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殿下執務室2.0 β1

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有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

ミスターピンク@それは内田違い。 

◆ラップ:12.1-10.5-11.6-12.0-12.3-11.5-11.7-12.6

 この馬場で34.2だったら早いは早いのだろうけれど、一応ラップを緩める余裕は前にあったけれどもそれでも足りず、12秒台後半まで緩めないといけなかったということだろうか。ある程度馬群が詰まっていたのは天皇賞と同様であったが、前の崩れ方は如何にも激しすぎるという印象。あと、最終的に大外に出したピンクカメオが勝っているけれども、特に内を衝いた馬がズブズブに沈んだ訳ではなく、シンガリ人気のムラマサノヨートーなんかはイン伸びだったわけで、馬場的にはある程度水を含んで消耗度が高くなった反面、キックバックはさほどでもなく、やや粘った馬場になっていたのかなぁとも。一方で、そういう様々なパラメータがあった割にはローレルゲレイロの負け方はある意味朝日杯とほとんど同じであった辺りが微妙にコミカルであった訳だが、まぁG1で5倍台の1番人気がそんな簡単に勝ってはいけないというある種の天の配剤であったか。自分はこの馬嫌いじゃないだけにちょっと気の毒な負け方をしてるなぁとは一方で思ってはいるんだけれど、何と言うかねぇ。
 ただ、それにしても馬場が悪かったとは言えNHKマイルは最近結構雨で湿る展開は多かった訳で、その中で史上最も遅い(まぁウィンガーの年より0.1しか遅くないけれど)勝ち時計ならば、やはり全体のレベルはある程度云々しないといけない状況ではあった気はしなくも無い。まぁ輸入後の*フレンチデピュティ初のG1馬となった訳だが、馬の力としてはライラプス辺りがG1勝ってしまったような違和感があるのも事実ではある。
 一方で、基本的にテンと上がりの時計は昨年とさほど変わっておらず、一方で中間の分だけ今年の時計が遅くなっているのだけれど、その辺りが今年の馬場要因だったという感じで、まぁレベル的には昨年同様だった、くらいの見立てとはなるだろうか。そういう意味では、昨年同様、このレースの上位馬は全体としてマイル路線で準オープンをそこそこ何とか勝ち上がりつつオープン大将化するくらいの見積りとなる(但し、勝ち馬は斤量面で苦労する)一方で、一方で混戦なレースはこの路線には結構多いだけに、G1でも4,5着くらいは稼いで堅実に存在感を示すタイプが多くなるのかなぁとは思う。要するに、例えばムラマサなんかも今後一挙に駄馬路線を邁進というよりは、マイル版ホッコーソレソレー的な存在になる可能性はあるんかなぁくらいの印象で、今後ともじっくり見ていけばよいのかなとも。
 一方で、皐月賞を経験してきた馬や、或いはそれに近いポテンシャルのオースミダイドウが少なからず脆かった印象も無きにしも非ずで、その上で牝馬が勝ってしまっている辺りを思うと、やっぱり今年は牝馬の方がむしろ当たり年だった可能性も否定できず、そういう意味ではタニノウォッカのダービーに関してはそこまでアナガチに「ねーよwwww」扱いすべきではないかも知れないのかもとは、ちょっとだけ思った。まぁそれでも、マイルから一足飛びに800m延長する条件だけで牝馬は相当分が悪い状況にはなってしまうとは思うんだけれどね。タニノもそこまでダービーが欲しければ、もうG1取ってるんだから長めの距離のトライアルを(牡馬戦でも牝馬戦でも)一回試すようなローテをしてればなぁという気がするんですが。

◆ケンタ。
 Street Sense が快勝。血統的にはやっぱりミスプロな訳ですが、Smart Strike はやはり微妙なところで収まってしまうのか的な印象はどうしても強めてしまうような結果ではあり。で、勝ち馬の配合としては母の Alibhai クロスがかなり効果的ではあると思われる。Dixieland Band の地力を引き出した上で、この血脈が父の内包する Petingo に対して有効。一方で、Riverman と Reviewer を経由する Nasrullah と Roman の組み合わせクロスがパワーを引き出してるのだけれど、この仕掛けは昨日書いたロングプライドと通じるのが微妙に面白かったり。しかし、DWC勝ちの種牡馬としてはこれで Street Cry が一挙に*シングスピールを抜いちまったなぁ。

