有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、或いは反逆のドゥ・ロワイユ=デュプレ。
2冠にウォークオーヴァー、となるか。
 ところで、かんべえ氏の日記にてヒラリー・クリントンを辛辣に扱った風刺の例として
●倒れこんだ競走馬の背中に乗っているヒラリー。「勝つまで辞めないわよ。安楽死なんてさせないわ!」
なんてのが出てた訳ですが、こういうのがスッと出て来る辺り、かの国における Barbaro の悲劇ってのはなかなかに膾炙されているということなんだろうか、みたいなことを思ってしまったり。ある意味、かの馬は日本におけるトキノミノル的な、ダービーを駈け抜けて星になったパーフェクトホース、みたいな部分はあるのだろうなぁ、と感慨を持ちつつ、プリークネス。
5月17日ピムリコ12R 18:15発走 芝9.5F
第133回プリークネスS(GI)
総賞金$1000000 3歳 定量(126lb、牝5lb減)
枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     ML 父
1Macho Again    牡3 126ルパルー  83 26171 スチュアート  20-1 Macho Uno
2Tres Borrachos  せ3 126T.ベイズ  71 112433 グリーリー   30-1 Ecton Park
3Icebad Crane   牡3 126ローズ   43 −1131 モーション   30-1 Jump Start
4Yankee Bravo   牡3 126ソリス   53 休1134 ギャラガー   15-1 Yankee Gentleman
5Behindatthebar  牡3 126フローレス 53 21511 プレッチャー  10-1 Forest Wildcat
6Racecar Rhapsody 牡3 126アルバラード61 34休44 マクピーク   30-1 Tale of the Cat
7Big Brown     牡3 126デザーモ  44 1休111 ダットローJr   1-2 Boundary
8Kentucky Bear   牡3 126セリオット 31 −−173 ベイカー    15-1 Mr.Greeley
9Stevil      牡3 126J.ヴェラスケ61 42354 ジトー     30-1 Maris's Mon
10Riley Tucker   牡3 126プラド   71 休6223 モット     30-1 Harlan's Holiday
11Giant Moon    牡3 126ドミンゲス 64 11194 ショスバーグ  30-1 Giant's Causeway
12Gayego      牡3 126スミス   63 212117 ロボ       8-1 Gilded Time
13Hey Byrn     牡3 126ロペス   84 休1141 プレザJr    20-1 Put It Back
 大凡*シルバーチャーム辺りから Smarty Jones に至るまで、プリークネスというレースはある種の微妙さというか、「ケンタッキーダービー馬が2冠馬になるためのレース」みたいな淡泊な位置づけのレースになっていた気がする。一方同時に「ケンタッキーダービー馬がベルモントを勝てないためのレース」にもなっていて、またそれが3冠自体の意義を問うような部分もあったり、いやだからこそ3冠は凄いと思わせる部分であったり、なかなかそこは議論が分かれるんだろうけれど。で、それに対して、2006年のプリークネスでああいう事故があって、去年はダービー3着の Curlin による逆転劇、とあいなった訳ではありますが、どうも今年については何というかそういうここ2年の傾向からまた元に戻すようなレース、には見えたり。取り敢えずダービー出てるってだけで Gayego が2番人気になってるっぽいのが笑える。字面そこそこの Behindatthebar はシンセ巧者っぽいし、Icebad Crane も4戦3勝とは言え前走の2着が*カジノドライヴに打っ千切られた Mint Lane となると、やはり格下感は否めず、そうなってくると前走ウッドで2馬身差4着の Giant Moon 辺りが人気ない辺りでは手強い存在、つーくらいかと思いつつ、やはり勝ち負けにはどうかと。そうなってくると、Big Brown としては如何に負荷をかけすぎずにニューヨークへ行きたいか〜、みたいなレースという位置づけではあるか。まぁ Smarty Jones なんかの時はダービーの2,3着馬も出てたし、Barbaro にとっても Bernardini は無事であっても手強い馬だったことを思うに、今年のダービー馬は相当ラクはさせて貰えてる気がするのは、*カジノドライヴ辺りにとっては不運ではあるかも。
 しかし、仮に*カジノドライヴが連闘でここに出てた場合、どれくらいのオッズなりMLがついてたんだろうね、みたいなことはちょっと思う。こないだのメンバーが出て来たレースに自分も出てた、みたいな出走馬は前述の Icebad と、フロリダで Tomcito と対戦した Hey Byrn 辺りだけど、両方ともまぁ20〜30と普通に人気薄。そうなると、10-1くらいかなぁとか考えつつも、勝ち方が良かったし血統分合わせれば5-1くらい、にはなるのかな。ベルモントもこれくらいの面子なら、本番それくらいの人気と見てもいいかも。
クラシック2題。
 またも何か色々紛れてる内に時間が掛かってしまい、後予想モードで果たして書けるかどうか。まぁ自分的にはある程度ベタに Colonel John と New Approach 辺りが推したい筋とはなりますが。それにしても、英ギニーのエンリケ航海王子とイブン・ハルドゥーンの衝突は笑える。惜しむらくは、ゴドルフィンの方がハルドゥーンじゃなくてバットゥータだったらもっと笑えた。

