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殿下執務室2.0 β1

  : 

有芝まはるが綴る、競馬話その他の雑談、そしてYet Another Amateur Photography。

ドバイ展望@免税店。 

 昨年の世界競馬を賑わせた名牝が多数参加する華やかなレース。
 しかし、惜しむらくは彼女たちには昨年の秋にどこかでまみえて欲しかったなぁ、とも……。しかし、それを差し引いても超のつく豪華メンバーであるには変わりない。春競馬であり、ある意味興行としては開幕戦と日本シリーズでは後者の方が上になる、みたいなうらみはあるけれど。

3月29日ナドアルシバ5R 19:55発走 芝1777m
ドバイ免税店(G1)
総賞金US$5000000 北半球4歳上・南半球3歳上 定量(南3歳53.5kg,4上57kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     Odds 父
1Notional     USA 牡4 57 ゴメス   73 112休3 オニールUSA   33/1 In Excess
2Majestic Roi   USA 牝4 55 ホランド  83 7541休 チャノンGB   20/1 Street Cry
3Floral Pegasus  AUS 牡6 57 モッセ   249 24322 A.クルーズHK  14/1 Fusaichi Pegasus
4Seachange     NZ  牝6 55 ダーカン  2514 42116 マニングNZ   33/1 Cape Cross
5Admire Aura    JPN 牡4 57 安藤勝己  94 3休321 松田博資JPN   10/1 アグネスタキオン
6Finsceal Beo   IRE 牝4 55 マニング  115 1865休 ボルガーIRE   12/1 Mr.Greeley
7Archipenko    USA 牡4 57 シェイ   103 55休101 デ・コックSAF  16/1 Kingmambo
8Niconero     AUS せ7 57 ウィリアムズ4110 119休21 ヘイズAUS    25/1 Danzero
9Creachadoir    IRE 牡4 57 マカヴォイ 123 休142休 サイード     9/2 King's Best
10Literato     FR  牡4 57 デットーリ 119 2111休 サイード     7/2 Kendor
11Darjina      FR  牝4 55 スミヨン  85 1173休 d.R-デュプレFR  9/2 Zamindar
12Tanino Vodka   JPN 牝3 55 武豊    125 3消4116 角居勝彦JPN   10/1 タニノギムレット
13Bullish Luck   USA せ9 57 プレブル  5612 75513 A.クルーズHK  16/1 ロイヤルアカデミー
14Jay Peg      SAF 牡5 57 マーカス  168 8休632 ブラウンSAF   50/1 Camden Park
15Lord Admiral   USA 牡5 57 キネーン  416 1休131 C.オブライエIR 33/1 El Prado
16Linngari     IRE 牡5 58 ムーア   2310 91休14 ブラウンSAF   14/1 Indian Ridge
 どうやら、人気は Literato。
 ルージェ軍団の一番馬として偽ダービーに挑んで惜敗したこの馬が、その時彼を破ったフランキーをこれから背にすると考えるとなかなか皮肉なものを感じるが、ともあれゴドルフィン入り。それにしても、累代7代中6代がフランス種牡馬で、しかも父と母父が Kendor に Cardoun(Kaldoun とは別馬というか Kaldoun 産駒なんだけれど、血統的には*ファビラスラフインと類似する) なんていう現代のフランスにあってなかなか得難い「コテコテのフランス血統」な馬だけに、それが青い勝負服ってのもまた皮肉ではあり。
 個人的に何となくゴドルフィンはナドアルシバでレース出してきた馬よりもぶっつけで臨んだ馬の方が買いたい感覚はあるので、ここは人気通りといきたいが、それでも転属緒戦って辺りで微妙に落とし穴はあるし、なにしろこれだけのメンバーである。Darjina は遠征を経てここに来た、というのはプラス材料なんだけれども、一方で休み明けでどうか、みたいな部分は気になる。昨年はある程度熟成を重ねて強くなった印象があったので。人気が並ぶなら今回も香港で先着したこちらも転籍緒戦の Creachadoir の方が上だろう。ただ、Cocotte は血統表の底にあると地力を感じさせる名牝だが、ちょっと1777という距離では重たすぎる印象も無きにしも、ではあるか。Finsceal Beo はなにしろ去年が大変なシーズンだっただけに、いきなりドバイは余り楽ではなさそうで、ここは様子見である。牝馬ならばむしろNZの年度代表馬 Seachange 辺りが不気味。距離は余り持たない印象だが、Cape Cross 産駒ならばある程度血統の裏付けはまずまず。ただ、やはり未知数には違いないが。そうなると、欧州勢っつーかSAFなんだけれど、去年ダメジャーに先着した Linngari 辺りがこのコース適性で今回も煩い存在になりそうな見立てはしておいた方が良い。
 そういう周辺に対して、日本と香港の馬がどう絡むか、みたいな辺りだろう。*ブリッシュラックは前年の香港国際に出ていない分、逆に年齢の割にはフレッシュなのではないか。Viva Pataca には近2戦敗れているが、2000ならば致し方ない。その上で、案外着差的に衰えきってる訳でもないかも知れず、ここで復活はちょっとだけ可能性として見ておいて良いかも知れない。ほかの3頭はいずれも遠征初体験がちと鍵となる。しかもキャリアも浅いし。ただ、本格派の道を辿りはじめているかも知れない、という可能性においてはアドマイヤオーラはちょっと気にしてみたい存在ではある。結果として、この馬が菊に出られなかったのは天の配剤的な部分はあったように思われるし、実際には島倉出て欲しかった気がするのだが、ここでも或いは面白いかも知れない。タニノウォッカに関しては正直分からん。若干、瞬発力を使った後の粘りが足りないレースをJCや京都記念で見せているのだが、それが単純に位置取りの問題なのか、その上でユタカがそれを修正する気があるのか、聊かパラメータが足りない状態での出走となっている印象。修正が出来るならば勝ち負けしてもいいが、欧州とはいえ距離が短縮して忙しいレースとなる中で、果たしてどうだろう。或いはここで修正したら今度は2000以上では全く要らない馬になるリスクすらあるかも、みたいなことを思いつつ。Floral Pegasus はいつも面白そうではあるんだけれど、その殻を破り切れていないだけに、もにょる。
 てな訳で、印としてはこんな感じ、自信度低いので手広くボックスっぽくみたいな。

