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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

秋天回顧 

◆ラップ:12.6-11.1-11.5-11.9-11.6-11.6-11.7-11.3-11.3-12.6

 チーム戦術、みたいなものは余り本朝の競馬においては使われないものである。
 その意味で、ペリエがダイワスカーレットに競りに行ったことがある種のチーム戦術の結果であったかは定かではない。ただ、ペリエは流石に実に嫌らしい位置取りでダイワスカーレットに鈴を付けに行って、しかも時計こそ今日の馬場を考えればさほど極端ではないものの、タニノウォッカにとっても折り合いやすいラップを作っていたように思われた。それでも、ユタカがタニノを手の内に入れていなければ、或いはある種の相性の問題がこの馬との間に無ければ、そうしたペリエの小技は無に帰したであろう。そうならなかったのは、詰まるところ毎日王冠の段階でユタカがこの馬を本当の意味でコントロールする騎乗を掴めたからではないか。
 毎日王冠の当日、競馬場で話題になっていたのは「ユタカとウオッカの相性」であった。乗り間違いはしてなくても、勝つために必要なある種のケミストリーがこの人馬の間に不足しているような空気は、春のドバイやヴィク狸などで垣間見られたところである。果たせるかな、このレースでも直線で堂々と先頭に立ったタニノウォッカは、最後に息切れしてスーパーホーネットの差しに屈して、とりわけオーバーペースでもないレースでもあり、「やはり相性かな」という空気であった。
 しかし、帰宅後ラップを見て、ラスト3F目にある「10.5」の文字に驚かされるのである。
 いくらスローで1800とは言え、逃げ馬が残り3Fで出す数字としてはちょっと異常なラップは、ある程度乗り役の側のメッセージを感じるものであったし、そういう制御に馬が応えたことでもあった。この爆発力をこの鞍上が得られるならば、あとはそれの微調整というフェーズに入る、ということだったのだろう。その上で、ダスカがペースを落とすなら自分が鈴を付ければいい、という部分まで持ってこられるかどうか、であったが、果たせるかな、その役割を同厩のトーセンキャプテンが担ってくれた。

 軽い馬場でのスピード勝負、府中2000という舞台装置としてはダイワスカーレットに最も有利な舞台ではあったが、レースとしてはタニノウォッカの地力を最も引き出す展開。これが、名勝負を産んだように思われる。そして、◎ディープスカイの自分がこのレースのゴール板を通過したときにどちらの勝ちをより望んだか、というと、実はダイワスカーレット。
 別に、あの天皇賞から10年経った辺りで、逃げ馬に勝利を望む的な感傷ではなかった。確かに、レース前に冗談半分で「タニノかダスカがハナ争って、行ききった方が最後勝つなんてのが理想的だよな」なんてことを考えてはいたのだけれど、流石にそれはねーぜ的な思いもあった上でデスカの差し脚の粘り強さに賭けていた訳で。
 ただ、残り100でディープスカイが競り落とされた段階で、タニノとダスカがこれまで続けてきたある種の関係性のギミックが壊れた的な部分があって、というか自分は大なり小なり未だにこの両者を「牝馬」という文脈でみていた部分もあって、ただ、そういうギミックを壊したならば、むしろ「より牝馬的な」ダイワスカーレットが、ある種のブレイクスルーとしての鋭さを感じさせる部分があって、勝利に相応しいようにも思われたものである。つか、映像でもダスカ残ってたように見えてたし。
 そういう意味で、微妙にレース確定後には虚脱感があったというか、何かこういう気分って、ディープがハーツクライに負けたとき以来くらいかな、なんてことも思いつつ、まぁこの夏とか競馬自体から結構離れ気味だったこともあって、リハビリとしてはなかなか刺激的なレースだなぁとも。
 無論、あの時のディープがそうであったように、この敗戦をもって肩を落とす必要は全く無いし、負けてなお強し度ではむしろこちらの方が2005年有馬なんかよりは全然上だし、今後ダスカが再びタニノを倒すレースは存在するのだろうとは思う。
 しかし、このレースで勝利できないならば、ダイワスカーレットが今後表現するに値する勝利はあるのだろうか、みたいな部分はあった。前日の準メインでマイル32秒台が出る馬場ではあれ、11秒台をこれだけ律儀に刻んで逃げ、しかもラスト2,3F目で11秒台前半を維持したラップは並大抵ではない。10年前のススズカですら、彼自身が最後に刻んだハロンラップは12秒フラットなのだ!
 かつてそういうレースを一度もやったことが無く、しかも今回は冒頭に書いたように競る馬の挑戦を受けながらこの時計を出し、さらに休養明けでこのレースである。正直、これ以上のカタルシスが揃う条件は今後巡ってくる気は余りしない。もちろん、今回のようなレースをしてその後反動もなく次やその次で勝利を重ねられたら、それはある意味競走馬としての歴史的なパフォであるとは思うのだが、そんな時にも思い出すのは「今日の敗戦」になってしまうのではないかと思うのだ。仮にオグリキャップがあの浪花節な復活劇を演じていなければ、「2.22.2での敗戦」が最大の記憶になっていたかも知れない、というように。
#しかし、その負けた相手がある種の「女オグリ」的フィギュアなタニノウォッカである皮肉。
ともかく、今後の彼女は、このレースによって自ら引き上げたある種の「水準」とも戦うこととなるのであろう。