◆アメリカ様。
5月3日チャーチルダウンズ10R 18:00発走 芝10F
第134回ケンタッキー・フライドチキンの中の人提供のダービー(GI)
総賞金$2000000 3歳 定量(126lb、牝5lb減)
枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     ML 父
1Cool Coal Man   牡3 126ルパルー  84 17119 ジトー     20-1 Mineshaft
2Tale of Ekati   牡3 126コア    63 14休61 タッグ     15-1 Tale of the Cat
3Anak Nakal    牡3 126ベハラノ  62 1休875 ジトー     30-1 Victory Gallop
4Court Vision   牡3 126ゴメス   63 11休33 モット     20-1 Gulch
5Eight Belles   牝3 121サエズ   95 21111 ジョーンズ   15-1 Unbridled's Song
6Z Fortune     牡3 126アルバラード63 11252 アスムッセン  15-1 Siphon
7Big Truck     牡3 126カステラーノ83 452111 タッグ     50-1 Hook and Ladder
8Visionaire    牡3 126レズカノ  63 11315 マッツ     20-1 Grand Slam
9Pyro       牡3 126ブリグモアン73 2休1110 アスムッセン   6-1 Pulpit
10Colonel John   牡3 126ナカタニ  64 11211 ハーティ     4-1 Tiznow
11Z Humor      牡3 126ダグラス  82 51543 モット     30-1 Distorted Humor
12Smooth Air    牡3 126クルーズ  73 21132 スタッツJr   20-1 Smooth Jazz
13Bob Black Jack  牡3 126ミグリオーレ73 41132 カスパロフ   20-1 Stormy Jack
14Monba       牡3 126ドミンゲス 53 114121 プレッチャー  15-1 Maria's Mon
15Adriano      牡3 126プラド   73 44191 モーション   30-1 A.P.Indy
16Denis of Cork   牡3 126ボレル   43 −1115 キャロル    20-1 Harlan's Holiday
17Cowboy Cal    牡3 126J.ヴェラスケ63 11122 プレッチャー  20-1 Giant's Causeway
18Recapturetheglory 牡3 126ベアード  62 12休31 ルッセルIII   20-1 Cherokee Run
19Gayego      牡3 126スミス   53 12121 ロボ      15-1 Gilded Time
20Big Brown     牡3 126デザーモ  33 −1休11 ダットローJr   3-1 Boundary


◆大英帝国。
5月3日ニューマーケット3R 15:25発走 芝8F
第200回2000ギニーS(G1)
総賞金£330000 3歳牡牝 定量(9st、牝3lb減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
14Alfathaa     GB  牡3 126R.ヒルズ  31 −315休 ハッガス    Nayef
28Bahamian Kid   GB  牡3 126ダーカン  10 −−−−5 ホリンズヘッド Bahamian Bounty
33Dream Eater    IRE 牡3 126ドワイヤー 81 3316休 ボールディング Night Shift
46Fireside     GB  牡3 126ムンロ   21 −−61休 チャプルハイア Dr.Fong
510Henrythenavigator USA 牡3 126ムルタ   42 1123休 オブライエンIR Kingmambo
69Ibn Khaldun    USA 牡3 126デットーリ 54 1111休 サイードUAE   Dubai Destination
711Moynahan     USA 牡3 126T.R.クイン 21 −−41休 コール     Johannesburg
82New Approach   IRE 牡3 126マニング  55 1111休 ボルガーIRE   Galileo
95Perfect Stride  GB  牡3 126ムーア   21 −−12休 Sir.スタウト  Oasis Dream
101Plan       USA 牡3 126キネーン  21 −−51休 オブライエンIR Storm Cat
1113Raven's Pass   USA 牡3 126フォーチュン53 113休2 ゴスデン    Elusive Quality
1215Scintillo     GB  牡3 126ヒューズ  92 231休9 ハノン     ファンタスティックライト
1312Stimulation    IRE 牡3 126ドラウン  42 122休1 モリソン    Choisir
1414Strike the Deal  USA 牡3 126アーン   92 224休5 ノセダ     Van Nistelrooy
157Stubbs Art    IRE 牡3 126サンダース 71 213休5 エルズワース  Hawk Wing
ブリーダーズC、芝だけ。

