クーパーNZ スピニングワールド 92Recast AUS 牡7 57 カロウ 3710 1休538 ラクソン サンダーガルチ 106Chevron IRE せ5 57 サイミー 167 71561 レック Medicean 118Trigger Express AUS せ6 57 ルグリ 489 166112 バリッジ Citidancer 125Itmaybeyou NZ せ5 57 オリヴァー 267 23812 ディーン Howbaddouwantit 1316Mr Line ARG せ5 57 フラッド 409 73415 ショー Llers Fitz 141World Delight NZ せ5 57 パウエル 347 13343 バリッジ Mellifont 1515Musical Way FR 牝6 555トーマス 378 3休287 ヴァンデプーFR Gold Away 1614Onceuponatime NZ 牡3 545ビーズリー 125 22122 ヒル Van Nistelrooy相手が免税店の勝ち馬と女皇盃の2着馬、というのは、字面としては相当厳しい部類には入ると思うし、コスモバルクにとっては昨年や一昨年と同じレースではないよなぁ、ってのがまずは思うところではある。とは言え、上の馬番に入った両頭はどっちも該当レースでは相当の人気薄で穴を開けた格好で、そうやって国際的な舞台で大仕事をやってのけた事績をまだ自分の本当の意味での力には出来てない、というか、まだ自分の力を証明するために色々と課題を残している馬でもあるのだろう。とりわけ、Jay Peg なんかは今年ドバイで大勝利を演じたSAF勢のある種の「本当の意味」でのアピールが可能かの試金石みたいな位置づけの馬になるのかも知れない、なんてことも。
そうした馬たちに、コスモバルクという、これまたある種のパイオニア的な馬であり、一方で実績はまぁ積めるだけ積んで、ある意味競走生活の締めくくりを演じようとする馬が一つのテストを施す役割に回った、みたいなレースであるとも考えられるのかな、とも思われる。正直、コスモバルクのように色んなものを背負わされていた馬が、そういう形のロールが回ってくるまで伸び白が残っていたってのはある意味敬服すべき部分ではあり、何というか、強さとか成し遂げた何か以上に、記憶されるべき名馬なんだなぁと今更ながらに実感を深めるところではある。幸い、そういう立ち回りを演じるにはまだ十分であることの片鱗は日経賞でも見せていると思われるので、いい感じで暴れ回って欲しい。
◆で、明日の本朝のG1。
ニシノマナムスメとベッラレイアが2,3番人気なんだけれど、この両者がタニノウォッカとは1度だけ対戦してて、その時は前者が2kg貰って3馬身差で軽く千切られてそれ以来の対戦、後者も隣接着順ではあってその時ベラレが主戦をユタカに奪われ今度はタニノが主戦をユタカに奪われる、みたいなちょっとした面白い構図を持ってるレース。ただ、そういう物語性よりは、普通に2回戦ってる*ローブデコルテIIとか一度も対戦してないエイジアンウインズの方が同世代的には面白いのかも知れなかったり。しかし、ブルーメンブラットって重賞勝ってない割には馬券売れちゃうから、扱いに難しいよなぁ。
今週は明日ドイツのギニーを見てく予定ですが、それまでに米仏。
◆さて、どうなりますやら。
メンバーは、GIIにしてはそこそこよさげではあるかな、という感じで、非常にオープンな ML がついてる状況。個人的にはちょっと気になるのは、ペルーから逆輸入の Tomcito かな。フロリダはドンジリ追走から最後 Big Brown 様が片付けて下さったバテ馬をかわして大差3着なれど、ベルモントなら案外後方追走嵌るかも知れず、みたいな辺りでちょいと南米ダート馬のスタミナとやらを見せて貰えれば面白そう。あとは、指数持ちってことで押し切るとすればベタに Golden Spikes かねぇ。
◆頭数多いねぇ。
で、外国勢ではG1馬のゴドルフィン Rio de la Plata とか。名前の通り母に南米血統を持つのだけれど、この祖母父の Hawk って馬は初めて聞いたぞ。ブラジル・ジョッキークラブ賞を制した Princequillo に土着血統なんていかにも重そうなステイヤー血統ではありますが、この手のもっさりさは、どちらかというと中距離で利いてきそうな気がするのだけれど。クールモアの馬は、んー、このクラスの馬にはあんまり持ってかれたくないなぁ、と。どちらかというと、短距離としてはまぁまぁ好きな配合の Paco Boy 辺りが、重賞勝ってる割に何故かオールウェザー使ってる謎さとあいまって気になったり。全体としては、Hello Morning とか その辺も含めて、数揃えたなりにまぁ粒揃ったなぁって印象も。
