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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

東京優駿である。 

 昨年と全く同じで芸がないが、皐月賞1番人気馬のダービー戦績である。
 芸がないので、1番人気で負けた馬だけ、着順ソートしてみた。当然この列には昨年のアドマイヤムーンも加わる。○は復活してダービー馬となり、△は皐月賞馬には先着したもののダービー馬にはなれず、▲は皐月賞馬に再び負けて共倒れ、●は皐月賞馬に2冠をもってかれた、という意味で一つ。
90年…アイネスフウジン =皐月賞2着→3人優勝(ハクタイセイ2人5着)○
96年…ロイヤルタッチ  =皐月賞2着→2人4着(イシノサンデー3人6着)△
00年…ダイタクリーヴァ =皐月賞2着→2人12着(エアシャカール1人2着)▲
04年…コスモバルク   =皐月賞2着→2人8着(ダイワメジャー4人6着)▲
98年…スペシャルウィーク=皐月賞3着→1人優勝(セイウンスカイ3人4着)○
02年…タニノギムレット =皐月賞3着→1人優勝(ノーリーズン2人8着)○
93年…ウイニングチケット=皐月賞4着→1人優勝(ナリタタイシン3人3着)○
97年…メジロブライト  =皐月賞4着→1人3着(サニーブライアン6人二冠)●
06年…アドマイヤムーン =皐月賞4着→3人7着(メイショウサムソン1人二冠)●
99年…アドマイヤベガ  =皐月賞6着→2人優勝(テイエムオペラオー3人3着)○
95年…ダイタクテイオー =皐月賞8着→7人6着(ジェニュイン2人2着)▲

 さて、こうして見ると、やはり今年のフサイチホウオーは文句なしに「ダービー馬の条件」を揃えているように見える。皐月2着馬の盛り返しは実はさほどなく(実際タヤスツヨシ以来出てない)、その上で3着だったらスペシャルとギムレットで2戦2勝。その上で、現在のホウオーは格としても先達がダービー前夜に帯びていたものに遜色ないものを持っているようにも見受けられる。また、皐月賞を負けた1番人気馬がダービーで再度支持を得たパターンにまで拡大しても、ウイニングチケットは勝っており4戦3勝、3着1回で現在の馬券圏内からは外れていない。
 死角がないな、フサイチホウオー……と言いたいところであるが、果たしてそうか、疑問に思う部分もある。それは当日の展開。現在の府中5週連続G1の流れは差し→先行→差しと週ごとに入れ替わっている。馬場は比較的フェアに作られているのだろうが、展開としてはやはりどうしても似た騎手が乗り続けるだけに、前の週のペースがどうしても頭に残り、結果として猫の目的な変化が出やすいようにも思われる。その上で、これといった逃げ馬も不在に見え、「行きたくない先行馬」が慎重にレースをするようにも。その流れは、ホウオーが歓迎するところではないだろう。
 ならば、ヴィクトリーではないか。
 皐月賞で1番人気を倒して、ダービーで1番人気の座を得られずに買った馬は上述のサニーブライアンのほかはカツトップエースまで遡るが、いずれも逃げ馬。この馬も皐月賞の再現を果たす場面は見られるかも知れない、とは思う。もともと見立てとしてFAV的な世代であり、地力差はなかったものの、その上で評価差はつきすぎているような印象。ある意味、2番人気とは言えども気楽さにおいてはサニーブライアンと同様なものが期待できる状況にあるように見える。
 基本的には、この両頭の馬連1点、ないしはアドマイヤオーラを含めた3連複1点くらいを握って見てたいレースではあるが、自分にとってオーラの乗り替わりはプラスでは無かった。岩田よりはこういう舞台ではやはり武兄、と思わなくはない。その上でやはり距離伸びての難しさもありそうなだけに、3番手は比較的オープンだとは思う。ある程度スローでの斬れならばトライアル組ではゴールデンダリア辺りが浮上してくる場面ではあるかなと思う。騎手はやや不安が残るが。一方でタスカータソルテ辺りはこういう手合いならば府中経験をさせられなかった辺りは聊か不満。あとは穴馬は比較的朝日杯とか2歳のパフォを戻してくる馬というセオリーにしたがって、ドリームジャーニーとローレルゲレイロか。流石に後者は距離キツいと思うし、これもオーラ同様乗り替わりは今ひとつ評価が難しいのだが(しかしNHKマイルの後の藤田のコメントは、結局調教師に何か言われた、ってことだったんかな)、前者は結構後ろから届かず3番手のポテンシャルはありそう。あとは同じような手合いで人気が落ちすぎてるならナムラマース。皐月よりはもうちょっと前で競馬できないことはないだろうし、それは陣営的にも反省点にはなってるはず。最後に、メイショウレガーロは皐月同様の流れ込みはあるかも知れず、あそこでゲレイロに先着したことを率直に評価する。一方、サンツェッペリンは流れが厳しい方がよいと見て、軽視。
 タニノウォッカは名牝には違いないと思う。ただ、このレースがこの牝馬のFavorに流れるような気持ちがどうしても沸いてこない。◎をつけないなら無印くらいの心算で、来たらごめんなさい、的な買い方にしておくべきであろう。