◆牝馬。

10月27日モンマス6R 13:55発走 芝11F
ブリーダーズCフィリー&メア・ターフ(GI)
総賞金$2000000 3歳上牝 定量(北3歳118lb,南3歳113lb,北4上123lb,南4上122lb)
馬 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1All My Loving   IRE 牝3 118スマレン  91 32293 オブライエンIR15-1 Sadler's Wells
2Honey Ryder    USA 牝6 123J.ヴェラスケ3213 211126 プレッチャー  9-2 Lasting Approval
3Nashoba's Key   USA 牝4 123タラモ   77 11111 ゲインズ    3-1 Silver Hawk
4Passage of Time  GB  牝3 118ドミンゲス 74 1休183 セシルGB    7-2 Dansili
5Wait a While   USA 牝4 123ゴメス   189 15213 プレッチャー  4-1 Maria's Mon
6Lahudood     GB  牝4 123ガルシア  113 休2171 マクローリン 10-1 シングスピール
7Argentina     IRE 牝5 123デザーモ  142 35休25 フランケル  12-1 Sadler's Wells
8Timarwa      IRE 牝3 118キネーン  72 44941 オックスIRE  20-1 Daylami
9Danzon      USA 牝4 123ルパルー  145 13351 パリゼル   12-1 ロイヤルアカデミー
10Arravale     USA 牝4 123ヴァルディJr125 休63105 マクドナルドCA30-1 Arch
11Simply Perfect  GB  牝3 118ムルタ   124 36134 ノセダGB   15-1 デインヒル
12Precious Kitten  USA 牝4 123ベハラノ  176 12112 フランケル  30-1 Catienus

 全体的にモンマスという開催地を嫌ってか、さほど大挙して欧州馬が押し寄せる的な空気が感じられないというか、このレースなんかも Passage of Time がそこそこ人気してるものの、今年のさほど相対的に魅力的とも思われなかったヴェルメイユで3着くらいだとなぁ、みたいなところもあって。そうなると何となく Royal Highness が出てたら普通に勝てそうなメンツに見えなくもない(まして今年はウェットになってしまったし)のだが、そうは言っても Wait a While 辺りを馬鹿にする訳にはいかないし、それと不敗馬もいるみたいな辺りで、そこそこ面白いメンバー構成にはなっているのかも。
 というか、その不敗馬 Nashoba's Key はなんか如何にも日本競馬好みっぽい良血馬。恐らくそれだけの資質があるのならば、日本で競馬してても相当に手強いマル外になってたかもだが、まぁ今時は逆にこれだけコテコテのクラシック距離狙いな馬を普通に競走用で買うみたいな空気にはなりづらい部分もあるのかもね。例えば*ローブデコルテIIなんかでも、オークス勝ったとは言え長距離狙いなタイプではなかったのだし。個人的にはまぁこの馬でいいんでは、みたいなことを思うが、例えば Lost in the Fog みたいにここまでが滅茶苦茶に強くても何となくBCという舞台に騙される的な負け方する馬はいるんで、その辺りがどうかってだけかな。その上で、Wait a While なんかは今年の外国勢ならばチャンスだし、ある程度経験もあるだけに、昨年の轍は踏まないかもしれない。アサヒライジングとの単純比較だけ考えても、ある程度以上強い馬であることは認めざるを得ないし、11Fもさほど苦にはしないだろう。こちらを買うほうが安全と言えば安全か。Lahudood は典型的なヌケヌケの穴タイプで、ここは買いづらい。Honey Ryder は地力はあるんだけれどやはり6歳で前走の着では、春の遠征や頑張りを考慮すると調子落ちを疑う必要があるか。Timarwa は明らかに実績足りないが、アガ・カーンがわざわざ使ってきた意図がありそうで、ちょっとだけ怖く、遠征馬ではこの馬だけが買いのようにも。あとはフランケルでも穴なら妙味って点では比較的安定度のありそうな Argentina 辺りに注目かなってところで。