◎Literato
○Linngari
▲アドマイヤオーラ
△*ブリッシュラック
×Creachadoir
×Seachange
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ドバイ回顧など。 

◆ダート系。
 ある意味、去年のユートピアとかあと以前のトゥザヴィクトリー辺りは比較的幸運な例外であり、なかなか毎年のように巧くはいくものではないってことではあろうか。ただ、UAEダービーに関しては今年の*ビクトリーテツニーは(アタマこそ抜けたレースではあったが)まぁまぁってところで、昨年の*フラムドパシオン辺りを考えると結構まだこの時期は馬場適性でダートに行ってる馬とかが結構やれる余地はあるのかも知れず、この辺は古馬との違いにはなるだろう。フサイチリシャールは*コートマスターピースに破れている辺りを考えるならば、恐らくはダート適性が陣営の想定してるレベルにはなってないというか、或いはキャリアの何処かで芝向きにカスタマイズされてしまった面はあるのではないか。基本的に脚質としてはほぼああいう芝馬はドバイのダートには比較的合うと思っていたので、もうちょっとやれる的な期待はあったものだが、まぁ調子もあったのかなぁ。ヴァーミリアンに関しては乗り方は申し分なかったと思う。その上で、*ブリッシュラックとの着差は芝ダート関係なく、川崎記念馬と安田記念馬の差とも言えるかも知れないと思ってみていた次第。
 それにしても昨年のUAEダービーは Invasor が明らかにレースをしておらず、今年は Discreet Cat が完全にレースが出来ていなかったって辺りで、なかなかこの両者は噛み合わない。ただ、これである程度「格」としての差が出来たので、Discreet Cat としては挑戦者に戻って何処まで、って感じにはなるか。ところで、今年はワールドカップ前に新競馬場構想が上がっていたが、或いは欧州・北米へと向かうための準備地としてのナドアルシバの馬場にゴドルフィンが見切りをつけ始めた、ってことなのかあぁとも思われる。元々ホクトベガの年から無理押しで改修続けたけれど、やはりスクラップアンドビルドで新しい環境を作りたい、みたいな。因みに自分は、「リヴァプール買い損ねた金で作った競馬場」という意味で、新競馬場には「アンフィールド」という名前が相応しいと思っています(笑)。

