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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

国歌を日本語カバーしてみる(ウェールズ編) 

 大英帝国で「ユニオン・フラッグにウェールズを混ぜろ」みたいな話題が上がってて、本朝の集合知も色々と案をひねり出しておりますな。実際のところは発言元の大臣も半分ネタで言ってみた、みたいな部分があるのでしょうけれど、本質的に冗談を心得ている英国人もこの手のネタには食いつきが良いようで、恐らくネットを仔細に探せばもっと色々と面白おかしな案が作られてたりするのでしょう。ただ、やっぱりあのドラゴンをどっかに入れるのは結構しんどいには違いなく、いきなり中央やカントンにアレを置いたら何だか主客転倒な感覚はあるし、だからといって右下に置くのも不自然だし、なかなか実際にやってみると難しいものではあります。だからネタ的に美味しいんってのもあるのかと。
 ところで、緑と白は元のイングランドに侵略される前のウェールズ王家の色だとか、チューダー王家の色だとか諸説ありますが、そんな中に「国の植物であるネギの色合いを模した」みたいな話も Wikipedia 辺りにはあるようで、上のBBCでもネギネタは出ていた。だとしたらあれだな、そもそもウェールズの国旗をこんな感じにしてみたらどうだ(笑)、とまさしくウェールズの国旗を冒涜してみるテスツ(悪ノリw)

Cymru Miku Jack

 そして、勿論ユニオン・フラッグにもご登場いただく。ゴッド・セーヴ・ザ・はちゅねミク!科学の限界を超える大英帝国。

Union Miku Flag

 ……はサテオキ、国歌をば。
 Hen Wlad Fy Nhadau、ってこの段階で読めん。ヘン・ウラード・ヴァ・ナダイ?基本的にフットボールと言えばボールを手で掴むものという国民性であるだけに余りサッカーでは馴染みが無く、先の英国諸代表が大健闘で見せ場を作るも最後に総崩れというEURO予選においてもひとり4協会中蚊帳の外でドアマットと化していたライアン・ギグスの母国ではありますが、手で掴む方のフットボールではやはり強国であり、先のIRBワールドカップはフィジーにまさかの敗戦で涙をのんだものの、カーディフ・ミレニアムを轟かせる「ウラーッ!!ウラーッ!!」の国歌は大迫力なのであります。
 さて、それにしても訳すにあたってもあの難解なウェールズ語が読める人は読者にもそうはいない筈なので(無論、有芝も読めん)、さしあたり英語対訳でおおざっぱな日本語訳を把握しておこうかと。しかし英語 Wikipedia を見ても、イングランド人向けの空耳歌詞とかある辺りがウェールズ語の隔絶性を如実に示すところではあり。
【原語】
Mae hen wlad fy nhadau yn annwyl i mi,
Gwlad beirdd a chantorion, enwogion o fri;
Ei gwrol ryfelwyr, gwladgarwyr tra mad,
Dros ryddid collasant eu gwaed.
Gwlad, gwlad, pleidiol wyf i'm gwlad.
Tra mor yn fur i'r bur hoff bau,
O bydded i'r hen iaith barhau.
【英語対訳】
The land of my fathers is dear unto me,       父祖の土地は我が親愛なるものなり
Old land where the minstrels are honoured and free: 詩歌が愛される自由なるふるさと
Its warring defenders, so gallant and brave ,    勇敢で誇らしい守り手は
For freedom their life's blood they gave       自由のために命と血を挺する
Land!,Land!,True I am to my land!          大地よ!大地よ!我はこの地にあり!
While seas secure,                  海が穏やかに凪ぎて
this land so pure,                  清らかなるこの土に
o may our old language endure.            をを、我らの古き言葉が絶えぬことを
 というような感じ、かな。
 訳詞として難しいのはやはりサビの「Gwlad! Gwlad!」の連呼。要するに Land なんだけれど、これを一音節ですぱっと言い換える日本語は残念ながら存在しないし、元の単語をそのまま読むにしても日本語話者的には発音不可能。ならば国名を連呼するくらいしか埋め方が思いつかないけれど、Cymru=カムリでは足が出る。てな訳で、やや不本意ながら、ここは「ウェールズ!」を一音節で言い切ってしまうしかないのだろう。それ以外の部分は英語訳ベースで概ね言いたいところを満たしつつ、最後の部分は「古き言葉が絶えない」ってのが言いまわしづらいけれど、この辺りでは日本語にも「言霊」という便利な単語があるので、こちらを有効活用して乗り切ることに。それにしても、この独特な言語への愛着と誇りがにじむという点では、なかなかに美しい国歌ではあります。
 てな訳で、以下に訳詞と楽譜を。