 ディープスカイは本命に上げたが、典型的な「古馬に騙される」的な負け方ではあった。府中2000で内枠引いて折り合いを欠くなんてのは、非常に分かりやすいというか。恐らく、菊に出ても盾に出ても、この馬の最大の目標は府中2400のダブルだったのかなとは思われるが、世代交代の妙でチャンスが広がっていただけに、3歳で秋3走を席巻するという*シンボリクリスエス級の大立ち回りを期待できる場面でそれをやり切れなかった、みたいな残念さはあったかも。
 神戸新聞杯の時計レベルは有芝が好きな「残り5F加速」のパターンで、それを(ある程度ギリギリ的な限界はあったものの)王道的に差した辺りでこの馬がオーソドックスな「いい脚を長く使う」差し馬として完成に近づいている的な印象はあったし、恐らくそこまで息が長いかどうかという点にも怪しむ部分があって「完成に近づいて欲しい」という願望もあった。
 その意味では、今日のレースでタニノウォッカの斬れを封じるようなナタ的脚を見せられなかったことは惜しまれるというか、ややタニノの出方を待つような展開になった時点で勝負があったのかな、みたいに思われる。ただ、タニノが一段エンジンを掛けたところで余り置いて行かれず結局クビ差しか離されなかった辺りはやはりこの馬の地力であり、2400でもう一度勝負すれば的な部分も感じられた。

 しかし、スリリングなレースではあったものの、結構57秒台の中にかなり多くの馬が入ってくる展開で、しかも牝馬2頭がセクースアローワンスで押し下げるだけに、レートは上がらなさそうだよなぁ、みたいな部分でちと惜しまれる。こういうレースに妥当なレイティング、ベタだけどやっぱり難しいよなぁ。
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本日の独仏はG1だよ。 