◆芝系。
 シーマクラシックのポップロックは、微妙に精細を欠いたレースではあったが、ある程度マーク屋的なレース運びをするタイプなのかなぁと思いながら見ており、その意味で京都記念なんかが勝つべきレースを落とした展開な一方で(まぁ例の「ディープの法則」に嵌った面はあったか)、このレースなどは負けるべくして負けたのかなぁとも思われる。ただ、天皇賞ではある程度メルボルンをトレースするような形で僚馬をマークすることも可能と思われ、まぁ今回はやや水が合わなかったとしていいのかなぁとも思う。反面、この厩舎の馬がある程度出来落ちするときは簡単に戻ってこない印象もあるだけに、やはりシーマ→天皇賞という新たなロー手の形式のノウハウの実験台的な存在として記憶されるべき馬となるのかもと思ったり。一方で、不思議と前が残りそうな展開で残らず、これはデューティフリーのダメジャーなんかもそうであったけれど、微妙にスタミナ要求度が高かったのかも知れない。Quijano なんかはそういう意味ではスタミナでここの2400を連勝したのかも知れないけれども、メンバーの質が一気に上がって息の着く場所が変わった恨みはあったか。その上で、Vengeance of Rain は強いレースをしたと言えるだろう。この距離での香港馬は*インディジェナスなんかもそうであるが、案外レース数が少なく実際瓶でもロクにメンバー集められないことも多い割には、突発的にポテンシャルの高さを発揮する辺りは不思議というか侮れない。その上で、Oracle West が2着であることを考えるとやや状況に恵まれた面があったとは言え(欧州馬も休み明けが多かった)、*インディジェナスのジャパンC2着を超える金字塔を打ち立てたことを率直に評価すべきであり、まずは歴史的な結果であったとは思う。
 デューティフリーは、まずはこれだけのメンバーを連れてきて恥ずかしい競馬が出来ない、という状況で、マイラーでは無く中距離で勝ちに行く判断が結果として正しかった、となるのだろう。ダメジャーに関してはやや年齢的な問題でズブくなるお年頃かも知れない。その点で、ペースが字面以上にキツかった面もあるのだろうし、またあの馬場でああいう感じで外外を回されると、かなり余計な距離を走らされた辺りで最後末を失った部分もあったか。昨年終わり頃からやたら冴えていた安藤がこういう競馬をしてしまうと、帰国後にやや不安が残らなくは無いなぁという方向での心配がむしろあるかも知れない。とりわけクラシックに大ゴマを持っている訳だが、これがやや中山がどうだろう的な属性を感じさせるだけに、やや「やられるムード」が強くなりそうで。個人的にはフサイチに素直に勝ってくれた方がダービーで無駄にタニノウォッカが人気しないとか色々計算してしまう部分はあるが。アドマイヤムーンは一方で、前走「負けてもいい」レースで勝てたのは充実の面もあった、という結果の快勝であろう。まぁダメジャーさえ負かされば、あとは普通に充実しても勝てたか、ってのはあるし、その上で最後追い詰められた辺りはやはりスタミナがある程度要求される文脈での粘りの問題はあったと思う(Linngari はここは Kahyasi の粘りであったか。こいつも何か不思議配合だなぁ)。ここから、ともに暮れに Pride に敗れた島倉の勝ち馬との対戦となるが、「不慣れな長距離で激走した Vengeance の距離短縮時の反動」と「ややスタミナに不安を残したムーンの距離伸びての競馬ぶり」のどちらを天秤に、って展開にはなるか。ここに例えばコスモバルクが絡むとして、バルクは例によってそう計算が出来ないだけにまぁ馬券的には面白い女皇盃とはなるのだろう。馬券買えないけど。

◆大阪杯
 メイショウサムソンの直線手前の追いっぷりは、何か「おっとり刀とはこういうものだ」ってのを絵に描いたようなおっとり刀っぷりで、微妙にコミカルではあった。あそこに来るまで石橋守はコスモバルクの手応えを信じていたのだろう。そして、「やべ、あいつもう脚ないやん」みたいな感じでバタバタと上がっていき、そんなんだから案の定シャドウゲイトに二の脚使われて「ありゃりゃ~」と思ってしまったが、あれで勝負根性が戻ったのはまさに怪我の功名。つーか、昨年の秋からある程度リフレッシュは出来たってことかな。天皇賞に向けて、ある程度「並びかける競馬」が出来るかどうかですが、その点では大阪杯を使ったことでスタミナが試される流れに行かなかったのは不安点か。その意味ではスローになったほうがいいかも知れないけど、そうすると前があれよあれよってのは近年の春天で多いだけに、適度なスローが勝ちの条件となりそう。

◆ハヤテ第1回。
 ちょwwwwwスポンサーにコンマイwwwwwwwwww
 いや、あれはまさに驚天動地。まぁ枠的にそこがスポンサーだったのかも知れませんが、「ときめもファンド」で因縁を売り、なおかつ宿敵セガと連携してムシキングネタを使っていた火田クンのスポンサーによく配分したなぁっつーか何も考えて無さ杉だろうっつーか。
 ガンダムとか第三新東京駅とか56な背番号の子がジャイロ発動とか、初号機状態とか、「ウホッ」とか、比較的ヌルいながらも手堅いパロディを積み重ねていた辺りに苦労が偲ばれる。この辺り、スタッフが慣れてきたらもうちょっとはっちゃけるかな?恐らく、今後もサンデーに近い筋のパクリはそこそこありそうな気がして、単行本派の人も時折週刊を読むことをオススメした方が良いのかなぁ、とも。ストーリーの筋自体がずいぶん子供向けっぽいベタなノリになっていたけれど、ここからどういう感じで深みに嵌めていくか的な辺りで今後を見守って行きたいですな。まぁこれ、サンデーの連載なんで、ストーリーが第1回からグイグイ引き込まれるのが無いとしても、ある意味仕様なのですよね。ただ、その割にはそこそこパワーを入れた展開にはなってて、その意味でスタッフは評価できるかなとも思いました。
 あぁ、あと声優。これはまぁほぼ全員クオリティは相応にあるな、ってところですが、釘宮さんと若本さんに関してはある意味もう味が付きすぎてる存在なので、そういう意味でストーリーそのものと「釘宮節」や「若本節」と折り合いが付かない人はちょっと違和感を感じるかなぁとは思われ。その辺りでマリアさんの中の人は本当に器用なんだろうと思うけど。
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どどーんと、ワールドカップ(その3) 