◆Hen Wlad Fy Nhadau

♪Mae hen wlad fy nhadau yn annwyl i mi,   父なる国ぞ妙なるや
 Gwlad beirdd a chantorion, enwogion o fri; 詩歌のあふれ 自由なる
 Ei gwrol ryfelwyr, gwladgarwyr tra mad,   勇者が 雄雄しく 守り固めり
 Dros ryddid collasant eu gwaed.       命をも 捧げ
 Gwlad, gwlad,                ウェールズ!ウェールズ!
 pleidiol wyf i'm gwlad.           我の生きる地
 Tra mor yn fur i'r bur hoff bau,      海は凪ぎて 土は肥ゆる
 O bydded i'r hen iaith barhau.       言霊よ 永久に

Hen Wlad Fy Nhadau(Anthem Genedlaethol Cymru)
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タグ: 国歌  ウェールズ  イギリス 

国歌を日本語カバーしてみる(オランダ編) 

 何となく初音ミクを漁ってたらこんなんが出てきたので、休眠企画を復活してみる。


 てな訳で、3曲目のオランダ国歌「ヴィルヘルムス」。実際の原詞は15番まであるのだが、当然そんなにみんな長々と歌っても仕方がなく、通常1番と6番が国歌として採用される。その1番は、はっきりいって世界でも屈指の「国歌らしくない」歌詞であろう。ドイツの血族がスペインに忠誠を誓うなんてのは明らかに国歌として軸がぶれている。ただ要するに、この原詞はタイトルどおりオランダの国父であるオランイェ公ウィレム沈黙公の一代記であり、1番はその「名乗り」にあたる部分なのである。それゆえに、やや封建騎士的な色合いを帯びた、というお話。因みに、15番まであるのは、歌詞の歌い出しの各文字で「WILLEM VAN NAZZOV」というウィレム公のオランダ語の忌み名を形作るためである。それにしても興味深いのは、国歌の正式部分を切り取る際に、わざわざこの国歌らしくないウィレム公個人の名乗りである1番を残した辺り。これは、この国父がいかに愛されているかの証左ではあろう。無論、ここを省くと主人公不在っぽい雰囲気が出るから、みたいなのもあるだろうが。実際のところ、ウィレムの段階では独立は完全には実現せず、その後に息子である天才軍事家のマウリッツ公がスペイン軍相手に有利に戦いを進めたことによって、オランダの独立は実質的に確立した側面が多い。実際歴史ヲタ界隈においては、マウリッツはともするとグスタフ・アドルフやヴァレンシュタインに比する賞賛を集めることもある一方で、父ウィレムは地味な存在に見られがちである。しかし、ことカリスマ面だけにおいては、天才マウリッツは父を超えることが出来なかったのであろう。
 訳詞は、一応原詞と同様に「W」と「M」からはじめることとする。因みに、Wilhelmus van Nassouwe というのはある程度ゲルマン化したという点では勿体ぶった感じの名乗りであり。

◆Wilhelmus
♪Wilhelmus van Nassouwe      われはヴィルヘルムス
 Ben ick van Duytschen bloet   ドイツの血族
 Den Vaderlant ghetrouwe     祖国のため忠義を
 Blyf ick tot in den doet     つくし死なん
 Een Prince van Oraengien     オラニエ公爵
 Ben ick, vrij, onverveert    自由と豪胆の士
 Den Coninck van Hispaengien   スペイン王に背く
 Heb ick altijt gheeert      ものにあらず

♪Mijn schilt ende betrouwen    まさに神のみぞ
 Sijt ghy, o Godt mijn Heer    われは頼みとす
 Op u soo wil ick bouwen     神の導きが
 Verlaet mij nemmermeer      われを助けんと
 Dat ick doch vroom mach blijven 助けによりて
 U dienaer taller stondt     神に従い
 Die Tyranny verdrijven      圧政を打ち破りて
 Die my mijn hert doorwondt    安らぎなん