◆選手権。

10月27日モンマス10R 16:50発走 芝12F
ブリーダーズCターフ(GI)
総賞金$3000000 3歳上 定量(北3歳121lb,南3歳116lb,北4上126lb,南4上125lb、牝3lb減)
馬 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1Fri Guy      USA 牡4 126デザーモ  132 210472 ロマンス   50-1 Theatrical
2Red Rocks     IRE 牡4 126デットーリ 144 休9143 ミーハンGB   7-2 Galileo
3Better Talk Now  USA せ8 126ドミンゲス 4014 休413休 モーション   9-2 Talkin' Man
4Shamdinan     FR  牡3 121ルパルー  82 39155 ペナJr.    20-1 Dr.Fong
5Grand Couturier  GB  牡4 126ボレル   125 休3613 リバウド   10-1 Grand Lodge
6English Channel  USA 牡5 126J.ヴェラスケ2212 122121 プレッチャー  5-2 Smart Strike
7Dylan Thomas   IRE 牡4 126ムルタ   1810 21211 オブライエンIR 7-5 デインヒル
8Transduction gold USA せ4 126グレアム  164 411休41 グレニー   30-1 Formal Gold

 Dylan Thomas についたモーニングラインはなかなか玄妙。実績と相手関係考えたら、明らかに高すぎるオッズではあると思う。しかし、愛チャンピオン・凱旋門・BCターフのトリプルなんていったらそれこそ歴史的な偉業に間違いなく、テイエムオペラオー以前の秋天・JC・有馬くらい遠大な記録に思われるのだが、恐らく当時の本朝のファンが「果たしてオペがその偉業を達成してしまっていいんだろうか?」と疑ったくらいのハテナマークは欧米の競馬ファンのうちに存在するのではないのだろうか。
 客観的に見て、その可能性は高いようには思う。しかし、小回りのモンマス、ウェットでの差し脚の鈍り、ファロンが使えない、そしてアメリカ人にとって*ダンシングブレーヴが飛んだ記憶など、確かに不確定要素は見え隠れする部分はある。果たして、一発があるとすれば、となると、やはり地元馬ではあるだろうか。とするとまぁやはり目立つのは*ベタートークナウには違いないけれど、この馬のある意味ベタすぎる一発屋的な振る舞いがある程度これだけ事前に分かりやすく警戒しやすい流れになると、どうも「なさげ」な印象はなきにしも非ず。そうなるとやはり English Channel が全うに倒すな方がありそう。ウェットでは8戦4勝、今年の国連H含めモンマス2戦2勝、ドバイのあとじっくり休んで無理ないローテで4回使ってオール連対と、臨戦過程や実績では地元馬としてほぼベストのものを揃えている。ただ、それだけ「かっちりして」いるだけに逆にまともにやったら2着に終わりそうにも。やっぱり、何か Shamdinan みたいに明らかに足りない馬がカオスっぽく勝つほうが面白いと言えば面白いレース、ではあるのかなぁ。
面白さでは、BCターフよりも上かな。
10月21日ウッドバイン7R 16:05発走 芝12F
第70回カナディアン国際S(GI)
総賞金$2000000 3歳上 定量(3歳119lb、4上126lb、牝3lb減)
馬 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1March Side    USA 牡4 126ウィルソン 124 1休275 ディッキンソUS30-1 Gone West
2Oracle West    SAF せ6 126ムルタ   277 266休2 デ・コックSAF 10-1 Western Winter
3Windward Islands USA せ3 119カベル   82 休2143 フロスタッド 20-1 Cozzene