 てな訳で、芝のほう。
 それにしても、日本から遠征している馬がいずれも○父でない一方で、それぞれのレースに海外からの○父が参戦しているというのはある種の皮肉な面ではあろうか。ある意味*サンデーサイレンスという種牡馬が存在したからこそこのような奇観が実現したと思うと、あらためてこの種牡馬が歴史的にどのくらいの空間を歪めたかについて慨嘆せざるを得ない面がある。で、この出走表は余り日本の馬の存在を前提とせずに作り始めたので基本的に日本の○父と輸入馬を区別していないのだけれど、この辺りの表現をどう折り合いつければよいのだろうなぁとは思ってしまった。
3月31日ナドアルシバ5R 19:55発走 芝2400m
人生いろいろシーマクラシック(G1)
総賞金US$5000000 4歳上 定量(56kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Bellamy Cay    GB  牡5 56 パスキエ  136 142休6 ファーブルFR  33/1 Kris
2Oracle West    SAF せ6 56 マーウィング237 52休32 デ・コックSAF  20/1 Western Winter
3Laverock     IRE 牡5 56 マカヴォイ 195 51休25 サイード    14/1 Octagonal
4Vengeance of Rain NZ  せ7 56 デルペッシュ219 105351 フェラーリスHK 10/1 Zabeel
5Red Rocks     IRE 牡4 56 ナカタニ  103 2231休 ミーハンGB    4/1 Galileo
6Best Alibi    IRE 牡4 56 デットーリ 92 631休6 サイード    10/1 King's Best
7Sir Percy     GB  牡4 56 ドワイヤー 75 21休7休 トレゴニングGB  4/1 Mark of Esteem
8Obrigado     FR  せ4 56 フローレス 155 -2231 ドライスデーUS 20/1 Enrique
9Sushisan     AUS せ5 56 シェイ   84 32休71 ブラウンSAF   33/1 フジキセキ
10Pop Rock     JPN 牡6 56 ペリエ   226 休7222 角居勝彦JPN    5/1 エリシオ
11Collier Hill   IRE せ9 -- マキュワン 4515 =出走取消= スウィンバンIR ---- ドクターデヴィアス
12Quijano      GER せ5 56 シュタルケ 1110 1休111 シールゲンGER  10/1 ACATENANGO
13Youmzain     IRE 牡4 56 ヒューズ  105 1121休 チャノンGB    8/1 Sinndar
14Honey Ryder    USA 牝6 54 ゴメス   2812 413休2 プレッチャーUS 14/1 Lasting Approval
15Host       CHI 牡7 56 J.ヴェラスケ198 984休2 プレッチャーUS 33/1 Hussonet
 去年のハーツクライ、*ウィジャボード、Alexander Goldrun というメンバーもなかなかであったが、その意味ではBCターフ馬が出走した辺りで今年もある種のクオリティは保つ形となったか。まぁ Sir Percy に関しては今回様子見かな。Collier Hill は取り消しちゃったけど、流石に年齢的に難しかったのかな。しかし、個人的にはオイロパを勝った Youmzain の地力がある程度気になる部分ではある。Red Rocks も悪い馬ではないのだけれど、BCはある意味 Hurricane Run の輝きが失われていた状況ならばメンバー的に恵まれていた面もあって。その意味では、Youmzain 辺りが欧州で Rail Link と再度干戈を交えるなりうるかどうかに注目すべきレースでもあるかな、とは思う。そしてその相手として、有馬2着のポップロックはまたとない好敵手ではあろう。基本的にこちらがそう勝ち味に早い馬ではないだけに、地力が足りればという所だが、このアトサキははてさて。一方で、台風の目としては、何と言っても Quijano である、とベタに言わざるを得まい。ドイツではAgl戦しか出てないだけに完全ノーマークだったわけだが、この3連勝は Laverock や Best Alibi など西欧の重賞クラスをきっちり破ったものであり、余程ナドアルシバ2400が手に合うのか。そうなると、Rail Link ばりにここも取ってしまうみたいな展開も無きにしもあらず、ではあるだろう。牝系は輸入系だが、質的には申し分もなく、母父 Unfuwain も良い。Acatenango 最後の大物・フェールホフ復活へのチャンスはあると見ておきたい。