◆負荷試験。
8月17日ケルン7R 17:15発走 芝2400m
ケルン・ボン貯蓄金庫ラインラント杯(G1)
総賞金155000EUR 3歳上 定量(3歳54.5kg、4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
15First Stream   GER 牡4 60 ヘルフェンバ121 6休658 ホファー    LOMITAS
21Oriental Tiger  GER 牡5 60 ヘリアー  143 6休115 オストマン   タイガーヒル
34Papal Bull    GB  牡5 60 ムーア   186 7休422 Sir.スタウトGB モンジュー
43Prinz       GER 牡4 60 ペドロサ  71 262休8 ヴェーラー   ランド
52Akiem       IRE 牡3 545スボリッチ 51 331313 レーヴェ    Kutub
66Kamsin      GER 牡3 545シュタルケ 53 休1141 シールゲン   SAMUM
 つか、こんな所に*ペイパルブル(笑)。
 前走の Duke of Marmalade とのマッチレースはアスコットらしい見応えあるものだったけど、相手が*ペイパルブルでこれを強いと言っていいのか的なツッコミは結構多かった訳で、この馬の側ももっと証明すべきものはあるんではないかと思われたが、バーデンどころかラインラントって選択は果たしてどうなんよというか、ダービー馬 Kamsin としても古馬初対戦が思いがけぬ負荷試験の場になってしまったなという印象。まぁ、Prinz とか First Stream とかそこそこ期待してて伸びなかった馬の一発に期待したいところではあったが、果たして。まぁでも Kamsin も勝てないことはない、気はする。

◆騎手の起用は馬主原理主義です。
8月17日ドーヴィル4R 15:50発走 芝1600m
ジャック・ル・マロワ賞(G1)
総賞金600000EUR 3歳上 定量(3歳56kg、4上58.5kg、牝1.5kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Sageburg     IRE 牡4 585スミヨン  84 4休316 d.R-デュプレ  Johannesburg
22Racinger     FR 牡5 585ペリエ   164 2休14休1 F.ヘッド    Spectrum
38Runaway      GB 牡6 585スミヨン  194 休41休5 P-ゴードン   King's Best
43Major Cadeaux   GB 牡4 585ヒューズ  104 休2113 ハノンGB    Cadeaux Genereux
51Sindajan     FR 牡3 56 ジャルネ  51 休23112 d.R-デュプレ  Medicean
65Tamayuz      GB 牡3 56 ボニーヤ  54 1休191 F.ヘッド    Nayef
76Arcadia's Angle  USA 牡3 56 ルメール  84 241114 バリー     Aldebaran
84Natagora     FR 牝3 545武豊    95 休1133 バリー     ディヴァインライト
 って、ことなんだろうなぁ。つか、ユタカをねじ込む勢力があったってよりは、単純にニアルコスが格でルメールを持って行ったような図式にも見えるんではあるが。てな訳で、2頭だし厩舎が目立つ中で、3歳牡牝のマイルG1馬対決、にはなるのか。そこに穴を開けそうなのは Racinger 辺りを挙げられそうではあるが、出走する条件が合った状態で負けたらやっぱりヤネの腕が鼎の軽重問われる訳で、出られたらきっちり勝ってよユタカさん、的な思いで北京をみるような目で見てしまいそうなレースではあり。
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今更ながら、ディアナである。 