4Sky Conqueror   CAN 牡5 126カステラーノ197 12138 バナック    4-1 Sky Classic
5Stream of Gold  IRE せ6 126カストロ  153 27休22 マクローリンUS15-1 Rainbow Quest
6Irish Wells    FR  牡4 126ペリエ   144 32441 ロオーFR    8-1 Poliglote
7Honolulu     IRE 牡3 119キネーン  62 11233 オブライエンIR10-1 モンジュー
8Cloudy's Knight  USA せ7 126ジマーマン 319 54221 カービーUSA  12-1 Lord Avie
9Ask        GB  牡4 126ムーア   83 4休1休1 Sir.スタウトGB 6-1 Sadler's Wells
10Linda's Lad    GB  牡4 126J.ヴェラスケ134 休5休94 ケネリーUSA  30-1 Sadler's Wells
11Sunriver     USA 牡4 126ゴメス   155 71142 プレッチャーUS 8-1 Saint Ballado
12Quijano      GER せ5 126シュタルケ 1512 7休1011 シールゲンGER  3-1 ACATENANGO
 Sunriver が出てくるのかどうかについて、今ひとつ動向が分からないのだけれど、この馬はBCターフ直行ではないかな。このメンバーの中ではこの馬が Doctor Dino 辺りと互角の競馬を2回くらいしてるので、例えばコスモバルクがこのメンツに入ってどれだけやれるか的なレベル面でのモノサシにはなってくれそうな馬なのであるけれど。ともあれ、BCと明らかにかち合う道を選んでる割には、BCターフよりやや落ちなレベルながら相応に手堅いメンバーにはなっていて、そこそこ面白い構成にはなっているだろう。1番人気にやや押し出された感があるのは Quijano であるが、まぁバーデン大賞の勝ち馬なら、というのはある。まして、他の遠征馬に対してドバイ遠征をやってる分の輸送慣れも見込めるので、この点でやや他の欧州馬に対してもアドヴァンテージはあるようにも。
 このレースが締まった印象があるのは、やはり地元馬の Sky Conqueror の存在は見逃せまい。同コースのノーザンダンサーSを連覇しており、地の利は少なからずあるだけに、8年ぶりの地元馬優勝も期待できる場面ではあろう。前走は8着といっても距離が短すぎただけなので捨象できるし、それ以外のレースでは安定している。Quijano にとっても簡単な相手ではないはずだし、それだけに勝てば大きな成果であるとは思われる。Honolulu は地元で未勝利から連勝した後、グレート・イボアからセントレジャーという古典的過ぎるローテで好走。ややレースは詰まるが、今年のセントレジャーのレベルを占うような存在にはなろうか。その Honolulu に前走勝ったのが Ask。今年は順調さは欠くものの出たレースは両方1着。Scorpion とかに勝ってるんだから弱くはないが、初遠征でどうなるかが課題か。昨年は凱旋門にも駒を進めた Irish Wells はサンクルーでは Prince Flori にやや負け、Youmzain に先着しての4着。ガネーでは Dylan Thomas の2着で Doctor Dino に先着。地力的には最右翼であろう。ただ、フランスから一度も出たことない馬だけに、如何にも地雷馬っぽい匂いがプンプンする。つーか、この手の馬が例えばJCで人気してたら文句なしに切りフラグが立つ(笑)。まぁ Saddex も Prince Flori もこの馬に勝ってるんだから、Quijano もこの馬は倒せないといかんよな、とも。あとは、アメリカの Cloudy's Knight は高齢馬ながら上昇カーブを描いており、手強いか。
当日なれど、偽アメ。
 下書きのまま公開し忘れてますた(笑)。
 コイウタはまぁ能力を出せないのでは仕方がない。世の中はよくできてるなぁとも。