Wilhelmus(National Anthem of the Netherlands)
タグ: 国歌  オランダ 

国歌を日本語カバーしてみる@アメリカ。 

 先週辺りは、スペイン語カバー話が盛り上がってましたね、ということで。アメリカと言う国家のありようとはやや異なるという感じで、ラ・マルセイエーズのようなDQN一直線な雰囲気でもなく、むしろ持って回った感じの分かりにくいセリフ回しで、やたら演奏されている実情に比して、決してさほど人気が高い歌でもない、とも言われますな。そういうこともあってか、テキサスの小学校時代には結構国歌以外の色んな愛国歌も授業で取り上げてた、なんて記憶も遥か昔にはあります(中には「God Save The
Queen」のアメリカ賛歌版、なんて面白いのもあった記憶が)。取り敢えず、そんな訳で、とっつきにくい歌詞をざざっと翻訳。

◆The Star-Spangled Banner

♪Oh say can you see,          おお見ゆるか
 by the dawn's early light,       あの暁
 What so proudly we hailed       誇り高く
 at the twilight's last gleaming?    宵にかかげし

 Whose broad stripes and bright stars, 我らの旗
 thro' the perilous fight,       戦場(いくさば)なる
 O'er the ramparts we watched      砦にあり
 were so gallantly streaming?      たゆたいしかな

 And the rocket's red glare,      烽火(のろし)赤く
 the bombs bursting in air,       闇を照らす
 Gave proof thro' the night       夜を越え
 that our flag was still there.     守り果たし

 Oh say does that star-spangled     おお今なお星条旗
 banner yet wave            はためきたるかな
 O'er the land of the free       自由の国に
 and the home of the brave?       勇者の地に

おお、曙光の先に 汝には見ゆるかな、
我ら誇り高く 宵の煌きのもと掲げしが、
その雄大なる星と条 戦場の修羅なりて
防壁の先に見えしは 何と華々しくたゆたうかな、
烽火赤く光り 砲火空に散るは
闇夜の中我らが旗 なおあるを照らすのみ、
おお、今なお 星条旗ははためきたるかな、
この自由の地にして、勇者の祖国に!
 基本的に、これも『詞の中で経過する時間』がある種の鮮やかさを呼ぶような作品だと思われますし、結構初めて歌詞の背景含めて知った時には「大した国歌だなぁ」と思わされた部分はあり。とりわけ、3節目の描写が利いてるなぁと。ただ、やっぱりこの部分が音節少ないし、訳の中で表現しづらかったり。
 楽譜はまたそのうち。

国歌を日本語カバーしてみる@フランス。 

 37w突入しました(挨拶)。
 ということで、暫くこのブログはサボりモードに入ります。時間があれば阪神大賞典については何か書くかもしれませんが。あとQMAもサボり気味になると思われ……。という感じで暫しの間更新が留まると思われますが、RSSリーダーには残しておいていただければと。
 で、サボりモード前に連載企画の続きってことで。

◆La Marseillaise ( Chant de guerre de l'Armée du Rhin )
 ということで、世界で最もDQNな国家のひとつ、おフランスのラ・マルセイエーズ、正式タイトルは「ライン軍戦歌」でござる。全体的な文語調の訳詞はこの辺りで。基本的には、mugir が訳せないので、適当に「足音」とかにして迫り来る感じで表現してみました。
 そして、号令部分。直訳すると、「武器を取れ市民よ。隊列を組め」なのですが、「オ・ザーム!」という単純明快な響きを表現するには「武器を取れ」では冗長すぎるので、ここはきっぱりと「立てよ国民!」というジオン風表現に。まぁ大体そんな感じでしょ。武器は後に持ってく。sang impur は「不浄な血」で、この場合は敵の血、とすればよかろう。因みにこの「不浄な血を我らの土に還せ」という表現なのですが、要するにどういう場面で使うかっていうと、ギロチンの公開処刑のときのお約束の言葉、なのですよね。まぁ革命の時代なので、ということですが、なかなかに血塗られた表現ではあり。
♪Allons enfants de la Patrie,      行け愛国の子らよ
 Le jour de gloire est arrivé!     栄光の日へと
 Contre nous de la tyrannie,      暴君が向かいて
 L'étendard sanglant est levé,     血の旗を揚げる
 L'étendard sanglant est levé!     血の旗を揚げる
 Entendez-vous dans les campagnes    耳を澄ませ敵の
 Mugir ces féroces soldats ?      迫り来る音に
 Ils viennent jusque dans vos bras   攻め来たり 我が地を
 Égorger nos fils et vos compagnes!   冒さんとする足音