 何か今年はあまり季節感のない生活をしてるんだけれど、それにしてもディアナが8月ってのは違和感があり。
 まぁでも、晩熟の馬をじっくり仕上げられるという点では面白い発想なのかも、という趣で19頭の賑やかなメンバーを揃えた、真夏のデュッセル。
8月3日デュッセルドルフ7R 17:10発走 芝2200m
ドイツ牝馬ダービー・第150回ヘンケル・ディアナ賞(G1)
総賞金400000EUR サラ3歳牝 定量(58kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
16Peace Royale   GER 牝3 58 ペドロサ  53 216休1 ヴェーラー   Sholokhov
213Rosenreihe    IRE 牝3 58 シュタルケ 61 休3245 シールゲン   Catcher in the Rye
34Lady Marian    GER 牝3 58 ブフ    61 休2561 バルトロマイ  Nayef
49Baila Me     GER 牝3 58 バルジュー 22 ---11 バルトロマイ  SAMUM
514Tres Rapide    IRE 牝3 58 ヴィクトワー52 休3113 パンタルFR   Anabaa Blue
612Themelie Island  IRE 牝3 58 デフリース 62 1休567 A.トリブール  モンジュー
73Umirage      GER 牝3 58 スボリッチ 21 ---13 ブルーメ    MONSUN
82Auentime     GER 牝3 58 ヘリアー  61 1休447 オストマン   Dashing Blade
98Salve Germania  IRE 牝3 58 キネーン  21 ---15 ヒクスト    パントレセレブル
1018Larella      GER 牝3 58 ムンドリー 51 29休76 ラウ      Anabaa
1116Azalee      GER 牝3 58 ケリー   21 ---21 J.ヒルシュバー ランド
127Dawn Dew     GER 牝3 58 ミナリク  41 31休83 シールゲン   モンジュー
1319Bella Amica    GER 牝3 58 ゲリッツ  101 83714 ローテリンクた Black Sam Bellamy
1411Porta Westfalica IRE 牝3 58 ホランド  31 --531 ヒクスト    Noverre
151Ianapourna    GER 牝3 58 ヨハンション21 ---41 J.ヒルシュバー Dai Jin
165Affair      FR 牝3 58 ムンドリー 20 ---22 ラウ      モンジュー
1710BittersweetsymfonyGER 牝3 58 スアーラント31 --661 メーダーたん  Hawk Wing
1817Carolina Directa GER 牝3 58 ハンマーハン31 --981 シュプレンゲル Black Sam Bellamy
1915Perseida     IRE 牝3 58 モンギル  10 ----5 シールゲン   Galileo
 2歳から王道を進んだ感のあるポールポジションの Peace Royale を軸に、その後のトライアルを連覇したバルトロマイ師の両頭 Lady Marian と Baila Me が挑むと言った具合の見立てにはなろうか。で、その Baila Me がトライアルを勝ったのは6月のウニオン・デイだった訳ですが、その日に同じ2200の未勝利戦があり、それを勝ったのが*ウンガロの姪にあたるレットゲンの Umirage。既にハンブルクのトライアルを展望したときに紹介した通り、この時は Umirage と、同じく1戦1勝で重賞に挑んだ Salve Regina の下 Salve Germania に注目したが、両者とも流石に勝つには至らなかったものの、ほぼ予定通りと言っていい感じでこのレースに臨む。前走である程度上のクラスでのレースも覚えたであろうことを思うと、この辺りの巻き返しも注目。一方、Umirage のデビュー走に出た馬がメンバー中あと Azalee と Ianapourna と2頭いて、いずれも勝ち上がってここに来た。Azalee については、*ランド産駒でもあり、ここは穴として気にしておくべきであろう。母父 Lycius ってのがアレだが……。