3月31日ナドアルシバ6R 20:40発走 芝1777m
ドバイ免税店(G1)
総賞金US$5000000 北半球4歳上・南半球3歳上 定量(南3歳53.5kg,4上57kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Seihali      IRE 牡8 57 ムルタ   228 休3321 セルヴァラトナ 20/1 Alzao
2Best Name     GB  牡4 57 デットーリ 52 814休4 サイード    12/1 King's Best
3Stormy River   FR  牡4 57 ペリエ   114 1424休 クレマンFR   10/1 Verglas
4Irridescence   SAF 牝5 55 マーウィング168 154休3 デ・コックSAF  14/1 Caesour
5Lava Man     USA せ6 57 ナカタニ  3716 11711 オニールUSA    7/1 Slew City Slew
6Mystical     IND せ5 57 ドワイヤー 1916 11休11 ガナパシーIND  25/1 Alnasr Alwasheek
7Kapil       SAF せ5 57 フラッド  107 12休31 デ・コックSAF  20/1 Jallad
8Pompeii Ruler   AUS せ5 57 ニューイット127 3休711 プライスAUS    8/1 ジェニュイン
9Flashy Wings   GB  牝4 55 ヒューズ  94 休1123休 チャノンGB   25/1 Zafonic
10Admire Moon    JPN 牡4 57 武豊    127 休1321 松田博資JPN    5/1 エンドスウィープ
11English Channel  USA 牡5 57 J.ヴェラスケ1710 413休1 プレッチャーUS 10/1 Smart Strike
12Miesque's ApprovalUSA 牡8 57 カストロ  4012 141休5 ウルフソンUSA  10/1 Miesque's Son
13Daiwa Major    JPN 牡6 57 安藤勝己  217 1113休 上原博之JPN   11/2 サンデーサイレンス
14Formal Decree   GER せ4 57 マカヴォイ 166 1休112 サイード    14/1 ディクタット
15Bad Girl Runs   SAF 牝5 55 キネーン  86 1710休1 デ・コックSAF  33/1 Western Winter
16Linngari     IRE 牡5 57 シェイ   168 12451 ブラウンSAF   16/1 Indian Ridge
 去年も*デヴィッドジュニアが制し、今年は日本のチャンピオン級、アメリカからはBC馬と最強クラス(のヒキコモリ)が登場したこのレースではあるが、出走表で最初に目を奪われるのは何と言っても謎の馬 Mystical であろう。インドで17戦14勝のあと、当地で条件戦を選んで連勝。このクラスの名馬が国際的な大レースに出るのは果たしてどれくらいのケースがあったのであろうか。ひょっとして*オウンオピニオン以来?で、オウンが「インドのシンザン」と呼ばれてたとするならば、この馬は時間軸的には「インドのシンボリルドルフ」とか呼ばれてたりもしたのでしょうか?牝系はそれほど悪くはなく、曾祖母はメジロライアンなどでお馴染みの*シェリルの半妹。そこにウィンドフィールズ血統の Malvedo とか入る本馬の母の配合は何処かライアンに似るものがある、などと親近感も。まぁ条件戦の勝ちっぷりからは勝ち負けレベルではないにしても、このレベルの出走表にこんな馬が入る辺りは伊達に Ipi Tombe を出したレースじゃなく、免税店はナメてはいかんレースだとは思う。その上で、地元馬は意外と手ごわいレースであり、去年好走した Seihali とかは今年も着に絡んでくるかも。アドマイヤムーンは脚質を考えるとここも取りこぼしはありそうで、日本勢ではヘタに*ラヴァマンとかに絡まれなければダメジャーで……というレースにはなろう。南半球勢では北でも活躍した Linngari はそこそこやれるか。Pompeii Ruler はコックスプレート3着なら、ここでも一発は期待できるかも。ちょっと配合が軽いだけに、展開は巧く嵌って欲しいところではあるが。English Channel や Formal Decree など、微妙に扱いに難しそうな馬も多く、なかなか面白い内容のレースになることが期待できるとは思う。