◆Natagora のライバルに躍り出るのは。
で、ムードとしてはデビュー3連勝でG1を制した Zarkava に、前走 Natagora に敗れたものの前年は3連勝で重賞を制している Modern Look と、近2走 Zarkava に連敗中の Conference Call が挑むような展開。ただ、後者は2回続けて2馬身以上離されてることを考えると、ちょっと勝負ついてしまっているかも知れないな、とも。あとは、Azabara にしても Goldikova にしても今ひとつ中途半端な印象があって、まぁ乗り手は優秀なだけに面白いのかも知れないが、ちょっと Natagora に対しての(恐らくアスコット辺りで、となるであろう)挑戦権を得るレース、って意味では上位2頭あたりに絞られそうにも思われる。
この両者はともに前年から赤丸ブレイクという印象の Zamindar 産駒。面白いな、と思うのは Modern Look が母父に*ウォーニングを入れて Tamerett の、Zarkava が母父に Kahyasi を入れての Flaming Page と、ともに牝馬クロスを導出した馬であること。その上で、前者は Gone West に*ウォーニングというアブドゥラ殿下の名馬を活用した血統パターンであり、後者の Flaming Page には更にアガ・カーン殿下初期の名馬 Blushing Groom もニックスクロスの関係で一枚絡んで来る血統パターンである、などという辺りに、この両生産者のカラーが見て取れるという点でも面白い対決ではあるかな、と。勿論、両馬はそれぞれアブドゥラ、アガ・カーン両殿下の服色で走ります。
◆さて、どうなりますやら。
5月10日ベルモント9R 17:15発走 芝9F 第55回ピーターパンS(GII) 総賞金$200000 3歳 別定 (123lb、本年マイル以上$200000以下3lb減、同$50000以上3戦以下3lb減、 同2戦以下7lb減、牝3lb減) 馬枠 馬名 性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 ML 父 11Casino Drive 牡3 116デザーモ 11 −−−−1 藤澤和雄JPN 2-1 Mineshaft 22Tomcito 牡3 120C.ヴェラスケ74 11転36 ザネリ 6-1 Street Cry 33Mint Lane 牡3 116コア 62 71512 ジャーケンズ 8-1 Maria's Mon 44Deputyville せ3 116エスピノーザ72 51153 コンテッサ 12-1 Deputy Warlock 1a5Spark Candle 牡3 116チャベス 51 21712休 藤澤和雄JPN 2-1 A.P.Indy 56Golden Spikes 牡3 116プラド 72 14252 ウルフソン 3-1 Seeking the Gold 67Ready's Echo 牡3 116J.ヴェラスケ31 −2休12 プレッチャー 6-1 More Than Ready 78Cosmic 牡3 116カステラーノ62 34211 マゴーイーIII 8-1 El Prado 89Fast Talking 牡3 116ガルシア 52 8休815 グラハム 20-1 ヘネシーてな訳で、やたらGoogleで活躍してくれた(うちのブログ的に)*カジノドライヴがいよいよ、と。未だにサクセスブロッケンの方が普通に強いとしか思われないんだけれど(ただ、あの馬が脚パンだったら本当に芝で同じくらい圧倒的なのかは微妙に懐疑的ではあるが)、良血馬のある種の力試しとしては、まぁ。それにしても、Serena's Song と Heavenly Prize の息子が対決なんて、ある意味90年代前半の競馬ファンには感慨深い対決が、結構低いレベルで実現してるのが微妙に笑える。いや、Cosmic も前走 OC とは言え、それなりに連勝の勢いは買われてるっぽくはあるんだけれど。