◎ヴィクトリー
○フサイチホウオー
△アドマイヤオーラ
△ナムラマース
×ゴールデンダリア
×メイショウレガーロ
×ドリームジャーニー

 さぁ、遂に勝春の番だ!
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国内競馬  /  tb: 0  /  cm: 4  /  △top

皐月賞回顧:ダンツフレームの日。 

◆ラップ:12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12.0-12.3

 何となく、ヴィクトリーの単は持っていた。
 基本的に自分のこの世代の見立ては「FAV」だったのだけれど、その意味では(ヤネがヤネだったとは言え)7番人気は評価を下げすぎだったこと。そして、ふと「ダンツフレームはこのレースでジャングルポケットに先着したよな」みたいな考えが枠順を見た段階で頭過ったから、というのもあった辺りで。親子クラシックというキーワードはあったけれど、一方で*ブライアンズタイムの仔という所でこの皐月賞2着馬と今年の勝ち馬とは繋がっていた。その上で、ダンツフレームは結果としてディープインパクトの先達になれたかも知れない名馬を現役から去らしめる程度にこの舞台で苦戦させたのだけれど、アドマイヤオーラがまだその父ほどに圧倒的でないならば、勝ち目はあるんじゃないかな、と。
 しかし、レースでは実際サンツェッペリンに一旦差されたあたりでもうお釣りは残ってないと確信してしまったのだけれど(基本的にツェッペリンはスタミナタイプと思ったので、それに差されたならバテたで仕方ない、と)、ホウオーの凄い脚に目を向けている間に気が付いたらゴール板ではアタマが抜けていて、G1の舞台で「勝春!」と叫んで馬券を取るという類まれな機会を逃してしまったのは悔いというべきか何というか。
 ペースを見ると、結構見事に縦長の馬群を演出しつつ、全体としては見事に平均ペースを演出しているのだから、素晴らしい逃げを打てた、とは言えるだろう。12.3を3枚並べ続けるなんて、なかなか簡単そうで簡単ではない。勿論一方では後ろがかなり牽制する流れで、あれはユタカがアンカツを意識しすぎていたし、その流れに若干アンカツが応じすぎた面はあったのだけれど、馬っぷりではパドックから馬場入りまで群を抜いていた感のあったオーラとしてはもうちょっと駆け引き抜きで行っても良かったのではないのかなぁという気持ちも残った部分はある。何気にホウオーの差し脚にばかり目のいく画面であったけれども、上がりタイムではオーラも全く同じ33.9ってのはなかなか皮肉な結果ではあり。そう考えると、メイショウレガーロ辺りが一つのモノサシになっているような結果で、レガーロを差せてる馬と差せてない馬の差、みたいなものを感じさせる着順には見える。そこにクビ差足らないローレルゲレイロなんてのも実に味わい深い。
 一方で、ココナッツパンチは「3強に対するアウトサイダー的に何処かで仕事をする」的なムードを印象として持っていたのだけれど、今日はガレてイレてで、まずパドックで消せる状態にはなっていた。パドック見る前に買ってたので、結構カネは使わされてしまったが。弥生賞のレベルはたんぱ勢がいない割には高いと思ったけれど、やはり2戦目でアレだと反動は来るものではあったか。ドリームジャーニーは位置取りや時計を見ると、今日のような脚の使いどころが難しいレースは荷が重かったような印象。どちらかというと早いにしても遅いにしても両極端なペースほど向くようには思われた。ニュービギニングはそのジャーニーを少し弱くした感じ。逆に、こういう微妙にダラダラと脚を使わされるような流れでは、消耗戦に向いてたのがサンツェッペリンなのだろうと思う。ナムラマースもそっちに近いタイプだけれど、見せ場がなかったのは良く分からない。もっと前で良かったかなとも思う。モチは出足で着火出来ず。生焼けで終わった感。