◆追記。
 このレースも含めたワールドカップデイの出走表に、racingpost サイトに出てる予想オッズも追加しました。テツニーのオッズだけ異様に下がってる気がするのは気のせいか?つーかまさか、塀の中からの大量投票でもあったのでしょうかねぇ(笑)
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どどーんと、ワールドカップ(その2) 

 先に、ダートのほうから。ってな訳で、中途半端なタイミングでメインも。
3月31日ナドアルシバ4R 18:55発走 ダ1200m
ドバイ・ゴールデン・シャヒーン(G1)
総賞金US$2000000 北半球4歳上・南半球3歳上 定量(北3歳55kg,北4上58kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Bishop Court Hill USA せ7 57 J.ヴェラスケ309 5休611 プレッチャーUS 12/1 Holy Bull
2Areyoutalkingtome GB  牡4 57 アーン   197 14115 サイザーGB    8/1 シングスピール
3Kelly's Landing  USA せ6 57 デットーリ 208 110休15 ケネリーUSA   12/1 Patton
4Marchand d'Or   FR  せ4 57 ボニーヤ  84 1617休 F.ヘッドFR   10/1 Marchand de Sable
5Thor's Echo    USA せ5 57 ダーカン  195 211休6 シーマー     7/2 Swiss Yodeler
6Tiza       SAF せ5 57 シェイ   216 2休823 ブラウン    25/1 Goldkeeper
7Agnes Jedi    JPN 牡5 57 武豊    307 11779 森秀行JPN    50/1 アグネスワールド
8Friendly Island  USA 牡6 57 ゴメス   188 372休1 プレッチャーUS  7/1 Crafty Friend
9Salaam Dubai   AUS せ6 57 ムルタ   255 421317 セルヴァラトナ 66/1 Secret Savings
10Terrific ChallengeUSA 牡5 57 マレン   198 114休1 ワトソン     8/1 ロイヤルアカデミー
11Bounty Quest   GB  せ5 57 ドワイヤー 203 21222 ワトソン    25/1 Fasliyev
12Thajja      IRE 牡6 57 R.ヒルズ  203 35424 ワトソン    33/1 Daylami
13Harvard Avenue  USA せ6 57 ナカタニ  245 -1128 オニールUSA   14/1 You and I
14Seeking the Best IRE 牡6 57 福永祐一  209 21126 森秀行JPN    33/1 Seeking the Gold
15National Colour  SAF 牝5 55 マーウィング118 111休1 タリーSAF     6/1 National Assembly
16Nightmare Affair USA 牡6 57 カストロ  4511 63365 マラーノUSA    7/1 Out of Place
 このレースはある意味簡単であり、調教師の欄に「USA」と書かれた馬の馬券さえ買っておけばほぼ問題はないのが例年のパターンであるが、今年はBCスプリント馬にその「USA」がついていない辺りをどうケアするか、って辺りであろう。去年も(当時はアメリカ馬であったが)結構好走してるだけに、ナドアルシバは向いてると考えると抑えておいたほうがいいのかも知れないが、まぁスプリント路線に安定勢力がなかなか出て来ないのは洋の東西をあまり問わないだけに、ここは逆転ありとみて、素直にBCスプリントで着取った馬を中心にすれば良いとは思う。アグネスジェダイは今ひとつ近走が冴えないが、去年結構見せ場を作ったので、あれを再現して欲しいな程度に。シーキングザダイヤは血統はともかくやっぱりアイルランド産でこのレースはなぁ、とは思ったり。謎の南アフリカ馬 National Colour がどの程度やれるかはちょっとだけ注目。勝てるとも思わんけど。
3月31日ナドアルシバ7R 21:20発走 ダ2000m
ドバイ・ワールド・カップ(G1)
総賞金US$6000000 北半球4歳上・南半球3歳上 定量(南3歳53kg,4上57kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Discreet Cat   USA 牡4 57 デットーリ 66 1休11休 サイード     6/4 Forestry
2Vermilion     JPN 牡5 57 ルメール  237 13休411 石坂正JPN    25/1 エルコンドルパサー
3Bullish Luck   USA せ8 57 プレブル  4911 64943 A.クルーズHK  33/1 ロイヤルアカデミー
4Kandidate     GB  牡5 57 サンダース 348 316休1 ブリテンGB   25/1 Kabool
5Premium Tap    USA 牡5 57 デザーモ  187 531休1 キメルUSA     7/1 Pleasant Tap
6Forty Licks    ARG 牡5 57 キネーン  139 -1114 ジョリーKSA   25/1 Not For Sale
7Invasor      ARG 牡5 57 原     119 1休1休1 マクローリンUS11/10 Candy Stripes
 ある意味、モハメド殿下が夢見たダートにおける世界頂上決戦が遂に実現した、という意味で、殿下にとっての感慨深い対決とはなるのだろう。ただ、その結果として小頭数になったのはご愛嬌ではあるか。その上で、この対決は去年もナドアルシバで現出しており、そこでは結果として斤量差以前の問題というミスマッチに終わっている。ある意味、Invasor にとって、このレースが「タイトル」という意味でブリーダーズC以上に取りたいレースかどうかは分からない。反面、この相手を倒す場所はここしかない、とJara……じゃなくて腹を括っての参戦でもあるのだろうか。そして一方で、モハメド殿下も、今後何度 Invasor に敗れていいけれども、この地でだけは完全に屈服させたいと思っているだろうし、その意味では巌流島的なマッチレースではあるだろう。しかし、競馬において2強ってのはなかなか不安定な構図ではある。結果としてはどちらかが圧勝する一方で、片方が脚を失ったら後続にも差されるような場面を想像するほうがむしろ自然なのかも知れない。そういう点では末のある馬がやはり怖いのだろう。やや安田記念の頃の輝きは失っているように思える*ブリッシュラック辺りは穴としては狙ってみて面白い場面かも知れない。また、ヴァーミリアンも無理してついていく必要は無いのではとも思う。それがナドアルシバの乗り方として正しいかはともかく、着をとるために後方待機はやり方としてはありかも知れない。それで負けたら全く見せ場が無い形で終わってしまう罠ではあるが、ともあれルメールらしい明鏡止水なレース運びを見られれば良いなとも思う。
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どどーんと、ワールドカップ(その1) 