◆Zarkava とは巡り会わない宿命か。
8月3日ドーヴィル3R 15:15発走 芝1600m
ロトシール賞でアスタルテ賞(G1)
総賞金250000EUR 3歳上牝 定量(3歳54kg、4上57kg)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Darjina      FR  牝4 57 スミヨン  115 3休222 d.R-デュプレ  Zamindar
26Sabana Perdida  IRE 牝5 57 ジャルネ  1910 31休11 d.R-デュプレ  Cape Cross
31Barshiba     IRE 牝4 57 T.R.クイン 162 79622 エルズワースGB Barathea
43Nahoodh      IRE 牝3 54 デットーリ 82 105671 ジョンストンGB Clodovil
58Natagora     FR 牝3 54 ルメール  85 1休113 バリー     ディヴァインライト
64Raymi Coya    CAN 牝3 54 パスキエ  63 31休18 ボッティITY   Van Nistelrooy
72Briseida     GB 牝3 54 ドワイヤー 62 23休15 シールゲンGER  Pivotal
85Goldikova     IRE 牝3 54 ペリエ   63 休2231 ヘッド兄    Anabaa
99Spring Touch   USA 牝3 54 ボニーヤ  30 --9105 ヘッド兄    Elusive Quality
 一応注目しておきたい、おフランスのアスタルテ。  9頭立てで7頭が外国産馬というフランスらしいメンバー構成ではあるが、恐らく頂上対決的なマッチレースとして人気をわけるのがそのただ2頭の内国産馬である辺りは、フランス産ヲタは誇ってもいいのであろう。4歳の最強牝馬対3歳の最強牝馬という意味でも十二分に注目に値するが、Natagora の対する相手がアガ・カーン一家の馬であるって辺りにも注目されて然るべきであろう。Zarkava と Natagora のどちらが上か、ってのは今年のフランス人の格好の酒の肴であろうが、これまで一貫して Natagora の方が志の高いローテを目指していた一方で、Zarkava の側も賭け値を一気に上げて凱旋門を目指しだした。それも、同馬主の仏実質ダービー馬を下げることまで示唆して。こうなると、恐らく凱旋門では流石に距離の長すぎる仏偽ダービー3着馬 Natagora としては、恐らく同期のライバルと対戦する機会はないのであろう。ならば、代理戦争となったこのレースは、かなり意味の大きいものになったに違いはなく、まずは頑張れと。どっちかというと今回で見れば Dajina に分がありそうなんだけどね。
 2強片方が崩れるの法則を狙うのは、連勝中の上がり馬 Sabana Perdida や前走ファルマスで穴を開けた Nahoodh もいるが、往々にしてこの手のケースは人気が薄い方に妙味はあると思われ、まぁ独ギニー馬 Briseida も見せ場は作ってね。
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国際色豊かな、ツフトレネン。 

 でも、単に増えただけならともかく、結構勝つんだよねぇ(挨拶。
7月27日ミュンヘン7R 17:00発走 芝2000m
バイエリッシェス・ツフトレネン(G1)
総賞金155000EUR 3歳上 定量(3歳54.5kg、4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
19Axxos       GER 牡4 60 シュタルケ 113 2休186 シールゲン   MONSUN
28Egerton      GER 牡7 60 ムンドリー 295 6休721 ラウ      グルームダンサー
33Linngari     IRE 牡5 60 ムーア   2510 休141410 Sir.スタウトGB Indian Ridge
46Pressing     IRE 牡5 60 スボリッチ 276 1休244 ジャーヴィスGB ソヴィエトスター
52Santiago     GER 牡6 60 カルバーリョ177 31休22 オストマン   Highest Honor
67Shrek       GER 牡4 60 ペドロサ  104 1休493 ヴェーラー   Pelder
75Tempeltanzer   GER 牡4 60 ハインド  -- 休1423 クボビコヴァSV Devil River Peek
81Wiesenpfad    FR  牡5 60 デフリース 148 34休11 ヒクスト    Waky Nao
94Fair Breeze    GER 牝5 58 ヘルフェンバ217 21休11 ホファー    SILVANO
 ある意味、好調馬と格上馬のバランスが良く、それだけでも十分に見所があるだろう。Axxos は Monsun 産駒らしくここんところ微妙に失速気味ではあるが、果たしてどの程度復調なるか。個人的には Santiago 辺りが調子を上げてきてたら結構イケそうではあるかなと思いつつ、重賞連勝の Wiesenpfad、Fair Breeze がG1制覇のチャンスをここで果たすのでは的な見立てもある。しかし、フランスの牝馬重賞を連覇から古馬G1ってのはどうかなと思いつつ、でも血統的にはこっちのが萌えるよなぁとか色々考えてしまったり。で、そんなところに海外から3頭も来て、ある意味テンションの高い一戦。まぁ流石に Linngari がこの距離でいきなり来るとは余り思われないんだけれど、Pressing はレプッブリカでも*サデックスの2着だし、まぁ普通に人気しそう。でも、せいぜいローマ賞クラスとなると、ホームならば倒せないといけない馬ではあるんだろうなぁというクラスではあるんですけれど。まぁ Egerton がまた相手なりに走ってくれれば何とかなると思っておこう(笑)。
 で、あとの Tempeltänzer ってなんやねん、な訳ですが、この馬以前に見たなぁと思ったら中欧ブリーダーズCとかだった(笑)。そのレースは1着入線ながら降着で涙を呑み、悪いことが重なったかその後1年半も休養して今年の4月に復活。この時がスロヴァキア最強馬 Ryan を1800のレコードタイムで破るレースで、勢いを勝ってハンガリー伝統のミレニアム賞(中欧G1、1800m)に出るも4着。国内に戻ってスロヴァキア古馬最高峰のスロヴァキア大賞(中欧G3、2400m。因みに同日には同賞金で農務省賞典(中欧G3)という1200mのレースがあり、そっちは例の Overdose が楽勝したっぽい)で再び Ryan に挑み、今度はクビ差惜敗。次走はプラハで2400mの中欧リステッドに出てこれもまた惜敗の3着、らしい。勿論、こんな微妙な戦績の馬がパート1国で勝負になるかっていったら、ねぇよなぁとしかなんではあるけど、Darsalam のような血統的にも規格外の存在や、Overdose のような世紀の名馬でない、この馬みたいなのが遠征してくる方が「いいぞ、もっとやれ~」的な気分になるのは間違いないですな(笑)。