7月7日ハリウッド8R 16:50発走 芝10F
第6回偽アメリカン・オークス招待S(GI)
総賞金$750000 北半球3歳牝・南半球4歳牝 定量(北121lb、南125lb)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1Baroness Thatcher USA 牝3 121ナカタニ  92 12453 ビアンコーヌ  8/1 Johannesburg
2Supposition    GB  牝3 121ベハラノ  41 2138休 ウェルドIRE  15/1 Dansili
3Valbenny     IRE 牝3 121ソリス   85 1休611 ギャラハー   7/2 Val Royal
4Panty Raid    USA 牝3 121プラド   53 休6211 プレッチャー  5/1 Include
5Robe Decollete  USA 牝3 121岩田康誠  83 41541 松元茂樹JPN   3/1 Cozzene
6Anamato      AUS 牝4 125ロッド   174 115121休 ヘイズAUS    8/1 Redoute's Choice
7Communique    USA 牝3 121ミグリオーレ61 13244 アーノルド  20/1 Smart Strike
8Audacious Chloe  USA 牝3 121フローレス 85 2休111 プレッチャー  6/1 More Than Ready
9Just Little    FR  牝3 121エスピノーザ64 1休113 ルージェFR   5/1 Grand Slam

 んー、別にピックアップする必要もないかと思いつつ、何となく。
 *ローブデコルテIIは微妙に僅差のML1番人気評価ですか。この辺りを鑑みるに、今年は Wait a While 級はいないというのが向こうの見立てではありそう。ダートで勝ってきた馬では「かえして!ニーソックス」的な語感の(意味不明)Panty Raid は確かに気になる存在であり、このオッズならばこっちでいいかもと思いつつ、ただ所詮ブラック・アイド・スーザン程度ではなぁ、みたいな部分は確かにある辺りでまぁこのオッズではあるのでしょう。まぁでも、やはりダート馬強しってのが昨年の傾向ならば、ここでもちょっと地元馬の中では敬意を払っておいていい馬ではある。むしろ、Valbenny の方がコケはありそう。遠征馬はここ数年の日本の健闘ぶりに引きずられてか4頭と増えている辺りはハリウッドとしては歓迎すべきなのだろうけれども、やはり馬券はどうしても絞りどころが難しくなる分、オッズがオープンになるよなぁ、という構成でもあり。Just Little はG2でカベに当たった辺りで家賃が高いかなと思いつつも、フランスで絶好調の Gone West 的な勢い、みたいな部分は感じられる点で面白いかもとか。3歳緒戦でやや人気落としてる Supposition も、ウェルド師がこのレースの勝ち経験あることを考えると、適性のある馬きっちり選んできてたら面白い部分はあるかもとは思う。まぁ、今年は外国の番、くらいの見立てでこの日欧3強を強めに見て、*ローブデコルテIIにも勝ち目はあるかも的な期待はしておいても良いのではないかな。
現金参る。
◆♪バイバイ、ありがとう、さ〜ようなら〜。

7月6日ハリウッド5R 21:05発走 芝8F
第11回現金電話マイル招待S(GII)
総賞金 $1000000 3歳上牝
別定(4上119lb,G2馬2lb,G1馬4lb増、パート2国重賞グレードを含む)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎    ML 父
1Precious Kitten  USA 牝4 121ベハラノ  134 1休221 フランケル   8/1 Catienus
2Arm Candy     IRE 牝4 119M.C.ベイズ 143 14休313 B.セシル   30/1 Nashwan
3Wait a While   USA 牝4 123ゴメス   168 4休152 プレッチャー  9/5 Maria's Mon
4Koiuta      JPN 牝4 119内田博行  165 1391321 奥平真治JPN  12/1 フジキセキ
5Dancing Edie   USA 牝5 123ナカタニ  173 128休2 ドラーズ   20/1 Moscow Ballet
6Price Tag     GB  牝4 123プラド   124 12休112 フランケル   2/1 Dansili
7Lady of Venice  FR  牝4 119ルパルー  96 52休11 ビアンコーヌ  5/1 Loup Solitaire
8Alexandra Rose  SAF 牝5 121フローレス 104 3休25休 ドライスデール30/1 Caesour
9Kiss to Heaven  JPN 牝4 123エスピノーザ143 117548 戸田博文JPN  12/1 アドマイヤベガ
10Dia de la Novia  JPN 牝5 121岩田康誠  194 713614 角居勝彦JPN  15/1 サンデーサイレンス

 ってな訳で、恋歌は「ずるい女」、というお話(笑)。
 まぁ結構大味に大差つきがちなハリウッドなだけにあんまり4ポンドの斤量差が意味するところは多くはないのかも知れないが、何つーか面白いこと斤量規定の隙間をついたというか、Jpn-1と書いてじーわんと読むは伊達じゃないというか。
 しかし、昨年もアサヒライジングの前に立ちはだかった Wait a While がいて、なかなか今年は簡単ではない。思えば去年も「ミナガワマンナの名前がたとえ母の父でも北米のGIに刻まれる機会を逸した」と臍をかんだものですが、今年はちょうどLady of Venice 辺りが昨年そのアサヒと同じ着差で別のレースで Wait a While に負けており、これとのアトサキ辺りはひとつの基準となろうかと思われ。で、そう考えるとまぁアサヒライジングくらいのレベルで5:1ならば、比較的近走の不安定さによってやや日本馬のオッズは高めについている、みたいに見立てることも可能な状態ではあるかも。あとはレースの眺め方としては、2番人気の Price Tag は昨年の仏プーリッシュの勝ち馬。その意味では、キストゥヘヴン辺りは確かにここんところ不振をかこっているものの、日本の同期の桜花賞馬であるならばそこそこ恥ずかしくないレースをして欲しいな、みたいな希望はあったりする。まぁそんな感じで贅沢言っちゃうと、勝ち負けしなきゃダメみたいな言い方に段々近づいてくるのだけれど、まぁ贅沢は言わずにオッズなりで見ておけばいいかなぁとも。まぁ本当にコイウタが2馬身以内で勝ったら笑う場面ではありますが。
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