 この辺は今年は割とさらっと流せる感じの日本馬だが、思えば去年の遠征馬は濃かったよなぁ。もしあれで結果が散々だったら、逆に少なからず凹んだ面はあったかも知れないと今更ながらに思ってしまったり。
3月31日ナドアルシバ2R 17:40発走 ダ1600m
ゴドルフィン・マイル(G2)
総賞金US$1000000 北半球4歳上・南半球3歳上 定量(南3歳54.5kg,4上57kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Impossible Ski  BRZ 牡5 57 ドミンゴス 155 21休24 ペレイラBRZ   10/1 Ski Champ
2Gold for Sale   ARG 牡5 57 キネーン  107 10休1210 ジョリーKSA   33/1 Not for Sale
3Dixie Meister   USA せ5 57 フローレス 225 3休141 カナーニUSA    6/1 Holzmeister
4Fusaichi Richard JPN 牡4 57 スミヨン  155 4513113 松田国英JPN   10/1 クロフネ
5Merlerault    USA せ4 57 パスキエ  144 -2311 デメルカステFR 14/1 ロイヤルアカデミー
6Killybegs     IRE 牡4 57 デットーリ 123 242休4 サイード     5/1 Orpen
7Nelore Pora    BRZ 牡5 57 ロサ    148 13休18 ニッケルフィBR 25/1 Romarin
8Gharir      IRE 牡5 57 ドワイヤー 101 46休62 チャーピー   20/1 Machiavellian
9Singing Poet   IRE せ6 57 オシェイ  63 休1132 チャーピー   20/1 シングスピール
10Blatant      GB  せ8 -- フレンチ  223 =出走取消= モハメド    ---- Machiavellian
11Boston Lodge   GB  せ7 57 アーン   446 休5561 ワトソン    10/1 Grand Lodge
12Spring at Last  USA 牡4 57 ゴメス   92 -2625 オニールUSA    7/1 Silver Deputy
13Court Masterpiece GB  牡7 57 マカヴォイ 337 13798 サイード     7/1 Polish Precedent
14Mullins Bay    GB  牡6 57 マーウィング113 2休2休2 デ・コックSAF   7/1 Machiavellian
15Bobobo Vortex   GB  せ8 57 ムルタ   5616 13172 ケレウェイGB  10/1 デインヒル
16Parole Board   USA せ5 57 ダーカン  105 休1811 シーマー    25/1 Dynaformer
 基本的にそれほど実績のある馬は多くなく、*ボボボボルテックスなんてもはや何年のJCダートに出てたのかがぱっと思い出せないような馬が出てたりって感じで、*コートマスターピースも欧州みたいな走りは国外では出来なさそうに思われるし、そうなるとあとは北米勢以外では実績でフサイチリシャールに匹敵するのはせいぜい Killybegs くらいになるのかとも。その意味では、中心になりそうなのは北米勢、実績では Spring at Last となろうか。Dixie Meister も普通に地力ありそうなので(っても、Discreet Cat の9馬身半後ろであるが)、この辺り相手にどの程度まともに走るかがフサイチの見所として注目しておきたい。地元・南米組は読みづらいけど、そう抜けた馬はいなさそうにも。Nelore Pora はブラジルらしいマイナー血統で、これは応援しておこうか。あと、キャリア浅い Singing Poet 辺りはどう出るか分からない不気味さも。まぁリシャールはまず先行することが第一かな。
3月31日ナドアルシバ3R 18:15発走 ダ1800m
UAE菊花賞(G2)
総賞金US$2000000 3歳 定量(南3歳59kg,北3歳55kg,牝2kg減)
枠 馬名      産地性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     予想 父
1Rallying Cry   USA 牡3 55 ダーカン  72 65休33 サイード    33/1 War Chant
2Jack Junior    USA 牡3 55 R.ヒルズ  20 --46休 ミーハンGB   33/1 Songandaprayer
3Joe Louis     ARG 牡4 59 キネーン  62 131休5 ジョリーKSA   66/1 Lode
4Day Pass     USA 牡3 55 ゴメス   32 -11休4 サイード    20/1 Five Star Day
5Victory Testuni  USA 牡3 55 武豊    72 11532 森秀行JPN    14/1 Gone West
6Traffic Guard   USA 牡3 55 イーガン  52 11922 ムーアGB    25/1 More Than Ready
7Bartola      ARG 牝4 57 ファレーロ 74 13211 マルドッティAR 33/1 Roy
8Greetings     BRZ 牝4 57 マレン   84 1休123 ニッケルフィBR 33/1 Choctaw Ridge
9Seal Point    USA 牡3 55 エデリー  31 -57休1 ロー      66/1 Point Given
10Asiatic Boy    ARG 牡4 59 マーウィング64 2休111 デ・コックSAF  Even Not For Sale
11Folk       USA 牝3 53 マカヴォイ 53 21休11 サイード     7/2 Quiet American
12Adil       KSA 牡3 55 デザーモ  43 -2111 ガルデルKSA   50/1 Torrey Canyon
13Eu Tambem     BRZ 牡4 59 デットーリ 87 111休1 サイード     7/2 Wild Event
 正直、総賞金にしてはメンバーの実績に今ひとつ微妙感が無きにしも、つーか去年出てた今年のワールドカップ勢がある意味ヴィンテージ過ぎたので、あれと比べると見劣るか。とは言え、エース格となる Eu Tambem は8戦7勝でブラジウから遠征してアルヘンティーナのナシオナルを取ってるのだから、実績的には文句をつけてはいけない馬。問題は、芝2500とかを勝ってる馬がダートでどの程度トップレベルを見せられるかであろうか。一応前走はマイル出走の Singing Poet を千切っているので能力はある筈だし、ナシオナルの勝ち時計が適度に凡庸なのも悪くはないが。これに Asiatic Boy が絡むが、これが勝ったら勝ったでやや「適性のある馬のレース」みたいになりそうではある。配合的にはゴドルフィンのブラジウ馬と牝馬を上と見ているだけに、将来性含めてそちらに肩入れしたいところではあるか。Folk はアメリカンな配合としてそこそこ定石が「なっている」感じの配合であり、ナドアルシバが「アメリカ的なもの」を選ぶのであればこちらかな、って気もする。
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枠順確定はえーよ>ドバイ 