◆ところで。
 恐らく、チェコ・スロヴァキア・マジャール・エスターライヒ辺りは中欧グレード的な独自のグレード制をしいてると思うのですが、これの表記が(Gd.1)とかで、ちゃんとパート1国の(Gr.1)と区別はされてるんだけれど、JPN-1なんかよりは余程洗練された表現なのかなって気はしなくもない。
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キングジョージ直前である。 

 その前に、ちょっと話の枕的に。
 はてブの競馬話で例によってid:umatoneko2さんがBloodhorseの記事を紹介していらっしゃるのだが、要するにアメリカ競馬で「アイアンホース」がいなくなりつつある、みたいなお話。で、それに対するid:kazyama氏のコメントが
米国では、今の馬の生涯出走回数が、約30年前の馬のおよそ半分になっているという話。だと思う。読んで思ったのは、昔よりも馬のレベルが全体に高いため、1レースで消耗する体力が昔の倍になったのかな、ということ。
 レベルの問題もあると思うのですが、要するにこの辺りってもうちょっと汎用的に起こってる問題として、昔は「実戦」がある意味「練習」の役割を兼ねている部分が現在よりも大きかったと思われるのですよね、どんなスポーツでも。それこそオーストラリアなんかは今でも長距離馬は短いところから順番にレース出して調教代わりに使うってのは当たり前ですが、かってはスポーツって結構取り敢えず試合出て鍛えるっぽい面はあったんではと。一方で、昨今はスポーツ自体のバリューが上がったことで、そういう使い方がしづらくなってる面はあるように思われるのですよね。それと、これもスポーツの汎用的な問題として、分業化がある程度進んだので、レースも選ぶような流れになってきた、と。
 ただ、そういう流れを踏まえた上で、日本の競走馬が最近やたらとタフになってるのは、ぶくまでも書いたけれど一つ不思議な流れとしてはあるよなぁ、みたいなことは考えたりします。別にそれが正解と言うつもりはまるっきり無いけど、案外ディープインパクトなんかももう1年走らせた方が面白かったかも知れない。