|:Aux armes, citoyens,          *立てよ国民!
 Formez vos bataillons,          武器を取りて!
 Marchons, marchons !           進め、進め!
 Qu'un sang impur             敵の血で
 Abreuve nos sillons! :|         国を染めよ!
 で、楽譜つけとこう。



◆ところで、今更。
 スクランOVAを鑑賞。八雲分、久しぶりに補完したなぁ。
ところで、一条弟と幽霊のCVが佐藤利奈と気付いた時に、俺の脳内で

一条弟「やったぁ(笑)」幽霊「1位だよ(笑)」

という絵が浮かんだことは言うまでもない。ショタと幽霊ってまんまやん……。まぁ、蔦子さんの中の人でもあるんですけどね!(←実際そっちの方が多分本来のキャラとは離れるのだろうが

国歌を日本語カバーしてみる@韓国。 

 特に理由は無いけど、愛国歌。
 結構古い国歌で、大韓帝国時代には歌詞は出来ていて、元々は「ほたるの光」に合わせて歌われていた、らしい。ということで、現在の愛国歌も、メロディーラインを合わせると「ほたるの光」に良く似ていて、何となく「愛はかげろう」と「冬のソナタ」のサビの部分みたいでもある(笑)。しかし、基本的に共和制国家の場合、国家はどうしても革命色が強くなりがちで軍歌みたいな曲が多い中で、君主制の名残を残しておとなしい曲になっているのはそれはそれで悪くないのではないかとは思います。

◆대한민국 애국가(テーハンミングッ・エグッガ)
♪동해물과 백두산이 마르고 닳도록  東海かれ白頭山の崩れるまで
 하느님이 보우하사 우리 나라 만세 神の護りたる ウリナラマンセー
 무궁화 삼천리 화려강산       無窮花 三千里 うるわしき
 대한사람 대한으로 길이 보전하세  大韓のこの地を 民よ守れ
 基本的に隣国の言葉ですし、文法的に類似している言葉なので、当然言葉をはめるのも簡単。
 しかし、やはり語感が微妙に変わってくる部分もあって、7~8小節目辺りは素直に「我が国バンザイ」とやってしまうと微妙に音のノリが悪くなってしまったりする。これはやっぱりウリナラマンセーの方が良いですなぁ。あとは、勿論向こうの地名なので向こうの地名のままトンヘを使いますが(その方が当然歌詞は乗せやすいし)、もし「日本海」にしちゃうなら
♪日本海枯れ果て白頭山消える 果て無き時までウリナラマンセー
くらいで歌えばよろしいでしょうか。まぁ流石にやめとけ、とは思うが。13小節目辺りは「大韓」が2回出てきますが(直訳なら「大韓の民よ、大韓として」となる、らしい)、流石にこれは日本語では4音節になってしまうので、微妙に意訳にならざるを得ないところ。
 にしても、1節目の表現ってのは微妙に君が代の「細石の 苔の蒸すまで」に似てるんだよなぁ、とは思う。あと、3節目の風土を謳う部分も何となく「たたなづく青垣 山こもれる」的な日本的感性に近いところもあって、そういう意味では李朝時代の韓国の伝統的なこういう「愛国」の表現ってのは、ちょっとだけ日本に通じる部分もあるのかもという縁は感じてみたり。


国歌を日本語カバーしてみる@ドイツ。 

 オリンピックをやってるのに国歌を余り聴かないなぁと思ったら、何のことは無い、単に日本人がメダルを取れないので表彰式が放送されないからだよな。ということで、ちょっと寂しい気がするので、国歌の訳詞でも作って気を紛らわせたりしてみる。
 勿論、単純に国歌を翻訳するだけなら何処のサイトでもあるので、折角だから国歌に翻訳がのっかるような感じで、なるべく趣旨を崩さないようなカバー歌詞を作ってみるというテストです。で、まぁ取りあえず、このサイトの趣旨的に、ドイツからはじめてみましょうか、と(続くかは不明)。