 てな訳で、そろそろどどーんと出走表を出す季節が参りましたね。ってことで、早速。
3月31日ナドアルシバ1R 17:00発走 ダ2000m
ドバイ・カハイラ・クラシック
総賞金US$250000 アラ5歳上 定量(57kg,牝2kg減)
枠 馬名      性齢斤量 騎手   戦勝 近走成績  厩舎     父
1Kerbel Lotois   牡6 57 マレン   175 41436 シーマー    Kerbella
2Robbie      牡5 57 デフリース 96 131休3 A.トリブールGE Makzan
3Baher       牡6 57 テイラー  174 542休1 ルマルティネル Tidjani
4Yarike de Passerat牡5 57 フレンチ  72 12654 アル・ライヘ  Darike
5Charh       牡8 57 オシェイ  297 33231 チャーピー   Chndaka
6Dynamite     せ6 57 ムルタ   156 25394 ディーブ    Bibi de Carrere
7Al Jalfane    牡6 57 ドワイヤー 177 21111 ワトソン    Djouras Tu
8Al Moutawakel   牡5 57 ダーカン  95 11休52 シーマー    Dormane
9Mizzna      牝5 55 アヴランシュ84 122休1 ルマルティネル Akbar
10Madjani      牡7 57 R.ヒルズ  1110 111休1 ダフィールドた Tidjani
11Al Awal      牡8 57 アーン   344 61774 ワトソン    Bengali d'Albret
 何となく出馬を覗いてみたら、何とドイツからの遠征馬がいて驚いた。2枠の Robbie はオランダ産。で、トリブールにデ・フリースのコンビで馬主は Stall Lucky Stables ってことで、オランダ競馬出身の名スプリンターとしてドイツで一時代を築いた Lucky Strike 辺りと被るタイプの馬ですな。基本的に純アラ最大の生産国はフランスであり、このメンバーも父は全て仏産、母も大方フランスかアメリカが多い訳ですが、そんな中で異彩を放つのは単にこの馬がオランダ産というばかりではなく、母の Naira がロシア産である、って辺り。デルマで Robbie の血統を見るとその母の配合はなかなか強烈なインブリード。如何にもロシアっぽい名前の Priboj 4*5*4×3*5なんて多重クロスとともに、Nega≒Nasturcia の2×2なんてのも光る。さて、ここで現れる Priboj であるが、父系は Koheilan 系。これでピンと来る方は相当に病んだ血統マニア。曽祖父の Koheilan-IV には母父に O'Bajan が入るのである。この組合せは、*オーバーヤン五ノ七が Koheilan 系の種牡馬を得て本朝に歴史的な一大牝系を築き上げた(今でも公営の競馬場にかろうじて残るアラブの数頭に1頭はこの牝系であろう)のと同じものであり、実に親近感が沸くところである。
 実際のところはこのレース2連覇中で11戦10勝の傑物 Madjani(こちらはチュニジアの牝系出身で、アウトブリードって意味では Robbie と被る印象)が圧倒的に人気が予想され、同馬の馬主ハムダン殿下が4連勝中の Al Jalfane を含めて4頭出しという反則のようなマネをしているだけにそう簡単なレースではないが、日本にも馴染みのこの血統で、オランダ馬産とドイツ競馬の力を世界にアピールして貰いたいところである。……って、誰もこんなレースなど気にせんだろうけど。
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