 で、本題。
7月26日アスコット5R 16:20発走 芝12F
ジョージVI世国王およびエリザベス王妃S(G1)
総賞金£750000 3歳上 定量(3歳8st9lb、4上9st7lb、牝3lb減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     配当 父
13Ask        GB  牡5 133ムーア   114 12休15 Sir.スタウト  14/1 Sadler's Wells
24Duke of Marmalade IRE 牡4 133ムルタ   124 3休111 オブライエンIR 8/11 デインヒル
37Lucarno      USA 牡4 133フォーチュン115 1休1161 ゴスデン     9/1 Dynaformer
46Macarthur     GB 牡4 133ヘファナン 93 休7131 オブライエンIR 12/1 モンジュー
58Papal Bull    GB  牡5 133ペリエ   176 37休42 Sir.スタウト  12/1 モンジュー
62Petara Bay    IRE 牡4 133クロウリー 112 133683 ミルズ     80/1 パントレセレブル
75Red Rock Canyon  IRE 牡4 133C.オドノヒュ120 23休311 オブライエンIR  150 ロックオブジブラルタル
81Youmzain     IRE 牡5 133ヒューズ  196 2休521 チャノン    11/4 Sinndar
 Duke of Marmalade の今年の躍進は、何となくテイエムオペラオーの2000年的なものを感じる。世代で必ずしも抜けた存在ではなく、昨年の秋にはトップレベルにいたものの、そこでは Dylan Thomas や Ramonti のごとき世代のトップを相手にきっちり負けてきて「バトンを渡された」印象がないままに終わった馬が、気がついたら翌年の古馬戦線の文句なしのリーダーとなってる、みたいな。その意味で、彼が真のチャンピオンとして何処まで価値があるかについて、なかなか測りづらい中で、「如何に勝つか」的な部分も問われる、みたいな面はあるだろうか。名脇役 Youmzain は、 Duke が受け損なった「世代のバトン」を持ってる存在ではあるんだけれど、これにあっさり負けるようだとかなり戦前と戦後で評価が変わっちゃうし、ある程度ショボい勝ち方になると、あぁやっぱりねくらいで Dylan Thomas 辺りに比べて軽視されるおそれも。Youmzain も強いんだけど、基本的に Soldier of Fortune とどっこいなら、この辺りみんな似た程度かなって感じにもなりそうで。つか、こういう馬でなおかつそれこそ父的に Dylan と被る中で、クールモアにとっての種牡馬価値としてはどうなんだろっつーか「厄介なのが勝ち上がっちまったな」みたいな思いはあるんでしょうか(笑)。自分としては、Macarthur や*ペイパルブルといった*モンジュー勢が何処まで肉薄出来るかを注目。
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賞金が低くとも、メンツは揃えつつ。 

 結構長いことこんな感じで出走表書いてるけど、多分カタカナ種牡馬が半分超えたのってこれがはじめてじゃないかって気がしなくはない(少なくともG1では記憶にない)。JCに出たような馬が種牡馬でメドだったりとか、シャトルその他で種牡馬の行き来が増えたってことなのかなぁみたいなことを思う。前者はJCの地位向上を象徴するものだろうし、後者は本朝が「種牡馬の墓場」ではなくなってきてるみたいな意味で、いずれにせよポジティヴに解釈出来るものかな、ってことにしておこうか。
7月20日デュッセルドルフ7R 17:30発走 芝2400m
ドイチェラント賞(G1)
総賞金 155000EUR 3歳上 定量(3歳53.5kg、4上60kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
17Adlerflug     GER 牡4 60 ヨハンション83 12休73 J.ヒルシュバー In the Wings
26Anton Chekhov   GB  牡4 60 デフリース 92 36休76 ヒクスト    モンジュー
31Egerton      GER 牡7 60 ムンドリー 295 6休721 ラウ      グルームダンサー
48It's Gino     GER 牡5 60 マカヴォイ 76 1休112 フォフチェンコ ペルジノ
55Prince Flori   GER 牡4 60 グレーヴェ 135 74休15 スミルチェク  ランド
64Prinz       GER 牡4 60 ペドロサ  71 262休8 ヴェーラー   ランド
72Quijano      GER せ6 60 シュタルケ 2213 休5451 シールゲン   ACATENANGO
83Little Fighter  GER 牡3 535カルバーリョ40 4休322 ブルーメ    モンジュー
 メンバーは、相応に揃った、というかハンザ賞のメンバーが殆どスライドした上で、国外から Quijano が戻ってきただけなんだけれど、ともあれG1のフォーマットを保つ程度には現在のドイツの顔役は揃ったんじゃないか、という気はする。味なのは、前走のハンザ賞で1~3着を占めた Egerton、It's Gino、Adlerflug の着差が3/4馬身-1馬身だったのだけど、斤量は上から順に58,59,60であり、今回これが定量になることによって、フリーハンデ的にはほぼ3頭が鼻面を揃える格好になる、ということ。その意味では激戦が予想される面白い展開ではある。無論、格的には一歩リードするのは Quijano ではあるのだけれど、同馬もフル回転でアジアを遠征していただけに、G1を勝ってきたあとのここは8分っぽい印象もあること。それも含めて実にオープンでなおかつレベルも相応に、というマッチアップが用意されている。まぁ俺的には Prince Flori の復活に注目なんですけれどもね。
 あとは最後に、3歳の Little Fighter はウニオンで Liang Kay の2着からここに挑戦。相手なりに走るという意味では3歳でバーデン大賞の2着を未勝利で飾って以来、ドイツを代表するオープン馬として息の長い活躍と変わらない相手なりの走りを身上とする Egerton の良い後継者となるかも、なんてことも思ってみたり。図らずも大先輩とともに走ることで、バトンを受け取ることが出来るかも地味に気にしてみる。
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ドイツダービーである。 