◆2000両。
 Nijinsky がイギリスの大レースを勝つのも久しぶりのような気がしたりしなかったり。久しぶりではないかもしれないけれども、それにしてもすっかりマイナー父系の風情を漂わせているなぁと思われるが、Cockney Rebel は果たしてそのお家再興への貢献が出来る程度に今後ブレイクするのかどうか。余り馬場が早い年の2000ギニーって良いイメージ無いのだけれど。
 それにしても母に Miswaki が入っている辺り、ニジバックは死なずという感じで、良いニックスだなぁと改めて感心してしまうのだが、この馬の場合は母父に Known Fact が入っていて、そこから Tom Fool をもう一本継ぎ足すことによってこのニックスを底支えしているのがポイントなのだろう。*ロイヤルアカデミーにも Menow とか入ってるし。そこに加えて Bolero Rose≒Rare Perfume なんて渋い擬似クロスもあって、全体的にアメリカっぽいというか土臭いけれど、配合としては褒められるレベル。
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3歳馬配合メモ……トーセンキャプテン、ローレルゲレイロ 

 本当はエラティス仔の予定だったが、故障してしまったので普通にアーリントンの1,2着で。まぁ勝つ馬しか取り上げないとなると、ローレルゲレイロみたいなのはなかなかヒットしてこないので、たまにはこういうのも。

トーセンキャプテン
ジャングルポケット×サンデーピクニック(*サンデーサイレンス)×*アトール(Caerleon)×Shirley Reef[F2-i]
 この馬もフサイチホウオー同様叩き合って味のあるところを見せたが、やはりホウオーと同様にトニーサンデーの配合。そのニックスについては既に触れたし、まぁ4分の3同じだとそっから先を書くのに苦労しますな(笑)。その上で、ホウオーは曾祖母がフランスのクラシック馬であったが、こちらは祖母がイタリアのオークス馬。Mill Reef に対して Caerleon という往時としては相当にベタな配合は、Princequillo を得つつ Djeddah 経由で La Troienne を入れて米血の整合性を高めたようなイメージ。ただ、曾祖母の段階で Nasrullah が相当に累積しているだけに重石はあるもののやや我慢が利かない配合で、結果エプソムでは足りなかった。それでも日本馬として当時はかなり名誉な欧州での重賞制覇を果たしているのだから褒めるべき馬ではあったが。本馬の場合は、そういう配合に対してトニー経由である程度潤沢な Hyperion を付加するという形で上がやや重めの配合となる。その上で、Nureyev のところが Sadler's Wells だったらとか、微妙に配合面で惜しいポイントも多く、その辺りで字面の良血度も含めて何となく器のサイズとしては先に触れたイクスキューズ辺りに近いと思う(勿論こっちの方が距離は持つだろう)。ただ、見た目的には結構ハートはあるタイプなので愉しめるか。もっとも、それだけに結構ギリギリのレースが続く中で、故障せずに能力を蓄え続けることが出来るかという辺りが課題となってくるタイプか。

ローレルゲレイロ
キングヘイロー×ビッグテンビー(*テンビー)×モガミヒメ(*カコイーシーズ)×モガミポイント[F1-b]
 この馬の父のキングヘイローはとかくガチャガチャした近親交配が目に付く馬で、同じ近親交配でも同期の*エルコンドルパサーのような様式美には欠けるあたりで血統派に懐疑の目で見られがちだった馬であるが、配合の目指す方向としてはこれはこれでありだったのではないかと思うという意味でそこそこ自分は肩入れしている方だったのかもしれない。しかし、Sir Gaylord が結構近い代でクロスしてるのに更に Halo で3本目の Turn-to 入れたりしてる辺りなんか見ると、欲張りすぎな配合だよなぁという印象はあった。結果、欲を出しすぎて器用貧乏になったのがこの父の特色とも思う。
 さて、そんな話の後に本馬を見ると、母のビッグテンビーには4代目に Mill Reef とボールドラッドUSAが入っており、なかなか綺麗なナスキロのダブルクロスとなっている。その上で Caerleon とマルゼンスキーは Nijinsky と Princequillo の組み合わせクロスで Princequillo 色が強い。そして本馬においては、上述した Sir Gaylord が Turn-to と Princequillo の組み合わせに加わる。更にそれを、父の曾祖母 Squander とマルゼンの母*シルが Buckpasser と Princequillo の4分の3同血で締める、って具合。言わばこの馬の基調は「Princequillo を欲張りすぎた」配合となっていて、その意味ではキングヘイローの正統後継者的に映る部分はあって、現実に同じように勝ち切れないでいる。この辺りで、Princequillo が外交馬である辺りが、結構クロスとしてリスキーになっているか。父と同様に目指す方向性としては面白いので、見守っていきたい。
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