メンバーは、GIIにしてはそこそこよさげではあるかな、という感じで、非常にオープンな ML がついてる状況。個人的にはちょっと気になるのは、ペルーから逆輸入の Tomcito かな。フロリダはドンジリ追走から最後 Big Brown 様が片付けて下さったバテ馬をかわして大差3着なれど、ベルモントなら案外後方追走嵌るかも知れず、みたいな辺りでちょいと南米ダート馬のスタミナとやらを見せて貰えれば面白そう。あとは、指数持ちってことで押し切るとすればベタに Golden Spikes かねぇ。
◆頭数多いねぇ。
5月11日ロンシャン4R 15:50発走 芝1600m プール・デッセ・デ・プーラン(G1) 総賞金400000EUR 3歳牡 定量(58kg) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 117Tamayuz GB 牡3 58 ボニーヤ 33 −11休1 F.ヘッド Nayef 218Bon Grain FR 牡3 58 ジャルネ 62 22休13 ベルモン ムータティール 36Il Warrd IRE 牡3 58 マカヴォイ 42 616休1 サイードUAE Pivotal 416Rio de la Plata USA 牡3 58 デットーリ 63 1214休 サイードUAE Rahy 513Maille le Nelois FR 牡3 58 ジレ 141 休2466 グレコ Maille Pistol 62Hello Morning FR 牡3 58 バデル 62 12休43 C.ヘッドたん Poliglote 75Yorktown FR 牡3 58 ルメール 52 216休1 ルージェ Red Ransom 84Lucifer Sam USA 牡3 58 マケイブ 71 278休5 オブライエンIR Storm Cat 98General Eliott IRE 牡3 58 ムーア 22 −−1休1 コールGB ロックオブジブラルタル 103One Great Cat USA 牡3 58 テュリエ 53 133休7 オブライエンIR Storm Cat 117Georgebernardshaw IRE 牡3 58 ムルタ 62 36休11 オブライエンIR Danehill Dancer 121Bermuda Rye IRE 牡3 58 スミヨン 21 −−1休6 デルザングル Cape Cross 1315Thewayyouare USA 牡3 58 パスキエ 54 1111休 ファーブル Kingmambo 1412Alexander Castle USA 牡3 58 カラン 31 −12休5 ライアンGB Lemon Drop Kid 1519Blue Chagall FR 牡3 58 ヴィクトワー52 215休6 パンタル Testa Rossa 1610Salut l'Africain FR 牡3 58 メンディサバ174 44休41 コレ Ski Chief 1714River Proud USA 牡3 58 T.R.クイン 62 817休4 コールGB Proud Citizen 1811Paco Boy IRE 牡3 58 ヒューズ 54 11休11 ハノンGB Desert Style 199Falco USA 牡3 58 ペリエ 41 92休21 ラフォンパリア PivotalG3勝ちの不敗馬 Tamayuz は、祖母が Allez les Trois ってことでドイツのAライン。で、Aの伝統を切ってしまってこの名前なんだけれども、まぁ馬名に関してハムダン殿下に期待してはいけないのだろう。「アルなんとか」でいくらでも作れるじゃねぇか!とか色々言いたいことはあるんだけれど。どうも Gulch に違和感を感じる配合だけれど、これはこれで1/4米血でよしとする、べきなのかな?あと人気になりそうな Thewayyouare はマンボの文句なしな良血で、母父サドラーズもバッチリと決まってそっから Blushing Groom に Best in Show だから、隙がなさ過ぎ。英仏でサドマンボのギニーとかって、ベタ過ぎてイヤになりそうだけれど、全体の配合としてはこちらの方が航海王子よりも好みだから困ったもんだ。累代の萌え度としてはメンバー中間違いなくナンバーワンなのは Maille Pistol 産駒なのだけれど、流石に14戦1勝の馬がここで来てしまうとは考えづらく、う〜む、なんだか、という配置ではありますな。