 80kg台大杉だろ(挨拶。
 つか、去年は Adlerflug が12番から制したんだけれど、あれでも91kgと考えると、やはり90kgくらいの所に壁はありそうなわけで(そいえば、去年は78.5kgの Eiswind 祭なんてのがあったわけだがw)、そうなるとチャンスのある馬ってのは結構絞られてくると言えば絞られたりする……のかな?実際、ポールポジションのGAG自体は去年の Persian Storm から0.5kgしか落ちてないわけで。
 ただ、そうなると、Liang Kay と Kamsin しか買える馬がなくなります><。
7月6日ハンブルク・ホルン最終日9R 17:25発走 芝2400m
第139回ドイチェス・ダービー(G1)
総賞金 535000EUR サラ3歳牡牝 定量(58kg、牝2kg減)
馬枠 馬名      産地性齢GAG. 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
12Liang Kay     GER 牡3 955ヘリアー  53 2休131 オストマン   Dai Jin
214Top Lock     GB 牡3 945ドワイヤー 41 -1433 ボールディンGB Nayef
36Walzertraum    USA 牡3 935デットーリ 32 --611 J.ヒルシュバー Rahy
410King Of Rome   IRE 牡3 93 ムルタ   61 11休523 オブライエンIR モンジュー
513Il Divo      GER 牡3 925ペドロサ  31 --122 ヴェーラー   Dashing Blade
612Akiem       IRE 牡3 915スボリッチ 41 -3313 レーヴェ    Kutub
75Kamsin      GER 牡3 90 シュタルケ 42 2休114 シールゲン   SAMUM
84Soum       GER 牡3 895ヴィクトワー31 --521 ファーブルFR  MONSUN
97Solapur      GER 牡3 88 ムンドリー 32 -5休11 ヴェーラー   Ekraar
103Lancetto     FR 牡3 88 ヘルフェンバ40 5休326 ホファー    Dubai Destination
1116Satier      FR 牡3 875マカヴォイ 20 ---22 ホファー    Lord of Men
128Ostland      GER 牡3 86 デフリース 52 休2151 シールゲン   ランド
1317Narcisco     GER 牡3 86 パリク   31 --212 シールゲン   ファンタスティックライト
141Agapanthus    GER 牡3 845ヨハンション31 -1休48 J.ヒルシュバー タイガーヒル
159Adelar      GER 牡3 83 ブフ    41 -1543 バルトロマイ  SAMUM
1615Santero      GER 牡3 81 レルミト  41 16休57 ザウアー    Black Sam Bellamy
1711Secundus     GER 牡3 745カルバーリョ40 5休622 ブルーメ    Daliapour
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