 ともあれ、ジャンポケとタキオンの仔の争いで、「血のクラシック」というべきであった2007年の皐月賞にあって、ダンツフレームは明らかに種牡馬となる機を逸して、公営に零落する運命となった、不幸な存在であった。一方でジャングルポケットは*トニービンの、アグネスタキオンは*サンデーサイレンスの死をある種の奇貨として種牡馬としての父の代表産駒の地位を得んとしている、「時機を得た」存在となっている。その非対称のある種のリヴェンジが行われたのもまた、詰まる所このレースが下馬評どおりに「血のクラシック」であった、ということなのかも知れない。
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3歳馬配合メモ……ヴィクトリー、フライングアップル 

 ショウワモダン(涙。
 今週はフラワーはまぁいいでしょ、的に牡馬トライアルの勝ち馬のみ。

ヴィクトリー
*ブライアンズタイム×グレースアドマイヤ(*トニービン)×*バレークイーン(Sadler's Wells)×Sunny Valley[F1-l]
 久しぶりに*ブライアンズタイムの良駒が芝のクラシック路線に現れた訳だが、どうも今ひとつ配合的に掴みづらい存在としているのは、母のトニー×サドラーズという配合で、この手のパターンは余りブライアンの走る定式のフォーマット的な感覚はない。基本的に「ニックスで走る」この種牡馬の産駒としては異端にも思われる。そういった中で、母の良血をベースに走っている馬のようにも思われて、どちらかというとサンデー産駒的な味わいもあったりするのだが、個別で見ると一応トニーの Hyperion はある程度ブライアンにとってはベストではないがグッドな血脈であるし、サドラーズの Bold Reason は Hail to Reason×Forli ならばある程度使い回しが利く印象ではあるが。しかし、丹念にグレースアドマイヤの配合を見ていくと、Prince Chevalier のクロスをベースに Prince Rose が3本となり、うち1つは Nearco との組み合わせクロスで、これは比較的 Princequillo により Roberto らしい粘っこさを増幅する手筋とはなるのだろう。あとは、ちょっと遠いけれど Bois Roussel クロスも味がある。これも Roberto に強い Teddy に対して、別系統の Plucky Liege を補給する手となるため。それと組み合わせになってるのが Nasrullah に Fair Trial といずれも Lady 系なのがよく出来ている。まぁ難解な配合ではあるがそこそこ。ただ、ホウオーにはちょっとずつ負けそうにも見えるのがどうか。

*フライングアップル
Rahy×*ローザロバータ(Fire Maker)×May Day Ninety(Alydar)×May Day Eighty[F20]
 消えそうで消えないモノサシ馬って印象もあるものの、なかなか頑健。曾祖母の May Day Eighty がデラウェアとか勝ってるけど、配合も Hoist the Flag×Ridan×Prince John×War Relic とはなかなかクオリティが高い累代で、米血としては隙がない。流石はカルメット。そこにカルメットらしく Alydar をつけた後に、カルメットの迷走に合わせるように Fire Maker なんかが入った上で、良血の Rahy という見立て。ただ、配合としては面白いことに、その一番クオリティが低い Fire Maker のところで Grey Dawn なんかを得てることで、ここで Herbager×Mahmoud の組み合わせのクロスが Rahy との間に入っていて、この系統の隠し味的な部分を引き出している辺り。どうしても Nijinsky を入れたくなる Rahy であるが、搦め手としてはなかなか。結果として、血統の弱点が少なくなっているのが安定したレース振りに繋がっているようにも見える。ただ、Ridan とかあることを思うと Blushing Groom では今ひとつ勿体ないというか、どっちもそこそこ良血なのに出力としての爆発力はない配合でもあるように見える。或いはRahy じゃなくてその下の*シングスピール辺りを使ってくればもうちょっと面白い配合にはなってくれそうだし、スタミナもその方が上だっただろうなぁとは思うものの、まぁアメリカいる分にはその辺りの配合機会がそもそも存在しないか。
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