で、外国勢ではG1馬のゴドルフィン Rio de la Plata とか。名前の通り母に南米血統を持つのだけれど、この祖母父の Hawk って馬は初めて聞いたぞ。ブラジル・ジョッキークラブ賞を制した Princequillo に土着血統なんていかにも重そうなステイヤー血統ではありますが、この手のもっさりさは、どちらかというと中距離で利いてきそうな気がするのだけれど。クールモアの馬は、んー、このクラスの馬にはあんまり持ってかれたくないなぁ、と。どちらかというと、短距離としてはまぁまぁ好きな配合の Paco Boy 辺りが、重賞勝ってる割に何故かオールウェザー使ってる謎さとあいまって気になったり。全体としては、Hello Morning とか その辺も含めて、数揃えたなりにまぁ粒揃ったなぁって印象も。
◆Natagora のライバルに躍り出るのは。
5月11日ロンシャン5R 16:25発走 芝1600m プール・デッセ・デ・プーリッシュ(G1) 総賞金400000EUR 3歳牝 定量(57kg) 馬枠 馬名 産地性齢斤量 騎手 戦勝 近走成績 厩舎 父 112Nijoom Dubai GB 牝3 57 ヒューズ 41 231休6 チャノンGB Noverre 28Conference Call GB 牝3 57 テュリエ 42 112休2 バリー Anabaa 37Modern Look GB 牝3 57 パスキエ 53 111休2 スマガ Zamindar 45Zarkava IRE 牝3 57 スミヨン 33 −11休1 de.R-デュプレ Zamindar 59Dream Day GB 牝3 57 ムーア 41 126休2 ハノンGB Oasis Dream 62Blue Cayenne FR 牝3 57 ジャルネ 62 16休13 タルーたん Anabaa Blue 76Halfway to Heaven IRE 牝3 57 マケイブ 31 −21休2 オブライエンIR Pivotal 813Psalm IRE 牝3 57 ムルタ 20 −−2休7 オブライエンIR Sadler's Wells 914Lessing FR 牝3 57 オージュ 63 21休13 ギブソン Orpen 1010Azabara GB 牝3 57 デットーリ 21 −−2休1 ファーブル Pivotal 1111Silent Sunday IRE 牝3 57 ヴィクトワー41 41休24 パンタル Testa Rossa 124Destare IRE 牝3 57 ルメール 42 213休1 ピース Desert Prince 131Goldikova IRE 牝3 57 ペリエ 32 −11休2 F.ヘッド Anabaa 143Kayaba GB 牝3 57 ブランパン 22 −−−11 ラフォンパリア Anabaa9戦7勝の Natagora を敗った馬は2頭いるけれど、いずれもここには出走無し。
で、ムードとしてはデビュー3連勝でG1を制した Zarkava に、前走 Natagora に敗れたものの前年は3連勝で重賞を制している Modern Look と、近2走 Zarkava に連敗中の Conference Call が挑むような展開。ただ、後者は2回続けて2馬身以上離されてることを考えると、ちょっと勝負ついてしまっているかも知れないな、とも。あとは、Azabara にしても Goldikova にしても今ひとつ中途半端な印象があって、まぁ乗り手は優秀なだけに面白いのかも知れないが、ちょっと Natagora に対しての(恐らくアスコット辺りで、となるであろう)挑戦権を得るレース、って意味では上位2頭あたりに絞られそうにも思われる。
この両者はともに前年から赤丸ブレイクという印象の Zamindar 産駒。面白いな、と思うのは Modern Look が母父に*ウォーニングを入れて Tamerett の、Zarkava が母父に Kahyasi を入れての Flaming Page と、ともに牝馬クロスを導出した馬であること。その上で、前者は Gone West に*ウォーニングというアブドゥラ殿下の名馬を活用した血統パターンであり、後者の Flaming Page には更にアガ・カーン殿下初期の名馬 Blushing Groom もニックスクロスの関係で一枚絡んで来る血統パターンである、などという辺りに、この両生産者のカラーが見て取れるという点でも面白い対決ではあるかな、と。勿論、両馬はそれぞれアブドゥラ、アガ・カーン両殿下の服色で走ります。