◆Das Lied der Deutschen (または Deutschlandlied )
 全体の歌詞と逐語訳は、Wikipedia:ドイツの国歌を参照。オーディオに関してはそこからもリンクされている国の公式サイトからどんぞ。
 有名な話でありますが、1番と2番は一般的に現在歌われず、3番のみが歌われます。元々ワイマール時代以降は1番以降が廃れて歌われていなかったのですが、第2次大戦後に歌詞の部分が領土でなくなったために1番を廃し、しょーもない歌詞の(笑)2番を飛ばして、「Einigkeit」=統一という言葉の残る3番を正式な歌詞とした次第。俗に言われる「世界に冠たるドイツ」という表現が不遜でナチズムを連想するから、というのは都市伝説らしいです。
 では訳詞。
♪Deutschland, Deutschland über alles, ドイツは全ての
 über alles in der Welt,        世界に勝る
 wenn es stets zu Schutz und Trutze  兄弟(はらから)とともに
 brüderlich zusammenhält.       護りを固めて
 Von der Maas bis an die Memel,    マースからメーメルまで
 von der Etsch bis an den Belt,    エッツからベルトまで
|:Deutschland, Deutschland über alles, *ドイツは全ての
 über alles in der Welt! :|       世界に勝る
 ここは有名な「世界に冠たるドイツ」の部分。個人的にこれを歌う時は
「♪ドイツはドイツーは、世界でいーちばんー」
と歌うのですが、それでは余りにマヌケなので、ちょっと色をつけてみました。「世界の全て」ではなく「全ての世界」にしたのは、サビ部分のリフレインで「世界に勝る」にした方が、原曲の "über alles in der Welt" の趣旨を引き出せそうだったから。brüderlich という言葉は3番にも出ますが、統一ドイツを作るために力をあわせる、というのが元の趣旨なのでこのような歌詞が出てくる、ということでしょうか。
♪Deutsche Frauen, deutsche Treue,   女と真心
 deutscher Wein und deutscher Sang   ワインと歌声
 sollen in der Welt behalten      妙なるゆかしき
 ihren alten schönen Klang,      ドイツの誇り
 uns zu edler Tat begeistern      心を高めて
 unser ganzes Leben lang.       気高く生きよう
|:Deutsche Frauen, deutsche Treue,   *女と真心
 deutscher Wein und deutscher Sang!:|  ワインと歌声
 一節ごとに Deutsche が入るのでそれを削れば割とすんなり最初の部分の翻訳は出来る。ここで飛ばされた「ドイツ」という言葉を入れるために、原曲とは微妙にズレるが、「ドイツの誇り」というフレーズを入れてみたけど、原曲のこの部分を逐語訳すれば「ドイツの女とかその他諸々は、古く美しき響きを世界に満たす」という感じです。個人的にはこういうしょーもない歌詞は国歌としては好きなのですが、やはり「女」とか入ると微妙にジェンダー的にマズいというのも、恐らく余り採用されなかった理由となるでしょうか。
♪Einigkeit und Recht und Freiheit   統一・自由・正義
 für das deutsche Vaterland!      祖国のドイツに
 Danach lasst uns alle streben     心を合わせて
 brüderlich mit Herz und Hand!     手をもて築こう
 Einigkeit und Recht und Freiheit   統一・自由・正義
 sind des Glückes Unterpfand;     幸あるために
|:blüh im Glanze dieses Glückes,    *幸あり輝け
 blühe, deutsches Vaterland. :|     祖国のドイツよ
 これも最初の節はそれなりにすんなりと。Recht und Freiheit は語感を良くするために順番を交代。真ん中の節はちょっとぶった切ったけど、「兄弟で心と手を合わせて」という4行目の節の「心と手」(Herz und Hand) の方が日本語的には響くのでこちらを優先。最後の節は「この(統一エトセトラの)幸ありて、栄光に輝け」なのだけど、これも8文字しか使えないので「輝け」を優先して入れてみた。「幸あり栄えよ、ドイツよ栄えよ」くらいにしてもいいかも知れないけど、deutsche Vaterland のリフレインを優先したのでこんな感じで。

 で、楽譜に載せるとこんな感じ。WMが始まったらこれを印刷して歌ってみよう!(ぇ